ときわ会公式ホームページときわ会公式 ときわ会教育公式サイト ときわ会公式サイト ときわ会新潟教育 
ときわ会 新潟教育 本旨
Educo教育データベース  ときわ会教育公式サイト
ときわ会 新潟教育 未来図
新潟県の教育研修団体ときわ会の教育実践・サー クル活動などの情報を発信しています
 
 
ときわ会新潟 新潟北全県未来地図ときわ会新潟 西蒲燕新潟中央東ときわ会新潟 新潟西蒲南魚
 

部活動

「教育実践」
ONE FOR ALL、ALL FOR ONE
〜仲間とともに目標に向かって努力する生徒の育成を目指して〜
新潟市立南浜中学校
渡辺 光

  中学校学習指導要領に特別活動の目標として「自主的、実践的な集団活動の姿」とある。この姿を私なりに「仲間とともに目標に向かって努力する生徒の姿」と定義し、部活動に真剣に取り組む選手の姿と競技力向上を目指し次の実践を行った。
1 選手の「その気」にさせるために(自主的、実践的な集団を目指して)
 (1)集団としての指導方針の明示と部の規律の徹底
    指導方針と単純明快な部の規律を定め、徹底する。
 (2)サッカーノートを活用した日常のPDCAチェック
    長期目標(plan)・行動目標(do)・振り返り(check/action)をサッカー
   ノートに記入し、目標に向かって努力する態度や考え方を育てる。
 (3)開始30分間のルーティン化
    部活動開始30分間のメニューをルーティン化し、選手同士で切磋
    琢磨しながら練習に取り組むことで自主性や自律性を育てる。
2 競技力を高めるために
 (1)トレーニングの効率化
    ボールを使ってフィジカル・テクニック・戦術的理解のトレーニン
    グを効率的に行う。
 (2)「理想の試合」をイメージした練習
    全中優勝チームの試合を映像編集し、理想のプレーを共有すること
    で練習や試合の質の高まりを目指す。
 (3)リーダーの育成
    リーダーが部員全員を気に掛けることで「ONE FOR ALL、ALL FOR
    ONE」の意識や雰囲気をチームに育む。
 これらの実践を行うことで選手一人一人の態度が変わり、競技に対するモチベーションの高まりが見られた。日々の練習や試合に全力を尽くすことで着実に選手は力を付け、その結果県大会準優勝、北信越大会8位という結果を収めることができたと考えている。

TAGS ;  平成30年度    教育実践    中学校    部活動    新潟



「教育実践」
その気にさせてハードトレーニング
〜内発的動機付けを高め、主体的に活動に取り組む選手の育成〜
上越教育大学大学院 小千谷市立小千谷中学校
山本 仁士

 1 研究の概要
 学校教育活動として運動部活動を捉えた場合、生徒の自立や相互の連帯感、社会性の育成など、「人間的な成長」を目的として活動が行われるべきである。しかし、実際には、大会で勝利することを、指導者も保護者も、そして選手も一番に考えているという現実があるのではないか。それ自体を否定するのではなく、二つのニーズを高いレベルで融合させようと試みた。「競技力向上」には「人間的成長」が欠かせない。「人間的成長」が「競技力向上」につながるという考えのもと指導をしてきた。また「人間的成長」は曖昧な表現であるため、この研究においては、「人間的成長」を、「自ら適切に目標を設定し、仲間と協力してその目標達成に向け、主体的に活動する」という、「内発的動機付けを基にした自立型人格形成」とした。駅伝指導において、特に以下を意識して活動をしてきた。指導方針を一言で言うと「その気にさせてハードトレーニング」である。
 (1)選手を「その気」にさせるために(内発的動機付けを高めるために)
  @ 目標設定能力の向上
  A 小さな成功体験を積み上げること(自己肯定感・有用感・自尊心を育てる)
  B 連帯感の中で努力を継続させること
 (2)競技力を高めるために
  @ 様々な運動を組み合わせた「クロストレーニング」の考えで、「運動量」を確保
  A 「ドリル」化することで、生徒が自主的に取り組みやすくする工夫
  B 合宿や高地トレーニング、ウッドチップコース作成など練習環境の工夫
2 成果と課題
 選手をその気にさせる、つまり内発的動機を高めることにより、主体的に連帯感をもって練習に取り組むことでできた。その結果、練習効果が上がり、選手の潜在能力を引き出すことにつながった。もちろん「内発的動機の高まり」だけではなく、「効果的な練習方法」そのものも研究を続けてきた。平成26年には新潟県としては史上初となる全国駅伝準優勝という成果を上げることができた。また高校進学後も競技を続ける選手が多く、活躍している。さらに地元陸上競技協会と連携し、県縦断駅伝や県女子駅伝などの陸上競技協会主催の大会にも多くの選手が活躍していることで、選手の自立型人格の育成、地域とのつながりを感じる。
 これからも「駅伝」のもつ魅力を大切にしながら、人材を育成し、地域に貢献していけるよう、研鑽を積んでいきたい。

