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平成29年度

「教育実践」
跳び箱運動における、タブレット型PCが場の選択にあたえる効果
〜見る視点を明確にしたかかえこみ跳びの指導〜
新潟市立早通南小学校
塩田 健太郎

  器械運動の授業では、技のポイントを確認しても、自分の運動している様子が分からずに、自己の課題が正確につかめない児童が見られた。このような児童は、その後の練習の場の選択時において、課題を克服するための自分に適した練習の場を選ぶことができず、技能の習得に効果的な練習につながらなかった。そこで、タブレット型PCを使ってスローで再生したり、途中で止めたりしながら体の動きを確認することができるというメリットを生かし、5年生の跳び箱運動のかかえこみ跳びの実践を行った。タブレット型PCを用いて、自分の動きと模範の動きとの映像比較を通して、自己の課題を見付ける「課題把握」に着目し、以下の流れで実践を行った。
1 ICT機器を用いて、かかえこみ跳びの技のポイントを確認し、カードに書き込む。
 2パターンのかかえこみ跳びの動画を比較しながら、技のポイントを見付ける活動を行った。「手を着く位置」「跳び箱の上で肩と腰の高さが地面と水平になること」「突き放し」の3点をポイントとして全員で確認した。
2 立ち位置に配慮し、運動の様子を動画で撮影する。
 四人一組で動画の撮影を行った。タブレット型PCの画面上にグリッド線を表示させ、9分割された画面の真ん中下のスペースに跳び箱の側面が入るように撮影者の立ち位置を決定した。
3 自分の動きと模範の動きの動画を比較し、自分の課題を明確にする。
 3点のポイントごとに良し悪しを判断する基準を与え、グループで動画を見合いながら課題を見付ける話し合いを行った。その際に、動画を一時停止させたり、スロー再生したりしながら三つのポイントに着目することができるタブレット型PCの操作方法を教えた。 
4 自己の課題解決のための練習の場を選択する。
 連結跳び箱の場、ステージの場、セーフティーマットの場、縦跳び箱の場を用意し、自己の課題解決に適した場を選択し、練習した。
 上記の授業の流れにより、技のポイントに即した自己の課題を把握し、課題解決のために自分に適した場を根拠をもって選択することができた。

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「教育実践」
体育「リズムダンス」を苦手にしている児童が、楽しく踊ることができる指導
〜ノンストップダンスと体の部位を限定した指導を活用して〜
新潟市立潟東小学校
後藤 建也

 これまで私が指導した体育の「リズムダンス」では、踊ることを苦手とする児童が必ずいた。その原因は、「恥ずかしい」という思いや「振付が覚えられない」という2点が主に挙げられる。その先入観によって踊ることの楽しさを感じることができない児童をこれまでにたくさん見てきた。
 そこで、本研究ではリズムダンスの楽しさを実感し、踊ることに抵抗を感じない児童の姿を目指した。その手だてとして、私は「ノンストップダンス」と「部位を限定した指導」を取り入れ実践した。
1 「ノンストップダンス」について
 その名のとおり、止まらずに踊り続ける活動である。やり方は簡単で、体操の隊形に広がり、5〜10分間、教師の動きを見て、真似しながら踊り続ける。教師を真似して踊るというシンプルな活動は誰でも取り組むことができる。教師の動きは、音楽に乗って弾むことを中心とする。簡単なジャンプ→足の開閉→足の前後→左右へのステップなど、簡単なものから難しいステップまでレベルを変えていく。全体の様子を見ながら難易度を変える。本時に気付かせたい動きや体の使い方、音の取り方などを紹介すると児童は気付きやすくなる。
2 体の部位を限定した指導について
 ダンスは複雑な動きが多く、振り付けを見ただけで抵抗を感じる児童も多い。そこで部位を限定して指導する。「まずは手の動きだけを覚えましょう」「次に足の動きだけを覚えましょう」と部位を限定することがスモールステップになると考える。児童にとっても、集中して覚えることができる。最大のよさは、どれか一つでもできていれば「踊っている」という感覚になることである。スモールステップによって全員が踊れるようになる。
 以上2点の手だてを組み合わせて指導した結果、児童は授業の振り返りでリズムダンスの楽しさを容易に感じることができたと記述している。簡単な動きを繰り返すことでリズムに乗ることができ、体の部位を限定する指導で振り付けを着実に覚えることができた。 

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「教育実践」
ネット型ゲーム導入についての一考察
新潟市立有明台小学校
櫻井 朝之

  高学年を担任した際にソフトバレーボールやハンドテニス、プレルボールといったネット型のボール運動に取り組むと、棒立ちの状態でボールを見送ってしまう姿がよく見られる。そのような児童が生まれる背景の一つに、ネット型の系統的な学びが保障されていないことが考えられる。現行の学習指導要領では、低学年のゲーム領域において、ゴール型やベースボール型に発展するゲーム内容の記載はあるものの、ネット型につながる記載は見られない。ネット型が出てくるのは、中学年からである。
 そこで、低学年の段階からネット型の動きにつながるようなゲームを行い、その既習を生かした指導を中学年で継続して行うことで、ネット型の系統的な学びが生まれ、動きの理解や技能の向上が見られるのではないかと考え、本主題を設定した。具体的には、次の三つの手だてを講じた。
1 児童の発達段階に応じたゲームの簡易化と技能の高まりに応じた単元構成
2 前時の児童の姿(課題)に即し、アタックに関連付けた学習課題の設定
3 対話的な学びを重視した授業づくり
 その結果、以下の3点について成果が得られた。
1を講じたことで、既習を生かしながら段階的に指導していくことができ、無理なく児童の技能を向上させることができた。
2を講じたことで、児童の思考の流れに沿った形で進めることができ、ゲーム中の動きの理解につなげることができた。
3を講じたことで、自然に教え合う姿が生まれ、みんなで楽しみながらゲームに参加することができた。
 ネット型の系統的な学びについて今後も検証を進め、それぞれの発達段階においてどのような知識・技能を身に付け、指導していくべきか、研究していきたいと考えている。

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「教育実践」
サッカーが苦手な児童もドリブルが上達する指導の在り方
〜友達から逃げ回る楽しい「ゾンビ鬼ドリブルゲーム」を通して〜
新潟市立葛塚小学校
松本 和大

  昨年度から、サッカーの指導におけるドリブルについて研究を始めた。ドリブルのもつ楽しさを生かせば、サッカーはより魅力的な学習になると考えたからである。昨年度はコーンを使って練習したが、試合形式で相手がいると、十分に技能を発揮できないという課題が残った。そこで今年度は、友達と関わりながら練習する「ゾンビ鬼ドリブルゲーム」を考案し、研究することにした。指導のポイントは以下の三つである。

1 ボールに優しくタッチすること
  ボールタッチの見本を見せながら、ボールタッチの様子を言葉や音で表した。
2 相手がいない方へドリブルすること
 見本を見せながら、「どこにボールを動かせば、相手にボールを取られにくいのかな?」と問いかけ、相手がいないところに気付かせた。そして、優しいボールタッチでドリブルをさせた。
3 相手が近付いたら、体を壁にすること
 相手がいない方へドリブルするときの見本を見せたときに、児童が、「体を壁にしている」と発言したことをもとに、相手が近付いたら体を壁にしてボールを守ることを指導した。

 これらのポイントを押さえながら、「ゾンビ鬼ドリブルゲーム」をした。ゾンビ鬼ドリブルゲームとは、コート内でドリブルをしながら鬼ごっこをするゲームだ。鬼は、ゾンビ鬼となり、片足を床に擦りながら、手でボールを奪いに来る。これだと鬼の追い掛けるスピードが下がり、サッカーが苦手な児童でもドリブルの技能を発揮できるのではないか、また、友達から逃げ回りながら練習することは、コーンを使った練習より楽しくなるのではないかと考えた。
 授業を実践した結果、児童はドリブルの技能を上達させた。ビデオで検証したところ、ドリブルのスピードが上がり、ミスも減ったことが分かった。また、児童は楽しく練習に励んでいたことも分かった。授業後のアンケート結果を見ると、2時間目以降「とても楽しかった」「楽しかった」と全員が答えていたからである。今後は、相手を意識したドリブルを試合中でも発揮できるか、また、ドリブルでできたスペースを使った「ボールを持たないときの動き」の学習について、研究を進めていきたい。

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「教育実践」
思考をうながす友達との関わり合いを通して楽しく水泳学習に取り組む児童の育成
〜同程度の技能の児童が学び合うバディ学習サイクルの実践〜
村上市立神納東小学校
藤山 晶

  全ての児童に「水泳の楽しさ」を味わわせること、また、水泳における自らの課題に気付き、その解決に向けて思考・判断し、他者に伝える力を養うことは、生涯を通じて心身の健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現する上で重要だ。また、新学習指導要領で求められている資質・能力でもある。
 そこで、次の二つをねらった授業の実現を目指すことにした。

○ 水泳の「できる楽しさ」「伸びる楽しさ」「考えて練習する楽しさ」「協力する楽しさ」を実感できる授業
○ 友達と関わり合いながら思考や技能を高めていく授業

 実現に向けては、同程度の技能をもつ児童がペアを組んで主体的・協働的に学ぶ学習過程を2種類(以降、「バディ学習サイクルA」「バディ学習サイクルB」とよぶ)用意し、それを組み合わせていくことにした。具体的には以下のとおりである。
1 基本を学び、定着を図る「バディ学習サイクルA」
 学習課題を達成するために、@「教わる」→A「助け合いながら取り組む」→B「見せ合い、アドバイスし合う」→C「修正する」のサイクルで行いる。このサイクルを繰り返すことで、水泳の楽しさを実感しながら思考や技能を高めていくことにした。
2 動きを深め、上達する「バディ学習サイクルB」
 学習課題を達成するために、@「考える」→A「助け合いながら取り組む」→B「見せ合い、アドバイスし合う」→C「修正する」のサイクルで行う。「バディ学習サイクルA」との違う点は、@「教わる」が「考える」に変わるところである。今までの学習を振り返りながら、ペアで練習方法を考えたり、自分たちがもっと上達するために何を練習すればよいかをペアで話し合って決めていったりする場面がバディ学習サイクルAより多くなる。このサイクルを繰り返すことで、特に「思考・判断し、伝える力」を高めることができると考えた。

 この実践を2年間にわたって行い、次の二つの結論を得た。
○ 「学んだ基本の動きができているか」「自分ができていないところはどこか」をペアとともに考え、伝え合いながら技能の向上を図るには、「バディ学習サイクルA」と「バディ学習サイクルB」の間隔が長くない方がよい。具体的には「バディ学習サイクルA(2時間)」→「バディ学習サイクルB(1時間)」の組合せを繰り返して、泳法の練習をすると効果的であった。
○ 同程度の技能をもつ児童がペアを組むことで、技能面での序列関係が生まれず、教え合いが活性化することが分かった。ただし、技能は練習するごとに個人差が出てくるので、バディ学習サイクルで学習を進めるに当たっては、途中に泳力チェックの時間を設けて、ペア替えの必要がないかを確認する必要がある。なお、ペア編成に当たっては、できるだけ男女別で人間関係も配慮すると一層教え合いが活性化することも実践を通して明らかになった。

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「教育実践」
思いを伝え合い、見方を広げる鑑賞活動の工夫
〜アートカードを活用した鑑賞活動を通して〜
長岡市立川崎東小学校
堀田 祐嗣

  新学習指導要領等に向けた審議のまとめの中の造形的な見方・考え方に「感性や想像力を働かせ、対象や事象を、形や色などの造形的な視点で捉え、自分のイメージをもちながら意味や価値をつくりだすこと」と示されている。自学級の児童を見てみると、作品を鑑賞する時に、色や形など造形的な視点をもって鑑賞したり、言語表現したりすることができない傾向にあった。
 そこで、低学年の段階から造形的な視点をもち、対話的な学びを重視した鑑賞活動を積極的に取り入れることが必要であると考えた。児童は、作品について自由に語り合う経験を積み重ねていくことで、見方・考え方が定着し、作品から感じ取ったことを造形的な視点をもって言語表現することができるのではないかと考え、次のような手だてを講じた。
1 アートカードを活用した鑑賞活動
 色や形などの造形的な視点を捉えて、様々な美術作品を鑑賞することができるように、複数枚のアートカードを活用した。児童は、アートカードを介して他者と対話をしながら鑑賞することで、自分の思いを語ったり、共に考えたり、感じたことを確かめ合ったりする姿が見られた。
2 考える過程を大切にする学習課題
 想像力を働かせ、主体的に鑑賞活動に取り組むことができるように、クイズの要素を取り入れた学習課題を設定した。児童は、グループの中で「自分の思いを伝える」「友達の考えを聴く」ことを繰り返し行うことで、作品の多様な見方・考え方を身に付けることができた。また、教師が主体となって児童の思いや考えを比べたり、価値付けたりすることで、深い学びへとつなげた。
 これらの鑑賞活動を通して、児童は造形的な視点を根拠としながら、自分の思いを他者に進んで伝えようとする姿が見られた。また、作品の見方・考え方を楽しみながら交流し合うことで、想像を広げて言葉に表したり、文章に書き表したりすることができるようになった。

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「教育実践」
2分間チャットで、既習事項を駆使して即興的に会話を継続させる生徒の育成
新潟市立西川中学校
清水 祐一

  自己表現活動において、生徒にトピックを与えて即興で会話をさせると、伝えたいことをどのように表現すればいいか分からなくなることが多い。口を閉ざしてしまったり、一問一答で会話が終わってしまったりする姿が現状としてあった。そこで、即興的な会話を成立させるための力を以下の二つの視点から高めたいと考えた。

〇目的や目標をもって積極的に会話しようとする「意欲」
〇既習事項を即時に取り出して伝えたり、会話をつなげたり、深めたりする「表現力」

 そこで、毎回の授業において帯活動として2分間チャットを設定し、その中で以下の手だてを講じた。

1 明確な目標と目的
 最終的に評価を行う評価タスクを事前に示し、具体的にどのような姿を目指すのか共通理解を図る。自分たちの会話を録音したものを聞き、現状と目標とする姿の違いを感じさせながら活動を継続していく。
2 活発な会話を促すテーマ
 自己関連性が高く、相手に伝えたい、相手の答えを聞いてみたいと思えるようなテーマを設定し、より意欲的な会話を促す。相手と情報ギャップのあるテーマを設定することで会話の活性化を促すことも重要である。
3 振り返りとシェアリング
 振り返りの時間に生徒の疑問を全体で共有し、改善のポイントやヒントを与える。生徒は自分が伝えたいことを英語でどのように表現するのかを教室に常設してある辞書等を使って自主的に調べる。
4 会話のスキルアップ
 話をつなげたり、深めたりするスキルへの気付きを促す。友達や教師の会話モデルを示し、どのようにすればより円滑に、かつ深まりをもって会話が継続していくのかを全体で確認させる。会話特有の表現等を教室掲示することやリストアップすることで個人で確認、練習できるようにする。

 上記の四つの手だてを講じることで、生徒は即興的な会話を継続することができると考えた。

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「教育実践」
自分の考えを英語で表現できる生徒の育成
〜単元を貫く帯活動と知識構成型ジグソー法での協調学習を通して〜
村上市立荒川中学校
井上 定浩

  これまでの私のスピーキング活動(パフォーマンステスト)に関わる実践では、集中的に数時間スピーキング活動に関わる授業を設定し、その中で辞書などを使って一人で英文を作成させ、発話練習の後、ある程度即興性のあるスピーキング活動に臨ませていた。しかし、この指導では完全に英語が定着したとは言えず、活動終了後には忘れてしまうこともあった。
 そこで、以下の二つの手だてで、「自分の考えを英語で表現する力」を向上させたいと考えた。
1 ワードカウンターを使ったスピーキング活動
 毎時間の授業冒頭に、ペアでのスピーキング活動を行った。指定したトピックスについてペアで会話させ、そこで発話した英単語の数を毎回記録して、自分の成長を可視化させた。トピックスは、これまでに学習した表現でALTとの会話で活用できそうなものを指定した。
2 知識構成型ジグソー法での協調学習
 協調学習の最初と最後に設定したALTとの会話を比較し、表現する力の向上を見とった。
 (1)参考になる会話の映像を視聴させ、自分たちがALTと会話した映像と比較させた。
 (2)4クラスを3グループに分け、それぞれのグループに異なる情報を与え、ALTとの会話で活用できそうな表現をピックアップさせた(エキスパート活動)。
 (3)三つのグループから1人ずつ集め、新たな3人グループを作った。そのグループ内で、それぞれがピックアップした活用できそうな表現を英語で伝え合わせた(ジグソー活動)。
 (4)ALTと生徒2人の3人で英会話をさせた。
 実践の結果、「これまで学習することを活用すること」と「会話を継続すること」について、英語で表現する力を向上させることができた。

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「教育実践」
地域を支える意識をもつ生徒の育成
〜防災教育を通して〜
新潟市立白南中学校
宮ア 威治

  当学区の地域的特徴から大きな被害をもたらす災害として、地震、水害、原子力災害が挙げられる。また、家族構成では三世代家族が多く、主な通勤・高校生以上の通学先として、三条市や加茂市、新潟市の他の区と、いずれも川を越えていかなければならない地域がほとんどだ。
 このことから、大きな災害が起こった場合は、高校生以上の生産年齢の方は帰宅が困難になり、地域は高齢者と中学生以下の子どものみになる可能性がある。
 そこで、中学生が防災リーダー的な存在として、率先して地域を支える行動をとる意識を育てる必要があると考えた。この意識をはぐくむために、防災教育の中で、次の3点に取り組んだ。
1 過去から学ぶ
 中越地震や新潟・福島豪雨に関する資料を展示している施設に行って見学したり、被災や救助にあたった方から当時の様子について話を聞いたりした。話の内容としては、災害発生時の様子、停電等で通信手段がない中で被害状況を把握できたのはなぜか、避難所生活の実際、復興過程で生まれた絆、発災前の備えなどだ。
 また、正しい知識や判断力を身に付けるために、行政や救助、大学の教授など各分野の専門家からのお話もいただいた。
2 知識構成型ジグソー法による活動
 今回の学習では、訪問先や専門家の対象数が多いことから、全校生徒を縦割りのグループにし、手分けをして学習した内容を他のグループに伝えたり、意見交換をしたりする活動を取り入れた。
 異学年集団での学習は、リーダーシップとフォロアーシップ、自分が学んできたことを他の異学年の生徒に正しく伝え、質問にも答えられるように準備をするという責任感の意識を高めた。
3 地域に発信する
 中学生に地域を支える意識を育てるには、地域から頼られている感覚を得ることが大切だ。一方、地域住民が中学生を頼りにするには、中学生が学んだ防災学習の内容について知り、新しい発見があったり、地域の防災訓練に多くの中学生が自主的に参加したりするときだ。
 そこで、防災学習で学んだことや地域への提言を「防災ハンドブック」としてまとめ、学区内の全家庭に配布した。各小学校区の区長さんからのお礼の言葉をいただいたり、マスコミにも取り上げられたりして、自己有用感が高まった。その結果、今年度行われた南区総合防災訓練では、中学校区の防災訓練に多くの中学生が参加した。地域の方から、「中学生が参加してくれて頼もしい」との声もいただいた。

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「教育実践」
消臭ビーズを用いた粒子概念の形成と水圧の指導の在り方
魚沼市立堀之内中学校
根津 元

  力について学び、理解するには、自分なりの見方を構築できないと難しい。力の導入では、力の矢印を用いて目に見えない力を可視化しようとしている。しかし、圧力の学習では、面積と力の二つの関係が重要であるため、作用点を設定しなければならない力の矢印はとても扱いづらい。圧力の学習で、自分なりの見方を構築するためには、化学分野で用いた粒子モデルを用いるのが適当であると考える。
1 消臭ビーズを用いた粒子概念の形成
 全ての物質が顕微鏡を使っても見えないほどの小さな粒でできていることを実感させるためには、ノートに2次元的な図を描くだけでは物足りないものだ。粒子概念を形成し、粒子モデルを用いて現象を考察できるようにするために、消臭ビーズを使って現象を考えさせた。
2 単元をまたいだ粒子モデルの活用
 化学分野だけではなく、物理分野でも現象を可視化し、理解しやすくするために粒子モデルを用いた。目に見えない現象を粒子モデルを使うことで考察しやすくなるとともに、意見交流の道具として粒子モデルを捉え、意欲的に話し合い活動ができるようにした。
3 タブレットを用いた考察意欲の向上
 活発な意見交流をするためには、自分自身の考えをもっていなければならない。自分自身の考えをもたせるために、タブレットを用いて、実験の様子を繰り返し映像として流し、考察の手助けとした。また、考察意欲の向上のために、ノートを撮影した。
 上記3点により、現象を考察する意欲を向上させるとともに、消臭ビーズや粒子モデルを現象を説明する際の道具として扱わせ、生徒の科学的思考力を向上させる。

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「教育実践」
小学校中学年理科における仮説を立てる力を育成する指導法とその効果
〜The Two Question Strategy(2QS)を用いた実践を通して〜
新発田市立外ヶ輪小学校
五十嵐 敦志

  新学習指導要領において、理科で育成する資質・能力の一つとして、「問題解決の力」が挙げられた。そして、学年を通して育成を目指す問題解決の力として、小学校第4学年では、「既習の内容や生活経験を基に、根拠のある予想や仮説を発想する」が示された。さらに、「予想や仮設」を設定することは、見通しと振り返りのある観察、実験を行うための重要なプロセスであると述べられている。これらのことから、本研究では、小学校中学年の仮設設定の能力を育成する指導法とその効果を明らかにすることをねらいとして下記のように研究を進めた。
1 小学校中学年の仮設設定の能力を育成するための指導法の開発
 先行研究である仮説設定の指導法「4QS」の考え方を基にして、因果関係がある自然事象を変数で捉えさせ、それらを関係付けることで児童に仮説を設定させる指導法「2QS」を開発した。
2 2QSが小学校第4学年児童の仮設設定の能力に及ぼす効果の検証
 第4学年の児童を対象に2QSを用いた授業を行った。授業で児童が作成した2QSの記入内容と、授業前後に行った実態調査における児童の変容を検証した。その結果、以下のことが明らかになった。
 一つ目は、2QSを用いたことにより、児童は実験による問題解決の過程で重要となる仮説を設定できた。
 二つ目は、児童の仮説を立てる力(事象を因果関係で捉える力)を測定する調査問題を事前と事後に行った結果、事後の得点が事前の得点より向上したことだ。
 三つ目は、児童の因果関係に関与する経験と意識を調査するアンケートを事前と事後で行った結果、因果関係に対する意識が事後に向上した。
 四つ目は、児童の理科に対する意識を調査するアンケートを事前と事後で行った結果、児童の実験に対して見通しをもったり、実験を振り返ったりする意識が事後に向上した。
 以上の結果より、2QSを用いた実践は、小学校第4学年の児童の仮説を立てる力を向上させること、児童に見通しと振り返りのある実験を行わせることに効果があることが認められた。今後、この2QSを用いた実践を継続することや、小学校3学年へ適用することで、研究の効果をより確かなものにしていきたい。

<参考文献>小林辰至・永益泰彦:「社会的ニーズとしての科学的素養のある小学校教員育成のための課題と展望−小学校教員志望学生の子どもの頃の理科学習に関する実態に基づく仮説設定のための指導法の開発と評価」

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「教育実践」
なぜそう考えたのか、その根拠を踏まえて互いに交流し、自分の考えを深める生徒の育成を目指して
新潟市立岩室中学校
亀屋 友樹

  理科の授業を通して育成したい資質・能力の一つに、自分の意見をもつ力と、意見交換をする力があると考える。さらに、ただ意見をもつだけでなく、根拠を基に相手に論理的に伝えていく力が理科では必要となってくる。そこで「なぜそう考えたのか、その根拠を踏まえて互いに交流し、自分の考えを深める生徒の育成を目指して」の研究テーマのもとに、次のような手だてを講じ、授業実践を行っている。
1「自分の意見をもつ」ための手だて
 授業の中で扱う現象や課題が、生徒にとって「身近」なものとなるようにする。「身近」とは、生活体験の中から得られる現象だけでなく、既習内容から得られる現象や課題である。生徒が自分の意見をもつ必要感を感じられる現象や課題を設定している。
2「根拠をもつ」ための手だて
 問いに対して、「勘」「何となく」と答える生徒は多いが、そこには言葉に表わすことができないだけで、何らかの根拠があるはずである。生徒のもつ根拠とは、生活経験や既習内容(既存の知識)か、またはそれらを組み合わせてオリジナルに考え出した根拠である。言葉に表わすことができない生徒が、少しでも表現できるよう、書く時間を多めにとったりワークシートの工夫を行ったりしている。
3「互いに交流し、自分の考えを深める」ための手だて
 小集団での話合いだけでなく、同じ意見をもった人と話合いをし、意見を深めたり、同じ意見ごとに分かれてグループをつくり、「議論」と称してクラス全体で意見をぶつけ合う方法をとったりしている。様々な意見交換の方法を学び、楽しみながら、深い学びになることを大事にしている。
 以上の3点を授業づくりの柱として取り組んでいる。「なぜそう考えたのか、その根拠を踏まえて互いに交流し、自分の考えを深める生徒の育成を目指して」の取組が、最終的には、新しい現象や未知の状況にも、自分なりの根拠をもって考え、判断し、仲間と協力し合いながら、社会の中で生きていく力をもった生徒の育成につながっていってほしいと考える。

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「教育実践」
自然を多角的に追究することで、科学的な思考を深める授業
〜ジグソー活動を通して〜
新潟市立木戸中学校
大橋 研人

  これまでの授業を振り返ると、じっくり考えたり他の意見を比較したり、他者に説明したりする場面が少ない。そのためか、レポートの考察の記述に思考の深まりが見られない。そこで本研究では、ジグソー活動を取り入れ、下記に示す三つの手だてを講じて思考を深める生徒の育成を目指した。
1 生徒が興味関心をもてる課題の設定
 生徒が思考を深めるためには、生徒が興味関心をもって課題を追究することが大切である。そこで、実社会や実生活に関連付けた題材や課題を設定する。
2 ジグソー活動を組織する(多角的な追究)
・検証実験と考察
 仮説を基に学級全体で検証方法を考えさせる。学習班ごとに検証実験を分担し、検証させる。検証の結果を考察し、課題に対する理解を深める。
・分かったことを交流し深化させる
 ジグソー活動の特性を生かし多角的な追究となるよう支援した。また、ホワイトボードを使い、思考の過程が見えるよう発表の仕方を工夫させる。
3 思考を深めるための考察
 考察では、学習を通して調べたことを活用し、実社会や実生活と関連付けた視点で考察を書くよう指導した。
 上記の手だてにより、レポートの考察や振り返りシートの記述を分析し、実生活や実社会と関連付けて考察しているかどうかを見取り検証した。

<参考文献>協調学習授業デザインハンドブック−知識構成型ジグソー法の授業づくりー東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構

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「教育実践」
もののきまりを使って身の回りの現象を説明する子どもの育成
五泉市立五泉小学校
山口 伸也

  実験や観察によってもののきまりを見付けることを通して、身の回りで起きている現象を説明できるようにすることが、理科では強く求められている。一見子どもは、見付けたきまりを理解しているようではあるが、その理解度は浅い。そこで、ふりこの学習において、ふりこのきまりが使われていることが分かりづらい現象を提示し、その現象を説明させる問題を提示した。すると子どもは、その現象の要因を複数考え、その是非を確かめる検証実験を行った。そして、子どもは以前に見付けた「ふりこのきまり」を使うと、提示された現象の説明がつくと納得し、身の回りの現象をもののきまりを使って説明することができた。この時、子どもは実感を伴って、見付けたもののきまりを理解することができたのである。

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「教育実践」
児童が主体的な問題解決に取り組むための指導の工夫
〜問題解決の過程と過程の中で活用できる能力を細分化、アイテム化した教材を使った授業を通して〜
燕市立吉田小学校
浅倉 健輔

  平成27年度実施の全国学力学習状況調査で、児童が結果を見通して実験を構想したり、実験結果を基に自分の考えを改善したりすることができないことが指摘された。その原因として二つ挙げられる。一つ目は、課題を解決するための道筋である「問題解決の過程」とその場面ごとに何をしなければいけないのかという「技能」を知らないということ、二つ目は、実験計画と結果から導き出した考察について、妥当性を検討する場が無く、検討の仕方が分からないということだ。そこで、児童が問題解決をどのように進めるか分かるように、小・中学校で行う観察、実験を整理し、まとめた「探究の過程の8の字型モデル」を開発した。また、探究の過程の各場面ごとに活用できる能力を整理し、視覚化したカード型教材「探究アイテム」も開発した。これらの教材を使い、以下のような手だてを講じ、児童が見通しをもち、問題解決に主体的に取り組めるよう、実践を行っている。
1 探究の過程と、解決のための技能を意識させる授業展開
 児童に探究の過程と、解決のための技能を意識させるために、開発した「探究の過程の8の字型モデル」と「探究アイテム」を利用し、授業展開を工夫して行っている。「探究の過程の8の字型モデル」については、教室に掲示するとともにノートにも貼らせ、毎時間、「今問題解決の過程で、どの場面にいるのか」、「次はどの場面なのか」を確認している。また、場面を確認した後に「探究アイテム」を使い、場面ごとにどのような技能が必要なのか確認したり、観察や実験で必要な技能を選択し、児童同士で話し合ったりしながら、児童が探究の過程と解決のための技能を意識できるように働き掛ける。
2 実験の立案及び考察の妥当性を検討するための「実験計画検討会」「結果報告会」を位置づけた単元構成
 自分たちの実験の立案及び考察の妥当性について検討するには、問題を明確にし、問題解決の過程を進みながら、「実験計画検討会」や「結果報告会」等、検討する場を設ける必要があると考える。具体的な数値に着目させ、実験方法に間違いはないか、仮説と結果の一致、不一致は納得がいくものか、について話し合わせていく。これにより、自分たちの実験立案及び考察の妥当性を検討する能力の育成を目指す。
 実践を進める中で、児童は、今何をするのか、次の時間に何をしなければいけないのか、見通しをもって学習をすることができるようになってきている。今後も「探究の過程の8の字型モデル」等を活用しながら実践を進め、児童が主体的に問題解決に取り組むことができるよう、指導を続けていく。