TAGS ;  平成30年度    教育実践    上越    部活動    中学校



「ときわ教育奨励賞」
自発的に活動できる生徒の育成
〜言語活動を活かした部活動指導〜
新発田市立本丸中学校
皆川 俊勝

  私はこれまで学習指導で学んできたことと部活動指導で学んできたことを往還させながら、自分なりの指導の形を探ってきた。特に現任校に着任してからは、「モチベーションの向上」「自主性の引き出し方」「言語活動の活用」に焦点を当て、コーチングスキルや学習指導で学んできたことを活用しながら実践を重ねてきた。生徒が何気なく行っていることを言語化し、対話することで「目的の自覚化・明確化」「スキル・技能の定着と再生力の強化」に大きな効果が見られた。生徒が他者との関わりの中で自分の学びを再構築していく過程を大切にし、これからも主体的に学ぶことができる生徒を育てていきたい。

TAGS ;  平成30年度    下越    中学校    部活動   



「ときわ教育奨励賞」
運動部活動(駅伝)における効果的な指導方法の研究
小千谷市立小千谷中学校
山本 仁士

  部活動、特に駅伝において、「内発的動機を高め主体的に取り組むことで、パフォーマンスが向上する」という仮説を立て、以下の3点について意識し実践を重ねてきた。
1 目標設定能力を高めること
2 小さな成功体験を積み上げ
3 連帯感の中で努力を継続
 これらの実践の基盤として指導者の自己研鑽、選手との信頼感の構築が重要になる。指導者自身が目標を明確にもち、その達成にむけた道筋をイメージし、情熱をもつことが重要である。
 平成26年度には全中駅伝において男子準優勝という成果をあげることができた。選手との出会い、関係の皆さまの協力に感謝するとともに今後も研鑽を積んでいきたい。

TAGS ;  平成30年度    中越    中学校    部活動   



「教育実践」
選手の力を引き出す運動部活指導のあり方
〜陸上競技を通じて人間的成長を〜
新潟市立早通中学校
渡邊 祐哉

  JOC強化部では「人間力の向上なくして競技力の向上なし」をスローガンに掲げてオリンピックに向けて選手強化に取り組んでいる。
 中学時代の指導においても、人間力の向上を促すことが競技力の向上には欠くことのできないものであり、私は人間力の向上には選手の自立が不可欠であると考え、選手とのコミュニケーションを基に内面的な力を引き出す部活改革を試みた。具体的には次のような実践を行った。

1 子どもたちに夢を語る
 自分がなりたい姿や目標をイメージさせる。
2 自分を出す指導
 話すこと、書くこと、挨拶、返事などのトレーニングで自分の内面を表現させる。
3 ティーチングとコーチング
 押さえるべきポイントは反復練習で身に付けさせる。また、考えさせる場面を設定し、ポイントを意識して練習に取り組ませる。
4 練習方法の工夫
 定期的な記録の計測、BPMやマークを設定したトレーニングにより、自己の成長を感じさせる。

 日々実践を積み重ねていくことで、話を聴き、自分の考えを伝えることができるようになって、練習の質が高まってきた。その結果、北信越大会、全国大会に出場する選手が育ってきた。

TAGS ;  平成29年度    新潟    中学校    部活動   



「教育実践」
選手の力を引き出す部活動指導の在り方
〜バスケットボール部の指導を通して〜
五泉市立五泉北中学校
澁木 政義

  私の夢は全国大会出場である。赴任して2年目に成果を出せる生徒たちと出会った。また、私の指導が試されると感じた。私が部活指導でいつも心掛けていることがある。それは、生徒たちの「心」の成長をさせることである。私は今まで携わってきたバスケットボールを通して、子どもたちに「五つの心」を身に付けさせたいと考えている。なぜなら、心と体はつながっているからである。
【選手として身に付けたい心】
1 自分のことは自分で行い、人に頼らない心(自立)
2 周りに流されず自らコントロールする心(自律)
3 自分はできる、不可能はないと思える心(自信)
4 自分のことより、まずは人のためにと思う心(感謝)
5 常に目標を高くもって、挑戦しようとする心(向上)
 以上の心の成長を身に付けることで、チームでの目標を達成する力が身に付き、自分たちの夢に近付けると思っている。それをより強く考えさせられた言葉がある。ある人の著書の中に書いてあった「人間的成長なくして技術的進歩なし」という言葉である。
 また、目標達成に向けて、チームと個人のスモールステップによる目標設定を行った。その成果として、初の地区新人大会で優勝をすることができたが、県新人大会では力を発揮することができなかった。心(精神力・忍耐力)の成長が足りないと感じた。そこで、生徒一人一人と面談を行い、個人の課題と目指す姿を一緒に考えた。また、定期的な部活会議を開催し、チームの課題発見と共有を行った。その結果、生徒たちの取り組みが一段と変わり、新人大会とは違った試合内容で下越地区大会で優勝することができた。だが、迎えた夏の県大会では残念ながら、ベスト8という結果になり、生徒たちが目指した成果を出すことができなかった。この結果を受け、私は生徒たちから改めて自分自身に課題を与えられたと感じた。

TAGS ;  平成29年度    下越    中学校    部活動   



「教育実践」
柔道部を好きになることで自分を好きになる
〜0(ゼロ)からのスタート、自分に自信をもたせる部活動指導〜
新潟市立大形中学校
小林 正樹

 「生きる力」を育むに当たって、重要な要素の一つに自己理解があげられるが、その基盤となるものが自己肯定感であると考える。私が部活動を通して生徒に一番身に付けさせたいことは、「自分に自信をもつ」ことである。なぜなら、自分に自信をもつことで、生涯にわたって力強く生きていくことができるからである。
 部というコミュニティを通して、喜びや充実感を共感し、そこに所属する自分自身の存在を好きにさせたい。柔道部というコミュニティをマネジメントすることで、たとえ個々の能力や練習環境に不備があっても生徒の心身の成長、ひいては競技結果にも大きな成果が得られると考え、次の3点を中心に実践している。

1 人的・物的環境整備
 @練習環境の整備A人材の確保B応援団をつくる
2 主体的に部活動に取り組むための自己指導能力の育成
 @自己決定の場を与え、主体的に取り組ませるA相手がいて自分が成り立つという感謝の心をもたせるB一人一人が戦力であるという自己存在感をもたせる
3 競技力向上のための取組
 @短い時間で効率の良い練習をするA日本一考えて練習する部を目指すB練習時間は余裕をもって終わり、できるだけ楽しい気持ちで帰らせる。

 これまで、多くの部員に恵まれ、「部活動が楽しかった。柔道部で良かった」と語る生徒が多い。また、卒業後、柔道のみならずその後選択した他競技で全国大会への出場を果たし、活躍した生徒もいる。また、進学先の学校で部長や副部長を務める生徒も多く、主体的な練習、考える練習の成果が表れていると実感する。
「柔道部を好きになることで自分が好きになる。ひいては自分に自信をもって自己実現を図ってほしい」
 支えてくださる、学校、保護者、地域、関係各位に感謝しながら、今後もより良い指導を求めて更に努力していきたいと考えている。