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「教育実践」
中高の学びの連続性を意識した中学校数学の授業づくり
〜関数において高校数学への接続を意識した取組〜
新潟市立高志中等教育学校
神蔵 康紀

  中高一貫校で学ぶよさは、数学を学ぶ大切さや、次にどのように発展していくのか、数学が社会の発展や自分の将来のためにどう役立つのかについて、継続的に学ぶことができることである。中学校の段階から高校の内容を意識した試行錯誤を積極的に取り入れることができる。すなわち、実際の授業の場において、生徒たちに発展的な実験、観察、資料の収集整理などといった数学的活動を促していくことができる。
 中学校3年で学ぶ関数y=ax^2(以下、^2は2乗を表す。)は、一般に2次関数と包含関係があるが、そのことには触れられずに単元の学習が終わる。その後、高校数学Tで、2次関数の一般式y=ax^2+bx+cをy=a(x−p)^2+qと平方完成してそのグラフはy=ax^2の放物線が平行移動したものであることを学ぶ。今回の研究では、単元の終わりに発展的な課題として、y=ax^2とは別の2次関数のグラフを考えることを通して、関数y=ax^2と2次関数とのグラフの共通点や相違点に気付かせていく。その比較により、関数y=ax^2のグラフの特徴や値の変化の様子について、より鮮明に理解できると考えた。また、中学校3年で一度触れておくことで、グラフの平行移動と式との関係の原理について、高校で学ぶ段階での理解を助けるようになると考えた。
 授業の取組では、y=ax^2のグラフについて2次関数のグラフとの比較により、放物線の頂点はいつも原点にあるものという思い込みを揺さぶる。生徒たちはいくつかの2次関数(今回は、y=x^2−4とy=x^2−4x+4)について作図することで表やグラフで値の変化やグラフの様子を観察し、それらを比較検討する。このことを通して、帰納的に一般的な2次関数のグラフについて学ぶようにした。生徒たちは、課題解決に向け、仲間との協働的な活動により2次関数のグラフについて理解を示した。
 数学Tの学習内容は中学校の内容からの接続を考えて構成することができる。この実践により、生徒にとっては、既習事項だけのつながりよりも、将来学ぶべき内容についても触れることにより、今学んでいる内容についての理解が深めやすいことが確認できた。生徒の学習内容の理解レベルに応じて適切で、将来につなげられる発展課題を扱っていくことは有効であることが分かる。

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「教育実践」
ICTを活用して数学的活動の楽しさを感得し意欲的に学ぶ生徒の育成
新潟市立新津第五中学校
藤田 夏樹

  平成28年度全国学力・学習状況調査では、全国で数学が好きな生徒は56.2%と低い。また、当校で全校生徒を対象に行った調査から、数学が好きな生徒は全国と比べて更に低いことが分かった。この結果は、数学教師として受け止めがたい事実である。このような実態を踏まえ、生徒に今以上に数学の面白さを伝え、考えることの楽しさを味わわせることで、数学が好きな生徒を育てていきたい。そのために、まず、生徒の自ら学びに向かう意欲的な態度を育成するための手だてを講じる必要があると考えた。
 単に出来上がった数学を知るだけでなく、事象の観察や実験を試みて数や図形の性質を見いだしたり、身近な問題を数学を利用して解決したりする数学的活動を通して数学を学ぶことで、その楽しさを実感できると考える。また、「学びのイノベーション事業報告書」(文部科学省、2014)では、ICTを活用することにより、児童生徒の興味・関心を高められることについて言及している。
 上記を踏まえ、本研究では、生徒が数学的活動の中でICTを活用することで興味・関心が高まり、これまで以上に、課題に対して意欲的に取り組むようになると考えた。数学が好きな生徒の割合が全国を上回るように、数学的活動の一層の充実を図りたい。
 授業の取組では、中学校1年「方程式」の初期指導において、数学的活動の中でタブレット端末を活用する。デジタル教材を使って天秤を操作する活動を取り入れることで、生徒が帰納的に等式の性質を見いだせるように促す。数学的活動の中にICTを活用することで、生徒の学習意欲向上にどれだけの効果があるかを検証していく。

<参考文献>学びのイノベーション事業報告書 文部科学省 2014

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「教育実践」
キーワードを用いた言語活動の一連化
〜5学年「図形の面積」6学年「曲線のある形の面積」の実践を通して〜
魚沼市立小出小学校
中村 友洋

  これまでの算数授業において、児童が基本的な問題には対応できても思考力が試される発展的な問題においては、力を発揮できない状況に課題があると感じていた。
 この要因としては、発展的な問題の指導において、問題を理解できた児童の考えをすぐに取り上げたり、教師主導で解法の手順を示したりして、児童同士の対話的な学びが充実していなかったことが要因の一つであると考える。
 そこで、本研究では、図形を扱う学習において課題解決に必要なキーワードに着目して、そのキーワードをもとに言語活動を意識した対話のある授業を展開することにした。図形領域において学年を超えた言語活動の一連化を図った実践をすることで、思考力・表現力が高まる児童の姿を目指すため、以下の2点から研究を進めた。
1 キーワードが支える学習過程
 キーワードを用いて、見通し(導入)、課題解決(展開)、振り返り(終末)の1単位時間の学習を構成する。また、子どもたちが獲得したキーワードは、単元を通じて、さらには、学年が進んでも意識的に用いられるように働きかける。
2 キーワードを生かした言語活動
 他者が問題解決に使ったキーワードを認めながら、自分との違いについても言及できる対話的な活動を生むことができる。
 本研究において、児童がそれぞれ求積しやすい方法を見付け、キーワードによって対話的な活動が生まれ、その結果、発展的な問題を含む様々な問題を解決することができた。また、キーワードを用いた振り返りを行うことで、学習内容が整理されたり、次時への学習意欲につなげたりすることができた。

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「教育実践」
子ども同士が関わり合いながら、考えを構築していく算数授業
新潟市立矢代田小学校
間 大也

  新学習指導要領において、「どのように学ぶか」が明記され、「主体的・対話的で深い学びの視点からの学習過程の改善」が必要とされている。
 これまでの自分の授業を振り返ると、「課題を提示→自力解決→グループや学級全体で交流」の流れで対話的な学びを目指してきた。しかし、自力解決の時間に自分の考えが思いつかない児童が少なからずいるのが実際だ。自分の考えをもてない児童は、その後の交流の時間も思考の姿が見えず、学びが成立していない現状がある。
 そこで、あえて自力解決の場を設けず、話し合いながら自分の考えをもつことができる場を設定する。そのためには、話しやすくする意図的なグループ編成と日常における話し合うスキルの育成が必要になると考えた。そのことにより、算数科において大切な考え方や知識を獲得できると考える。
 6年生「分数のわり算」「小数と分数の計算」の単元において実践研究を行った。授業における児童のグループでの話合いの様子や学級全体での児童の関わり合いの様子を検証した。
 二つの実践では、自力解決の場がなくても、児童は「こうすればいい」や「これはどうだろう」と友達と関わり合いながら自分の考えを構築していく様子を見ることができた。日頃から話合いスキルを育成し、意図的なグループ編成と自力解決のない話合いの場を設定することが、子どもたちが生き生きと対話し、考えを構築し、算数の学びへとつながる有効な手だてであることが分かってきた。

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「教育実践」
学びの自覚を促す関わりの場と振り返りの指導
新潟市立新津第二小学校
佐藤 晶子

  学びを自覚するために、学習後に振り返りを書かせることが必要である。しかし、ただ書くように促しても、「何を書いたらよいか分からない」と答える児童は多い。そこで、振り返りの視点を「自分の感想」「何が分かったか」「考えのよさを見付けよう」と示し、振り返りを記述させた。
 振り返りを書くことができる児童は増えたが、内容は「おもしろかった」「楽しかった」「難しかった」といった感想だけを書いたり、まとめで書いた言葉をそのまま振り返りとして書いてしまったりしていた。考えのよさに気付く振り返りを書くためには、単元の指導内容に合った関わりの場を設け、考えのよさに気付かせることが必要である。
 本研究では、意図的な関わりの場を用いた授業で振り返りを書かせることにより、考えのよさについて、学びの自覚を促せるのかを検証した。

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「教育実践」
児童が主体的に授業をつくり、思考力を高める指導の工夫
新潟市立横越小学校
桂 有慧

  教室には、計算の答えは導き出せるものの、方法について問うとなかなか答えられない児童がいる。また、一部の児童の考えや発言で授業が進んでしまう場合もある。児童の「見方・考え方」を高めるためには、課題解決の見通しをもたせ、多様な考えを比較し、関連付けて考えさせる手だてが必要である。
 そこで私は、一人一人に課題解決の見通しをもたせるため、考えるための技である「思考スキル(思考の結果を導くための具体的な手順についての知識とその運用技法)」(黒上晴夫2012)の研究に注目し、自学級に合わせて次の4点について検討した。
1 思考スキルの精選
 黒上氏は19の思考スキルを提唱している。本研究では、児童が多用する思考スキルの傾向を分析し、精選する。また、思考スキルの定義だけでなく、具体的な文例を提示することで、児童が使いやすい環境づくりを行う。
2 授業過程の定式化
 授業過程を定式化し、先を見通して児童が主体的に学習を進めることができるようにする。
3 活用場面の設定
 思考スキルの活用実態の分析から、活用場面を@ 課題解決の見通しをもつ場面、A 集団解決の場面、B まとめにつなぐ場面とする。
4 場面ごとに分類した思考スキルの可視化
 活用場面ごとに、思考スキルを@ 解決スキル、A 練り上げスキル、B 収束スキルと分類する。どれが使えそうかを考えたり、実際に活用したりすることで、児童が見通しをもって主体的に課題解決していくことができるようにする。
 これらの4点について、6年生「分数のかけ算」「分数のわり算」「速さ」「比とその応用」で実践し、効果を検証した。特に、@ 課題解決の見通しをもつ場面で「解決スキル」を効果的に活用して「見方・考え方」を高めていく児童の姿を実現することができた。

<参考文献>思考スキル(思考の結果を導くための具体的な手順についての知識とその運用技法) 黒上晴夫 2012

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「教育実践」
子どもが夢中になって考え、理解を確かなものにするための数学的誤概念を生かした授業づくり
新潟市立新潟小学校
佐藤 諒子

  子どもの理解は、分っているつもりでも、経験をもとにして考えがちだ。このような経験的、自然発生的にもつイメージや思い込みのことを、「数学的誤概念」と呼ぶことにする。子どもに夢中になって考えさせるためには、経験とのズレを感じさせる手だてが必要だ。そのズレから、子どもが「なぜだろう」と学習課題をもち、友達と考え合うことで理解を確かなものにしていくと考える。
 そこで私は、第4学年の単元「角」と「小数」の実践を通して、次の2点から検証した。
1 数学的誤概念が表出する問題提示
 「角」では、子どもにパックマンを作らせ、黒板上で口の大きさ順にパックマンを並べさせた。一番大きな口を開けたパックマンは、180°のものだった。これが一番大きいと捉えている子どもが多く、これ以上大きな口を開けたパックマンは作れないという数学的誤概念を表出させた。また、「小数」では、小数第二位までの数+小数第一位までの数の筆算において、小数点の位置を揃えずに、末尾を揃えてしまう数学的誤概念を表出させた。
2 揺さぶりをかける発問から作る、数学的誤概念を基にした学習課題
 「角」では、180°口を開けているパックマンを指して、「これ以上大きな口を開けたパックマンは作れないよね」と揺さぶりをかけると、「作れない」という子と、「あごがはずれちゃうけど、できるよ」という子に分かれ、『一番大きな口を開けているパックマンは、どんなパックマンなのかな』という学習課題が生まれた。「小数」では、教師が間違えた方法で計算して見せ、「これでいいよね」と聞いた。すると子どもたちは、「違う」「なんで違うか言える」と話し始めた。『小数どうしのたし算は、どうやって計算すればよいのかな』という学習課題が生まれた。子どもは、学習課題がはっきりすると、夢中になって考え始め、話合いを通して数学的概念を獲得し、理解を確かなものにしていきたい。
 このような授業を進めていくには、教師が子どもの数学的誤概念を把握しておく必要があると考える。今後は、子どもがどんな誤概念をもっているのかを探っていきたいと思っている。

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「教育実践」
思考を活性化させながら、問い続ける子どもをはぐくむ指導の工夫
〜可視化と問い返しによる認め合い・学び合いの授業づくり〜
五泉市立五泉南小学校
久保田 理美子

  これまでの指導の結果、子どもたちは、自らの考えを徐々に表出できるようになってきた。しかし、互いの考えを関わらせながら、問題を解決していこうとする点では、弱さが見られる。そこで、課題解決に向けて、操作的な活動を通して出された考えをホワイトボード等で可視化して示すこと、そして、その考えを取り上げ、繋ぎ、問い返すことで、互いの考えを関わらせながら思考を活性化させること、この2点を重視した授業に取り組んでいる。
 ここでの、「可視化」とは、「教材の可視化」と「子どもの考えの可視化」である。また、「問い返し」とは、子どもの表現に対して繰り返したり、尋ねたりすることで、「思考を活性化させ、気付きを自覚化させるために問うこと」と「子ども同士の考えを繋ぐために問うこと」である。
【成果】「教材の可視化」では、紙ベースではなく、具体物等を実際手に取って操作しながら思考を整理することができたことから、自分の考えをもちやすくなった。また、「考えを可視化」したホワイトボードを提示することで、自他の考えを比較検討しやすくなり、思考の深まりが見られるようになった。
 更に、授業の終末では、算数日記で学習の振り返りを行った。何を学んだかを可視化することで、子ども自身が、自ら学んだことを再構築することができた。
 子ども同士の比較検討場面では、「問い返し」を随時行うことで、子どもたちの思考を活性化させながら、練り合いをさせることができた。また、ねらいに迫る子どものつぶやきに対し、問い返そうという意識で対応することで、子どもの考えを繋ぎながら、学習を進めることができた。
【課題】「教材の可視化」では、子どもの予想される考えを基に、補助教材も含めて、どのような場面でどのような教材を示せばよいのかを深く考えていく必要がある。また、子どもの考えを予想し、幾通りかのパターンで問い返しの発問を準備する必要がある。そのために、今後、様々な領域の単元で実践を行い、「問い返し」のパターン化の方向を探っていく。

<参考文献>
「ほめて育てる算数言葉」田中博史 盛山隆雄 編著 文溪堂 2013

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「教育実践」
絵画史料と文字史料の複合的な吟味・検討による歴史認識の育成
〜絵画「死の勝利」をもとにした中世ヨーロッパの授業を通して〜
新潟市立上山中学校
早福 史

  本論の目的は中学校社会科歴史的分野において、絵画史料と文字史料を複合的に用いた授業により、生徒の多面的・多角的な思考の育成方略を明らかにすることにある。
 絵画を用いて生徒に視覚的なイメージをもたせたうえで歴史を考えさせることは、生徒の思考力の育成に有効であり、これまで多くの実践がなされてきた。しかし、絵画史料は写実的ではないため、絵画を通して生徒が獲得する歴史認識は絵画史料の作者の時代像に大きく影響されるという問題点があった。
 そこで、絵画史料の作者がどのように時代を見ていたかを生徒自身が検証するというプロセスを授業に組み込むことで、先行研究・実践の問題点を克服し、より多面的・多角的な思考を育成する。そのために、本時では次の手だてを用いることによって授業を構成する。

【絵画史料と文字史料を複合的に吟味・検討する授業の手だて】
1 絵画の作者がどのように歴史を見たのかを問う
2 絵画で表現された当該期の時代像を文字史料から吟味・検討する 

 1,2の活動を組織するためには、絵画史料の作者の社会の見方が十分に反映されている絵画史料を選定する必要がある。本論では、「中世ヨーロッパとルネサンス」の単元を扱ったが、この時代の資史料で、上記の条件を満たす絵画史料と、それを吟味・検討する文字史料として以下の資史料を用いた。
【絵画史料】ピーテル・ブリューゲル作「死の勝利」
【文字史料】ボッカチオ作「デカ・メロン」

 前時までにヨーロッパ社会はイスラーム圏との接触(十字軍の遠征)によって豊かになったという思考を形成した。本時の授業において、「死の勝利」を提示すると、生徒の中に絵の暗い印象と前時までの時代認識にズレが生じた。絵画史料から読み取れる歴史像は妥当なものなのかを文字史料で吟味した生徒は、他文化との接触によって社会が衰退したとみることもできるという新たな見方の存在に気付いた。生徒は、当該期のヨーロッパ社会を「(イスラーム圏との)交流によって新しい文化が入り良くなったけど黒死病という病が流行した。」と表現した。この記述から、生徒が中世ヨーロッパ社会を文化の流行という社会の繁栄という側面と疫病の流行と混乱という側面から多面的に捉えたことが分かる。
 以上のように、絵画史料に象徴された作者の見方・考え方を文字史料から吟味・検討することで多面的・多角的な歴史認識を育成することができた点に本論の成果がある。

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「教育実践」
関わり合いを通して、考えを深める社会科指導
新潟市立下山小学校
高橋 賢人

  激動する社会の形成者となる児童たちに、社会事象を一つの視点からだけでとらえるのではなく、広い視野から物事を関連付けて考え、判断・行動する力を養いたいと思っている。それが、学習指導要領の社会科で定められている「公民的資質の基礎」につながると考える。

 そこで、本研究では、6年生の歴史学習の中で、小単元ごとに1か所程度山場を意図的に設定する。一つの歴史事象に対して児童が複数の視点から思考交流する場面「異論ワーク」を意図的に設定することで、考えを深めさせようと考えた。

STEP1:複数の視点の中から一つ視点を選択し、自分の考えをもつ。

STEP2:同じ考えの者同士で考えを共有する、「同論ワーク」をする。ここでは、自分と同じ視点から考えた者の話を聞くことで、自分が最初にもった考えを強化する。

STEP3:異なる視点から考えた者でグループを編成し、複数の視点を関連付ける、「異論ワーク」をする。
ここでは、一つの歴史事象について異なる視点から考えた者で関わり合うことで、「同論ワーク」で考えたことを複数の視点から関連付ける。

STEP1〜3の過程では付箋、STEP3では付箋とマトリクスを使って気付きや考えを整理させる。

 このように、一つの事象を複数の視点から考えることで、自分の考えと自分とは異なる考えを関連付けた。そのことにより、新たな気付きや異同への気付きや考えの視点をもって関わりが生まれ、自分とは異なる視点からの考えを関連付けた見方に、考えを深めることができた。

 今後も、「自分の考えをもつ→同論ワーク→異論ワーク」の有効性について研究し、歴史事象について複数の視点から関連付けて考え、判断・行動できる児童を育てていく。

 

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「教育実践」
自らの思考を整理し、社会的事象を関連付けて考えることのできる社会科指導
〜するとツリーの活用を通して〜
新潟市立東山の下小学校
水野 幸一

  平成29年3月に告示された新学習指導要領には、社会科において、「社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考えたり」や「多角的な思考や理解を通して」と記述があり、社会的事象を関連付けたり、様々な観点から見たりすることを重視している。
 これまでの私の指導では、多くの児童が一つの資料から社会的事象を読み取ることはできた。しかし、読み取った複数の社会的事象を関連付けて、自分の考えを構築するのに弱さがあった。それは、つなげて考させようという意識はあったが、児童の実態に合った手だてを講じていなかった私の指導法に問題があった。そのため、児童は一つの資料から読み取った考えで満足していた。
 そこで本研究では、目指す児童の姿を「自らの思考を整理し、社会的事象を関連付けて考えることのできる子ども」とし、それを達成するために以下のように指導方法を工夫し、実践した。
1 思考ツール「するとツリー」の活用
 「するとツリー」とは、複数の事象を並べ、つながりがあるものを結んで考えていくツールである。つながりは全て「すると」という言葉でつないでいく。本研究では、「するとツリー」の一番上にある社会的事象を一つに限らず、複数用意することで、社会的事象を様々な観点から捉えられるようにした。「するとツリー」を活用することで、社会的事象に対する自分の考えのつながりを明確にすることができる。また、接続詞の「すると」という言葉をそのまま用いることで、段階を追って考えを掘り下げることができる。
2 「するとツリー」を自らの考えの記述に生かすための工夫
 「するとツリー」を作成するときに、形や使用させる場面を工夫した。また、学習課題に対するまとめに迫れるよう、「するとツリー」の作成後に共通することを考えさせた。そうすることで児童は、つながりを意識しながら掘り下げた考えを、複数の資料を関連付けた考えに整理することができる。
 これらの手だてにより、児童が社会的事象を関連付けて考えることができる姿が見られた。

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「教育実践」
比較・関連付けして社会的事象の意味を捉える子どもの育成
〜クラゲチャートの活用と学習活動の工夫を通して〜
佐渡市立金井小学校
椎井 慎太郎

  「比較・関連付けして社会的事象の意味について考える力」は、社会科で育てたい思考力の一つである。しかし、現行学習指導要領の課題に挙げられているとおり、その指導は難しい。これまでの指導を振り返っても、「関連付けて考えましょう」と、付けたい力を意識して声を掛けるようにしてきたが、一部の子どもにしか関連付けを促すことができなかった。その結果、社会的事象の意味を明確に捉えさせることができなかった。
 そこで本実践では、子どもの自発的な「比較・関連付け」を促し、その結果として社会的事象の意味を捉えさせるために、思考ツールを活用する。思考ツールには、「情報の可視化と操作性」といった特性や「促す」「気付きやすくする」という役割がある。このような思考ツールの良さを最大限に生かすことによって、上述した思考力を育てることができるのではないかと考えた。そこで、本実践では次の手だてを講じた。
1 比較・関連付けをさせる場面において、同じ観点の足をもったクラゲチャートを二つ並べる
 社会的事象の意味を捉えさせるために、思考ツールの一つである「クラゲチャート」を活用し、二つ並べて比較しやすくする。さらに、比較した後の自発的な関連付けを促すために、クラゲの足を同じ観点で並べるようにする。このようにすることで、クラゲチャートAの足と、クラゲチャートBの足を比較しやすくするとともに、観点をそろえた足があることで、子どもからの自発的な関連付けが促されると考えた。
2 関連付けを促し、相違点や共通点を明確にするための学習活動を工夫する
 二つのクラゲチャートを比較・関連付けする際に、その相違点や共通点が明確になることによって、社会的事象の意味が捉えやすくなると考えた。そこで、そのための学習活動を設定する。具体的には、全体共有場面→自力解決場面→グループ検討場面の三つの学習活動を工夫することによって、関連付けを促し、相違点を明確にさせるようにした。
 以上の手だてを行うことによって、6年生「新しい時代の幕開け」と「わたしたちの暮らしを支える政治」の単元では、社会的事象の意味を捉える子どもが増えた。今後は、他学年において手だての有効性を検証していきたい。

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「教育実践」
関連付けて社会的事象の意味を考える力を高める社会科指導の工夫
〜思考ツールを手だてとして〜
佐渡市立行谷小学校
星野 翔

  社会科の授業の中で子どもが意欲的に学習課題を追求し、思考力・判断力・表現力を高めていくことが求められている。
 しかし、これまでの実践を振り返ってみると、関連付けて捉えさせたい複数の社会的事象や資料を提示しても、一つの資料のみを使ってまとめを記述している児童が多く見られ、二つ以上の社会的事象をつなげ、関連付けて考えたり表現したりしている姿がほとんど見られなかった。そこで私は、次の点を工夫し、実践を行った。
 
【写真付きコンセプトマップによる関連性を視覚化】
 「コンセプトマップ」とは、複数の社会的事象を線でつなぎ、その関連性を記入していく思考ツールである。コンセプトマップを使う事で今まで学習した知識を整理し、線でつなぐことで社会的事象同士の関連性を視覚化させた。さらに、その思考ツールの中に写真を活用することで、社会的事象をより想起させ、より関連付けて捉えられるようにした。

 その結果、写真付きコンセプトマップを使うことで児童が社会的事象を関連付けて、社会的事象の意味を捉えることができた。
 一つ目の実践では、関連付けて社会的事象の意味を捉えることができた児童は半数ほどであったが、二つ目の実践ではほとんどの児童が関連付けて社会的事象の意味を捉えることができた。
 単元を通して関連付けを意識させたり、コンセプトマップの中の文字数を少なくして活用しやすいコンセプトマップにしたりすることで関連付けて社会的事象の意味を捉えることができるということが分かった。

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「教育実践」
適切な資料を選択して、課題解決できる児童の育成
胎内市立中条小学校
菊地 康裕

  社会科の授業では、資料活用能力を育てることが大切である。課題解決に向けて、資料を活用しながら、自分の考えをまとめていく。そして、自分で資料から読み取ったことを発表し、全体で検討していく。しかし、それぞれの児童の思考は、拡散していることが多い。そのため、児童の考えを収束させ、課題解決に迫るまとめへとつなげていく手だてが必要であると考えた。そこで、5年生「くらしを支える情報」(実践@)と「食料生産を支える人々」(実践A)の単元で、以下の手だてを用いて、実践した。
1 課題解決に向けた複数の資料提示
 本時の課題を作り上げた後に、まずは自分で予想を立てさせた。次に、実践@では、課題解決に迫る資料を教師から複数提示した。自分で資料を選択させ、その資料から課題解決に向けた社会的事象を考えさせる場を設けた。また、実践Aでは、一つの資料だけでなく、二つ以上の資料を関係付けて社会的事象を読み取らせる活動を行った。
2 児童の思考を収束させるための発問や資料提示の工夫
 児童がそれぞれ自分で資料を選択して考えをもち、発表し、全体で検討する。その段階での児童それぞれの思考は、拡散していることが多い。そのまま本時のまとめとするには、児童の思考はバラバラである。そこで、授業のまとめ前の段階で、教師から本時の課題解決に迫る新たな発問をして、児童の思考を収束させる手だてを講じた。また、新たな資料提示を行い、より適切な資料へと目を向けさせる手だてを講じた。
 以上のような手だてを講じたことで、拡散していた児童の思考は、課題解決の本質に迫る意見に焦点化され、本時のまとめへとつなげることができた。

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「教育実践」
関わりを通して生徒の読みの力を育成する
〜知識構成型ジグソー法的手法を通して〜
湯沢町立湯沢中学校
根津 絵理奈

  次期学習指導要領では、国語科の目標の一部に「伝え合う力を高め、思考力や想像力を養う」ことが記されている。この目標を達成するために国語科の「読むこと」においては、「知識構成型ジグソー法」的手法を用いることが有効であると考えた。ジグソー学習とは生徒自身が多面的な視点を獲得し、考え方を広げ、読む力を付けさせる学習である。そのために以下のような3点を手だてとし、実践を行っている。
 一つ目は、大課題の設定についてだ。物語を知識構成型ジグソー法を用いる際に重要となることは、大課題の設定とその解決のためのエキスパート課題の設定だ。まず、大課題を設定する際には、物語の作品の主題となり得るものに設定する必要がある。その主題を学習者に獲得させるために、指導者自身が教材観を確立させる必要がある。
 二つ目はエキスパート課題の設定についてだ。エキスパート課題は、大課題を解決するために、必要な情報を手分けして集める作業と捉えている。その課題を設定する際には、それぞれ異なる視点となるように設定する必要がある。また、一人が必ず一つ解くべき課題があることで、学習者自身が主体性をもって活動に参加できると考えた。
 三つ目は班分けについてだ。知識構成型ジグソー法的な手法をジグソー班(大課題を解く班)、エキスパート班(エキスパート活動を話し合う班)をそれぞれ3人で構成することを基本としている。班分けに関しても、話合いが円滑に進むように、それを「国語班」として、教師から示す必要があると考えた。
 以上の3点を手だてとし、学習者に物語を「読むこと」の力を付けさせることができると考える。
 これらの活動を通して、学習者自身が読みの多面的な視点を獲得し、より深い読みができるようになることを期待している。

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「教育実践」
意図的なグループ構成による対話を通して、思考を深める読むことの指導
新潟市立下山小学校
中澤 理恵

  「読むこと」の指導において、児童に、物語文の人物の気持ちの変化を捉える力を身に付けさせたいと考えている。

 自学級の児童は、登場人物の性格等の背景を把握し、変化する気持ちについて、地の文や行動、会話などから関連させて捉える力が十分ではない。その結果、自分の考えに自信がもてない状況がうまれる。この状況は、学習意欲の低下につながる。
 そこで、本研究では、児童が自分の考えと同じ考えをもつ児童とで対話する方法を用いた。

1 課題に対して叙述から根拠を探し、自分の考えをもつ。
2 同じ考えの者同士で意見交流し、より説得力のある根拠を練り上げる。グループは、同じ考えであるが、根拠が異なる者で構成することで、根拠のズレを検討し、考えをより確かにする。
3 違う考えをもつ児童との意見交流を学級全体で行う。

 2の意図的に編成したグループによる対話を行うことで、3の全体交流の中で自信をもって発表できる児童を育てることをねらった。この活動は、意見を形成するための段階的な活動だ。同じ意見の児童との交流を通して自分の意見に自信をもつことができ、主体的に発言するようになったという児童の変容が見られた。