TAGS ;  新潟      部活動    中学校    平成27年度    研究会



「教育実践」
心の錬成により、自尊感情を高め自主的に活動する部活動指導の工夫
〜中学校「サッカー部」の実践を通して〜
村上市立朝日中学校
大橋 研人

 本研究では、心を鍛えることによって技術が伸び、さらに大事な試合の場面で力を発揮できると考えアプローチした。本研究は昨年度からの継続で2年目になる。昨年度は心を鍛えるためにチェックシートを活用して取り組んだ。チェックシートとは、部活や学習、学校生活や家庭生活について目標を企て、それを1週間のサイクルで評価していく評価シートである。昨年度の取組により、部活以外のいろいろなことにも積極的に取り組む生徒が多くなった。今年度は、去年までのチェックシートを改良し、さらに仲間から評価をしてもらう欄を設定することで、生徒一人一人の自尊感情を高め、それが自主的に活動する部活動指導へつながると考え、実践した。
 自尊感情を高めるために、次の2つについて実践した。
1 自己評価カード
 自己評価カードにより行動目標を設定することで、自分がやるべきことがはっきりし自主的に行動することができると考えた。目標が達成できれば有能感が高まり、たとえ目標が達成できなくても、自分がやるべき行動が明確であることから、目標達成に向けた努力が継続されることが期待できる。また、チームの仲間や家族、顧問から他者評価をしてもらうことで、さらに有用感が高まることを期待し取り組んだ。
2 振り返りカード
 自己評価カードの取組によって自尊感情が高まったかどうかを調べるために、振り返りカードを用いて評価した。振り返りカードでは自尊感情を18の項目に分類し、評価した。
 今回の実践では、自尊感情としては実践前よりも実践後が若干数値が高くなっただけであまり大きな変化はなかったものの、最初から最後まで高い評価だった。何よりも、目標である「県大会出場」が達成できたのが一番の成果である。このことから、目標を決めて取り組み、自己評価や他者評価をすることで自尊感情が高まり自主的に活動できたと考える。

<参考文献>
中学校における「心の健康」を育む運動部活動の在り方。

TAGS ;  下越     部活動    中学校    平成27年度    研究会



「ときわ教育奨励賞」
夢を実現し、人として成長できる部活動のあり方
新潟市立小針中学校
藤田淳

 複数校において、剣道部の指導に継続的に取り組み、確かな実績を上げている。また、中体連の専門部長として、全県の体育指導に貢献していることも評価に値する。指導理念として、基本的生活の徹底により、生徒の心を強く育てることを中核に置いている。また、長期・中期・短期・一日の目標を明確にさせ、自己評価させる日誌の活用など、生徒を成長させる確かな方法論の上に立った実践であり、今後のさらなる活躍が期待できる。

TAGS ;  下越    中学校    部活動    ときわ教育奨励賞    平成26年度



「教育実践」
主体的に活動する生徒を育てる部活動運営
〜女子バレーボール部の活動を通して〜
新潟市立葛塚中学校
畠山 淳

  はじめに 
 着任して1年目、それぞれの選手のやる気に大きな差があり、チーム全体のやる気を高める難しさを感じながら日々の練習が続いた。このチームは最終的に目標を達成できなかった。この経験から、生徒がやらされていると感じる練習を脱却し、意欲的かつ主体的に活動に取り組むことが目標達成のために重要だと考えた。そこで、生徒の実態を把握し、指導課題を明確にし自らの指導力を高めることで生徒たちの目標を達成させてあげたいと心に誓った。
2 実践の概要
 チームの実態から、「やる気を多角的な方法で伸ばすこと」を課題として捉えた。具体的な課題解決の方法は、「学級経営」の手法が有効であると考え、「学級経営ハンドブック」を活用して、実践を試みた。
 学習意欲の構成要素(興味・関心、目的意識、方法理解、進歩感)に基づき実践した。
@ 興味・関心(練習内容を魅力的なものにする)
A 目的意識(集団目標を理解させる)
B 方法理解(目標達成の方法を理解させる)
C 進歩感(肯定的な評価を与える)
3 結果と考察
 今回このような実践で「選手が今まで以上に意欲的に練習に取り組むことができたか」という課題について、私自身の見とりでは選手の成長を感じることができた。一番先に練習に取りかかる生徒が複数に増えたり、こんな練習がしたいと申し出をしたりするようになった。このような意欲の高まりが、競技力向上につながり、生徒たちが目標を達成できるよう今まで以上に自分を磨く努力をしていきたい。