 今後も、自分の意見に自信をもち、皆を納得させようと全体交流の中で発言をする経験を積み重ねさせていく。そして、どのような場であっても考えを相手に伝えられる児童を育てていく。

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「教育実践」
目標に向かって挑戦し続ける子どもの育成
〜金管活動における目標・活動・評価の繰り返しを通して〜
燕市立松長小学校
佐野 正彦

  今、新潟県でも、燕市でもキャリア教育の推進に力を入れている。私は、小学校段階でのキャリア教育では、勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の育成、自己及び他者への積極的関心の形成・発展が重要だと考える。自己有用感を高めたり、目標を達成するために工夫し努力を続けたりする大切さを他者との関わりの中から体得させたりすることを目指したいと考えた。
 そこで、次の2点から取り組んだ。
1 目標設定と振り返り
 金管活動において、毎回の活動の目標とその振り返りの場を設定した。ここでは、技術的に困っていることや、できるようになったことを自分自身で認識する場とした。これは、必要に応じて次回の活動で教師が支援していく指針とした。それに併せて、行事ごとの長い目標設定と振り返りも行った。ここでは、練習を通しての他者との関わりや目標に向かってどれだけ頑張ったかを自分自身で認識する場とした。
2 教師のコメント
 児童が振り返りを行った際は、教師からコメントを入れていった。そこでは、児童同士の関わりを支援し、促進するコメントや、技術的な指導のコメントを入れた。コメントを入れることで、子どもたち一人一人の思いや願いを表出させ、それを教師が受け止め、次回の活動に生かすための指針とした。
 今後ともこれらを繰り返すことで、子どもたちの挑戦し続ける姿勢を育てようと考えている。

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「教育実践」
食に関心をもち、自ら食生活の改善に取り組む子どもの育成
長岡市立栃尾南小学校
金井 淳

  当校では、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付け、自らの健康管理ができる力を養うことをねらいに、年間を通じて計画的に食育の指導を進めている。これまでの取組の成果として、食事のマナーを意識して給食を食べたり、好き嫌いをせずに食べようと努力したりする児童が増加し、食生活改善への意欲が高まってきている。一方で、給食の時間に意識して実践していることや学んだことが、日常の食生活の改善につながっていない面が見られる。そこで、食への関心をさらに高め、主体的に自分の食生活を見直し改善に取り組む態度を育てる必要があると考え、これまでの取組に工夫を加えて実践を行った。
1 食育授業の充実
 各学年の発達段階に応じた内容やねらい、担任教諭と栄養教諭のT.T指導の役割をより明確にして授業を行った。身近な食材の教材化、体感を伴った活動、UDL等、児童の実態に合わせた手だてを工夫し、食と健康のつながりや食生活改善の必要性が実感できる授業を目指した。また、授業で学んだことを家庭で実践したり共有したりできるような活動や資料を用意し、家庭との連携を図った。
2 目標の自己選択制を取り入れたマナーアップ週間
 これまで全校で統一していた食事の仕方のめあてを、自分の食生活の課題に合わせて選択(好き嫌いせずに食べる、茶碗を持って姿勢よく食べる、よく噛んで食べるの三つのめあてから)できるようにした。学校での取組の趣旨や様子を家庭に伝え、日常の食生活改善につながるように協力を求めた。また、めあてを達成した児童や学級には賞状を授与し意欲付けを図った。
3 情報発信の工夫
 食材の産地や栄養価、献立の工夫点等、食に関する知識を広げ興味関心を高めるために、毎日の給食の献立について委員会の児童が放送している。その情報を家庭でも共有できるように、学校HPに毎日アップし、家庭での食育の話題の一助とした。
4 食育だよりを通じた啓発活動
 毎月、その時期に合わせた内容で食育だよりを発行している。食育だよりを配付する時には児童用のたよりも用意し、担任が児童の発達段階や実態に合わせて食育ミニ指導を行った。
 以上の取組を通じて、食に関心をもち、自ら食生活の改善に取り組む子どもの育成を目指している。

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「教育実践」
授業の中で共感的人間関係を高める活動の工夫
〜算数授業での実践〜
新潟市立亀田東小学校
石黒 里美

  他者と協働しながら学び合う中で主体的に判断・行動し、共感的人間関係を高める児童の育成を目指している。現在、勤務している学校は毎年学級編制があり、人間関係づくりが苦手な児童にとっては、新しい学級の中での人間関係づくりは容易ではない。授業中は、相手を分かろうとすること、相手に分かってもらおうとする力が不足していて、他者と協働しながら学ぶ価値観が低い。授業の中で共感的人間関係を高める活動を取り入れることにより、他者と協働しながら学び合うよさを味わい、コミュニケーション力を付けさせることができると考える。また、コミュニケーションを図りながら新たな気付きが生まれ、学習にも主体的に取り組み、授業と生徒指導の一体化を図ることができるのではないかと考え、本テーマを設定した。
授業の中で、どのような共感的人間関係を高める活動と場が、生徒指導との一体化に有効なのかを視点として、次の仮説と手だてで解決に迫った。
【仮説】
 他者と協働しながら学び合い、共感的人間関係を高める活動の場を設定すれば、授業と生徒指導との一体化を図ることができるようになるだろう。 

1 授業の中で児童同士の「なるほどタイム」を設定
 個人解決後に、どのようにしたら解決できたのか、なぜその答えになるのかを時間を設定して複数の児童に説明し合う。ここで、考えを共有したり新たな気付きを見付けさせたりする。
2 ノートの書き方指導とノート評価
 自分の考えがどのように深まっていったのかが分かるノートの書き方を指導する。友達の考えに共感したり、新たに気付いたりしたことを書かせる。授業後にはノートを3段階の星印で評価する。
3 付箋交換カードの使用 
 「なるほどタイム」で説明し合った児童同士に付箋交換をさせる。交換して集まった付箋をカードに貼り付けさせる。1か月で全員分の付箋を集めさせるようにする。
4 学級目標の達成度を数値化
 毎月アンケートを行う。数値化した表を掲示し、可視化する。

 共感的人間関係を高める活動を以上の4点の手だてを組み込んで行うことで、他者と協働しながら学び合うよさを味わい、コミュニケーション力を付けさせることができる有効性と授業と生徒指導の一体化を図ることができる有効性を検証していきたい。

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「教育実践」
ICT機器を用いた児童の情報活用の実践力の育成
新潟市立上山小学校
細山 卓真

  平成29年3月に公示された新学習指導要領では、「資質・能力の育成を目指す『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善を進める」とある。その「資質・能力」の中には、情報活用力が挙げられている。また「ICT等を活用した学習活動等を充実するよう改善するとともに、情報手段の基本的な操作の習得やプログラミング教育を新たに位置付けた」ともある。
 本研究では、児童がICT機器(タブレット端末)を用いて情報を読み取り、整理・分析する力の育成を目指している。児童が学習活動を動画撮影しその場で見直すことで、児童自らが考え、児童同士のかかわりの中で学びを深めることができると考えた。
 体育科の実践では、練習の様子を動画で撮影し、グループで改善点を出し合う活動を行った。同じ課題をもつ児童同士がかかわり合うことで、改善点を見付けそれぞれの技の精度を高めることができた。また理科の実践では、実験の様子を動画撮影し、グループで繰り返し見直すことで細かな変化に気付き、考察につなげることができた。
 児童同士の学びを深めるためにはかかわり方や学びの視点を示すことが重要である。今後はこの2点についてどのような手立てを講じればより効果が上がるのか明らかにしていきたい。

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「教育実践」
協調性に課題のある児童の行動改善
新潟市立大野小学校
澤田 哲寛

  協調性が低く、他の児童と人間関係を築くことが難しい児童がいる。自己中心的な言動が多く、遊びを自分の思い通りにしようとし、命令をしたり、ルールを変えたり、相手から物を取り上げたりしようとする。また、自己顕示欲が強く、リーダーになりたがったり、自慢したり、相手を下に見るようなものの言い方をしたりする。相手を怒らせて喜ぶ癖があり、相手の反応が強くなるほど行動がエスカレートするなどが主な問題行動である。
 これらの問題行動を改善するために4つの取組を行い、その後に周囲の児童に対し、対象児童ともう一度遊んでもらえるよう促す授業を行った。
1 トークンエコノミー法を用いた。人に対してよい行動をしたときに、スマイルマークというカードを渡した。スマイルマークを貯めると、シールと交換できたり、学級で飼う新しい魚を選ぶことができたり、お楽しみ会をすることができたりする。
2 日常指導及びSST(ソーシャルスキルトレーニング)を行った。他の児童に不快な思いをさせる言動があったときに、活動の場から離して言動を振り返らせた。また、どうすればよかったかを考え、よいと思われる行動をロールプレイで実際にやってみる活動を行った。
3 活躍の場を提供した。教師のお手伝いや活動の準備などで仕事をお願いし、そのことについて帰りの会などでみんなに伝えながら褒めた。
4 学校であった良い行動を保護者に伝え、家庭でも褒めてもらえるよう促した。
 これらの取組の結果、児童は言葉を口に出す前に少し考える姿が見られるようになったり、話合いで人の意見にも耳を傾けるようになったり、人がやりたがったことを譲ってあげたりするようになった。
 このような行動の改善が見られたため、周囲の児童にもう一度対象児童と遊んでもらえるよう促す授業を行った。その結果、集団の中に入って、一緒に遊びを楽しめるようになった。

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「教育実践」
ADHDのある児童の通常の学級への適応を目指した取組
〜自己肯定感を高める三つの手だて〜
新潟市立大形小学校
武田 守広

  ADHDのある児童のS児は、衝動性や多動性の強さに起因する行動上の問題により、通常の学級にうまく適応することができず、教室から頻繁に飛び出していた。そして、通常の学級でうまく活動できたという経験をすることができず、失敗経験が積み重なった結果、他者と攻撃的な姿勢で関わるという二次的な障害が見られるようになってきていた。S児の日頃の言動から自己肯定感が低い様子が伺われた。
 本研究では、S児の自己肯定感を高めることで、通常の学級で学習する機会が増え、通常の学級に適応できるようになるのではないかと考えた。そのために次のような手だてを講じた。
<手だて>
1 目標をもって活動に取り組むための「トークンエコノミー法」の活用
 通常の学級での活動に参加できた際に、シールを獲得することができ、更に決められた数のシールを集めると自由時間と交換したり、実験が中心のお楽しみ理科に参加できたりするようにした。
2 自分の行動を振り返ることができる「できたことシート」の活用
 通常の学級での学習に参加した際、S児が「できたことシート」にできたことを記入して、自分の良い行動を振り返ることができるようにした。更に、周りの友達が学習に参加したS児のことをどのように思っているのかS児から想像して書いてもらい、友達のことを肯定的に受け取れるようにした。
3 保護者と連携してS児の自己肯定感を高める「みっけ!ノート」の活用
 家庭への連絡ノート「みっけ!ノート」を作成し、S児の良い行動を家庭と共有し、家庭でも良い行動をほめてもらえるようにした。良い行動を家庭と連携してほめていくことで、S児の自己肯定感が相乗的に高まっていくと考えられた。
 以上のような手だてを講じ、児童の変容と手だての有効性を探っていった。

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「教育実践」
在学中から利用できる福祉サービスの充実を目指して
〜学校・家庭・関係機関の連携・協働による取組〜
新潟県立はまぐみ特別支援学校
井口 貴雄

  子どもたちは地域で多くの人と関わりながら、暮らし、成長していく。当校の子どもの多くは在学中から地域の医療や福祉等の支援サービスを利用している。地域の関係機関との早期からの情報共有やニーズの確認は、本人や家族の卒業後の生活を確実に支えることにもつながると考える。当校においても近年、福祉サービス等に関する保護者からの相談が増えている。放課後や長期休業中を地域で有意義に過ごしたいという本人や保護者の願いが高まり、実際に利用する動きが盛んになってきた。
 そこで、以下のような取組を家庭、関係機関と連携・協働して取り組んだ。
1 「福祉サービス等の充実に向けたアンケート調査」の作成・実施
 保護者の具体的なニーズを把握し、関係機関と情報共有していくことを目的としてアンケート調査を実施した。作成に当たり、保護者や福祉行政、福祉事業所、相談支援事業所、訪問看護ステーション等の関係機関と連携・協働で作成した。学校が中心となり、「保護者の思いや伝えたいこと」と「関係機関の見解や知りたい情報」を相互に確認、理解し合い、合意形成を図るプロセスを大切にし、学校と関係機関の双方にとって有意義なアンケート調査の実施を目指した。
2 「からだの不自由な子どもが在学中から利用できるサービガイド」の作成・配付
 保護者への地域の福祉サービス等に関する情報提供を目的とした当校独自のサービスガイドを関係機関と連携・協働で作成した。実際にサービスを利用した生活をイメージできるように具体的で分かりやすい表現やサービス利用につながるような情報内容の精選に努めた。
 アンケート調査結果は「調査報告書」としてまとめ、行政、福祉事業所、相談支援事業所等、地域の関係機関へ情報提供を行うことで情報の共有やニーズの確認につなげた。サービスガイドは保護者への福祉サービスに関する理解・啓発につながり、実際に地域の福関係機関や福祉サービスの利用につなげたケースもあった。
 今後も一人一人の地域での充実した生活の実現に向けて家庭や関係機関と連携した研究を重ねていきたいと考えている。

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「教育実践」
全員で創りあげる学年目標とその達成に向けて
新潟市立白新中学校
伊藤 雅仁

  集団がよりよい活動をしていくためには、目標が必要だ。目標は、全ての教育活動において、活動を振り返る大きな柱になる。しかし、多数決などで決めた目標は、全員の思いが反映されていない可能性があり、その役割を十分に果たすことができないと考える。
 そこで、集団全員で学年・学級目標を創りあげることが必要であると考えた。全員の想いが反映された目標であるならば、その達成に向けても集団が一つの方向を向いていくのではないか。また、その目標達成に向けて、話合い活動やプロジェクト活動などを取り入れることで集団として高まっていくのではないかと考える。そこで以下のような手だてを講じて取り組んだ。

1 ファシリテーションを取り入れて学年・学級目標を作成する
(1)自分たちの学年・学級の現状を話し合う
 4月は目標を設定せずに、自分たちの集団の現状を話し合う活動を取り入れる。個人で付箋に書き、その後で4人グループで話し合い、それを全体でシェアする。
(2)どのような学年・学級にしたいかを話し合う
 (1)の話を受けて、どのような学年・学級にしたいのかを付箋に書く。その後で、4人グループで話し合い、全体に提案する。
(3)多数決は行わず、話し合いで目標を決定する
 学年・学級のリーダーは、出た意見を集約し共通点などに線を引き、多くの生徒の願いが入るように話し合う。ただし、少数の意見にも目を向けさせ、全体が納得いく目標をみんなで創りあげる。
(4)話合いで全体を巻き込む工夫
 一人の生徒が発表した意見と同じ考えの生徒に手をあげてもらい、付け足しをさせる。これを、学年委員が主導する全体の話合いのときに行い、学年全員を巻き込み目標を決められるようにした。
2 目標を全員で創りあげる
 アンケートで募り決定したレイアウトを班の数で割り振り、その部分を4人グループで作成するようにする。マス目模造紙を配り、色紙を貼っていく。最終的に全班のものをつなぎ合わせて、学年・学級全体で目標を創りあげる。
3  短期目標を設定する
 学年・学級目標を達成するために2〜3ヶ月ごとに特に頑張る短期目標を設定する。2〜3ヶ月後に振り返りを行い、次の短期目標を設定するというように、振り返りと短期目標設定を回していき、生徒の目的意識を高める。
4 目標達成のためのプロジェクトを立ち上げる
 学年委員が中心になり、学年目標を意識できるプロジェクトを立ち上げる。プロジェクトをした後に、アンケートをとり、その結果も学年全体に返す。
5 異学年交流の場面を設ける
 異学年の生徒と、目標達成に向けてどのような活動を行っているか、意見交換をする場を設ける。

 以上の取組を行い、生徒が目標を大切にしながら日常生活を過ごし、集団として高まることを期待して実践を行った。

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「教育実践」
生徒の自己肯定感の向上を目指した学級づくり
〜互いのよさに気付き、認め合う活動を通して〜
阿賀野市立笹神中学校
大竹 希世志

  生徒が自己実現に向けて主体的に学び、行動し、よりよい人間関係を築く土台は、自己肯定感である。自分のよさを知り、自分を好きになってこそ生徒は自信をもって様々なことに挑戦できる。そこで、私は生徒が、高校に進学し周りの環境が変わっても、挑戦意欲をもち続け、自分の人生を前向きに歩んでいけるよう以下の3点を意識して、生徒の自己肯定感の向上を目指した学級づくりに取り組んだ。
1 生活ノートを通して、日常的に生徒を肯定する
 毎日学級の生徒一人一人と話をし、その子のよさを認めていくことは難しい。そこで、生徒が毎日担任に提出する生活ノートに、その日の行動や記述に対する、ほめる言葉や期待している事が伝わる言葉を書く。生活ノートが、単なる日記で終わるのではなく、ほめ言葉や激励の言葉でいあふれるノートになることで、自分の日々の言動に自信をもてるようになると考える。また、この生活ノートは保護者も見ることができるものである。よって、生活ノートが保護者に対しての情報発信の役割も果たしている。生活ノートの記述がきっかけで、家庭でも誉められ、生徒の自己肯定感が更に向上することが期待できる。
2 生徒同士が互いのよさを見取り、認め合う場を日常的に設定する
 担任や保護者だけではなく、生徒同士がよい行動を見取り、認め合うことができれば、生徒の自己肯定感は高まる。そこで、私は、日常的に他の生徒の良い行動を見付けたら、記録し、付箋を書かせ、学級に掲示するようにした。付箋を樹の花びらに例え、学級目標「We are active」と関係付け、昨年度は1年間継続して行った。例えば、「数学の時間、難しい問題を分かりやすく教えてくれた」「掃除の時間、自分の担当場所が終わった後、教室の清掃を手伝っていた」など、具体的な行動を誰が行ったか分かるようにして、学級全体で共有した。担任だけでは、見取りきれない個々の生徒の長所が、付箋を通して共有され、現在も学級の文化の一つとして継続している。
3 学校行事を学級づくりに最大限に生かす。
 体育祭や合唱コンクールなどの全校行事の際、生徒の役割を明確にし、個々の生徒の目標を設定した上で、その目標に対する激励や期待の言葉をクラスメイトが文章にして送る活動を行う。行事終了後は、互いに感謝や努力を認め合う言葉を送り合う。生徒は自分が学級から必要とされている喜びを感じるとともに自分の頑張りや成長を実感する。この喜びは、自己肯定感を高めるだけでなく、自分の可能性を信じ自己決定していく力、つまり、将来のキャリア形成にも強くつながる要素だと考える。

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「教育実践」
小学校入門期における自治的集団づくり
新潟市立青山小学校
坂井 孝太郎

  私は、新学習指導要領の中の、「担任の学級経営、学級の課題を自分たちで見いだして解決に向けて話し合う活動を仕組むこと」、学級活動は「特に自治的能力の育成を重視し、課題の発見を含めて児童主体の話合い活動を通じて行うこと」に特に注目している。そこで私は、小学校低学年、特に1年生の入門期の児童に対し、どのような手だてを講じると、自治的能力の育成につながるのかに着目して、研究することとした。
 自治的能力を一人一人及び学級全体に高めるために、私は、定期的に児童の悩みや願いを表出する場をつくり、学級活動の授業において、課題設定へつなぐよう意識している。特に以下の3点について、意識して授業研究を行っている。

1 1年間を通して、スローガンで学習内容を意識させる。
 学級活動の学習を、「よ・い・こ・た・ち」というスローガン(合言葉)で捉え、一時間ごとに何を学ぶのかを明らかにする。「よいこたち」については、以下のとおりだ。
 よ ・・・ 良いところを見付けて、もっとよくする。
 い ・・・ いけないところを見付けて、直していく。
 こ ・・・ 困ったことを相談して、解決する。
 た ・・・ 楽しいことを考えて、みんなでやる。
 ち ・・・ 力を合わせることの素晴らしさを学ぶ。
 年間を通してスローガンを意識させることで、見通しをもたせ、学級の諸活動・問題に主体的に向き合う姿を目指す。また、「よいこたち」の「こ」については、週に3回以上児童同士で話し合う、クラス会議の場を設け、一人一人の児童が安心して学級集団に所属し、授業に参加できるようにする。
2 ねらいとする活動と児童の実態を結び付けて授業を展開する。
 教師がねらう、児童に身に付けさせたい力と、児童の実態とが乖離しないよう、児童の思いを定期的に表出させる。1年生の児童は、発達段階から課題を発見する力が十分ではない。そのため、児童の実態を把握し、児童自ら課題に気付くような授業展開を工夫する。
3 学級の課題を自分事として一人一人に意識させる手だてを工夫する。
 児童の学級に対する課題意識や願いについて、学級の児童が他者の思いに共感したり寄り添ったりして自分事とするには、手だてが必要だ。1年生でも1時間の学習を具体的に見通しをもつことができるよう、児童の思考と学習内容をつなぎ、問いとなる学習課題の設定までの手だてを工夫する。

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「教育実践」
学級の諸問題に子ども自らが気付き解決する話合い活動の在り方
新潟市立五十嵐小学校
村越 千紋

  新学習指導要領の特別活動編では、「学級や学校での生活をよりよくするための課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成し(略)」と学級活動の目標に書かれている。
 小学校中学年の学級活動では、「互いを尊重し、協力し合って学級の生活づくりに主体的に参画するようにする」ことが大切とされている。しかしながら、中学年の子どもが教師の手だてなく、自ら学級生活をよりよくするための課題を見いだし、解決するために話し合うことは困難だ。
 そこで、教師が計画的・意図的に介入することによって子ども自らが学級の実態に気付いたり、諸問題を明らかにして解決したりできるように取り組む。
 本実践では、特に、問題発見から解決のための話合いにおいて、教師が意図的に以下の手だてを講じる。
1 これらの場を設定することにより、学級の諸問題に子ども自らが気付き解決する力を育成する。
2 児童一人一人に活動のプランを立案させる。
3 プロジェクトチームを編成し、活動を二つに絞る。
4 意見カードを書かせて分類・掲示し、子ども一人一人の考えが分かるようにする。
5 掲示してある意見カードを見て、話合いで問題になりそうなことや実態を踏まえた反対意見などを予め考えさせる。
6 話合い中に、学級の実態や活動の意味を考えさせる場をつくり、考えを再構築させる。
7 活動後に振り返りを書かせ、次回の活動に生かせるように学級の実態や活動の意味を改めて考えさせる。
 これらの場を設定することにより、学級の諸問題に子ども自らが気付き解決する力を育成する。

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「教育実践」
道徳授業で役割演技を用いる教師の技量を高める研修の在り方についての研究
新潟市立五十嵐小学校
菅原 友和

  道徳科における「質の高い多様な指導方法」として、「体験的な学習」が挙げられている。その例示とされている役割演技については、これまでも様々な実践が行われ、児童がねらいとする道徳的価値を実感的に理解するために有効な指導方法であることが検証されてきた。しかしながら、その指導方法の複雑さにより、敬遠する教師も多く、なかなか道徳授業で有効に用いられてこなかった経緯がある。
 本研究では、役割演技を用いる教師に必要とされる「監督としての技量」を高める研修の在り方を、以下のように探ってきた。

1 役割演技に関する校内研修の実施
 道徳科で求められる「質の高い多様な指導方法」について説明
 役割演技を用いた道徳授業の進め方について概要説明
 役割演技を用いた模擬授業「貝がら」の実施
2 同僚教師の教室での道徳授業の実施
 実践者による役割演技のウォーミングアップ授業の実施
 実践者による授業「お母さんはヘルパーさん」の実施(同僚教師にお母さん役として演者体験をしてもらう)
 同僚教師による授業実施(指導案、教材は実践者が提供する)
3 同僚教師、児童へのアンケートの実施
 1、2の取組で、教師や児童が役割演技を用いた道徳授業に対する印象に関する継続的な調査

 本取組の結果、校内研修だけでは理解が不十分だった点を同僚教師の実践に対して手厚くサポートすることにより、同僚教師は、役割演技場面で果たす監督役割をより深く理解することができた。また、今後も役割演技を用いてみたいという教師の意欲を高めることにもつながった。更に、児童アンケートから、「役割演技は楽しい」「役割演技があると、登場人物の気持ちが分かりやすい」といった反応もあった。
 多くの教職員が更に技量を高め、役割演技を道徳授業で積極的に用いることができるよう、今後も継続的にサポートしていきたいと考えている。

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「教育実践」
選手の力を引き出す運動部活指導のあり方
〜陸上競技を通じて人間的成長を〜
新潟市立早通中学校
渡邊 祐哉

  JOC強化部では「人間力の向上なくして競技力の向上なし」をスローガンに掲げてオリンピックに向けて選手強化に取り組んでいる。
 中学時代の指導においても、人間力の向上を促すことが競技力の向上には欠くことのできないものであり、私は人間力の向上には選手の自立が不可欠であると考え、選手とのコミュニケーションを基に内面的な力を引き出す部活改革を試みた。具体的には次のような実践を行った。

1 子どもたちに夢を語る
 自分がなりたい姿や目標をイメージさせる。
2 自分を出す指導
 話すこと、書くこと、挨拶、返事などのトレーニングで自分の内面を表現させる。
3 ティーチングとコーチング
 押さえるべきポイントは反復練習で身に付けさせる。また、考えさせる場面を設定し、ポイントを意識して練習に取り組ませる。
4 練習方法の工夫
 定期的な記録の計測、BPMやマークを設定したトレーニングにより、自己の成長を感じさせる。

 日々実践を積み重ねていくことで、話を聴き、自分の考えを伝えることができるようになって、練習の質が高まってきた。その結果、北信越大会、全国大会に出場する選手が育ってきた。

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「教育実践」
選手の力を引き出す部活動指導の在り方
〜バスケットボール部の指導を通して〜
五泉市立五泉北中学校
澁木 政義

  私の夢は全国大会出場である。赴任して2年目に成果を出せる生徒たちと出会った。また、私の指導が試されると感じた。私が部活指導でいつも心掛けていることがある。それは、生徒たちの「心」の成長をさせることである。私は今まで携わってきたバスケットボールを通して、子どもたちに「五つの心」を身に付けさせたいと考えている。なぜなら、心と体はつながっているからである。
【選手として身に付けたい心】
1 自分のことは自分で行い、人に頼らない心(自立)
2 周りに流されず自らコントロールする心(自律)
3 自分はできる、不可能はないと思える心(自信)
4 自分のことより、まずは人のためにと思う心(感謝)
5 常に目標を高くもって、挑戦しようとする心(向上)
 以上の心の成長を身に付けることで、チームでの目標を達成する力が身に付き、自分たちの夢に近付けると思っている。それをより強く考えさせられた言葉がある。ある人の著書の中に書いてあった「人間的成長なくして技術的進歩なし」という言葉である。
 また、目標達成に向けて、チームと個人のスモールステップによる目標設定を行った。その成果として、初の地区新人大会で優勝をすることができたが、県新人大会では力を発揮することができなかった。心(精神力・忍耐力)の成長が足りないと感じた。そこで、生徒一人一人と面談を行い、個人の課題と目指す姿を一緒に考えた。また、定期的な部活会議を開催し、チームの課題発見と共有を行った。その結果、生徒たちの取り組みが一段と変わり、新人大会とは違った試合内容で下越地区大会で優勝することができた。だが、迎えた夏の県大会では残念ながら、ベスト8という結果になり、生徒たちが目指した成果を出すことができなかった。この結果を受け、私は生徒たちから改めて自分自身に課題を与えられたと感じた。

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「教育実践」
湯沢学園、保小中一貫校においての教頭としての取組
湯沢町立湯沢中学校
久保田 武

  平成26年度に町内の小学校5校が統合し、統合湯沢小学校と湯沢中学校ともに校舎一体型の小中一貫校として開校した。通称は湯沢学園。
 平成28年度には、湯沢町の五つの保育園が統合し、湯沢認定こども園として開園し、保小中一貫の「湯沢学園」が誕生した。更に、湯沢町教育委員会子育て教育部、子育て支援課も同じ建物内に設置され、湯沢町の教育の中枢となっている。開校4年目の現在でも県内外から毎週のように、時には海外からも様々な団体が視察に訪れている。
 そのような恵まれた環境、地域の期待も大きい中、保護者と学校、地域と学校、行政と学校が連携し、保小中一貫の教育活動を円滑に遂行していくために、教頭としての役割や取組はどうあるべきか、また、中学校組織の教頭として、保小中組織の中で、保護者、地域や外部の諸団体と学校をつなぐ役目として、また、行政との連絡調整役としての取組を振り返る。
 統合前の複数の組織が保小中の三つの組織になった。同じ建物の中にあることで、統合前より外部団体との連絡調整は容易になったが、事務局や幹事役が小中2校の教頭に集中してしまい、他の業務に影響なく進めることが課題だ。
 保小中一貫校の中学校の教頭として、中学校の職員がやりがいを感じながら、働きやすい職場となるよう、保小中の職員間の連携もスムーズになるよう、組織間の情報共有、組織内の情報伝達の工夫などに取り組み、教育活動がスムーズに展開できるよう学校を支えていく。

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「教育実践」
リレーにおけるバトンパス技能を高める指導の工夫
新潟市立松浜中学校
梅津 雅史

  これまで自分が行ってきたリレーの授業は、バトンパスの練習を繰り返した後、ただタイムを計測させたり、チーム同士で競争させたりする授業であった。
 これらの取組では、生徒の運動量は確保されていたが、明確な課題(自分の課題・ペアの課題)をもたせて解決させたり、バトンパスの技術の向上を生徒たちに実感させたりすることが、十分できていなかった。
 そこで、本研究ではこのような授業を改善するため次のことを実践した。
1 リレーのバトンパスにおいて、明確な課題をもたせ、課題解決に向けて活発に関わり合う場面を設定した。
2 50mリレーのタイム短縮により、技能の伸びを実感させるために、「バトンパス技術の向上」=「50mリレータイムの短縮」と捉えさせ、ペアで協力して取り組ませた。
 手だては、以下の二つである。
1 バトンパスの局面において、「三つの観察ポイント」を与えて、自分たちの動きをデジタルビデオカメラで撮影し、その映像から動きを分析させ、ペアでの対話を通して実際の動きを修正させる。
2 利得距離を生かしたバトンパスを行うための段階的な指導の工夫を行う。
 これらの手だてによって、「生徒が自ら課題をもって意欲的に学ぶとともに、バトンパスの技能の高まりを実感することができる」のではないかと考え、検証を試みた。
 実際の結果、動画を撮影・分析する際に、「三つの観察のポイント」を明確に提示したことで、動画を分析するポイントが絞られ、バトンパスの局面で自分たちの課題をはっきりさせることにつながった。生徒が明確な目標をもつことで、バトンパスの技能を高めるための練習方法を工夫するなどの姿が見られた。

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「教育実践」
集団演技を取り入れたマット運動の取組
〜シンクロマットを通しての関わり合いから、個人技能を向上させる授業の工夫〜
加茂市立葵中学校
田中 伸一

  マット運動では、一人一人の挑戦する技の種類などに対応できるように場の設定を増やしたり工夫したりしてきた。しかし、マット運動はできるできないがはっきりしており、苦手意識が高い生徒も多く、新しい技をなかなか習得できない生徒も見られる。
 そこで、運動する意欲を高めるために関わり合いをマット運動に取り入れた。生徒は能力に関係なく、友達と関わり合いながら運動することを好む傾向がある。個人的な運動の領域であるマット運動も、仲間と関わり合う活動を取り入れることで活動意欲が高まり、主体的に練習に取り組むことが期待できる。また、運動量が増え、技能の向上を図ることができると考える。
 本研究では、仲間との関わり合いを増やす工夫として次の手だてを講じる。
1 シンクロマットの導入
 シンクロマットは、マット運動の技を複数でタイミングを合わせたり、ずらしたりして行う運動である。シンクロマットの演技を創り上げるには、チームの仲間と話し合い、補助し合って協力するなど、関わり合う必要がある。チームの仲間とシンクロマットの演技を構成して完成させていく活動は、マット運動の苦手な生徒も活動の意欲を高め、積極的な練習が技能の向上につながると考える。
2 練習における場面設定の工夫
 授業では、部分練習コーナー、通し練習コーナー、ミーティングコーナーを設置して、ローテーションしながら練習に取り組ませていく。それぞれのコーナーで何をするのかを明確にして、チームの演技を構成していくための過程を踏ませていく。また、資料や映像を十分に準備して、必要な情報を随時得られるようにする。
3 焦点化されためあての提示
 シンクロマットの演技構成をより具体的に考えていけるように、シンクロマットの演技構成を考える小単元時に、具体的な動きを示しめあてを焦点化する。適切な情報を提示することで、完成演技を意識した適切な関わり合いが生まれ、よりよい演技構成を創り上げることができる。

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「教育実践」
みんなでパスをつなぎ、攻撃する児童の育成
〜パスをもらう動きを段階的に身に付けるワンドリブルバスケットボールの実践を通して〜
聖籠町立亀代小学校
渡邊 芳哉

  ゴール型のボール運動では、ドリブルだけでなく、効果的にパスをつなぐことが攻撃の可能性を広げる。しかし、これまでの実践をふり返ると、技能の高い児童が、ドリブルを駆使して一人でボールを運ぶ場面が多く見られた。パスを試みる場面もあったが、カットされたり、パスを出せる場所に味方がいなかったりと、チーム全員が攻撃に参加するような様相は少なく、得点チャンスも少なかった。児童アンケートの記述には、「パスをもらいたい」や「パスを出せるように動いてほしい」などの欲求が書かれていた。
 そこで、「パスをもらう動き」に焦点を当て、みんなが攻撃に参加し、得点チャンスを増やせるようなバスケットボールの実践を試みた。手だては以下の1、2のとおりである。

1 ワンドリブル(ボールを手にしてから1回しかボールをつけない。)
 個人では攻撃が成り立たない状況を作り出すことで、みんなが攻撃に参加する必然性が出てくる。その中でパスが重要な役割をもつようになり、ボールをもらう局面の動きを引き出そうとした。ドリブル無しにしなかったのは、児童の実態から、「パスするためにディフェンスを切り崩すドリブル」、「シュートまでのドリブル」、「ボールをキャッチしてからストップするまでのドリブル」が1回は必要だと考えたからだ。
2 「パスをもらうための動き」を段階的に学ぶ学習過程
※渡邊が考える「パスをもらうための動き」は、以下のとおりである。
(1)「上手にキャッチするための動き」
・守りをふりきる(かわす) ・パスに向かってキャッチ(前でキャッチ)
(2)「ボールを持っている味方に対して縦に攻め込むための動き」
・空いている前のスペースに走る(スペース) ・パスしたら前にすぐ走る(パス&ラン)
(3)「ボールを持っている味方の横や後ろにサポートに行く動き」
・味方が苦しくてパスが出せないときに助けに行く(おたすけ)
 上記内容を児童の欲求の流れに沿って段階的に学んでいった。

 1のルールのもと、2の学習過程で実践を行った。各授業が児童の欲求の流れに沿って段階的に進んでいったことで、学びが焦点化された。児童は、「おたすけ」と縦に攻め込む「スペース」や「パス&ラン」の動きを身に付けることができた。単元の終わりのころには、この二つの動きを結びつけるような連動した動きの出現が多く見られた。結果として、パスや得点チャンスが得られる児童の人数が増えた。また、フリーの状態でシュートが狙える状況が増え、シュート成功率を上げることもできた。

〈参考文献〉
学習指導要領解説体育編 
細江文利他著書「新学習指導要領対応小学校体育における習得・活用・探求のやってみるひろげるふかめる」光文書院2009 
信州大学教育学部付属教育実践総合センター紀要「教育実践研究」No15 2014

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「教育実践」
学び合いにより技能を高めるマット運動の授業づくり(二年次)
〜運動技能差のあるグループによる協働学習を取り入れた実践から〜
燕市立吉田小学校
大谷 暢

  学級内には、運動技能が高い子どもがいれば、低い子どももいる。能力差があることを前提にして、子どもが互いに「学び合う」ことで、体育科における資質・能力を育成することができると考える。特に、マット運動の領域は子どもの技能差が大きい領域だからこそ、「学び合い」を取り入れ、自分の動きの課題に気付かせたり、友達にアドバイスさせたりすることが大切だと考える。
 そこで、マット運動における子ども同士の「学び合い」に焦点を当てて研究を進め、本研究では、4学年マット運動において、技能差のあるグループを編成して協働学習の場の設定を手だてとして講じ、2ヵ年計画で実践を行い、その有効性を検証した。

1 運動技能差があることで、互いの動きを見合う場面で動き方が異なるので、自他の動きを比較することが容易になる。技能の低い子どもは、技能の高い子どもの動きを見ることで成功のイメージがもてる。反対に、高い子どもは自分のアドバイスで他の子どもの動きが良くなる経験を得ることで自己有用感を高めたり、自分の動きのイメージを更に深めたりすることができると考える。そこで、運動技能差のある男女混合4人グループを編成し、課題解決の場面で「協働学習」を位置付けて進めていく。子どもは、互いの動きを見合う中で、動きの状態を確認したり、動きを模倣したりしていく。更に、他の子どもの動きに対してアドバイスするなどの「学び合い」が生まれる。その「学び合い」により、自分の動きの課題や新たな動きのコツに気付くことができると考える。

2 次に、自分の動きの課題やコツに気付いた子どもへ、「技能の段階に応じた練習の場」を提示する。学び合いで得られた気付きを基にして、自分に合った練習の場を選び、その場で個々に試技を繰り返させる。これにより、課題となっている動きを意識して練習することができ、技能の向上を自覚することができると考える。

 上記の手だてにより、グループ内で「学び合い」が生まれ、子どもは自分の技の課題や動きのコツを見いだすことができた。特に技能の低い子どもは、高い子どもからアドバイスを受けたことから技能が向上し、技能の高い子どもは積極的に関わり単元全体を通して意欲的に取り組むことができた。更に、自分の段階に合った異なる練習の場で試技を繰り返すことにより、マット運動の技能が向上した。今後も小学校の他の器械運動領域において、全ての子どもが学び合いにより、技能を高めることができる授業づくりを目指していく。

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「教育実践」
状況を判断する力を高めることでよい動きを引き出すボール運動の授業に関する研究
燕市立燕東小学校
大澤 雄太

  これまでの私のボール運動(ゴール型)の実践では、「どこに動いてパスをもらえばよいか」「今はパスなのかシュートなのか」といった状況を判断する力を高められなかったことが課題であり、子どもにボール運動の楽しさを十分に味わわせることができなかった。
 鬼澤(2009)は、「適切な状況判断力を習得するという学習内容に対して、アウトナンバーゲームはきわめて有効である。」と述べている。しかし、岩田(2016)は「このゲームが有効に機能しない場合がある」と指摘している。それは、アウトナンバーゲームにおいてドリブルを意図的に削除した場合である。ドリブルを削除しパスのみでゲームを行う場合、ボールを保持しているプレイヤーにディフェンスがつかず、ボールを持たないプレーヤ―にディフェンスが張り付いてしまいゲームが停滞してしまうということである。
 そこで、本研究では小学校体育のボール運動領域「ハンドボール」の単元において、ドリブルの技能を簡易化したルールを設定し、タスクゲームとメインゲームを繰り返し行う単元構成を取り入れた授業を実施した。
 具体的な手だては以下の2点である。
1 ドリブルの技能の簡易化
 ドリブルの技能を簡易化するためのルールを工夫した。「ボール保持者はボールを持ったまま動いてよい」というルールである。更に、「ディフェンスにタッチされたら、その場に止まらなければならない」「タッチされたらパスしかすることはできない」というルールを設定し、ワンマンプレーが出にくいようにした。
2 タスクゲームとメインゲームを繰り返し行う単元構成
 3対3のメインゲームを基本として毎時間行った。タスクゲームは3対2のアウトナンバーゲーム(攻撃者が守備者より多い)や2対2のイーブンナンバーゲーム(攻守の人数が同数)を行い、そこで培った状況判断の力をメインゲームで発揮できるようにした。
 この二つの手だてにより、ボールを持っている時、ボールを持っていない時の状況を判断する力が高まり、よい動きを引き出すことができると考えた。

<引用・参考文献>
アウトナンバーゲームを取り上げることの意味は? 鬼澤陽子 体育科教育 2009年
ボール運動の教材を創る 岩田 靖 2016年

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「教育実践」
MTM・条件付きゲーム・サポートプレー・チーム内ゲームを取り入れた ボールを受けるための動き方の学習
−主体的で対話的な深い学びでのサッカーの学習を通して−
三条市立一ノ木戸小学校
古田島 正人

  学習指導要領でも、「ボール操作」と「ボールを受けるための動き」が明示されている。しかし、これらの技能をゲーム中にいつ、どのように使うのかという状況判断が適切でないと、実際にはゲームに実質的には参加しにくい。学習指導要領では、「ボールを受けるための動き」の知識(戦術)が具体的に明示されていない。そのため、教師は指導方法が難しいのだと考えられる。
 そこで、自分自身のサッカー指導者ライセンス取得の経験も生かし、平成23年度〜27年度の実践を通して、児童が「ボールを受けるための動き」を少しでも自然に身に付けられるための工夫として、児童と作り上げた「条件付きゲーム」の様々な条件を考え、担任した4〜6年生の児童で実施してきた。その数年間の中で、効果的な条件をいくつか見付けることができた。そして、今まで教師(私自身)がゲームの中の児童のボールがない動きを見て、必要な条件を加え、条件付きゲームを実施してきた。
 本研究は、これまでに作り上げた条件付きゲームを活用して、児童自身がゲーム分析をし、課題を見付け、必要な条件ゲームを取り組むことで、チームとしてボールを受けるための動き方・味方への協力の仕方を主体的に対話的に学ぶことができるか、また、サッカーに限らず別のゴール型ゲームでも効果があるかどうかを以下の手だてを講じ、取り組んでいる。
1 条件付きゲーム:A〜Iの条件をゲームに取り入れ、ボールを受けるための動きを身に付ける。
2 条件付きゲームの説明書:身に付けるべき力や学ぶべき内容、学び方を見通す「学びの地図」としてこの条件付きゲームの説明書を活用する。活用を通して、自分たちのチームの課題を解決するために、仲間同士の関わりを深め、児童の主体的・対話的な学びを支援する手だての一つとして条件付きゲームの説明書を取り入れる。
3 チーム内ゲーム:競争のみが意識されないように、競争刺激を緩和することやチーム力向上に意識をもたせることを目的で「チーム内ゲーム」という手だてを用いる。ゲームをするときは、チーム内で、メンバーを考え、ゲームをする。毎回のゲームでの課題解決のために、チームのメンバー構成を考えることが「何を学ぶか」に加えて、「どのように学ぶか」を視点に授業に取り組むことができる。
4 サポートプレーの意識付け:「サポートプレー」と名付けたものを意識させる。「サポートプレー」とは、@相手のいないところへ動いた。Aボールをもらいに動いた。B仲間に動き方やプレーについてアドバイスしたことを意味する。自己評価の一つとして「自分の動きがチームのサポートになっているか」という視点をもちながら、ゲーム後に振り返りを繰り返し、ボールを持っていない時の動きを児童自身が意識・判断でき、より動きの向上を図るために「サポートプレー」を導入した。毎回の授業で使用する学習カードの振り返りや条件付きゲームを選ぶ判断材料として「サポートプレー」を意識づける。そのことを通して、児童自身が「何ができるようになるか」の視点で授業に取り組むことができる。また、この「サポートプレー」が、ボールを受けるための動きを身に付けるという一つの目標と評価の観点を一致させる工夫の一つとしている。
5 M-T-Mメソッド(マッチ・トレーニング・マッチ)の活用:課題解決のための方法の一つとして、M-T-Mメソッドを手だてとして取り入れることとした。M-T-Mメソッドとは、Match-Training-Match という意味がだ。まず、ゲーム(Match)を行う。その試合の中から自分たちの課題を見付け、その課題を解決するために、ドリル練習を行ったり、作戦を考えたりする(Training)。そして、それを反映させた試合(Match)を行う。このような練習スタイルのことをM-T-Mメソッドと言う。
 以上の手だてを講じ、ボールを受けるための動き方・味方への協力の仕方を主体的に対話的に学ぶことができる。

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「教育実践」
「倒立」を中心にしたマット運動指導
加茂市立加茂小学校
杉山 豊和

  マット運動は、一人一人が自分の能力に応じ、いろいろな回転技や倒立技に挑戦し、できるようになったときに大きな喜びや楽しさを味わうことができる。回転技では、足でマットを強く蹴ることで勢いを強めたり、両手の押しを利用して技の終末で「しゃがみ立ち」や「開脚立ち」になったりすることが重要だ。倒立技においては、逆位の姿勢になった自分の体を腕で支持することが重要となる。つまり、マット運動では、「腕支持感覚」「逆さ感覚」などの運動感覚と、「足で強く蹴る」運動技能が求められる。
 そこで、これらの運動感覚と運動技能を養うために、単元の中心技を「倒立」と位置付け、単元を通して「倒立」の練習に取り組ませた。「倒立」の練習を通して、次のことが身に付くと考えたからだ。@勢いよく脚を振り上げるための「足の強い蹴り」。A自分の体をしっかりと支えるための「腕支持感覚」。B日常生活ではあまり経験しない「逆さ感覚」。
 本研究では、児童が「前転」「開脚前転」「後転」「開脚後転」「壁倒立」「側方倒立回転」の6つの技を基本的な技として取り上げ、これらの技を児童が安定して行えるようにすることを最終目的とする。そして、それを達成するために「倒立」の練習をさせた。「倒立」の練習を通して、基本的な技の技能が向上するのかについて、次の仮説を立てて検証した。
<研究仮説> 
 『マット運動において、「倒立」の練習に取り組ませることで、「腕支持感覚」「逆さ感覚」などの運動感覚や、「足で強く蹴る」などの運動技能が養われ、基本的な技(「前転」「開脚前転」「後転」「開脚後転」「壁倒立」「側方倒立回転」)の技能が向上するだろう。』
 主な手だては次のとおりだ。
1 感覚つくりの運動
 授業の導入で、手で体を支えたり、腰や脚の位置を高くしたりする運動遊びを行った。具体的には、「台に足を乗せてその場回り」「川跳び」「手でジャンプ」「手と足でジャンプ」「手押し車」「補助つき斜め立ち歩き」「かえるの足打ち」の7つの運動を取り上げた。
2 「倒立」の習得に向けた系統的な学習
 「背支持倒立」、「かえるの逆立ち」、「頭倒立」「壁(肋木)登り倒立」「壁倒立」「補助倒立」「倒立」など、難易度の異なる様々な倒立を児童に紹介し、倒立の習得に向けて系統的に練習させた。単純な技(易しい技)から複雑な技(難しい技)へとできるだけ細かなステップの課題を示し、児童が自分の技能の進歩を僅かでも感じられるようにした。
 これらの手だてにより、補助倒立も、倒立も、安定して行うことができた児童数は増加した。倒立の練習に当たっては、細かなステップの課題を設定し、児童が倒立を系統的に学習できるようにした。マット運動が苦手な児童も次のステップに向けて意欲的に練習を重ねていたことから、スモールステップの学習は、児童の能動的な練習を促したことが分かる。感覚づくりの運動や、系統的なスモールステップの学習が、児童の倒立の技能を向上させることにつながったと考えられる。
 単元後に行った技能調査では、しっかりと両手を着き、マットを強く押しながら立ち上がったり、伸ばした腕で体を支えながら、腰や脚を高く上げることができる児童数が増加した。倒立の技能向上に伴って養われた運動感覚や運動技能が生かされることで、基本的な技の技能も向上した。

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「教育実践」
攻撃する楽しさを味わわせるベースボール型の指導の工夫
長岡市立栃尾南小学校
三膳 利光

  私のこれまでの実践では、ルールや教具の工夫によって全員が参加できるゲームは成立したものの、一部の児童が攻撃において楽しさを感じられていない実態があった。ティーボールを採用することによってボールを打つことはできても、思うような打撃ができずに得点につながらないことが主な要因であった。どの児童にもベースボール型のボール運動の楽しさを味わわせるには、守備中心の学習ではなく、攻撃中心の学習を進めていくことが有効であると考えた。本実践の手だては、以下のように行った。
1 打撃技能を高める指導の工夫
 バットなど用具を使ってボール操作するボール運動は、限られた種目しかない。そのためその操作に慣れている児童も少なく、技能差が大きいのが現状である。この差を埋めるためには、限られた時間の中で一人あたりの練習量を増やすことが有効だと考えた。そこで、新聞紙とガムテープを使って作成したバットやボールの使用、ボールを確実にとらえるためのひも打ち練習、授業始めの10分間をローテーション練習とする帯時間の設定などの工夫を行った。
 また、練習時に意識すべき打撃技能向上のポイントを、良い姿や振り返りから拾い上げて全員で共有し、児童がより主体的に取り組めるようにした。
2 より多くの得点をとる攻撃を考えさせる授業展開 
 これまでの実践では、遠くに飛ばすことができても得点につながらず、楽しさが感じられない児童も見られた。そこで、より多くの得点を取るにはどんな攻撃をしたらいいか、という学習課題を設定し、チームで対話しながら攻撃の作戦を考える時間を設定した。相手の守備位置やアウトゾーンの位置を確認できる作戦ボードを使用し、より視覚的に作戦を共有できるようにした。

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「教育実践」
思いをもって表現しよう
〜仲間との対話を通して深め合う表現活動〜
十日町市立十日町中学校
丸山 友梨

  こんなふうに音楽を表現したいという「思い」があってこそ、情感あふれる音楽を奏でられるのではないかと考えている。そこで、生徒が「どうしたら、よりよい合唱に近づけるのか」という「共通の思い」をもった上で、よりよい合唱を練り上げていく手だてを講じていく。
 現行の学習指導要領には「音楽的な見方・考え方を働かせた学習活動によって、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力を育成すること」が音楽科の教科の目標であると示している。その上で、新学習指導要領では、育成を目指す資質・能力として(1)「知識及び技能」の習得に関すること、(2)「思考力・判断力・表現力等」の育成に関すること、(3)「学びに向かう力・人間性等」の涵養に関することが示された。その中でも「思いをもつ」という観点から(3)の「学びに向かう力・人間性等」に着目して展開していく。

1 楽曲の背景と自分の思いとを重ね合わせる
 音楽固有の雰囲気や表情、味わいなどを感じ取りながら、自己のイメージや感情の動きと音楽の構造や背景などとの関わりを捉えさせたいと考えている。新学習指導要領で「背景など」としているのは、歌唱分野における「歌詞の内容」も含んでいる。そこで、歌詞への共感を糸口に、自分の経験や心の揺らぎ等を重ね合わせながら、歌詞をより身近に捉えられるような活動を取り入れる。そのことで、誰かが書いた歌詞の旋律をなぞるだけの歌唱から、自分の思いと重なり合った歌詞の旋律に情感を込めた歌唱へと変わるのではないかと考えている。

2 客観的な変容の見取り
 歌いながら客観的に自分たちの合唱を評価することは難しいのではないかと考える。そこで、録音・録画から客観的に自分たちの合唱を聴くことで、自分たちの合唱の変容に気付けるのではないか。また、変容があったことで、「思いをもって歌うこと」の味わい深さを実感でき、学びに向かう力をより育てることができるのではないかと期待している。

 これら二つの手だてから、(3)「学びに向かう力・人間性等」へと迫っていく。

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「教育実践」
地域に住む人材を活用した英語授業の活動
〜生徒の表現力と学習意欲を高める工夫〜
長岡市立南中学校
富所 宏子

  2021年度から施行される新学習指導要領「外国語」では、「学んだ知識・技能を、コミュニケーションの相手に配慮しながら実際のコミュニケーションの場で積極的・主体的に用いることで、コミュニケーションを図る資質・能力を高めていくこと」を目標としている。しかし、授業の中でALT以外の外国人と英語で話す機会はなかなか無く、生徒が英語を用いて実際にコミュニケーションをとる場が少なかった。そこで、地域に住む人材を活用した活動を「タスク」として設定した。単元の目標を設定し単元計画を立て、生徒表現力向上、及び自分の英語が通じ「タスク」が達成できたという満足感を感じて学習意欲を高めることを目指した。
1 地域の人材を活用した授業づくり
 単元の目標である課題「タスク」として、外国人と話す活動を設定した。ALTでは普段から話し慣れているため、長岡市国際交流センターに在籍する外国人に来てもらい、生徒がインタビューをする活動を設定した。
2 バックワードデザインによる単元計画
 まず、単元のねらいを踏まえてゴールとなる目指す生徒像を設定する。次に、評価の観点と課題を決めて、それを生徒にも知らせる。教師は、ゴールに基づくシラバスを考え、スタートまで遡って指導する内容や方法を計画する。
 以上2点を重点にして、授業づくりを進めている。生徒が「英語が話せた」という達成感や自信をもてるよう、研究を進めていきたい。

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「教育実践」
即興的に話す力を育てる指導の工夫
南魚沼市立大和中学校
猪狩 直哉

  平成27年度英語教育改善のための英語力調査事業(中学校)報告書では、「話すこと」の中で、英語を「与えられた課題について、(特に準備をすることなく)即興で話す活動をしていた」と回答した生徒は30.4%と少ないことが明らかになっている。また、「話すこと」のテストスコアが高いほど即興で話す活動を経験した生徒の割合が高いことも示されている。生徒のコミュニケーション能力を高めていくために、即興で話す活動を積極的に授業に取り入れていく必要がある。
 実践を行った学級の生徒は、英語の力を付けたいという意欲は高いものの、実際の英語能力は高いとは言えない。書くこと、話すこと、読むこと、聞くことの4技能の中では、話すことに関して最も苦手を感じる生徒が多く、簡単な質問に対しても応答に窮する生徒が多くいた。
 そこで、実際に即興的に話す活動を授業の最初10分程度の帯活動として毎時間の授業に取り入れることにした。しかし、単なるドリル的な一問一答の会話練習のみを行って応答の仕方を身に付けただけでは、生徒が本当の意味でのコミュニケーション能力を身に付けたとは言えないと考え、与えられた質問に対しての一問一答ではなく、応答+αで話すこととした。また、同じ内容での会話を複数回繰り返したり、代表生徒の会話を例示して教師がそれに対してフィードバックを加えたりすることで、どのように話をつなげれば良いかを知り、会話を継続させることができるようになると考えた。
 これらの手だてを講じて、生徒がどの程度「話すこと」の力を付けることができるのかを検証していく。

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「教育実践」
正しい発音・強勢・イントネーションを身に付ける指導の工夫
〜ペアによる学び合い活動を通して〜
上越市立春日中学校
太田 智哉

  航空産業の発展や通信技術の進歩に伴い、日本国内外を問わず、様々な国の人々と国際共通語である英語を媒体としてコミュニケーションをとる機会が増えてきた。英会話においてコミュニケーションが成立するためには、相手の話す内容が理解できること、自分の話す内容が相手に伝わることの条件が必要になる。そこで、重要な要素であると考えたのが発音・強勢・イントネーションである。相手がどんな語彙を使っているのかを具体的に聞き分ける力を身に付けるためには、自分自身がその語彙を正確に発音できなければならず、また相手の話す内容が意図することを理解するためには強勢・イントネーションの用法が正しく理解されていなければならないと考えている。
 しかし、発音・強勢・イントネーションに関する具体的な指導法が確立されていないこと、従来の中学校の英語教育で音声面が軽視されてきたことを挙げている研究者がおり、日本の英語教育において音声に関する指導が適切に行われているとは言えない状況があると考える。私自身もこれまでの授業を振り返ったところ、リスニング指導や発音指導にあまり時間をかけていなかったように感じている。年間指導計画に沿って教科書の内容を淡々と進めることが多く、実践的なコミュニケーションの力を身に付けるために必要な要素を私自身も軽視していたことに気付いた。
 この課題を解決すべく、限られた時間の中で行うことができ、より効果的な音声指導を目指したいと考えた。ただし、教師1人が数十人の生徒に対して個別に音声指導を行うには限界がある。そこで、生徒による学び合いの視点を取り入れ、複数人が同時に発音、強勢、イントネーションを学ぶことができる指導法を提案したい。

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「教育実践」
対話によって、自分の考えを表現する力の育成
〜多様な他者とのファシリテーションを活用して〜
阿賀町立鹿瀬小学校
伊藤 拓也

  私が担任する学級は5年生10名、6年生8名の複式学級で、保育園からずっと同じ人間関係の中で生活している。学級外の人との関わりにおいては、自分から積極的に話しかけたり、自分の考えを表現したりすることに苦手意識を感じている児童が多い。加えて、互いをよく知っているために、少ない言葉でもコミュニケーションが可能であることから、筋道を立てて論理的に他者に説明する力も不足していると感じてきた。
 児童の抱える課題を解決するためには、新学習指導要領でも求められる「対話」が有効であると考えた。児童が自ら、課題解決に向けて周りの人と話し合ってみたいと思うような必要感のある対話の場を設定し、学級や学校の枠を超えて様々な人と関わらせることで、自分の考えを意欲的かつ論理的に表現する力が育つのではないかと考えた。そこで、以下のような手だてを講じた。
1 地域を題材にした課題と多様な他者と交流する場の設定
 阿賀町は人口の減少が進み、高齢化率が非常に高くなってきている地域の現状がある。児童は昨年までの総合的な学習から、愛着のある阿賀町の現状に触れ、抱える問題の大きさに驚き、自分たちでなんとかしていきたいという意識をもった。そして町のことを考えていく中で、他校の人や町の人が地域のことについてどう思っているのか、その視点が重要なことにも気付き始めている。そこで、誰と話し合えば課題が解決できるのかを問い、多様な他者と交流する必要性を理解させた。それにより、他者とかかわる必然性と、学習課題を解決したいという意欲をもたせることができると考えた。
2 ファシリテーションにおける根拠の視覚化
 今までは自分の意見を発表する際に、どのように言えば自分の考えが伝わるのか、話の組み立て方に自信がもてない児童が多くいた。とりわけ総合学習のように、課題に対して答えが一様ではないものについては、顕著にその様子が表れた。
 そこで、表現する際の根拠が明確になるようにファシリテーションのやり方を工夫し、自分が意見を述べる際に同じ紙面上に根拠が見えるように工夫した。議題を二つ用意し、議題@の内容を根拠に、議題Aの内容を検討できるようにした。
 具体的に、議題@は、「阿賀町のいいところ/阿賀町のもっとこうだったらいいと思うところ」など、対応する質問をする。その理由として考えたことを付箋に書き、KJ法でまとめる。(根拠)
 議題Aは一番検討させたい項目、例えば、「将来どんな阿賀町にしていきたいか」と議題Aを設定する。その根拠として、周りにある議題@の検討内容を使用するようにする。
このように、議題@で考えた根拠をみえるように工夫することで、論理的な発表の支えになると考えた。
 以上の2点を手だてとして、自分の考えを表現する力を育成したい。

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「教育実践」
地域のよさを再発見し、学校や地域を大切にできる子どもの育成
〜校庭の桜と地域との連携を柱とした指導計画の工夫〜
長岡市立上川西小学校
佐藤 哲也