TAGS ;  新潟    部活動    中学校    平成26年度   



「教育実践」
市内大会1回戦負けでも100%の生徒・保護者が満足する部活動経営
新潟市立小針中学校
桑原 通泰

 私は教員生活のほとんどでソフトテニス部の指導を行ってきた。今も総勢73人の女子ソフトテニス部の顧問である。
 若いころはとにかく勝ちたかった。しかし、ある指導者の一言が私を変えた。
 ずっと尊敬し、お世話になっていた岩手県の先生が全国大会で3位に入った。自分のことのようにうれしく、準決勝で敗退した後、その先生と生徒の元へ駆けつけた。生徒は準決勝で敗れ泣きじゃくっていた。おめでとうございますという私にその先生は決して浮かれることなく、穏やかに話してくれた。
「ありがとうございます。でも、本当の勝負は10年後です。この子がこの涙を乗り越え10年後に立派な大人に成長して初めて勝利です。市内大会1回戦で負けて流す涙を乗り越え、もっと立派に成長する子がいるとしたらその子が本当の勝者になります。」
 部活動は中学3年間で勝利することだけが目的ではない。生徒のほとんどがどこかで負けて泣いて終わっていく。その涙を乗り越え、10年後、20年後に大きく成長していくことが部活動の大切な目的ではないだろうか。 
 しかし、部活動運営は年々厳しさや難しさが増している。交流欲求を十分満たされていない生徒たちは未熟なスキルでかかわりを求め、トラブルが頻発する。教師も疲弊している。
 そこで、日ごろの部活動にピア・サポートやSEL(社会性と情動の学習)などの理論を元にした、様々なスキルトレーニングを取り入れ、良質なコミュニケーションの機会を提供する部活動を実践した。部長や副部長にはピアメディエイショントレーニングを行い、トラブル回避のスキルを身に付けさせた。
 その結果、1面のテニスコートで73人が活動するソフトテニス部が市内大会1回戦負けでも、退部者0(ゼロ)、部活満足度100%を実現できた。さらに10年後、この生徒たちが部活の経験を元に立派な大人に成長してくれることを確信している。

TAGS ;  新潟    部活動    平成26年度    中学校   



「教育実践」 
チームとして戦うサッカー指導から勝利を目指し、努力や仲間の大切さを学ぶ生徒の育成
村上市立村上第一中学校
大坂 圭

 今回の研究は前任校の新潟市立内野中学校サッカー部における部活動指導の実践である。内野中学校サッカー部は私が新採用として赴任する前年度(平成19年度)に全国大会に出場しており、また過去6回も全国大会に出場している歴史のある部活動である。
 私はこの伝統ある内野中学校サッカー部において、目標に向かって諦めずに努力を続けることやチームとして戦うことを大切にしながらサッカー指導してきた。また、「試合に勝つ」という競技スポーツにおける大前提の目標にこだわり、部活動指導を行ってきた。『勝利至上主義』とは違う『勝ちながら学ぶこと』が生徒にとって一番良い影響を与えると考えたからである。私の考える『勝ちながら学ぶこと』ということは、負けても仕方がないという気持ちではなく、常に勝利や優勝を真剣に考え、生徒が悔しい思いをしたり、悩みながらもたくましくなっていくことである。
 具体的には、以下の項目を重点的に取り組み、実践した。
(1) 目標の明確化
 ・コンセプトの提示
 ・長期目標・中期目標・短期目標の設定
(2) 部訓の確立
 ・中学生としてあるべき姿を考える
 ・応援され、愛されるチームづくり
(3) 「勝つ」ための方法を生徒とともに追求
 ・一流選手や一流チームをモデル化
 ・顧問が常に見本になる
(4) 試合に向けた最大限の準備
 ・ありとあらゆる準備を行う
 ・保護者との連携とサポート
 最終的には県大会三連覇・北信越大会優勝・全国大会出場を成し遂げた。勝利という大きな目標に向かって真剣に取り組み、諦めずに努力を続けることで大きな喜びを味わうことができると実感した。
 今後は、「全国大会で勝つことのできるチーム」という新たな目標を目指しながら、さらなる努力を続けていく決意である。

TAGS ;  下越    中学校    特別活動    部活動    平成25年度



「教育実践」 
お互いが高め合うチームづくりを基軸とした部活動指導
新潟市立鳥屋野中学校
堀 里也

 1.はじめに

 「何でこんな簡単な事もできないんだ」「この前教えたはずだろ」そして、最後には「やる気あるのか」
 部活動指導の現場で、過去私が多用していた言葉である。思い返してもひどいものである。指導すればするほど、生徒達の表情は曇り、結果も思うようにでない。指導者の熱意とは裏腹に、このような負の連鎖に陥るチームづくりをした経験は、私だけではないはずである。
 私は、自分の専門種目であるバスケットボールを指導していたことが、逆に、生徒の実態に合わない、独善的な指導となっていた。私は、生徒に、一生懸命になることを強要し、生徒は、一生懸命に「はい」という返事を繰り返し、叱責されないようにしていただけだった。私は、指導の熱意を、自分の考え通りに生徒が行えばよいと勘違いしていた。様々な出会いから、自分自身の指導の間違いに気づき、修正していくことが、目の前にいる生徒達の将来ためにも重要なことであると考えた。<