  現行の学習指導要領では、教科横断的な学習や探究的な学習を通して、「生きる力」を育成することが目標の一つとして示されている。その目標達成のために、各学校では、地域に根ざした特色ある教育プログラムを作成し、様々な実践がなされている。当校でも、子どもたちが自分の住む地域や自分の学校を自慢に思える教材や指導計画を工夫することで、子どもたちの自己有用感を育てたいと考えた。
 当校では、今から40年前、創立百周年の折に、卒業生から百本・五種類の桜が寄贈された。校庭を囲むこの記念樹は「百本桜」「五色桜」と呼ばれ、子どもたちは入学時からこの桜に親しみ、桜の見守る中で、育ってきた。しかし、これらの桜が校庭にある経緯や、その数や種類の意味を知っている子どもは少なかった。そこで、私は、この校庭の桜を柱とした学習を行うことで、地域のよさを再発見し、学校や地域を大切に思う気持ちをもたせることができると考え、次の二つの方策で実践を行った。
1 子どもたちの願いを生み、その願いに基づいた単元にしていくこと
 子どもたちは、満開の桜の下で本数を数えたり、種類を確認したりする活動から、校庭の桜の由来について詳しく学びたいという願いをもった。そこで、地域の桜を守る会の方から学校の桜の歴史や寄贈された方の思いを聞き、地域と学校の深いつながりを知ることができた。秋には、校区内にある長岡造形大学のオープンキャンパスを発信の場として、これまで学んできた自慢の桜のことを多くの人に紹介することができた。
2 寄贈された方や、今、桜を守る方々の思いを知る中で、子どもたちの自己有用感を育てること
 地域の桜を守る会の方から、桜を寄贈された方の話を聞き、桜に込められた愛校心、そしてその気持ちに賛同した地域の人々が未来へ託そうとした願いに気付くことができた。地域の人々がどのような思いや願いをもって自分たちを見てくれているかを感じられる場面が少なかった子どもたちにとって、地域に見守られていると感じ、自己肯定感をもつことができた活動となった。
 「身近にありながら気付いていなかった学校や地域の良さ」「当たり前だと思っていた学校や地域の特色がもつ価値」などの魅力を再発見する学習の在り方を、子供の姿を基に提案する。

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「教育実践」
生徒が理科好きになる指導方法の工夫
〜エネルギーの単元における問題解決的な学習の事例を通して〜
新潟市立光晴中学校
石井 雄介

  生徒が理科を好きになるためには、生徒が問題意識をもち、解決に向かって試行錯誤しながらも観察・実験に取り組めるような授業を行う必要がある。私の今までの授業実践を振り返ってみると、生徒の問題意識を十分に高めないまま学習を進めていることが多々あった。特に、3年生の「エネルギー」の単元では、「エネルギー」が目でとらえにくい事象であることもあり、導入から教科書通りに進め、教師主導の授業になっていた。このように生徒が受動的に授業を受けているようでは、理科好きな生徒を増やしていくことはできないだろう。
 そこで、生徒の興味・関心を引くような事象を提示し、問題解決的な学習の過程を経ることで、理科好きな生徒を増やすことができると考え、次のような手だてにより、エネルギー単元での授業改善を図った。

1 導入部分において生徒の興味関心を引く「事象の提示」
 AコースとBコースという経路は異なるが、スタートとゴールの高低差が同じ二つの経路を提示する。そして、同時に球をスタートさせて、Bコースの球の方が先にゴールに達することを見せる。
2 問題意識を醸成する「発問の工夫」
 実験結果から考えられる問題点を焦点化し理由を簡潔に考えることができるような発問を工夫する。
3 生徒が自由に試行することができる「教材の工夫」
 自由に変形できる経路を各班に配り、Aコースよりも先にゴールに達することができるBコースの経路を何回も試せるようにする。
4 エネルギーを比較するための「表し方の工夫」
 速さを測定する機器を用いてコースを移動する球の速さを測ったり、位置エネルギーと運動エネルギーをマグネットに置き換えて可視化したりすることで、情報を共有しやすくするとともに、思考のイメージ化をしやすくする。
5 生徒の活動の様子や質問紙調査から手だての有効性について検証する。

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「教育実践」
主体的・協働的な学習を通した分かる授業づくりの工夫
村上市立村上第一中学校
橋 一哉

  今年3月に公示された学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びを通して、基礎・基本の確実な定着を図り、新しい時代に求められる資質・能力を育成することが求められている。また、現行の学習指導要領でも生徒の主体的な学習活動を通して、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させることが示されている。
 それらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、その他の能力を育むことを重要視し、能力育成のために言語活動を充実させることが重要であるとしている。
 そこで、主体的・対話的な学びを通して、基礎・基本の確実な定着を図るために次の手だてを講じ、授業プロトコルをもとに主体的・対話的な学びが行われているか、また基礎・基本の定着が図られているか分析をした。
【手だて】
1 生徒に明確な課題を伝え、生徒と課題を共有すること
2 課題解決の方法は生徒に任せること
3 生徒の情報を共有すること
 その結果、生徒は課題を達成するために主体的に授業に取り組み、他と協力しながら学習を進めていくことが明らかになった。また、基礎・基本の定着も図られていることが分かった。

<参考文献>
西川純『すぐ分かる!できる!アクティブ・ラーニング』学陽書房、2015
水落芳明・阿部隆幸『成功する『学び合い』はここが違う!』学事出版、2014

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「教育実践」
子どもの学ぶ意欲の向上と知の定着を目指して
〜授業と家庭学習をつなぐ「理科レポート」の試み〜
三条市立井栗小学校
丸山 哲也

  新学習指導要領には、現行の学習指導要領同様に「学習活動を振り返り主体的に学んでいくことや自分の考えを述べること」の重要性が説かれている。
 私はこれまで、理科に出てくるふりこのきまりやてこのきまりなど、規則を見付けるまでの過程を大切にしてきた。児童が実験結果からその法則を見付け出し、科学のおもしろさを感じる授業を心掛けてきた。しかし、それだけでは、テストになると思ったように点数が上がらず、知の定着が不十分であった。
 そこで、授業を振り返ったり、次の授業のことを考えたり、また自分の生活につなげて考える活動を取り入れ、授業改善を図った。学ぶ意欲の向上と知の定着を目指し、次の2点の手だてを講じた。
1 理科の授業で学んだことを家庭学習の場で再構成する「理科レポート」
 理科の学習で学んだことを再構成するA4版1枚のレポートを単元の中で2〜3回課題として出す。書く見通しと目指すレポートのイメージがもてるように、型を示す。書いてきたものを評価し、形式は、児童と相談しながら修正、進化させていく。
2 家庭学習につなぐ授業の工夫
 授業の流れを整理する。始めの考えや予想を考える時間を大事にし、自分の考えが実験・観察や友達の意見などで変わっていったことを意識させていく。また、理科レポートで書いてきたことを基に、学習課題を出したり、話合いを行ったりするなど、児童主体で授業を行うようにする。
 これらの実践を通し、授業の内容を家庭で振り返ることで授業の内容を再構成することができ、曖昧だったところを見付け、次の課題を見いだすことができた。また、理科レポートによってテストの結果が上がり子どもたちは、がんばった分だけ結果が出ることを味わうことができ、さらに意欲的に学習するようになった。

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「教育実践」
子どもが、理科を学ぶことの楽しさ、便利さを実感できる単元構成の工夫
十日町市立千手小学校
田口 真也

  新学習指導要領では、20年度の改訂に引き続き「学ぶことの意義や有用性の実感、科学への関心を高める観点から、実社会・実生活との関連を重視した改善を図る」と示されており、この課題が日本の理科教育に求められ続けていることだということが伺える。
 「あかりをつけよう」の単元において、これまでの実践では、豆電球と電池を使い明かりをつける様子を観察し、回路ができているときは明かりがつき、回路ができていないときは明かりがつかないことを学習し、回路の間に様々なものを挟むことで電気を通すものと通さないものがあることを学習する。そして、学習内容を活用して、切り替えスイッチや点滅する仕組みをつかったおもちゃを制作する流れになっている。このことによって、学習内容の定着を図り、学習したことをこれからの生活に生かそうとする態度を育てることをねらっている。しかし、それらのおもちゃやスイッチの仕組みは唐突に紹介され、教科書にあるので面白そうだから作ってみようという受動的な学習となってしまいがちである。
 そこで、本研究では、単元の導入の際に学習内容を利用したおもちゃ遊びを不完全な形で体験させ、「もっと良いおもちゃにしたい」という単元を貫く目標を設定する。次に、自分たちが目指す理想のおもちゃを作るために学習するという学ぶ意義をもたせ、しくみを学習する。最後に、これまで解決した課題から「うまくいくだろう」と見通しをもって改良したおもちゃを作り遊ぶ単元を構成することで、学習内容を活かすことができたという有用性を感じられるようにする。

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「教育実践」
数学的な表現力を育成する指導の工夫
〜自分の考え方を、根拠を明らかにして説明する活動を通して〜
佐渡市立真野中学校
村山 貴之

  生徒の実態を見ると、技能を問われる問題は比較的よくできるのに対し、自分の考え方を説明することは苦手としている生徒が多い。これまでの授業を振り返ると、計算技能を高めることに偏った授業を進めていたからではないかと考えている。
 学習指導要領において求められている「知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視する」ためには、与えられた問題から解く手がかりを見付け、どのように考えて解いたのかを表現する必要がある。その力を高めるために、本研究では次のようなステップで取り組んだ。
1 「考え方のモデル」を教師が示す
 自分の考え方をどのようにまとめたらよいかが分からない生徒もいる。そのため、まず教師が自分の考え方をどう表現するかのモデルを示す。モデルには式だけでなく、図や表なども取り入れる。
2 類題に取り組ませ、考え方を表させる
 教師のモデルを基に、考え方や解き方を表現できるようにしていく。書き方を理解した段階で、類題を与える。生徒同士で話し合いながら、考え方を表現させる。
3 発展問題を与え、問題を解く手がかりを説明させる
 今までの問題から少し難易度を上げた問題で、同じように考え方を説明できるかどうかを確認する。
 本実践を通して、計算結果をただ書くだけでなく、どうしてその答えになるのか理由を付けて考える生徒が増えてきたように感じている。今後もより効果的な方法がないか、引き続き実践を行っていく。

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「教育実践」
表、式、グラフを相互に関連付けて考察する指導の工夫
〜「表・式・グラフシート」を用いた一次関数での実践を通して〜
見附市立南中学校
鈴木 克佳

  全国学力・学習状況調査の結果を見ると、関数領域の指導に大きな課題があることが分かる。また、学習指導要領解説では、表、式、グラフを相互に関連付けて関数の特徴を調べる能力を伸ばすことを重視することが求められている。しかし、これまでの私の指導は式に関する知識や技能を習得させる指導に偏っていた。
 このような実態を受けて、本研究では、2年生の一次関数の指導において、生徒自らが選択する「表・式・グラフシート」を用いた実践を行った。この実践では、表、式、グラフの考えを比較、検討することで、表、式、グラフを相互に関連付けて考察する力を身に付けることができるかを検証した。
 授業中の生徒の様子から「表・式・グラフシート」を用いて、それぞれの考えを比較、検討、共有することが、表、式、グラフの相互関係の理解に有効であることが分かった。また、単元後の評価問題の解法分析の結果から、表、式、グラフを相互に関連付けて考察し、課題解決する力の向上が見られた。

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「教育実践」
意味と手続きを関連させた算数指導
新発田市立御免町小学校
岩ア 賢一郎

  算数科における考え、表現する手だてには、具体物の他、言葉、数、式、図、表、グラフなどがある。また、「考える能力と表現する能力とは互いに補完し合う関係」(学習指導要領)である。これまでの算数指導を振り返ると、「ある問題に出会ったときに、頭の中で考える子どもが多い」という印象が残る。手続き(立式や答えに至る一定の形式や順序)ばかりが先行して、意味(立式や答えに至る根拠)が伴っていないのである。つまり、立式したり計算したりするときに、直感的、形式的に考えていて、立式や解に至る根拠が見えないのである。
 以上のことから、計算や立式をするときに、意味と手続きを関連させて考えさせることにより、子どもたちは考え、表現し、理解がより深まっていくのではないかと考え、次の2点から課題の解決に迫った。
1 モデルの共有化
 2桁×1桁の筆算において、「位ごとに計算する」という筆算の原理(意味)を図式化したモデルを示し、共有化を図った。この図式を使うことにより、繰り上がりの仕方や3桁×1桁の計算(手続き)が意味を伴ってできるようになった。
2 モデル図の活用
 2段階の式で答えを求める問題は、学力テストで正答率が低かった。複雑な問題場面を図化することが重要と考え、モデルの図を示した。児童は、別の問題でモデルの図(意味)を問題場面に合わせて新しく構成して、正しく立式(手続き)することができた。
 今後も、問題解決場面で様々な方法が選択できるよう、場面に応じたモデルを示し、活用させることによって、児童が意味を伴った手続きをできるよう研究していく。

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「教育実践」
主体的な学びを生む算数指導
〜「量と測定」領域における教具の工夫を通して〜
三条市立須頃小学校
天木 享

  新学習指導要領では、新しい時代を生きるのに必要な資質・能力の育成に向けた、主体的・対話的で深い学びの重要性がうたわれている。私はこれまで、授業展開や話合い活動の工夫を中心に授業改善を行ってきた。しかし、その中でいつも課題だと感じていたのは、教材・教具の「質」だった。いくら展開や話合い活動を工夫しても、児童の課題追求への意欲を高め、見通しをもって課題解決に向かえる教材・教具がなければ、アクティブ・ラーニングの「主体的な学び」を実現することはできないと感じた。
 そこで、本研究では、既習の知識・技能を活用しながら意欲的に学べるような教材・教具の開発や工夫を行うことで、より主体的に学ぶ児童の姿につながるかどうかを検証した。本実践で検証する教具は、以下の三つの条件を満たすものとした。
1 既習の知識・技能から課題解決の見通しがもてる教材・教具
2 課題解決の意欲が高まる教材・教具
3 考えの共通点やきまりの発見につながる教材・教具
 5年「図形の面積」では、タングラムというパズルを基にした「シルエットパズル」、6年「曲線のある形の面積」では、半透明のピースを用いた「カラーシルエットパズル」を開発し、朝学習や休み時間、授業時に活用した。
 その結果、児童には、パズル遊びの経験から図形の等積・倍積変形を通した求積への見通しをもつ姿、複合図形を構成する図形に気付く姿が見られた。また、パズルを操作したり、友だちとの話合いに活用したりしながら、進んで考える児童の姿も見られた。
 

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「教育実践」
問題場面の読み取りの力を高める指導
〜問題文から立式までの過程における工夫〜
三条市立森町小学校
今 雄一

  4月に行ったNRT学力調査において、自学級の子どもは、国語の読む能力は高いが、算数の文章問題になると、無答や誤答が目立った。また、普段の授業の様子から、算数の文章問題になると、手が止まってすぐにあきらめたり、適当に数字を並べただけの式を書いたりする児童の様子も見られた。
 これまでの自分自身の指導を振り返ると、文章問題を解く際には文章問題を読み、図に表し、式を立てて答えを求めるという手順で行っていた。しかし、この手順では、自学級の子どもの正答率は上がらなかった。このことから、児童は、問題文から読み取った情報をどのように関連付けて立式すればよいか分からないことが予想される。
 そこで、本研究では、その問題を解決する手がかりが問題文読み取りから立式までの指導にあると考え、自分の考えた式に、問題文から読み取った情報を「吹き出し」に入れて書き込むことのできる子どもを目指した。第3学年「あまりのあるわり算」の単元を通して実践し、検証した。※「吹き出し」とは問題文から読み取った情報を、「見える化」するための方策である。

 また、読み取った情報の種類によって色を変えて使用する文章問題の読み取りと作図・立式との間に二つの手だてを講じた。
1 問題文から読み取れる情報にマーカーペンで印を付ける
 問題文から読み取れる情報にマーカーペンで印を付けたことをもとに、情報の「見える化」を促する。情報ごとにマーカーペンの色を変える。
2 式の中に、読み取った情報を「吹き出し」に入れて書き込む
 色を対応させた「吹き出し」に読み取った情報を入れて、式に付ける。その情報をもとに問題場面についての作図や立式をさせる。
 以上2点の手だてを講じることで、問題文の情報が「見える化」され、児童は文章問題において正しく立式することができると考える。
 

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「教育実践」
量的感覚を養う比の指導の工夫
〜6年「比とその応用」の学習を通して〜
長岡市立黒条小学校
高橋 大地

  新学習指導要領では、各教科等を学ぶ本質的な意義の中核をなす「見方・考え方」が、改めて明示された。算数科・数学科では、「数学的な見方・考え方」を働かせることが重要とされている。
 全国学力・学習状況調査等の結果からは、「基準量、比較量、割合の関係を正しく捉えること」や「事柄が成り立つことを図形の性質に関連付けること」に課題があった。
 また、私のこれまでの実践から、計算の手順に従って問題を解くことができる児童は多くいるものの、その計算の意味を理解し、数量に対する量的感覚をもち合わせている児童は少ない。そこで、図や表、言葉などを用いて問題を解決したり、考えを深めたりしていく中で、量的感覚を養いながら、「数学的な見方・考え方」ができるように心掛けていくことが必要であると考えた。
 そこで、本研究では、「比とその応用」の単元において、次の3点からねらいに迫った。
1 実生活で活用できる課題の設定
 児童が問題場面をより身近に感じ、明確に把握できるように、写真の拡大・縮小の場面を設定する。スマートフォンやタブレットなどでピンチアウトやピンチインをする経験がある児童が多く、より実生活に結びついた課題であると考えた。
2 比較による比の概念の獲得
 写真の拡大・縮小は、目に見えない「分量の濃さ」とは違い、視覚的に比の違いを実感させることができると考えられる。そこで、まず、視覚的に縦と横の長さの比が違う写真を比較することにより、その違いを捉えさせる。このことにより、元の写真と拡大された写真には、共通した見方があるということに気付くことができるとともに、比の考えを使っての説明が明快にできるよさがあると考えた。
3 実感を伴った理解への工夫
 写真の拡大・縮小を、ICTを活用して視覚的に確認させる。そうすることで、児童は、量的感覚を養いながら、納得を伴った理解につながると考えた。
 本研究において、視覚的に比を考えることで、児童が既習の知識を基に、共通性を考えながら「数学的な見方・考え方」へつなげることができた。また、比について量的感覚を養いながら理解を深めることができた。

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「教育実践」
普遍単位の量感を身に付ける指導の工夫
長岡市立阪之上小学校
瀬下 真心

  これまでの私の「量と測定」領域における指導では、「@直接比較→A間接比較→B任意単位による測定→C普遍単位による測定」の四つの段階を踏まえ、@〜Bまでの過程で測定活動を大切にしてきた。しかし、普遍単位による測定になると、普遍単位の量感を働かせて、適切に長さの見当を付けることができなかったり、測定計器や適切な単位の選択場面等で明らかに不適切なものを選んでも違和感をもたなかったりするなど、普遍単位が単に記号化され、その量自体が「大きさ」や「多さ」として実感できていない姿が見られた。それは、Bにおける「身の回りの物の○こ分」という量感と、Cにおける普遍単位を用いる「○p」という量感との間に大きな隔たりがあるため、子どもたちが普遍単位による量感を身に付けにくいためではないかと考える。そこで本研究では、第2学年「長さ(1)」の指導において、B→Cへの過程で重点的・意図的に以下の2点の手だてを講じることとし、任意単位で培った量感を用いて普遍単位の量感を身に付ける児童の育成を目指し、研究を進めた。
1 普遍単位の単位量「1p」や「10p」を任意単位(「普遍的任意単位」)とし、その「いくつ分」という考えをもとに長さを捉える場の設定
 消しゴムなどを用いた任意単位の学習後、普遍単位「p」を学習する前に、その単位量である「1p」を普遍的任意単位「1ひかり」、さらにその10倍の長さを普遍的任意単位「10ひかり」とし、身の回りの物を任意単位として測定した時と同じように長さの測定を行う。
2 1pや10pの長さの感覚を実感として捉えるための道具の工夫
 「1ひかり」や「10ひかり」という普遍的任意単位を用いて長さを測定する際、長さの感覚が実感できるよう、「1ひかり」「10ひかり」の長さの測定道具を使用する。
 本研究を通して、児童は、普遍単位「p」への量感の移行がスムーズになり、1pのいくつ分や、10pのいくつ分という普遍単位「p」の量感を伴った見方を身に付けることができた。また、見当を付けるときに使いやすい長さがイメージしやすくなり、1p、10pという二つの量感を身に付けることができた。今後は、他の量の学習においても、子どもが量感を身に付け、働かせるために、普遍的任意単位を扱うことが有効であるかを検証していきたい。

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「教育実践」
一人一人の主体的な学びを引き出す算数指導の工夫
〜「数と計算」領域において、問いを共有化していく解決過程〜
上越市立和田小学校
荒井 達弘

  授業の質的な改善を目指し、「主体的・対話的で深い学び」の具現化が望まれる。「数と計算」領域の単元では、教師が筆算の仕方を教え、その後は習熟問題を解決する授業が多かった。子どもの意欲や技能に差があることも課題だった。そこで本実践では、「主体的な学び」に焦点化し、「数と計算」領域の授業において、子どもの思考を予想した以下の二つの解決過程を取り入れることにした。
1 「誤答、非効率的な解法の提示」による筆算の仕方の確認
 教師が誤答や非効率的なやり方を全体の場で示す。子どもが考えそうな誤答に焦点をあて、誤りに気付かせていく。アルゴリズムの確認をすることで、大事なポイントを把握し、難しい筆算も自力解決できるようになった。内容によっては、簡単な学習問題を出し、意味理解の定着と習熟を図ることもある。
2 虫食い算の設定と提示による問いの共有化
 アルゴリズムを確認したところで、あえて少し難度の高い虫食い算を子どもに提示する。これにより、子どもは数の関連性に目を向け、異なる式もできないか意欲的に思考を始める。数の感覚を自然に養うことにもなる。

 自分自身も苦手にしていた「数と計算」領域において、こうした2段階の解決過程を取り入れることにより、主体的に算数の学びに取り組む子どもの姿を表出させることができた。今後も算数の楽しさを味わわせるために、授業の質的改善を着実に進め、「主体的・対話的で深い学び」の具現化を図っていく。

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「教育実践」
ジグソー法を通して、生徒が主体的に学ぶ社会科の授業
新潟市立東新潟中学校
山貝 洋輔

  生徒が課題解決に向かって主体的に取り組んだり、他者との対話を通して自分の考えを深めたりする授業が求められている。このような授業を目標に授業改善に取り組んできたが、話合い活動が限られた生徒の発言にとどまり、すべての生徒が主体的に課題解決しようとする姿が見られなかった。
 そこで中学校社会科公民的分野において、ジグソー法の手法を取り入れた授業改善を試みた。学習課題に対して、多面的・多角的にアプローチできる複数の資料を用い、異なる立場から分担して追求させた。そうすることで話合い活動が活性化し、考えを深める対話が生まれるように工夫した。
 主体的に活動が進んだグループもあったが、話合いに対する取組にグループ差があった。追求段階での資料からの読み取りに個人差があったことが原因の一つだと考えられる。今後も生徒が主体的に学習を進めることができるように、研究を進めたい。

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「教育実践」
社会的な思考力・判断力を育成する社会科授業の工夫
〜単元を貫く課題と単元の終末で意思決定する取組を通して〜
佐渡市立金井中学校
引野 太

  本研究で、まず、単元を貫く学習課題を設定し、最初の時間にゴールを示す。そして、ワークシートを活用しながら思考を深めるための「知る・分かる・考える」過程と、それを基に、単元の終末で「意思決定」する過程を一つの単元として構成する。それを繰り返すことにより、生徒の学習意欲や課題意識が継続し、思考力や判断力が高まると考える。そこで、次のような手だてを講じる。
1 単元を貫く課題設定の工夫
 単元を貫く学習課題を設定し、単元の終末で意思決定をする場面を設定する。
2 ワークシートの工夫
 各授業の最後に、ワークシートを活用し、単元を貫く課題に関連する主発問に対してのまとめを継続的に行う。単元の終末で意思決定の課題に取り組む際に活用できるワークシートにする。
3 意思決定の際に、根拠や理由付けを明確にする工夫
トゥールミンモデル、ランキング等を活用する。 
 以上により、毎時間のまとめをワークシートを活用しその単元で継続して行ったため、意思決定場面では、複数の社会的事象と社会的事象とを関連付けたり、比較したりして、記述する生徒が見られた。

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「教育実践」
社会生活を広い視野から捉える子どもの育成
〜地域教材と教科書教材の効果的な組み合わせ〜
新発田市立御免町小学校
服部 隆典

  小学校学習指導要領社会科解説編では「地域社会や我が国における人々の社会生活を広い視野から捉え総合的に理解することを通して、公民的資質の基礎を養うことを究極的なねらいとしている教科である」ことが明示されている。これまでの自分の実践を振り返ると、社会生活を広い視野から捉えさせるために、教科書教材を用いて、教科書の課題を中心に授業を行ってきた。「広い視野」を「教科書の代表的な事例」から考え、社会的事象を捉えていこうと考えていた。これでは、児童にとって実感を伴った学習課題にはなりにくく、広い視野から社会的事象を捉え、総合的に理解することにはつながらない。児童の生活に関わる地域教材で授業を行うことで、実感を伴った気付きが生まれ、社会的事象を捉えることにつながる。しかし、地域教材だけを扱っていては社会生活を広い視野から捉えることは難しい。
 
 そこで、本研究では児童の生活と関わりのある地域における学習課題や地域教材を取り上げ、地域教材を中心に授業を行う。その際、地域教材では捉えきれない社会的事象を教科書教材から取り上げて捉えていく。地域教材と教科書教材を効果的に組み合わせることで、地域から社会全体を捉え、社会生活を広い視野から捉える児童を育成できると考えた。
 そこで、本研究では次の二つの手だてを講じた。
【手だて】
1 地域の社会的事象を把握し、単元構成を作成した。地域住民の思いや願いも取り入れることで、教科書にはない人々の思いや願い、地域の実態を知ることができた。そうした実態を取り上げていく中で、社会的事象を捉えていくことにつながると考えた。
2 地域教材を中心に学習を進めていき、地域教材だけでは社会全体の社会的事象を捉えることが難しい単元で教科書教材の事例を組み合わせた学習活動を設定した。学習活動には比較活動と補足活動の二つを設定した。@比較活動では、地域教材と教科書教材の事象を比較させ、違いや共通点を見いだし、社会的事象として捉えていく。A補足活動では、地域教材に教科書教材を補足させて、社会的事象を捉えていく。

 以上の手だてを5年生「水産業のさかんな地域」で実践した。子どもたちの住む地域にある港を中心に単元を構成し、実践していった。授業を進めていく中で、地域の港と教科書で紹介された港を比較したり、地域の港の事象に教科書の港の事象を補足することで、広い視野から社会生活を捉え、理解することができた児童が多かった。一方で、広い視野から社会生活を捉えることができなかった児童もいた。今後はより多くの児童が広い視野から社会生活を捉えらえれるような地域教材と教科書教材のより効果的な組み合わせはないか、その手だてを模索する。

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「教育実践」
社会的事象を相互に関連付けて、意味を考える児童の育成
五泉市立川東小学校
延味 雅裕

  社会科を初めて学習する3年生において、多面的・多角的に考察していく社会的なものの見方の素地を養うために、社会的事象を相互に関連させ、意味を考えさせることが大切である。そのために、「課題把握、課題追求、課題解決」という三つの学習過程を通して、問題解決的な学習の充実を図る。特に、児童一人一人が興味・関心をもって調べたことを交流し合い、「課題追求」していく学習が重要である。そこで、以下の三つを主な手だてとして講じる。
1 主体的な追求を促す学習課題の設定
 児童と社会的事象との出会いや生活経験から出た様々な問いをもとに、学習課題を設定する。それを解決していくために、児童に調べたいことを決めさせる。追求の視点をもたせることで、主体的な学びを促していく。
2 ジグソー法的手法を取り入れた交流の場の設定
 自分と異なる事実を調べた児童と互いに分かったことを交流させる。自分が集めた事実と、他者が集めた事実を話し合わせることで、問題を解決するための視点を多くもたせ、事実と事実の関わりに気付かせていく。
3 事実のつながりの統合化を図る学習活動の工夫
 事実と事実のつながりを問う課題を提示し、友達と話し合うことで得た多くの視点から、事実と関連するものをつなげさせる。それを図式し、視覚化することで、事実と事実のつながりを統合し、その意味を考えさせていく。
 以上の3点を主な手だてとして、問題を追求したり解決したりする活動を充実させ、児童の深い学びの実現を図っていく。

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「教育実践」
子どもが主体的に追求する社会科授業の組織
〜問題の成立から解決の過程における教師の支援〜
三条市立裏館小学校
石川 信也

  これまでの私の実践では、子どもの問題意識に寄り添いながら学習課題を成立させることができても、主体的な追求が課題解決まで持続しないことが多かった。それは、学習課題成立後の子どもの追求意欲を支える支援の仕方に課題があったためと考えた。
 そこで、本研究では、学習課題の成立から解決の過程における教師の支援を工夫した。具体的には、以下の二つの手だてを講じた。
【手だて】
1 学習課題に対する子どもの考えを吟味する場の設定
 学習課題成立後、その学習課題に対して出された子どもの考え(予想)を吟味させた。吟味とは、子ども同士が友達の考えに質問したり意見を述べたりして、互いの考えのずれや重なりを明らかにし、どの考えが学習課題の解決につながるのかを検討することである。また、教師は子どもから出された考えを板書しながら、その意味や他との関係などを問い返したり調べる順序を問うたりすることである。考えの吟味を通して、出された考えの中でその後調べていくことやその順序を明確にする(焦点を絞る)ことができると考えた。
2 子どもが求めてくるであろう資料の準備と提示 
 手だて1の吟味によって、子どもがどの考えから確かめようとするか、そして、確かめるためにどんな資料を求めてくるかを予測し、その要求に応えられる資料を準備し提示した。
 この二つの手だてを講じたことにより、子どもが主体的に追求する姿が次のように見られた。@学習課題に対する考えを出し合った後に分散していた意識を集中させ、その後調べていくことやその順序を明確にしていった。A絞られた考え(予想)の妥当性を確かめるために必要な資料を子どもの側から要求し、その資料を基に考えを伝え合いながら結論付けていった。

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「教育実践」
社会的事象に対して「深い学び」を実現するための指導の工夫
〜他者との対話を取り入れたまとめ活動を通して〜
長岡市立上通小学校
本間 和寛

  今回の学習指導要領改訂では、「主体的・対話的で深い学び」がキーワードとして挙げられている。ここでいう「深い学び」とは、「これからの予測困難な未来に対して、これまでの学習で習得した概念や考え方を活用した「見方・考え方」を働かせ、問いを見いだして解決したり、自己の考えを形成し表したり、思いを基に構想、創造したりすること」と捉える。
 社会科においてこの「深い学び」を実現するには、社会的事象を単なる知識として記憶するだけではなく、その背景にある要因に考えを巡らせ、事実と事実の因果関係をしっかりと把握することが必要である。
 そこで私は、授業終末のまとめ活動の工夫を中心に、以下のような手だてを講じた。
1 比較できる資料の提示
 自分の考えをもつためには、考えの根拠となる資料をどのように読み取るかということが大事になる。そこで、二つの比較・検討ができる資料を提示することにより、資料と資料、また、既有の知識との相違点や共通点を見付け出し、その違いや共通点はなぜ生まれるのかを考えることで、自分の考えをもつための材料を揃えていく。
2 社会的事象の因果関係を思考するための工夫
 1で資料を比較して、自分の考えをもつための材料が集まってきたら、それらが社会的事象とどのようにつながっているのか因果関係を考えていく。ここでは、教師が社会的事象と資料から読み取れる事実を、線で結ぶなど構造的に板書していく。そうすることで、自然に児童が社会的事象と事実の間にある因果関係を見付けようとする。その活動をモデルにして他の事実や社会的事象とのつながりも考えることができ、自分の考えを形作りやすくなる。
3 グループでまとめを推敲する活動
 まとめを記述する活動で、グループの代表児童のまとめをグループ内で共有し、話し合いながら代表児童のまとめを推敲していく。そうすることで、個人では気付かなかった見方や考え方を獲得し、より明確な根拠をもって自分の考えを表現することができる。
 以上三つの手だてを講じたことにより、社会的事象の背景に考えを巡らせ、因果関係を捉えることができた児童が増えた。今後は、まとめ活動を軸に置き、さらに資料提示や板書、グループ内での話合いのさせ方を工夫していきたい。
 

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「教育実践」
「社会的事象の見方・考え方」を働かせて、社会的事象の意味を捉える取組
〜6年生 社会科「270年続いた幕府の政治と人々の暮らし」の実践から〜
長岡市立川崎東小学校
丸山 慎之輔

  改訂される社会科の学習指導要領では、「社会的事象の見方・考え方(=課題解決に向けた視点や方法)を働かせて社会的事象について、調べ、考え、表現すること」が示された。江戸時代初期の学習を進めるにあたり、指導内容である江戸幕府の政策により武士による政治が安定したことを分かるようにするためには、資料と資料とを関連付けて(=社会的事象の見方・考え方を働かせて)、その意味を考えさせることが必要であると考える。そのために、以下の二つの手だてを講じた。
1 単元を貫く学習課題を設定し、資料と資料を関連付けながら解決を図る単元展開
 まず、「生まれながらの将軍」として大名にあいさつする徳川家光の様子を提示する。大名たちの反乱を招くのではないかと考える児童に、次に江戸幕府が270年も続いた資料を示す。この二つの資料を結ぶことによって、児童は「江戸幕府はどのようにして大名を治めたのだろうか」と疑問をもつと考える。その疑問をもとに、単元を貫く学習課題を設定する。解決に向けて「大名の配置」「武家諸法度」などの幕府の政策から考える。これらの政策の内容を知ることで、児童の理解は深まる。しかし、それぞれの政策がどうして幕府270年間の安定につながるのか、はっきりとは理解していない状況であるはずだ。そこで幕府の意図を考えさせるように問い、これらの政策の意味を自分なりに解釈させる。
2 小グループでの学び合い
 全体での学習も、個人での学習も、4人ずつの小グループの配置で行いる。グループでの学習は一つの考えにしぼるのではなく、また、考えを発表し合うためでもない。自分の気付きをつぶやき合ったり、「ねえ、ここどうするの?」「こうなんじゃない?」と分からなさをつなぎ合ったりすることで、あくまで自分の追求を進める場として位置付ける。聴き合うことで、自他の考えの共通点や違いに気付き、これまで知っていたことや調べて分かったことなどを互いに結び付け、「やっぱりそうだな。」「なるほど、そんな見方もあるんだ。」と、これまでの捉えを深めたり、広げたりするような学び合う姿を期待する。
 児童は、課題解決に向けて、江戸幕府の政策について調べて分かったことと新たな資料とを関連付けながら、政策に共通する幕府の意図に少しずつ気付き、幕府は大名を抑えることで政治を安定させたこと(「幕府の政策」という社会的事象の意味)を自分なりの言葉で表現することができた。

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「教育実践」
子どもがより主体的に課題をもち、追究することで、社会的事象の学びがより深まる授業作り
長岡市立東谷小学校
堀内 亨

  社会科の学習における「社会的事象」と一言で言っても、その範囲はかなり広く、多岐にわたる。3年生から始まる社会科の学習では、3年生にとってはいわゆる社会科入門期であり、この時期の発達段階の子どもたちの社会的事象に関わる既有の知識や経験は決して多いとは言えない。例えば、消費生活についての学習で販売側の工夫や努力を捉えさせるというねらいを達成する場合、子どもたち自身は、実際に販売の経験はなく、あくまでもその対極にある消費側の立場にある。そこであえて対極の消費側の視点から販売側の工夫や努力を見ることにより、理解が深まるのではないかと考える。このようなことこそ、子どもたちが主体的に課題を見付け、解決したい、と追究するのに不可欠な視点であると考え、子どもたちの追究をもとに社会科授業を作り上げることを研究の核としている。進め方の概要については、主に次の2点である。
1 子どもが主体的・対話的に解決できる課題設定の工夫
 地域の消費生活について学ぶ単元において、「販売の工夫」について考えるというねらいにより迫らせるには、その対極の立場である消費者側の立場から迫っていけるような工夫を取り入れていく。そうすることで、子どもたちの意識の中に普段の何気ない自己の消費生活に対して自然と追究したい課題が生まれることを期待している。その子どもたちから生まれてくる追究したいことが、ねらいとしても追究する価値のあるものになるかを検証する。
2 思考過程を共有し、吟味する学習活動の工夫
 単元の学習を進めるにあたり、話合いの場を多く設定し、子どもたち一人一人の考えを交流させることで、自分の考えの深まりを図る。また、調べ学習やインタビュー、見学の機会をできるだけ多く取り入れていく。その場合、回数だけでなく、子どもたちの中から「調べたい」「実際に見てみたい」という意識が生まれてくる手だてとしてどのようなものが有効かを考えていく。

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「教育実践」
説明文指導における深い学びの実現を目指した国語授業
〜判断型学習課題と再検討活動を通して〜
関川村立関川小学校
大島 貴浩

  新学習指導要領の実施にあたり、「主体的・対話的で深い学び」の実現が求められている。本研究では、説明文指導における深い学びが実現している児童の姿を「初めの考えと比べ、言葉と言葉や言葉と物事を関係付けた新たな自分の考えを表現している姿」とした。この姿を実現するために、以下の手だてを講じた。
1 児童に判断を促す学習課題「筆者の考えに納得したか」
 児童に判断を促す学習課題は、児童の考えにズレを生じさせる。児童の考えにズレが生まれることで、「友達の考えを聞いてみたい」という学習意欲が向上し、児童の主体的な読みを促すことができる。そのため、話合いに必然性が生まれる。特に、「筆者の考えに納得したか。」という問いは、児童が文章全体を理解した上で、自分の経験と比較しながら、意見を表現することができる。
2 個人→小集団、全体→個人の学習サイクルで授業を進める。
 児童の考えにズレが生まれ、交流をすることで、根拠は同じでも意見が違うことが起こったり、友達の経験を聞いたりすることができる。そのため、交流活動の後に、個人の再検討活動の場を設定することで、自分の考えを言葉と言葉や言葉と物事をより関係づけた考えとして表現することができる。

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「教育実践」
児童の深い学びを促す文学的文章の指導
〜構造・形象・吟味よみの視点を活かした学習過程を通して〜
燕市立吉田小学校
長谷川 仁

  新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」の実現が重視されている。と同時に、その学びを通して何を学び、何を身に付けるかという「資質・能力」を明確にすることも求められている。
 文学的文章を読むことの大きな目的は、最終的に作品のもつメッセージを児童がそれぞれに読み取り、自身の価値観を広げたり深めたりすることであると考える。また、読み取る過程において、文章表現や構造・構成のどこに着目すれば作品のメッセージに辿り着けるのかを自己の学びの手段として蓄積させていくことも非常に重要である。
 そこで、次の二つの手だてを取り入れて研究を進める。
1 「構造・形象・吟味よみ」の視点を学習過程に取り入れた単元計画の作成
 児童が文学的文章を学ぶ学習過程を三つに分けた。一つ目は「クライマックス」などの作品の構成・構造を読む「構造よみ」。二つ目は「比喩・反復・象徴」などの形象・技法を読む「形象よみ」。そして上述した二つを活かしながら作品のメッセージやクライマックス場面について吟味・評価する「吟味よみ」。これら三つ視点を取り入れた単元計画を作成する。さらに主教材と並行して副教材を読み進めることで、文章の内容だけでなく、文章構成・構造や文章表現に着目しながら自分の読みを形成することができると考える。
2 「どちらが…」「もしも…」という思考方法を使った課題の設定
 単元の終末に、「吟味よみ」の一つである「仮に(もしも)…という構成だったら?」や「もしも○○(中心人物)が…していたら?」など、物語の構成・構造や中心人物の行動の別の可能性を提示し、賛成か反対かを問う活動を設定する。すると、逆説的に作者が選んだ文章構成・構造や表現のよさが見えてくる。そこから作品のメッセージに辿り着くことができると考える。

 この二つの手だてを文学的文章の指導の柱として、日々の実践に取り組んでいる。文学を読むことによって言葉への見方・考え方を更新していく児童の育成を目指す。

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「教育実践」
発達障害のある児童の暴力・暴言行為軽減に向けた取組
〜行動契約・自己評価法による代替行動の分化強化実施上のラポートの構築〜
長岡市立青葉台小学校
佐藤 大介

  発達障害のあるA児は怒りの気持ちのコントロールに課題があり、気持ちがコントロールできなくなると、友達や教師に対する暴力・暴言が見られた。また、一度コントロールを失うと、暴力・暴言が長時間継続することが多く、回復が難しい様子も見られた。A児にとって、気持ちのコントロールを失うことが成長の機会を奪っていた。気持ちのコントロールができるようになれば、多くの活動に臨むことができ、学習の理解が進む。また、自学級以外の交流学級の友達との関わりも増える。気持ちをコントロールする力を付け、暴力・暴言を軽減することが、A児の成長への第一歩であると考えた。また、保護者も気持ちのコントロールができるようになることを最優先に考えていた。
 そこで、本研究では、A児に怒りの気持ちへの対処の仕方を指導し、その実行状況を継続的に自己評価させることを通して、暴力・暴言が軽減し、代替行動により怒りの気持ちをコントロールできるようにすることを目指した。暴力・暴言の背景に、これまでの失敗経験や他者への不信感がある。そのため、教師の提案する学習内容や行動の仕方などに進んで取り組む姿はほとんど見ることができなかった。A児のペースに合わせて、納得した上で目当てを決めたり、活動内容を決めたりすることが重要である。受容的・共感的に話し合いを進め、成功体験を積ませることでラポートを形成しながら目当てをステップアップさせていく方法を取る。取り組むべき内容が理解できていても、時間に合わせて行動したり、遊びのルールを守ったりすることが難しいことから、行動契約法により、「けいやくしょ」を相談しながら作成することで、明確なルールを事前に設定し、約束(契約)する。また、その際に、望ましい行動の仕方を具体的に示し、自己評価をする際の目安にできるようにする。その具体的な姿についてもA児と相談し、A児が納得した上で決定する。過度な負担とならないように配慮し、段階的に行動を示す。段階的に行動を示す際には、怒りの気持ちをコントロールする方法を、暴力・暴言から離れた方法へ徐々に分化させていく。その中で、より社会的に認められる方法を高評価の項目とし、強化する。
 これらの方法でA児を支援する中で、A児の行動に変容が見られた。また、支援にあたり、A児とのラポートを構築する教育相談が必要不可欠であった。相談場面のビデオ分析から、ラポート構築に有効であったと思われる教育相談の手法が明らかとなった。

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「教育実践」
青少年教育施設におけるUDL(ユニバーサルデザインフォーラーニング)のあり方
〜UDLの視点から体験活動等を見直すことを通して〜
新潟県少年自然の家
笠原 良樹

  現在、多くの学校で、UDLの考えに基づいた「だれもが分かる授業づくり」が行われている。UDLの考え方を青少年教育施設に取り入れ、これまでの体験活動等を見直し、どのような手だてが有効かを検証し、学校の宿泊体験学習等で生かせる場面を考察した。
 UDLの視点から、当施設の特徴的な体験活動の「カヌー活動」と、主催事業の「はつらつ体験塾」を見直し、課題解決のために「活動に見通しをもたせるための工夫」と「視覚化や音声の拡大による確実に情報が伝わるための工夫」の2点の手だてを講じた。
 カヌー活動において、活動の冒頭に一連の流れが分かるような紙芝居プレゼンテーションを提示して、活動の見通しをもたせるようにした。また、実習者がカヌーに乗る時には、ホワイトボードでコースを示した。加えて、ポータブルアンプを活用して音声を拡大し、指導に当たる所員の音声情報が確実に実習者に伝わるようにした。
 「はつらつ体験塾」において、初日のオリエンテーションで、1泊2日(もしくは、2泊3日)の日程を拡大したものを提示し、どのような日程で事業が進められるかを示し、参加児童生徒が見通しをもつことができるようにした。また、参加児童生徒に、次の活動の情報を伝える際には、活動の内容と開始時刻、場所、持ち物等を端的に文字情報に表し、聞き手の注意を引き付けたり視覚的手がかりを与えたりして、必要な情報がより確実に伝わるようにした。
 今後は、その他の体験活動等も、UDLの視点から見直し、利用者の満足度を高められるようにしたい。また、施設環境のUDL化についても継続的に取り組み、分かりやすい、使いやすい青少年教育施設を目指していく。

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「教育実践」
学校発!地域との連携・協働に向けた取組
〜R−PDCA 地域の課題をともに考え、活動、そして発信〜
新潟市立白新中学校
小塚 忠昭

  本校は新潟市の中心部に位置し、新潟市の政治、文化の中心ともいえる場所にあり、「共に歩む地域の学校」として様々な地域とかかわる活動を年間を通して行ってきた。しかし、生徒アンケートでは、これらの活動を行ってきたにも関わらず、地域に対する思いや、魅力を感じるかといった項目において低い評価となっていた。
 そこで、生徒たちが実際に地域に出て、地域の現状を把握し、課題意識をもたせることにした。そして、その後の様々な教育活動を、地域を学びの場、活動の場として行うことで、「自分たちに何ができるか」といった地域に対する思いをはぐくむことができ、さらに今後の地域の在り方、自分たちの生き方にまで有効に作用していくと考えた。
 本実践では既に教育活動に位置付けられていた地域とかかわる活動を再構成したり、地域をステージとした新たな活動を企画したりして、自校の地域教育プログラムを構築した。特に地域で活動する際には単なるPDCAサイクルではなく、その前提となる『R』こそが重要な要素となり、『R−PDCAサイクル』をベースとした活動を組織していくことが有効であると考えた。地域での活動ではその前提となる綿密な『R』が特に重要であると考える。
 『R』とは何か。私が考える『R』とはResearch(調査)とReal(現状)だ。生徒の現状、課題意識、地域の思い、地域の抱える課題などが今回の『R』に該当する。その地域の特徴、現状を知ることなく他地域で行ったPDCAサイクルを元にして活動を組織しても意味はないと考える。そこで、地域の現状、生徒の地域についての思いを十分に把握し活動を考え実施した。また、同時に私たち自身の『R』に対する意識、『Rを見抜く力』も大切になってくるはずであると考える。
 本実践ではこれらを踏まえ地域を学びの起点として、そこから様々な活動を企画し実践を重ねていく中でどのような生徒の変容が見られたかを検証していく。

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「教育実践」
発達障害のある生徒が示す問題行動の解消を目指した支援のあり方
〜認知行動療法を用いて、自己肯定感を高める〜
刈羽村立刈羽中学校
小林 素子

  認知行動療法は、当事者が抱える問題について、カウンセラーと当事者が一緒に、客観的に振り返りながら、自身の捉え方(認知)や行動の仕方を変えてみることを提案する技法だ。校内で問題行動を繰り返し示す高機能広汎性発達障害のある生徒に対して、この認知行動療法を用いて以下の支援を行い、問題行動の解消と望ましい行動の獲得を目指した。
1 問題行動に対する振り返り 
 対象生徒は、校内の特定の場所で様々な問題行動を繰り返し起こしていた。そこで、問題行動をするたびに、認知行動療法を用いて行動を客観的に振り返ることを繰り返した。その結果、それまで最も頻回に起こしていた特定の問題行動は解消した。しかし、別の問題行動を起こすようになった。 
2 望ましい行動を教えることとその振り返り
 別の問題行動も合わせて解消するために、望ましい行動を教えて、その行動が見られたときに、振り返りをするようにした。振り返りの際、望ましい行動を取ることができた理由(認知)を、対象生徒との話合いの中で担任が見付け出し、それを言葉にして用紙に書き出した。その結果、特定の場所での問題行動を全て解消することができた。
 振り返る内容を問題行動から望ましい行動へと変更したことで、対象生徒は、「望ましい行動を取れば、自然と周囲が自分を認めてくれること」を体験し、自己肯定感を高めることができた。それが問題行動の抑止につながったと考えられる。また、特定の場所を、「悪いことをして注意されるところ」から「正しく使って褒められるところ」というように、対象生徒の捉え方(認知)を変えたことで、正しい行動をとれるようになったと考えられる。
 生徒は、自分の周囲の状況を変えることはできない。しかし、肯定的な振り返りを繰り返すことで、生徒は自身の捉え方(認知)を変えることができ、さらに、その場に適した行動を取ることができるようになることが分かった。今後も、生徒に対する肯定的なアプローチを探し続け、生徒の支援に当たる。

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「教育実践」
進んで学習に参加する姿を目指した特別支援学級における外国語活動
〜自立活動における外国語活動導入の一考察〜
三条市立一ノ木戸小学校
山田 智久

  小学校学習指導要領の改訂により、平成32年度から中学年で「外国語活動」、高学年で「外国語科」が導入されることになり、また、障害のある児童への支援についても明記された。特別支援学級における児童や障害をもつ子どもへの外国語活動の実践は、近年徐々に報告がなされるようになってきている。
 当校の特別支援学級在籍の児童の多くは交流学級の外国語活動に参加しているが、「見通しをもちにくい」「初めての単語で聞き取れない」などの理由で、進んで活動に参加することが難しい様子が見られた。
 そこで、特別支援学級で、交流学級の外国語活動に近い内容を事前学習として行った。事前学習では、児童の実態に応じて一部内容を変えた。例えば、見通しをもちやすくするために、交流学級の45分の授業を15分に縮めて、15分を3日間同じ流れで行った。事前学習の後に、交流学級の外国語活動に参加した。
 このような手だてを通して、児童が進んで英語を発声したり聞いたりすることができると考え、児童の変容を探っていった。

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「教育実践」
子どもの学習意欲を持続させるための読み書き指導の工夫
〜国語の授業における問題行動の減少と関連付けて〜
長岡市立黒条小学校
古田島 郁美

 1 主題設定の理由
  読み書きの苦手さは学習活動全般に影響を与える。しかし、苦手さの原因は様々である。読み書きに苦手さがあり、それが原因でストレスがたまり、物や人にあたり、教室にいられなくなる子に対し、苦手さの原因を分析し、本人に合わせた支援を実施したい。これによりストレスを低減させ、併せて学習への意欲も高めたいと考えた。
2 研究内容と方法
(1) 研究内容
 国語の時間を中心として起きる読み書きの苦手さの原因を分析する。読み書きの苦手さに合わせた教材を用いて指導を行い、読み書き能力の伸長と問題行動の生起率を比較することによって、教材と指導方法の有効性を明らかにする。
(2)研究方法
 読みのつまずきの原因を明らかにするために、WISC−Wの結果と言語・コミュニケーション発達スケール(以下LCSA)の結果を分析する。それに応じた教材を選択し、実施し、その取組の様子を観察することで、その結果から読みの抵抗感への効果を判断する。また、事前のアセスメントと比較して読み能力の向上の効果を評価する。さらに、学習時の問題行動の回数の記録を行い、その変容を分析し、学習への取組が問題行動の増減に影響を与えたかを判断する。読みの能力との関連について検討するため、指導場面は特別支援学級での国語の時間に限定して実施する。
3 実践と考察
 支援開始前には絵を見て片仮名を思い出して書く課題を行った。しかし、片仮名を思い出すことはほとんどできなかった。この時期、問題行動の評価基準で決めた得点が高かった。支援第1期では、保護者の協力を得て、情緒の安定化を図り、学習では片仮名課題をヒントの多いものに改善した。この時期の問題行動得点は減少した。また、この期間に行った検査結果等から対象児の読みの苦手さは、読み障害などの認知特性によるものではなく、ADHDから生じる集中力の問題、未学習から生じる言葉の流暢性の問題と学習意欲の低下が原因と考えられた。そこで支援第2期では、支援第1期と同様の片仮名課題とともに本人の注意力や習熟度に合わせた読み課題を提示し、支援を継続した。
4 結果
 本人の読み能力に合った読み課題を取り入れることで、問題行動得点が更に減少した。読みの速度も速くなり、LCSA実施時に比べて支援第2期後は速くなり、読み能力の向上が認められた。また、進んで学習準備をする姿もみられるようになった。
 

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「教育実践」
生徒が向上心をもって作業学習に取り組むための支援について
新潟大学教育学部附属特別支援学校
土屋 賢一

  当校では、作業学習を中学部の中心的な指導の形態の一つと捉えて教育実践を行っている。
 当校の中学部の作業学習では、「働くことへの前向きな思いや考えといった価値を見出し、自分の役割となる活動に意欲をもって取り組む」ことをねらいとしている。すなわち「自分のために」という意識だけでなく、「他人のために」という意識を育てる必要がある。
 自分たちが使うものを作ることを目的にした2年前の研究では、意欲的に取り組む姿が見られたが、取組への興味が薄れると意欲が低下してしまう姿があった。そこで、以下のような手だてを講じ、生徒が学習への意欲を継続するだけでなく、「もっといい仕上がりにしたい」「もっといい製品を作りたい」といった向上心をもって活動できるようにしたい。
1 生徒の意欲を高めるための単元構成
 生徒の思いに着目し、単元を「生徒の興味・関心や得意なことを生かし、楽しさを十分に味わうことができる活動」「序盤で学んだことを生かしながら製品を自分たちで使うことで自分の取組の良さに気付くことができる活動」「身近な人に自分たちの取組を承認・称賛してもらったり、作った製品を使ってもらったりすることで自分の取組の良さを味わうことができる活動」の三つの段階で構成した。意欲を継続させ、向上心をもたせるためには、活動自体の楽しさだけでなく、活動の結果にも目を向け、結果に良さを感じることが必要であると考えた。そこで、「活動自体の楽しさを味わう段階」「出来上がった製品の良さを自分たちが味わう段階」「出来上がった製品を他人に使ってもらう段階」の三つを順に追って実践することで、生徒が向上心をもって取り組むことができるだろうと考えた。
2 意欲を後押しする支援
 意欲を継続させ、向上心をもつためには、生徒一人一人の取組の支援とは別に、作業意欲を後押しする支援が必要だろうと考えた。生徒一人一人には、自分の工程が自分からできるようにするための支援具を用意したり、自分ができたことが分かるための支援具を用意したりする。それ以外に製品であるプランターにグループの生徒全員が好きな苺を植える活動や、生徒にとって身近な教師から取組の様子を承認・称賛してもらったり、製品を頒布したりする活動を行う。「全体の支援」と「意欲を後押しする支援」の適宜見直しを図り、担当者間で精選して実践していく。
 以上の2点を中心に実践を行う。実践を通して、生徒は自分の目の前の作業に「もっとやりたい」「もっといい仕上がりにしたい」という思いで生徒一人一人がめあてをもって取り組むだろうと考える。生徒の思いの変容を取組の様子から分析する。
 

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「教育実践」
就労を希望している生徒の気づきに寄り添った支援の工夫
〜地域の人とかかわるMSGカフェの実践を通して〜
南魚沼市立総合支援学校
保坂 吉彦

  私が対象とする生徒は、人との関わりに強い不安を感じている。私は、在学中に安心した気持ちで人と関わることができるスキルを、生徒が身に付けてほしいと考えた。また、身に付けたスキルを評価するのは、地域に出て、人と関わる学習が有効ではないかと考えた。そこで、以下のような手だてを講じ、研究を進めている。
1 生徒の人との関わりの力を高める学習活動の設定
 生徒が人と関わるときの適切な距離や言葉遣いを学習するために地域に出て行うカフェの接客活動を設定した。接客に必要な定型句を使用することで、臨機応変に人と話すよりも安心した気持ちで関わることができるのではないかという仮説に基づいている。
2 生徒が接客のスキルを身に付けるための方策
 図などを使って時系列に接客の流れが分かるシートを作成した。生徒はシートを見ながらのシミュレーションを繰り返し行っている。また、地域に出て接客を行った後に生徒が自己反省を行い、気付いた課題を再度、シミュレーションをして解決してからまた地域に出るというPDCAサイクルに基づいた学習を展開している。
3 生徒がより安心した気持ちで学習に向かうための方策
 私は生徒にとって人と関わること以外に不安な気持ちがあると、学習効果が半減すると考えた。このことから事前に担当する役割と配置図をホワイトボードで示しながら説明をしている。
4 生徒の自己理解を進め、自己肯定感を高めるための方策
 生徒の障害特性から、言葉だけでの学習の振り返りは学習成果を本人が十分に理解するところまでに至らない。動画、静止画、お客様アンケート、作業ノートの四つのツールを使用した振り返りを行っている。生徒が次にどのような目標を立てれば良いかなどの自分自身での気付きを大事にしている。
 
 以上の4点が、「人と関わる力」を高めるための柱として、講じている手だてである。生徒が地域で豊かに生活する姿を常に思い描いて研究を進めていきたい。
 

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「教育実践」
小・中・地域と連携した生徒会活動
胎内市立築地中学校
板垣 健志

  当校の中学校区は一小一中の小規模な学校である。保育園から中学校までの12年間、集団の移り変わりがなく、固定化された人間関係の中で生活をしている。また、中学校生活の中でも、他の集団と交流し、活動する機会は限られている。そのためか、慣れ親しんだ集団の外に出たときに、新たに良好な人間関係を築くことを苦手とする生徒が少なくない。
 平成18年の教育基本法改正により、第13条に「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」が規定され、平成27年12月に発表された中央教育審議会答申では、これからの学校と地域の連携・協働の目指す姿が挙げられた。新潟県教育委員会でも「地域とともに歩む学校づくり」を掲げ、地域と学校とのより一層の連携・協働を推進している。当校にも、今年度より地域コーディネーターが配置された。
 このような状況を踏まえ、異年齢集団や地域との交流の機会を計画的に仕掛け、生徒会を中心にした生徒の手による活動を工夫することを考えた。特に、地域コーディネーターとの連携を図ることによって、中学校内だけでなく、保育園、小学校、地域の方々といった幅広い異年齢集団との交流の機会を新たに実現させる。そして、よりよい人間関係を築く力や集団(社会)の一員としての望ましい資質・態度の育成を目指す。ひいては、こうした生徒会が地域と連携・協働した活動をこれからも進めていくことで、「地域とともに歩む学校づくり」が具現化されていくと考える。

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「教育実践」
児童の自尊感情を高める話合いの指導
〜クラス会議に基づいた話合い〜
長岡市立大島小学校
高橋 宇