2.実践の概要
 今年度、私は、下記に示す指導原則の3点を意識し、部活動指導を改めた。そして、その実践が軌道に乗りはじめたと実感している。
(1) お互いが高め合うチーム作りには、指導者の熱意が必要である。
 集団スポーツは、構成員一人一人に当事者意識を芽生えさせ、集団(チーム)の目標を、一つの大きなベクトルにしなければならない。集団が大きなベクトルとなって、お互いを高め合う集団(チーム)となるためには、構成員に、お互いを高め合う必要感を抱かせることが重要である。そのためには、やはり指導者の熱意が何よりも重要である。
(2) 目的にそって練習するためには、指導者の準備が必要である。
 そのベクトルによって、練習の質が大きく変わるはずである。一つの練習ドリルの目的を集団で共有することが、日々、目的にそって練習することにつながる。練習ドリルの目的を集団に伝えるためには、指導者の準備が求められる。指導内容を厳選し、効果的に伝わるための指導言語も厳選する。そして、指導者の意図する練習となっているか確認をする。
(3) 生徒は、指導者の態度を映す「鏡」である。
毎日の準備の結果が、試合の結果を決定するといっても過言ではない。以前は、大会直前に、集団の雰囲気を盛り上げようとしていた。しかし、その雰囲気は、生徒達の本来の力ではない。メッキは、苦しい場面では必ずはがれる。雰囲気は、生徒達の困難に打ち克とうとする勇気によって醸し出されるものである。そして、その勇気は、指導者の日々の表情や言動によりつくられるものである。
3.おわりに
 新潟県には、全国に名を轟かす強豪校とトップの指導者が多く存在する。つまり、指導者として学ぶ場は、他県よりも恵まれている。重要なのは、指導者の学び続ける姿勢である。部活動指導において、目先の勝利以上に大切なことが、この出会いに隠されている。
 伝統ある新潟県バスケットボールの競技力向上に貢献することは、私の使命である。

TAGS ;  新潟    中学校    特別活動    部活動    平成25年度



「教育実践」 
野球を学ぶのではなく野球で学ぶ
〜「目的」と「目標」を大切にする部活動指導〜
見附市立見附中学校
松田 祐介

 

1 大切にしていること

 私の尊敬する先生が著書の中で以下のように述べている。

○教育の目的は、

 「自分が良い人生を送るために、競争して他者に勝つこと」ではなく、

 「他者の役に立つ人間になる。役に立つ人間になるために力をつけること」である。

 他者の役に立つ人間になる過程に教育がある。

○教育の目的は、「自立」ではない。自立は前提にすぎない。

 親依存から脱却して自立した後に、「協働」「高度な相互依存」がある!

自分一人だけでは成しえない目標を、仲間とともに助け合い、力を発揮し合って達成する。それでこそ、社会の中で力を発揮できる!どんなにいい仕事をする力をもっていても、他人と協力できなければ、力は活かせないし、目標は果たせない!言われなければ動けない人間でも困る。

 私は、理屈ではなく、部活動の経験を通して、実践的な人間力が身に付くと確信している。いや、実践的な人間力を身に付けさせられる指導をすることだけを考えていると言った方がいいだろう。指導の「目的」は人間力向上。全国制覇は「目標」である。もちろんこれは、部活動に限った話ではない。教育における全場面において、私は「目的」と「目標」を大切にし、生徒に伝えるようにしている。

2 目標のもつ意味

 「負けてもいいから思い切ってやってきなさい」と言う人がいる。「試合になんか勝てなくてもいい。勝負は時の運。」と言う人もいる。私は、そうは思わない。勝って勝って勝ち進む中でしか学べない経験がある。本気で勝利を目指すからこそ学べることがある。

 本当に苦しい場面を乗り越えた者にのみ勝利は訪れる。だから、十分な準備をする。部活動以外の場面でも人間力を高めようと努力する。そして、試合中に幾度も修羅場を経験する。修羅場を乗り越えた者は自信と満足感を得る。準備の貴さを感じる。そして、大きな舞台で勝った時、今まで見えなかったものがより一層見えるようになる。私自身、昨年の夏に経験した。それまでの準備の意味を一層教えてくれるのが大舞台。