  学校教育を通して、どの子にも社会で生きていくための力を付ける必要があると考える。社会で生きていく力を付けるためには、「自分に自信をもつこと」、つまり、自尊感情を高めることが不可欠であると私は考える。自尊感情について、新潟青陵大学の碓井は、「自分自身を価値ある者である、好きだと感じる、大切に思える気持ちのこと」と述べている。また、国立教育政策研究所は、「自己に対して肯定的な評価を抱いている状態」としている。
 自尊感情を高めるための手だてを探す中で、アドラー心理学に基づく「クラス会議」に着目した。クラス会議について上越教育大学の赤坂は、「分かり合い、協力し、双方が納得する答えを出す民主的な話合い」「子どもたちが生活上の問題を議題として出し、クラス全体で解決を探す」時間であるとしている。赤坂はクラス会議の効果の研究を行い、クラス会議が子どもの良好な人間関係を形成する場になり、子どもはそこで、自尊感情を高めていたことが伺えたとしている。そして、クラス会議における自尊感情を高めた要因は、自分が学級の役に立っているという実感と自分の気持ちや考えを分かってもらえた実感であると述べている。
 昨年度、3学年を担任した。3年生は文部科学省によれば、自尊感情が低下し始める時期である。年度当初から「僕なんかできない」と自分を卑下する子どもの姿が見られた。また今まで、話合いで学級のことを決めて、それに基づいて協力して取り組んだことが少なかった。そこで、週に1時間程度クラス会議を取り入れた。さらに、より自尊感情が高められるように「話合いのルールの確認」「頑張った人さがし」「議題と解決策の掲示」などの本学級に合うように内容を修正した。
 本実践では、これまでに話合いで学級の問題などを解決する経験のなかった3年生の児童が、クラス会議を基にした話合い活動をすることで、自尊感情を高めていくことを目指す。

〈参考文献〉
赤坂真二「赤坂版『クラス会議』完全マニュアル 人とつながって生きる子どもを育てる」ほんの森出版

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「教育実践」
仲間の思いに寄り添いながら活動する学級集団を目指して
〜高めよう「ともだちパワー」〜
長岡市立希望が丘小学校
片桐 里香

  新学習指導要領では、集団や社会の形成者としての見方・考え方を働かせ、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら課題を解決することを通して、
@他者と協働する意義や必要性を理解し、行動の仕方を身に付けること
A生活や人間関係の課題を見いだし、解決のために話し合い、合意形成を図ったり、意思決定をしたりすること
B集団活動を通して身に付けたことを活かし、生活や人間関係をよりよく形成するとともに、自他の生き方について考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養うことが求められている。
 これらの育成を図っていくために、学級活動においては、「自分や仲間の思いを自分事として捉えること」が大切であると考えた。
 学級活動では、活動を通して、仲間と協力して一つのことをやり遂げるという貴重な体験をすることができる。やり遂げたときの感動体験は、学級の宝物として子どもたちの心に深く残り、次の活動への意欲へとつながっていく。
 活動や仲間の思いを自分事としてとらえようとせず、各々が好きなことを活動するだけでは、貴重な体験にならない。人と関わりながら、様々な課題や葛藤を乗り越えてこそ、感動体験をすることができる。

 そこで、以下のような手だてを講じ、自分の思いや困り感を安心して声に出し、仲間の呼びかけに好意的に反応する人間関係を築き、感動体験を積み重ねたいと考えた。
1 仲間の思いを「自分から聴く」活動を繰り返す。(話合い活動の構造化)
 仲間の思いを理解するためには、「聴く」ことが必要である。「聴く」活動のサイクルを大切にした話し合い活動を構造化し、繰り返す。仲間が「そういう気持ちだったんだね」と自分の話を聞いてくれることは、安心感を生み出す。この活動を繰り返すことで、仲間の思いに寄り添おうとする共感的な態度を育てる。
2 価値付ける(評価)
 活動の事中、事後において振り返りを大切にし、仲間の言動の価値を伝え合い、共有する場を設定する。また、振り返りの記述を共有し、互いの考えの違いがあるからこそ自分の考えが深まるということを価値付けていく。教師から価値付けの視点を示しながら、徐々に仲間からの価値付け、他学年からの価値付けの場を増やしていくようにする。自分が取り組んだことに対する評価を適切に受けることにより、「仲間は自分のことを見てくれている」「自分のがんばりを認めてくれている」という安心感が生まれる。そして、自分の言動を価値付けてもらったことにより、自分も仲間の言動に関心をもちながら活動しようとする気持ちが芽生えると考える。この活動の積み重ねにより、安心して自分の思いを伝え合おうとする環境を作り、仲間の言動に関心をもち、寄り添おうとする態度を育てる。
 安心して自分の思いを伝えることができる力、自分とは異なる仲間の思いを受け止める力を総称して「ともだちパワー」とし、仲間と力を合わせてやり遂げていく活動を積み重ねることによって“ともだちパワー”を高めたい。ともだちパワーを高めた子どもたちは、「仲間がいるから安心してがんばれる」と自信をもち、意欲的に活動していくと考え、実践を試みた。

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「教育実践」
自分を、みんなを大切にして、共に伸びようとする子どもの育成
新発田市立七葉小学校
三浦 俊昭

  人権感覚を高め、互いに認め合う態度と実践力を育てるために、児童の心に響く人権教育、同和教育の実践を推進し、教育活動全体を通して児童一人一人の人権感覚を磨き、自己有用感を高め、大切にされる学級、学校づくりに全職員で取り組んだ。
 研究を進めるに当たり、人との出会いから学ぶ学習を中核とした人権学習の実践と、人権教育、同和教育の視点に立った教育活動と連携体制の二つを柱に据え、研究を進めた。
 人権問題、同和問題に対する正しい理解を推進し、人との出会いから学ぶ学習での体験や日常生活と資料を結びつけて考えさせる指導過程を工夫した。児童の実践力を高めるために、自己を見つめる振り返りの場を設定した。また、年間を通して異学年交流での活動を充実させたり、問題行動の背景の把握や当該児童に向き合う指導や支援を全校体制で行ったりした。連携体制では、幼保小中学校10年間の「人権教育、同和教育学習」共通指導計画を作成し、中・長期的なスパンで人権意識を高める基盤をつくった。
 人権学習の実践では、人との出会いから差別や偏見に対して思いを巡らせ、深く考えさせることにつながった。また、自己を見つめる中で、自分ができるようになったこと、まだ足りないこと、これからできるようになりたいことを振り返り、人権についての意識を高めていった。高学年では、被差別者だけでなく、差別者、傍観者の立場に立って考えを深め、「全ての人が笑顔でいることが人権を大切にすること」だと気付くことができた。異学年交流や全校体制での支援を行うことで、トラブルやよくない行動を起こすことがあると、自分事として捉え、「このままでは笑顔になれない」と具体的な解決策を考えて、実行するようになった。
 今後は、これまでの取組を道徳教育に生かせるような学習過程の工夫等について実践していきたい。

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「教育実践」
学校運営の改善と教頭の役割
〜ビジョンをどう実行・実践していくか〜
新潟市立東石山中学校
本多 豊

 学校が抱える様々な問題は、一人一人の教職員の努力だけでは解決が難しい。校長のリーダーシップの下、学校全体で組織的・計画的・継続的に取り組んでこそ子どもたちの学び方が変容し、目指す姿を具現することができ、職員も取組の成果を実感することができる。
 しかし、学校全体で組織的・計画的・継続的にビジョンを実行・実践できる学校と、一部職員の取組で留まっている学校があるのが現実である。当校も後者のような実態があった。
 教頭として、校長が描いた学校経営ビジョンの内容を職員一人一人が理解できるようにし、力を結集して組織的に教育活動が行われるよう意図的・戦略的に職員の意識改革・行動改革を進める取組を行った。                         
 1 日々の教育・運営活動の形成的・総括的評価の改善
 2 指導体制と運営体制、経費や時間の工夫・改善
 3 人材育成や意識改革のための研修の改善
 4 家庭・地域及び外部機関との連携・協力の積極的な推進
 実践を通して、全職員が当事者意識をもち、組織的に取り組むためには次のことが重要であることが分かった。
 @ ビジョンのよさを伝え、見通しがもてるように実現に向かう道筋を明示する。
 A 実践の中で成功体験をもたせ、価値を実感させる。
 B チームで考える体制づくりで、職員一人一人の交流欲求と承認欲求の充足を図る。
 C 中心となる推進リーダーを育成し、枠組みを与えて具体は考えさせる。

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「教育実践」
校長のリーダー・シップを支え、学校を着実に変える校内研修の取組
新潟市立青山小学校
本田 和彦

  「教育は、意図的・計画的な営みである。」学校で行われる教育活動の全てには、「ねらい」と「評価」がある。「ねらい」は、前年度の実践の「評価」を踏まえたものであるが、目の前の子どもの実態を十分把握した上で、今年度の教育活動を実施しなければならない。ゆえに、「『前年度どおり』という活動はないのだ」と、当校の校長は言う。
 私は、教務室の担任として教職員の日々の取組を支えながら、以下のような視点で校長の方針を支え、やりがいのある職場づくりの核となるよう取り組んでいる。
1 授業力向上を目指した取組を行う
 授業力改善の核は、研究体制にある。当校は、伝統的に年1回の学校公開を行ってきたが、研究内容と職員の意識の深まりをねらって現在は行っていない。研究内容は、一人年2回(前期・後期1回ずつ)行い、今まで算数に特化してきた体制を、担任の希望による全教科を対象とした。また、もっとも大きな変革は、「仕掛けのある学習課題」をつくり出すことを主眼に置いたことである。児童が「あれ?」「え?」と既習や生活経験とのズレを見いだす課題をつくりだすために、意図的に仕掛けをつくり出すことに主眼を置いた。
2 特別支援学級の授業を支え共につくる
 当校は、特別な支援を要する児童の中でも虐待等深刻な課題を抱える児童をどう支えていくかが大きな課題となっている。その児童に学習を成立させるために、学校体制として特別支援学級の授業の質を向上させ、全校に広げていく取組を行っている。
3 地域と連携した授業を提案し、学びの深まりを目指す
 青山大好き隊と言われる地域ボランティアが、積極的に活動している。そのボランティアを意図的に配置し、効果を上げるには計画段階での打ち合わせが重要である。中でも、地域の大学教授OBと協働した「植物は、数学を知っている」という授業を紹介する。子どもたちは、習った数学と理科の力を合わせ、植物の世界も数学でできているという事実の一端を知ることができた。

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「教育実践」
教育力のある教員組織づくりの教頭の役割
〜全校体制で行う「温かい学級づくり」を通して〜
魚沼市立須原小学校
江口 範文

  魚沼市では、「温かい学級づくり支援事業」を平成26年から実施している。学級集団の安定を最優先に取り組み、学力向上や不登校出現率の低下を目指している。この「温かい学級づくり」を全校体制で取り組むことで、教職員の同僚性・協働性の向上と、教職員一人一人のより高い自主性・向上性が発揮される組織をつくるための教頭の役割について研究した。
(1)「温かい学級づくり」を核とした教育力の向上
 4年目を迎えた「温かい学級づくり」を継続実践している。特に「2回目のhyper-QU検査で、全校の80%以上の学級を学級型で『親和的まとまりのある学級集団』にする」という成果目標を掲げ、取り組んでいる。そのために「温かい学級づくり自校化プラン」を作成・改善しながら着実に実践している。また、年間3回の事例検討会で具体的な対応策を講じチームで協働して実践することで、全ての児童にリーダー性とフォロワー性を育てるように実践している。
 「温かい学級づくり」を全校体制で行うために、hyper-QU検査の結果を活用するシステムを以下のように校内に確立している。
 まず、学級担任は、hyper-QU検査結果を整理票にまとめる。次に、学年部や全体で、整理票を用いて事例検討会を行いる。そして、学級担任は、事例検討会を踏まえて、対応策を整理し、学級づくりシートに具体的な対応策を書く。そして、研究主任は、整理票と学級づくりシートを集約し、校内で共有し、管理職は、要支援群の児童を把握する。
(2) 事業推進者としての教頭の役割
 @ 企画・運営者としての取組
 hyper-QU検査の活用についての校内研修を推進している。「温かい学級づくり」自校化プラン作成の際にも、各主任と教頭で活動の関連を図り、実施時期を調整するなどし、一覧表を完成させた。一人年間1回以上の公開授業では、アンダーアチーバーの児童に対する具体的な学習支援の手だてや学級集団としての学びの視点を明確にするようにしている。また。市の学習指導センター指導主事等、外部講師から指導を受ける機会を設定し、充実した研修となるよう研究主任を支援した。
 A PDCAサイクルによる指導・助言
 教職員評価面談の際、自己申告シートをもとに「温かい学級づくり」のための手だてや学力向上策について指導した。また、日々の授業、学級便りや掲示物の観察により、定期的に学級担任の日常の取組を見直す機会とするために、気になる学級担任への個別指導を継続的に行った。
 また、週1回の職員打合せの時間に、児童について情報交換する時間を設定した。自分の学級の取組を紹介したり、取組にアドバイスし合ったりできる有効な時間として活用している。
 以上のことを教頭として取り組んでいる。この事業を通して、児童の学力の向上と学級に温かい人間関係が築かれるようになった。そして、児童と同じように親和的でまとまりのある職員集団になりつつある。

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「教育実践」
学校と地域がともに元気になる教育活動
〜小中連携校における地域の豊かな教育資源を生かす地域連携の取組〜
佐渡市立前浜小学校
松本 えりか

  前浜小中学校区は、高齢化や人口流出が進み限界集落に近い地域である。地域の人たちは、「元気な子どもの姿を見ることで生きるパワーがもらえる」「地域の生活や伝統文化を子どもに伝え継承してもらいたい」という思いを強くもっている。
 一方、子どもは、「人の役に立つ人間になったい」「地域で起こっていることや問題に興味関心がある」(平成27年度調査)の項目で肯定的評価が低い傾向だった。
こうした地域の願いと子どもの実態を受け止め、子どもが主体的に地域に関わり、地域の方と一緒に地域を学ぶ教育活動を工夫することで、共に元気になるのではないかと考えた。
そこで、学校と地域の『元気』を
 ・子どもが自己有用感をもち、意欲的に地域の生活や文化を学ぶ(学校の元気)
 ・地域が元気な子どもと関わり、地域のよさを伝える(地域の元気)
ととらえて取組を行った。
1  WinWinの関係で元気になる「ふれあい体験学習」
 この活動は、25年間続き地域の漁業を学ぶ大切な活動として位置づけられている。しかし、活動がマンネリ化傾向にあり、子どもの主体性に欠くところがあった。
 そこで、活動を見直し、子どもが主体となる働き掛けをすることで、子どもが活動を考えて打ち合わせ会に参加し、新しい活動に変えていった。
2 伝統を学び発表して元気になる伝統芸能の学習
 10年前まで伝統芸能が各学校で継承されていたが、学校統合が進み、伝統芸能継承が地域に返された。しかし、地域に子どもがいないため継承が難しい状態が続いていた。そこで、学校は地域とつながり伝統芸能や人材を集約し、伝統芸能を学ぶ場づくりを行うとともに、学習したことを生かす場づくりを行った。その結果、地域の方が学校で活躍する機会が多くなったり、子どもが学校だけでなく、地域行事に参加して伝統芸能を披露し、場を広げるようになったりした。
3 伝統行事を生かし地域貢献活動で元気になる袴紙作り
  自分たちが作った袴紙を地域400戸に配付する地域貢献活動である。中学生が、小学生に教える場づくりや地域の声を子どもに伝えるコーナーを設け活動の工夫を行った。それにより、子どもの自己有用感が高まり、次年度への意欲付けにつながった。
 このように、地域を学ぶ教育活動を工夫することにより、子どもの地域への関心や貢献の気持ちの高まり、地域連携・協働に対する地域と職員の意識の高まりが見られた。また、学校評価「地域と協力している」の「そう思う」評価が年々あがり、地域とともに学校づくりが行われている。

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「サークル活動」
松は緑の職人組合
長岡市旭岡中
大野 敏法

 当サークルは、全県エリアで活躍する小学校家庭科、中学校技術・家庭科の会員により構成されています。
 目的は、@会員の実践発表や講演、協議などを通して、新しい情報を共有すること、A授業実践についての情報交換を通して、指導力を高めること、B会員相互の親睦を深めることです。
 技術・家庭科は、1校1人配置の場合が多いため、校内研修や小規模郡市内の研修ではなかなか満足することができません。そこで、全県エリアから様々なキャリアや技能をもつ会員が集うことにより、毎回熱気に満ちた有意義な研修を行っています。研修で得た知識や技能は、会員それぞれが現場に戻ってからの糧となり、更なる実践へと「職人魂」に火を付けます。

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「サークル活動」
新潟造形教育の会
新潟市立木戸中学校
渡邉 敏尚

 全県を範囲とした、造形教育全般を研究対象として活動するサークルです。
 校種を問わず幅広く会員を募り、若手からベテランまで幅広い年代の方が所属しています。実践を持ち寄り、よりよい造形教育を目指して交流できたらと考えています。特に授業研究や実践のまとめなど、サークルメンバーから丁寧なアドバイスがもらえます。
 「図工・美術の授業がうまくなりたい」「題材開発をどんなふうに進めたらいいのだろう」「授業研究をしたいけれど何をしたらいいのだろう」…日々の授業、研究を進める中で一人ではなかなか解決できないという思いのある方、ネットワークを広げたい方、ぜひご参加ください。

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「サークル活動」
ときわ音楽教育を語る会
新潟市立内野小学校
早川 孝

 音楽を研究教科とする教員同士のネットワークを広げ、音楽及び教育全般について語り合い、情報交換ができる場として、会員が相互に支え合いながら運営しているのが「ときわ音楽教育を語る会」です。
 これまで、大学の先生による音楽教育の課題についての講義、会員による模擬授業や講習会等を行い、毎回好評を博してきました。
 今年度も昨年度に引き続き、会員の演奏研究のサポートを中心に活動を行っております。特に合唱指導について、発声や効果的な演奏のポイントを、実際に合唱曲を歌って合わせることによって体得したり意見交換したりして、研修を積み重ねています。
 音楽については初心者、という方も大歓迎です。

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「サークル活動」
新しい風
新潟市立新通小学校
伊比 宗宏

 「地域の特色を生かし、地域とともに歩む学校づくり」を目指して、楽しく充実した活動をしています。
 地域には、私たちの指針となり、財産となる「ひと、もの、こと」がたくさんあります。これらの資源(宝物)を学校の教育活動につなげることは、児童生徒にとっても会員にとっても重要なことだと思います。
 広い視野をもち、主体的に生きる児童生徒を育成するために、会員自身も地域に学ぶとともに、生涯学習の実践者であることを目指しています。
 生涯学習の推進や学校と地域の連携・協働について関心の高い会員が集って、研修会を開催したり社会貢献活動を行ったりしています。
 児童生徒が生き生きと活動し、分かる喜びを実感できる「地域を巻き込んだ魅力的な授業づくり」を実践していきます。

 

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「サークル活動」
コンパスの会
新潟市立巻南小学校
本間 陽平

 当会は平成16年度に結成したサークルです。研修主題を「児童・生徒が生き生きと学ぶ算数・数学的活動の追究」として活動しています。
 このサークル名の『コンパス』には、「自分たちで創り上げるサークル」「会員の輪=和を大切にながら研修する」という意味が込められています。
 毎月第1火曜日に研修会を行い、@公開授業に向けた指導案検討A各種発表会に向けた原稿内容の検討B講演会などを行っています。11、12月には全会員による実践発表会を行い、小グループでざっくばらんな意見交換を行います。様々な角度からの実践で、会員一人一人にとってたくさんの発見があります。講演会では、素晴らしい指導者を招いて講義とともに演習を行うなど算数・数学のとても楽しい内容の研修を行っています。毎年、その成果を年度末の研修誌にまとめています。
 当会の最大の特徴は、小学校会員と中学校会員が半々の割合で在籍していることです。このことにより、小中9か年を見通した算数・数学の学習指導・授業改善を研修することができます。指導者として校長先生をはじめ、新潟市マイスターなど、経験豊富な会員が多数在籍しています。研究授業や公開授業前の指導案検討では、これらの先生方から的確な助言をいただけることが、大きなメリットです。
 算数・数学が大好きな会員の皆様、是非ご参加ください。必ず新しい「何か」を得ることができるはずです。

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「サークル活動」
Home science 下越
新潟市立鎧郷小学校
吉田 富貴子

 家庭科は、生きる力を付けるための主要な教科です。本サークルは、主に下越を範囲とした家庭科教員の集まりで、授業について語り合っています。校内で家庭科を担当している者が少なく相談できないことを持ち寄り、みんなでアイディアを出し合ったり、指導を受けたりしながら進めています。今年度は、新学習指導要領を踏まえ、5か年の学びが連続する指導の在り方を考えます。
 研究主題は「科学的根拠に基づく小中一貫の家庭科教育を目指して」です。活動内容は、「科学的根拠に基づく課題追究型家庭科教材の開発」「小中5年間の家庭科『学びの足跡〜食領域編〜』の構築」「授業改善を目指した指導案検討及び実践」の三つです。
 内容によっては、教科の枠を越えた参加者も募っております。案内が届きましたら、興味のある方はご参加ください。

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「サークル活動」
新潟授業実践研究会
新潟市立潟東小学校
伊藤 祐輝

 当サークルでは、一人一人が自分の授業テーマに基づき、アクションリサーチの手法を取り入れ、継続的な実践研究に取り組んでいます。
 例会では毎回、取組の成果や課題を発表し合い、会員がお互いに改善への手だてを検討します。検討した手だてを日々の授業で実践し、検討します。このように、例会を通して、継続的に自分の授業改善の方向を探ります。
 研究の成果について、学会等で発表している会員もいます。平成23年度からは、県内大学の研究者から会員の一人一人の研究や当会の研修に関して、指導・助言をいただいています。

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「サークル活動」
新潟自然科学を語る会
新潟市立巻北小学校
江端 卓

 新潟市の理科指導発展に資するため、自然科学に関する指導内容について研究を進めてきました。各自の実践を持ち寄って、研修を深めたり、一緒に教材研究をしたりしながら、互いの指導力の向上を目指して活動しています。
 ここ数年は、これまでの活動で学んだことを「子どもたちに自然科学の楽しさを伝えたい」「地域に貢献したい」という思いで、星空観察や科学実験イベントの企画・運営に携わったり、指導者として活動を支えたりするなど、積極的に取り組んでいます。この夏行った地域の青少年育成協議会「こども夏まつり」では、150名近くの児童、保護者、地域住民の皆さんに喜んでいただきました。講師の依頼も増えました。
 今後も自身の資質を高める研修と地域貢献に取り組みます。

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「サークル活動」
新潟学校教育相談を考える会
新潟市立曽根小学校
山上 拓紀

 私たちのサークルは今年度で9年目を迎えました。不登校、学校不適応、学級崩壊等の様々な学校現場の問題について、心理、臨床、教育の多分野から総合的にアプローチし、日々の実践に取り組み、学校現場に活かせる教育相談の在り方を探っています。
 定例会では、学級・学校で困っている事例について検討する「事例検討会」を行っています。事例は不登校、発達障害、愛着障害、非行など様々です。難しい問題もありますが、明日からの支援策が見付かるように話し合いをしています。会員は、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校、行政など様々な校種で構成されているため、今まで自分が思ってもみなかった有効な支援策が出されることがよくあります。最後には「明日からこれをやる」という具体的な解決策が見付かるように指導者からご指導をいただくようにしています。難しい問題について話し合うからこそ、お茶とお菓子をつまみながら、明るく気軽な雰囲気で行うようにしています。

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「サークル活動」
西蒲・燕理科の会
新潟市立新通小学校
金子 徹

 「西蒲・燕理科の会」は、平成16年度に発足したサークルです。新潟市と燕市・弥彦村を主な活動拠点として理科好き、自然好きの会員が活動しています。小学校、中学校で理科を自分の研究教科としてずっと実践しているベテラン教員や、豊富な知識と実践をもった教員が数多くいます。また、若手で現在理科の実践を一生懸命頑張っている教員もいます。
活動内容は、授業実践報告会や野外研修会、研究冊子の発刊などです。毎年7月初旬に行う研修会では、中央から講師を招き、授業に役立つネタや新しい実験器具の説明会などを実施しています。また、地域の科学の祭典で演示実験や制作活動ブースへの協力も行っています。野外研修会では、登山や植物などの自然観察など毎年様々な内容のものを実施してきました。
理科好きな子どもを一人でも多く育てるため、会員一人一人の力量アップに向けてこれからも意欲的に活動していきます。

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「サークル活動」
新潟社会科の会
新潟市立新通小学校
小黒 健太

 当サークルは、今年度で発足34年を迎える伝統あるサークルです。活動は、1か月に1回、新潟市を会場に活動しています。
 当サークルの一番の特徴は、新潟市内外の社会科指導を引っ張っている若手からベテランの先生方まで多くの先生方が参加し、実践を検討したり、発表したりしていることです。また、指導者の先生方からは、毎回厳しくも温かい的確なご指導をいただき、大変勉強になっています。実践発表を聞くことも刺激になります。
 子どもたちに社会科の力を付けることができるように、社会科の学習って楽しいな、次の社会科の時間が楽しみだなと子どもたちが思えるように、今後も活動を続けていきます。
 「社会科は苦手、難しい」と思われている方、大歓迎です。一緒に楽しく、力の付く社会科授業を考えてみませんか。

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「サークル活動」
みなみ生徒指導を考える会
新潟市立白根北中学校
小林 和栄

 当サークルは平成25年度より正式に発会しました。活動は、年5回程度。さらに年1回は「東生徒指導を考える会」と連携して活動しています。
 一番の特徴は、南区を中心に、会員はもとより多くの会員外の方にも参会の呼びかけを行っていることにあります。
 また、生徒指導上の諸問題に精通した専門家アドバイザーからあらゆる面での助言をいただくことができます。

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「サークル活動」
学級経営の在り方を探る会
新潟市立味方小学校
橋 新一

 「学級経営の在り方を探る会」は、授業や学校生活の中核となる学級経営について研修し、学級経営力・授業力を高め合うサークルです。
 特別支援教育や生徒指導、特別活動の講師を積極的に招き、学級経営に関する様々な角度から研修を行っています。また、実践発表や情報交換を行い、日々の学級経営に活かせるポイントなどをたくさん得ることができます。
 サークルの校種構成は、小・中学校教員、中等教育学校教員で構成されています。今年度は、高等学校教員も所属し、広く校種間で意見交換・情報交換を行うことができるようになっています。それぞれの学校で問題になっていることや悩みなどを共有し、相互理解することで、各校種間の連携に向けてとても有効な研修ができます。
 子どもたちが楽しく、充実した学校・学級生活を送ることができるような学級経営を目指し、研修に取り組んでいます。たくさんの先生方と学級経営について学ぶことができればと思います。

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「サークル活動」
サークルさんすう
新潟市立矢代田小学校
間 大也

 新潟市を中心に活動する算数のサークルです。月に1回程度、主に秋葉区の会場で活動しています。
 私たちのサークルは、次の2点を中心に取り組んでいます。
➀各自の設定したテーマによる実践発表や指導案検討
 算数授業における実践発表や指導案検討を通じて、算数の授業力をアップしています。ベテラン教員から若手教員まで幅広い層で構成されており、互いに刺激し合いながら高め合っています。
A「算数連続講座」の開催
 年に3回程度、算数指導のスペシャリストをお招きし、講座を開いています。
 ノート指導、学習課題の設定、授業づくりのポイント、算数教育の最近の動向など、あらゆる側面から算数教育を知ることができます。
 私たち「サークルさんすう」は、算数好きな子どもを一人でも多く育てるために、研修を通して「楽しい授業」「分かる授業」が実現できるように取り組んでいます。

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「サークル活動」
下越情報教育研究会(KITE)
新潟市立亀田東小学校
水越 泰宏

 " 下越情報教育研究会(KITE)は、ICTに興味・関心のある教員のサークルです。活動は月1回程度行われています。主に大学を拠点に活動しています。
 今年度は新学習指導要領実施に先立ち『小中連携のプログラミング教育のカリキュラム開発と評価』というテーマの下、プログラミング教育の指導計画づくりと指導方法について研修および実践を行っています。
 定例的な会合・研修では、プログラミング教育の指導計画検討やICT活用についての会員の実践発表、外部講師を招いての講習会などを行っています。また、昨年度はNHK主催の「ICTファシリテーター養成講座」に参加するなど、県外の研修会にも積極的に参加し、最新の実践を会員に還元しています。
 また、会員が新潟県内の広範囲に及ぶため、会員が研修に参加しやすいように、参加形態を工夫してオンライン上でのビデオ会議システムを用いて情報教育について語り合っています。
 ICTを使って、児童生徒に分かる・できる授業をしたいとお考えの方、プログラミング教育に興味がある方、大歓迎です。教育の情報化・ICTについて共に学んでいきましょう!