 高校野球で言ったら、それがきっと甲子園。だから、甲子園を目指すことに意味があり、行くことにはもっと大きな意味があり、甲子園で勝ったらすごいことが学べるのだろう。

 「時の運」をつかむチームは、部活動以外の場面を大切にしている。言い換えればしっかりと準備をしてきたチームということになる。だから、勝負は時の運と一言で片付けてしまうのは違う。勝負に屈した者は準備不足を痛感するが、負けて分かることはある。全国制覇をする1校を除けば、必ず負ける場面が訪れる。つまり、負けから学ぶことはいつだってできるのである。しかし、最初から負けることを許していたら、本気にはなれない。そこに勝つ意味があり、勝ちを目指す意味がある。だからまた「準備が大切だ」そして「目標が大切だ」と分かるのである。

 私の目標は、常に頂点を目指すこと。結果を求めること。勝利を目指し、自分を見つめ自分を鍛えること。勝つためなら手段を選ばないのとは違う。人を蹴落としてでも勝つことでもない。

3 具体的な指導内容と選手の努力

 前述した目的と目標そして準備。全国制覇を実現させるために、私は「勝てるチーム」と「負けないチーム」になる準備が必要だと思っている。つまり、勝つためには攻撃力。負けないためには守備力。そして、その2つを勝負の場面で実践できる人間力・精神力・体力を身に付けさせたいと私は考えている。そのために、私が選手に伝えていることや選手が積み重ねた努力のキーワードは以下の通りである。

(1) 人間力向上に向けて −普段がすべて−

(2) 冬を制する者は春夏を制す −徹底した下半身・体幹強化、基礎練習−

(3) 月曜日のミーティング −野球を考える時間=体を休める時間−

(4) 全員で戦うために − 一人にしない「常笑野球」 −

 私は、この4つを柱にし、本当に多くの方々のご理解とご協力を得て指導をさせていただいている。今後も常に謙虚さを忘れず、選手とともに成長する指導者であり続ける。そして、夢に向けて全力を尽くす。

【参考文献】
「新潟明訓野球の秘密」佐藤和也


TAGS ;  中越    中学校    特別活動    部活動    平成25年度




人間性と競技力の向上を目指す部活動指導の在り方  
〜小針中学校陸上競技部の実践を通して〜
新潟市立小針中学校
本間 謙一

 受賞理由
 20年間にわたり複数の中学校での陸上競技部の指導に携わり、その結果、県・北信越大会等々数々の好成績を上げてきた。特に、現任校での数年間の取組が注目される。
競技成績の結果だけに注目するのではなく、「人間性と競技力の向上」を目指す部活動指導の在り方というテーマに相応しく、基本的生活習慣の徹底、定期的な保護者会の開催、専門家による栄養セミナーなど、教育理念とその指導の具体的な取組が明確である。また、部活動における教育活動を通して、生徒が学校生活で重要な役割を果たすように育っている姿が見える。

TAGS ;  平成23年    部活動    新潟      




部活動を通して互いに高め合い、一人一人が活躍する生徒の育成
新発田市立本丸中学校
富樫 英樹

 

受賞理由
バスケットボール部の指導において、全国大会7年連続出場、2度の全国優勝に見られる比類のない部活動実績から、その指導力は極めて優れている。
 今後は、部活動における技術指導のみならず、部員全員の自己有用感を育むための指導法についても、校内、さらには地域や県全体、全国のバスケットボール指導者の育成に向けてより一層の活躍を期待したい。


TAGS ;  平成23年    部活動    下越      



 


キーワード検索

カテゴリー別検索
 

ときわ会新潟 石油文化遺産 新潟秋葉
ときわ会新潟 子ども大凧合戦 新潟南
ときわ会新潟 UDLでの授業力向上
ときわ会新潟 根小屋公園の芝桜 魚沼小千谷
ときわ会新潟 矢津遺跡出土品 五泉
ときわ会新潟 西川水路橋 新潟西
ときわ会新潟 越後長岡百景
ときわ会新潟 景勝
 

 
当サイトのすべてのコンテンツの無断転載・引用を禁じます。
教育研修団体ときわ会が作成しているサイトは当サイトだけです。