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「サークル活動」
新潟子どもの心を語る会
新潟市立高志中等教育学校
永田 文子

 平成16年度に発足したサークルです。見えにくくなっている子どもの心の理解に努め、指導に活かすために、ケーススタディ(事例検討)を中心に取り組んでいます。最近は、教育相談だけでなく、生徒指導や特別支援教育の視点からも考えています。
 原則、月1回定例会を開催し、会員が抱えている事例を基に研修を進めています。そして、「参加してよかった」と思えるような活動を地道に続けていきたいと思います。

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「サークル活動」
蒲原国語教育研究会
新潟市立上所小学校
本宮 直樹

 平成15年のサークル発足以来、毎年度会員による実践発表や授業の提案などの活動を行ってきました。私たちのサークルは、「児童生徒に力を付ける国語教育の在り方を探る」をテーマにして活動を行っています。国語教育に対して高い志をもった教員が集まり、児童生徒の国語力を向上させるためにはどうしたらよいだろうという問題意識をもって取り組んでいます。当会員の中には、スーパーティーチャー認定者や新潟市マイスターなど優れた実践者が多数おり、自ら学ぶ意欲をもつ会員ばかりです。また、年に1回県内大学等から講師を招聘して講演会も行っています。
 国語についての研究や深い見識に触れることで、国語教育についてさらに高い志をもつことができます。児童生徒にしっかりとした国語の力を付けるために、専門性と多様性を兼ね備えた教員を目指して、会員同士切磋琢磨しながら取り組んでいます。

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「サークル活動」
幼小接続を考える会
新潟市立沼垂幼稚園
根岸 恵美

 新潟市、下越地域の幼稚園、小学校に勤務する教諭と管理職でつくっているサークルです。
 新幼稚園教育要領では、新しい時代の変化に対応して、将来を担う子どもたちの人格形成の基礎を養うために「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」や「幼稚園等の教育ではぐくみたい資質・能力」が明確化されました。これらを受け、本サークルでは、幼稚園と小学校の子どもの学びをつなぐ幼小接続はどうあったらいいのか、保育や授業などの教育活動からの視点、幼児・児童理解からの視点で考えていきます。
 幼稚園と小学校の相互理解を推進することを大切にしながら、具体例を持ち寄って話し合います。
 幼稚園、小学校低学年を担当したことのない先生方も大歓迎です。

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「サークル活動」
外国語教育を考える会
新潟市立鳥屋野中学校
南場 健一

 " 外国語活動における小・中学校間のよりよい接続を実現させるために、小学校教員と中学校教員とが互いに意見交換をすることのできるサークルです。また毎回教育の専門家の皆様をサークルにお招きし、最新の教育事情についての知見を深めたり、教育実践に対するご助言をいただいたりすることができます。
 「ハイフレンズ」を基にした授業構想を、小中教員とで共に立てていく研修を継続して行っています。平成32年度より小学校英語が教科化され、今まで以上に小学校教員による英語の授業力向上が求められます。また中学校教員にとっても、小学校教員からどのようにして生徒の情意性を高めるような学習課題を設定していくのかを学ぶ良い機会となっています。小中教員とが共に授業構想を練り上げていくという研修を通して、互いの教育観を共有し、よりよい小中連携を目指すことができるサークルです。
 今年度は小・学校会員が教育研究発表会で実践発表を行います。サークルとして支援していきたいと考えています。

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「サークル活動」
ICT教育を考える会
新潟市立上所小学校
林  俊行

 「情報をよりよく利用できる児童生徒を育てたい。」「未来を見据えた授業デザインに挑戦したい。」私たちのサークルは、そんな願いをもった教師の集まりです。
 活動の中心は、会員が、それぞれの勤務校で日々行っている授業実践・教育実践の報告とそれに基づく議論です。
 例えば、学校に導入されている機器の機能を紹介し合ったり、効果的な使用方法を考えたりしています。機器が更新された学校の情報を報告し合ったり、有効活用できるWEBサイトを紹介し合ったりすることも多くあります。その他、近年では、プログラミング教育やVR(ヴァーチャルリアリティ)についても取り組んでいます。
 また、授業のどの場面で、どんなICT機器やデジタル教材を使うのが有効なのかを考えています。児童生徒の主体的・対話的で深い学びを支えるツールとして、どのように活用するか実践を通して検討しています。
 更に、大学とのつながりも大切にしています。県内外の大学より講師を招聘し、最新の教育情報についての講義も行っています。
 各会員が実践し、発表し、意見交換をすることで、会員一人一人の力を高め、それを児童生徒に還元しようと取り組んでいます。
 

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「サークル活動」
体育科学の会
新潟市立新潟小学校
高野 義友

 当サークルは平成19年度に発足し、体育授業を科学的に研究することを目的とした会です。科学的な分析の仕方や専門的な知識を得るために、大学の先生方からもご指導をいただきながら活動しています。
 会員一人一人が、研究発表を行うための授業実践力や研究デザイン力を身に付けることをテーマに活動を行っています。月1回の活動では、小グループでの授業実践についての検討や、研究のまとめ方についての検討、発表方法の検討などを行っています。年度末には、サークルの全会員による個人研究発表会を行っています。また、大学の先生を講師としてお迎えし、研究の組み立て方や統計分析に関する研修も行っています。そして、サークル活動の成果を発信する取組として、新潟県体育学会や日本体育学会等での発表も行っています。
 新潟市のみならず、新潟県、全国にも「体育科学の会」の会員による実践、研究が広く知られるようになってきています。会員一人一人が体育授業に対する情熱をもち、児童生徒たちの成長のために意欲的に活動しています。

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「サークル活動」
総合的な学習を語る会
新潟市立東山の下小学校
小林 厚司

 " 私たちのサークルは、平成16年度に発足し、「社会教育」「民間」の立場のメンバーも加わり、地域と学校をつなげる総合の実践を通して、よりよい総合の授業の在り方を探ってきました。
 また、意欲的に探究する児童生徒の姿を求めて、児童生徒の課題意識を高める単元構想の在り方を学んできました。その中でも、ファシリテーションを用いた授業の有効性を学び、会員も実践を積んできました。
 平成27年度は、県内の教員や教育関係者に呼び掛け、3回目の「総合的な学習の時間フォーラム」を長岡のサークル「生活総合実践研究会」と共同して開催することができました。そこでは、文科省の初等中等教育局視学官を講師としてお招きして、ご講演をしていただくことができました。多方面から80名以上の参加者があり、会員以外の教員や教育関係者も多く参加され、活発な情報交換があり、有意義な研修会となりました。
 今後も、児童生徒が学びの充実感を味わえる総合学習の在り方を探究していきたいと思います。

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「サークル活動」
体育サークル「未来」
新潟市立木戸小学校
野上 丈成

 新潟市、五泉市を中心に勤務されている方々が、運動好きな児童生徒をはぐくんでいこうと、授業力を高め合っています。主に、新潟市江南区を会場に活動しています。
 今年度の研究テーマは「児童生徒の健やかな成長を促す体育科の役割〜進んで運動する児童生徒を育てる体育経営・授業実践の在り方〜」です。会員一人一人が個人テーマを設定し、授業実践を行い、児童生徒の動きを高めるための手だての有効性などを検証しています。
 月一回の研修会では、実践発表や研究発表の検討、公開授業の指導案検討、研究会の参加報告などを中心に行っています。その中から、日々の体育経営や体育授業に使えるアイディア、教材・教具についても学び合っています。
 運動好きな児童生徒をはぐくんでいくために、よりよい体育経営や体育授業について一緒に考えていきませんか。

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「サークル活動」
子どもの健康・体力を語る会
新潟市立下山小学校
阿部 敏也

 新潟市連合会サークルに所属する、体育サークルです。体育授業の充実こそが児童生徒の体力向上、及び健康増進につながると捉え、授業実践を基に研修を進めています。
 『楽しく学ぶ体育授業 〜「できる」「わかる」「かかわる」学習を通して〜』を共通テーマに、学習指導案や授業実践のまとめ等を持ち寄り、会員同士の意見交換を通して切磋琢磨しています。サークルから大学院修了者、新潟市マイスター、スーパーティチャー等を多く輩出しており、人材が豊富です。体育専門の立場から、適切なアドバイスを受けられるので、とても勉強になります。
 近年、メンタリング(経験を積んだ教師〔=メンター〕が若手を育成する制度)の考えに依拠し、若手会員の「授業力」や「実践を学術的にまとめる力」の向上を目指してチームを編成し、継続して支援をしています。また、最新の情報を手に入れる手段として、大学の教員を講師としてお招きし、講演会や実技講習会等も行っています。
 体育に興味がある方、体育を勉強したい方、大歓迎です。

 

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「サークル活動」
東生徒指導を考える会
新潟市立東新潟中学校
若木 聡

 私たちのサークルは、生徒指導に関する様々な課題を克服するために、中学校及び小中学校の連携による取組が重要と考え、サークル結成に至りました。
 結成以来、東区だけでなく、他地区の会員も増えています。年齢層も20代から50代まで幅広くいます。
 各校の情報交換だけでなく、より専門的な知識をおもちの方(講師)からアドバイスをいただくことができます。   
 『合理的配慮』、『基礎的環境整備』、『発達障がいに関わること』、『ネット上から起こるトラブル』をキーワードに、日頃生徒に関わっていくうえで、なかなか上手くいかない点について、気軽に意見を出し合い、実践に役立つ会を目指しています。
会に参加することによって、お互いに元気をいただいたり、与えたりしながら明日への活力を養っています。

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「サークル活動」
学び合いの仕組みと不思議
新潟市立葛塚東小学校
勝部 新

 新潟市を中心とした『学び合い』と呼ばれる手法について学ぶサークルです。活動は月1回、主に新潟市東区プラザを会場に活動しています。
 教育界には様々な学び合いがあります。私たちは県内の教育大学の先生が提唱している『学び合い』について研修を深めています。26年度は「授業作りネットワーク新潟大会」において2名の会員が講師として登壇し、日頃の『学び合い』の実践を発表しました。
 子ども同士が深くつながり合うと学力がアップし、教室の絆も深まります。従来の受動的な授業から子どもたちが能動的に活動する学習へ、まさにアクティブ・ラーニングを具現化した姿が教室で見られることを目指しています。
 会員は若手からベテランまで幅広く在籍しており、毎回の活動では会員からの発表について熱い議論が交わされ、多くの学びがあります。まずは教師自身が能動的に学ぶ姿勢が大事だと考えます。
 全ての校種、全ての教科で実践可能な『学び合い』。たくさんの方々の参加をお待ちしています。

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「サークル活動」
日本プロ教師の会
佐渡市立河崎小学校
濱田 晴明

 教員の「指導力」「対応力」「統率力」の向上を目指して立ち上げたサークルです。教科指導だけでなく、学級経営、生徒指導、特別支援教育など、様々な分野の研修を行っています。
 月2回の例会をもち、以下のような活動をしています。
1 会員の実践及び問題意識に基づいた内容の発表
2 全国的に著名な先生のDVDやCDの視聴
3 互いの悩み・情報の共有化
 上記の他に、昨年9月から今年の7月までの間に、佐渡市に勤める小・中学校の教員を対象にした研修会を4回行いました。今後も、市内の教員に呼びかけ指導力アップ研修会を開催します。この研修会の講師は、本サークル会員です。自らの力量を高めることはもちろんですが、佐渡市教員の力量を高めるために少しでも役に立ちたいと考えています。

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「サークル活動」
佐渡音楽教育を語る会
佐渡市立前浜小学校
松本 えりか

 「佐渡音楽教育を語る会」は、支部研修活動である「ルネス・E運動IN佐渡」を母体とし、28年度から自主サークルとして活動が始まりました。
 これまで、市の重点施策である「佐渡学」の推進に、音楽科の立場から取り組んできました。昨年度は、佐渡の伝統文化である能楽について鑑賞したり実際に演じたりする実技研修を重ね、教材化し授業実践に至るまでの活動をしました。
 また、講師をお招きして研修を行うことで、講師の専門性や人間性から多くを学び、佐渡の伝統芸能の素晴らしさを子どもたちに伝えたいという気持ちがより高まりました。
 佐渡には、この他にも「鬼太鼓」「佐渡おけさ」など、多くの伝統芸能があります。これらを素材に教材開発をし、授業実践を増やし広めていきたいと考えています。
 今年度は、佐渡で開かれる下越音研の運営にもかかわり、小・中9年間を通した伝統音楽の学びを、年間指導計画モデルとしてまとめています。
 他の音楽サークル団体と研修交流をして見識を広めていく活動も行っていきたいと思っています。

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「サークル活動」
ルネス国語in佐渡
佐渡市立八幡小学校
山ア 勝之

 佐渡市で活動する国語科の授業改善について勉強しているサークルです。5月から1月にかけて、月1回程度、公民館等で活動しています。小学校教員と中学校の国語科教員が主に参加しています。
 例年は、論文の検討や実践レポートの検討を主な活動としていました。今年度は、それに加えて、サークル員のうち2名が公開授業を行うことにしました。その2名の公開授業の指導案検討会や授業協議会に参加し、新しく求められている授業像について学んでいます。
 今年度の研修テーマは、新学習指導要領において授業改善の方向性として示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現する国語科授業の在り方についてです。
 特に、社会に開かれた教育課程を実現する教科横断的な単元を開発することを大切にしています。その中で、資質・能力をはぐくむ国語科授業はどうあればよいかを学び合っています。

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「サークル活動」
SADO特別支援教育サークル
佐渡市立金井小学校
中村 哲裕

 当サークルは平成17年度に発足してから、今年で13年目を迎えます。活動は、主に佐渡市におけるセンター的役割を担う県立佐渡特別支援学校で行っています。活動を充実させるために、今まで「ぷれジョブ」や「ペアレントトレーニング」、「WISC-W」等の研修会を企画するほか、障害に対する理解を深めるための講演会等を実施してきました。
 昨年度は「誰にとっても分かりやすく参加しやすいユニバーサルデザイン授業(UDL)」と「障害のある児童生徒への合理的配慮」をキーワードに、実践紹介・情報交換を行いました。今年度は、ここに事例検討を加えて研修を進めています。秋頃には講演会も企画しています。より多くの方から参加していただき、情報を共有していきたいと考えています。

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「サークル活動」
佐渡理科サークル
佐渡市立八幡小学校
大蔵 武彦

 佐渡理科サークルは、これまで各単元で身に付ける基礎・基本を明示した「理科年間指導計画」や会員の実践に基づいた「学習展開例」を作成してきました。これらの作成資料はデジタルデータ化し、佐渡市の各小学校に配布されており、授業実践に活用されています。
 また、島内小中学校の先生方にも広く参加を呼びかけて、教材製作研修会や公開授業・講演会の企画や運営を行っています。
 さらに、地域への貢献活動として、子どものための科学祭りで行われる科学体験教室にブースを出しました。理科好きな子どもたちがたくさんに増えるよう、様々な活動に取り組んでいます。

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「サークル活動」
佐渡市小学校社会科サークル
佐渡市立新穂小学校
川村 哲也

 佐渡市社会科サークルは、「子どもが問題解決の力をつける社会科授業」を目指し研修を行っています。
 月に1回学習会を行っています。社会科が専門の人だけでなく、社会科を学びたい人、社会科の授業に悩んでいる人も参加しています。具体的な活動としては、会員が日々実践する社会科授業についての意見交流や実践紹介、情報提供、指導案検討を行います。紹介された授業や資料は各自が学校に持ち帰り、翌日からの社会科授業に生かしています。若手からベテランまでバランスのよい人数構成となっており、先輩から学んだり、刺激をし合ったりして、互いの力を高めています。
 月に1回の学習会に加えて、8月には「佐渡島内巡検」を行っています。佐渡を知り、教材を新しく開発する上での重要な活動になっています。
 今後も「子どもに社会科の力を付けたい」「社会科を好きになる子どもをはぐくみたい」という信念の下、研修を深めていきたいと考えています。

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「サークル活動」
佐渡道徳教育研究会
佐渡市立真野小学校
川上 大雅

 本会では、発足当初から子どもが本来もっている「よくなろうとする力」に目を向け、子どもの中から生まれる問いを大切にする授業づくりを研究しています。具体的には、レポート発表及び検討会の開催、会員の授業研究や実践発表のサポートを行っています。また、大学教授を招聘しての講演会も開催し、島内の全ての先生方に案内しています。参加された先生方からは広く好評を得ています。
 このように当会は佐渡島内において道徳教育の推進に努める会であり、佐渡の道徳教育にとって大きな役割を担っています。今後も地域に根ざした取組を進めていきたいと考えています。

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「サークル活動」
佐渡算数サークル
佐渡市立金井小学校
若林 祐介

 「佐渡算数サークル」は、佐渡島内に勤務する算数好きなメンバーで構成しています。
 今年度は、「算数科における主体的・対話的で深い学びを目指して」をテーマとして活動を進めています。このテーマに迫るために、会員一人一人が問題意識をもち、具体的な授業改善を図ることができるように研修を深めています。具体的な活動内容は、@実践発表・模擬授業などを中心とした一人一人の問題意識に基づいた指導力・授業力を高める研修 A外部講師による算数の授業力向上のための研修会・講演会の開催です。
 「児童が算数を好きになってほしい」「児童に確かな学力を身に付けさせたい」という願いをもちながら、会員一人一人が日々研修に励んでいます。

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「サークル活動」
トキ体育の会
佐渡市立高千小学校
本間 智英

 佐渡トキ体育の会は、小学校教員で体育を専門とする人だけでなく、体育の指導が好きな人、学びたい人が集まるサークルです。
 活動は毎月1回程度、模擬授業を中心に指導力を高める研修を行っています。若手教員が模擬授業を行い、管理職等が指導をします。互いに多くのことを学ぶ場となっています。
 このほかにも、佐渡市の先生方を対象に「楽しい体育の授業づくり」研修会を開催し、本サークル会員が講師となって体育指導の提案を行っています。また、この「楽しい体育授業づくり」研修会には、佐渡市以外の体育サークルからゲスト講師を招くなど、他の地域の体育サークルとも交流を図っています。
 これからも佐渡市の体育指導の充実・発展のために、少しでも役に立てるサークルを目指します。

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「サークル活動」
むらいわ国語の会
村上市立金屋小学校
渡邉 治樹

 村上市と岩船郡の職員が所属するサークルです。毎月第3木曜日に活動しています。
 活動内容は、主にサークル会員の指導案検討や実践発表です。サークルには、国語の実践家が多く、会員の発表内容に対して、鋭く的確に、かつ温かく「良さや改善点」を指摘し合います。そのため、会に参加すると毎回刺激を受けるとともに、明日からの授業に活きるようなポイントが分かり、とても勉強になります。
 国語の力を付けたい方は是非サークルに参加して下さい。刺激を受けること間違いなしです。
 国語は全ての教科の基になる大切な教科です。ぜひ私たちと一緒に国語を勉強してみませんか。

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「サークル活動」
北の新風
関川村立関川小学校
倉松 栄

 「北の新風」は、学校と地域の連携の在り方について研修を深める生涯学習サークルです。村上市岩船郡から学校教育に新しい風を吹き込み、「地域と共に歩む特色ある学校づくり」の実現をねらいとしているサークルです。会員同士の交流や、地域の社会教育行政職員や関係者との交流も積極的に行っています。各学校に置かれる地域連携担当教員の役割を学び合い、学校と地域をつなぐキーパーソンとしての資質と能力の向上を図っています。
 社会貢献活動では、9月の「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会」のボランティア協力を毎年行っています。ぜひ、一緒に活動してみませんか。

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「サークル活動」
学級づくりの会
村上市立山辺里小学校
佐藤 進

 「学級づくりの会」は「Q−Uと構成的グループエンカウンターを活用した学級づくり」をテーマに研修を続けてきています。
 会が発足して10年。定期的に参加する会員も多いのですが、毎回近隣の小中学校に案内を出しているため、会員外の参加者も増えています。また、講師や新採用1年目といったフレッシュな教員の参加もあり、他の会員にとってよい刺激となっています。
 さらに、当サークルは、学級づくりを熱く語り合うアットホームな会です。「板書の仕方」「児童生徒のよさが伝わる学級だより」「掲示物」「ノート指導」等、参加すれば必ず明日からの学級づくりに生かせるヒントが見付かります。また、自分の実践を発表すれば他の参加者からたくさんの肯定的な温かい感想や「目からうろこ」のアドバイスをもらうこともできます。参加した人を熱く温かい気持ちにさせるサークル。そして、学級の児童生徒を元気にしたり笑顔にしたりするサークル。それが「学級づくりの会」です。

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「サークル活動」
体育の会
村上市立塩野町小学校
佐藤 隆一

 「体育の会」は、村上市・岩船郡を中心に活動しているサークルです。体育の授業を通して、児童の「生涯にわたって運動に親しむ意欲の向上」「思考力・判断力・実践力の育成」を図ることを目指しています。効果的な指導方法を体験をすることができる模擬授業や体育授業についての悩みを相談する会等を実施し、明日からの授業に使える話題をタイムリーに研修しています。

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「サークル活動」
村上の算数・数学を語る会
村上市立小川小学校
稲葉 正路

 当サークルは、「学習指導要領にある思考力・表現力を育むためには、どのような教材や手だてが効果的であるか」について研修を深めています。
 1回のサークル研修に会員2人を割り当て、話題提供という形で実践レポートや教育研究について発表してもらい、よりよい手だてについて話し合っています。日々の授業で悩んでいることや上手くいかないことなどについてもサークルで共有し、情報交換を行っています。授業の構想メモ、指導案、実践レポートなどを持ち寄り、目指す児童生徒像や授業像の妥当性、手だての有効性などについて議論しています。より実践的な力を付けるためにも、授業録画等を用いて代案を考えるなどの協議も行っています。
 さらに、算数・数学の指導法についての知識が豊富なベテランの教員の方も多くおり、若手教員が日々の授業での悩んでいることや困っていることについて共有し、解決の方法について話し合っています。

TAGS ;  平成29年度    算数・数学    小学校・中学校    下越   



「サークル活動」
岩船村上特別支援教育サークル
村上市立村上小学校
八藤後 和男

 岩船村上地区の特別支援教育を担当する教諭・管理職で構成されているサークルです。当サークルでは、会員の得意分野を生かした教材や実践の紹介を中心に研修に取り組んでいます。会員からは、発表者の話を聞いて簡単に使える、子どもたちの関わりが生まれる等の声があり、好評でした。
 また、年に一度、講演会を開催しています。昨年度は、新潟市内の特別支援学校の先生を講師にお招きしました。会員の共通の話題となる「校内委員会の運営と小・中・特別支援学校の連携」についてご講演いただきました。会員が特別支援教育を校内や地域で推進するために必要な方策を学びました。
 さらに、昨年度は夏季特別支援教育研修会にサークルとして参加し、ワークショップを担当しました。昨今の教育で話題になっていることをグループで協議し、校種間の情報交流を深めました。今後は、会員のみならず、多くの先生方に情報を発信し、当地区の特別な支援を必要とする児童生徒に対して適切に寄り添うことができる教師をさらに増やすことを目指します。

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「サークル活動」
社会科の会
村上市立岩船小学校
木村 哲也

 社会科の会は、社会科好きが集まった30年以上の伝統をもつ会です。ですが、伝統があるからといって、堅苦しい会ではありません。活動方針である
○サークルの特性を生かす。(やりたいことをやる。)
○仲間の輪を広げる。(やりたい人が気軽に集まれるようにする。)
○日々の実践に生かせる活動にする。
の3つを大切に、みんながしたい活動(指導案の検討、巡検、研修会参加報告など)をしています。
 また、楽しい活動も企画しようと、体育サークルと学級づくりサークルとの合同研修交流会を実施し、「明日から使える知恵袋」として、思考ツールを使った授業の進め方の紹介を行うなどして交流を深めました。
 最近は、実践を発表できる若手の会員が増え、活動も活気付いてきています。少しでも興味ある方は、1回の参加でも構いません。どうぞご連絡ください。

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「サークル活動」
岩船・村上理科の会
村上市立村上第一中学校
橋 一哉

 「岩船・村上理科の会」は、村上市・岩船郡に勤務する小中学校の理科教師を中心としたサークルです。
 日頃の学習指導から見えてきた課題を検討したり、会員の授業実践を紹介する授業検討会を実施したりして、日々理科指導力の向上を図っています。また、普段の授業に役立つ教材作成や予備実験を行う教材研修会を実施し、授業改善につながる研修も行なっています。
 他に、岩船・村上地域で活動をしている自然愛好会に協力する形で、様々な自然観察会にも参加し、地域の山や川、海等で植物や地質、昆虫や小動物についての研修をしています。そして、地域の魅力ある素材を授業に活かせるよう研鑽を積んでいます。
 以上のように、今年度も様々な研修を行っていきたいと考えています。

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「サークル活動」
蒲原の夢を育む会
新発田市立猿橋小学校
佐藤 武志

 新潟市や下越地区の教員が集い活動している道徳サークルです。会員の中には各地区で指導者として活躍されている方もいますが、多くが「道徳を学びたい」「日々の道徳授業に生かせる資料がほしい」という学級担任の先生方です。
 今年度の活動テーマは、「考え、議論する道徳授業へのアプローチ」です。会員が実践を持ち寄り、新しい道徳授業について考えを交流し合うことを通して、次年度から始まる道徳の教科化への準備を進めています。近年は県内の大学から指導者を招き、体験的な手法(役割演技など)を取り入れた道徳授業の普及に向け、広く会員外にも参加を呼びかけ、講演会・模擬授業会を開催しています。また、毎年、会員から教育研究発表会への発表者を輩出し、活動の成果の還流にも努めています。今後は、教科書研究や評価等にも活動を広げていく計画です。誰もが気軽に参加でき、明日に役立つサークル活動を目指しています。

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「サークル活動」
蒲原の夢を育む会
新発田市立猿橋小学校
佐藤 武志

 新潟市や下越地区の教員が集い活動している道徳サークルです。会員の中には各地区で指導者として活躍されている方もいますが、多くが「道徳を学びたい」「日々の道徳授業に生かせる資料がほしい」という学級担任の先生方です。
 今年度の活動テーマは、「考え、議論する道徳授業へのアプローチ」です。会員が実践を持ち寄り、新しい道徳授業について考えを交流し合うことを通して、次年度から始まる道徳の教科化への準備を進めています。近年は県内の大学から指導者を招き、体験的な手法(役割演技など)を取り入れた道徳授業の普及に向け、広く会員外にも参加を呼びかけ、講演会・模擬授業会を開催しています。また、毎年、会員から教育研究発表会への発表者を輩出し、活動の成果の還流にも努めています。今後は、教科書研究や評価等にも活動を広げていく計画です。誰もが気軽に参加でき、明日に役立つサークル活動を目指しています。

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「サークル活動」
図工・美術教育を楽しもう会
聖籠町立蓮野小学校
吉田 直彦

 「気張らずに、純粋に、図工・美術教育を楽しみたい!学びたい!相談したい!」そんな者同士が集まって発足させた自主研修サークルです。
 阿賀野市・新発田市・胎内市の先生方を中心に、学期に2回程度のペースで活動しています。基本方針は、子どもたちが大好きな図工・美術の時間を、より楽しく、魅力のあるものにしていきたいと願い、教材開発や授業力の向上です。
 活動内容は、@実技研修(ジェルキャンドルや飛び出すカード作り、草木染、アートカード、コマドリアニメーションなど)、A授業案の検討や実践のまとめ方の研修、B情報交換(教材、図画工作・美術教育の動き、美術展情報、研究会の報告など)、C親睦会などです。
 少人数のこぢんまりとしたサークルですが、和気あいあいとした雰囲気の中、活動しています。

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「サークル活動」
北新生徒指導サークル
新発田市立第一中学校
本保 逸彦

 現在の多岐に渡る生徒指導に対応するためには、事後治療的生徒指導と並行して、予防、教育的な生徒指導を展開しなければなりません。そのためにも、校内指導体制の確立と、学校間、関係機関との行動連携を図ることができる体制を確立することが急務です。そこで、生徒指導において校内のリーダー的存在である教員を中心に、その資質向上及び人材育成を目的として、当サークルが立ち上がりました。
 最近の生徒指導は、特別支援教育の知識・指導技能の習得なしには困難な状況であり、ここ数年は発達障害に関わる研修に重点を置いてきました。昨年度は事例検討を中心とした定期研修の他、指導者をお招きし、「生徒指導の基本にかえる」と題して講演会を行いました。サークル会員以外の先生方、小学校の先生方も多数参加され、実りある講演会とすることができました。今年度も「小中連携」を意識し、北新の子どもたちのために研修の成果を生かすことができるサークル活動を展開したいと思います。

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「サークル活動」
教育相談を学ぶ会
新発田市立本丸中学校
清野 正康

 私たちのサークルは、「学校で使える教育相談、カウンセリングの実際」をテーマに活動しています。
 新発田市、聖籠町、阿賀野市、胎内市の教職員を中心に活動しています。
 毎月の定例会、年1回の公開研修会を行っています。
 活動内容としては主に以下のとおりです。
1 カウンセリングの技法やその考え方を実際の学校現場でどのように活用していくのかについて、事例や演習を通して学んでいます。
2 Q−Uやアセスなどの質問紙調査の分析、活用方法、学級経営への活かし方について学んでいます。
3 生徒指導提要にある教育相談的な様々な手法(構成的グループエンカウンター、アサーションスキルトレーニング、ピア・サポート、ストレスマネジメントなど)について、実践例の紹介や演習を通して学んでいます。
4 メンバー同士で日頃の学級経営の悩みや自分自身のことについて語り、傾聴し合うことで、心をリフレッシュしています。
 教育相談、カウンセリング、学級経営について学んでみようと思う先生方のご参加をお待ちしております。

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「サークル活動」
北新「道徳」の会
胎内市立中条小学校
石塚 晃一

 当サークルは、平成17年度に発足しました。
 「道徳」の時間が、児童や生徒にとって魅力のあるものであってほしいと願い、活動しています。
「指導案検討をしてほしい」という声があれば検討会を行い、資料提示や発問について意見を出し合います。また、「魅力ある資料ないですか。」という声があれば各自が資料を持ち寄り、検討し合います。悩みを共有し解決していく中で、自分自身の力を付けていくという活動を展開しています。
授業実践を紹介し合ったり、資料収集等を行ったりしています。
少人数という機動力を生かしながら、「参加してよかった」と思える活動を目指しています。

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「サークル活動」
下越英語研究サークル
聖籠町立聖籠中学校
杉ア 勝彦

 私たちは、外国語活動に興味関心のある先生を中心に活動しているサークルです。活動の内容としては、テーマに基づいた実践を持ち寄り、有効な手だてや問題点について話し合ったり、授業構想シートを用いた授業改善の研修したりしています。また、講師を招いての講演会などを行っています。ベテランから若手の会員のネットワークもできます。今年度も「小中の連携」をキーワードに活動を進めていこうと考えています。小学校での外国語活動の実施を受け、更なる小中の連携と活動の充実が必要であると考え、小学校の先生にも声をかけています。外国語活動に興味関心のある先生から参加していただけるように計画を進めています。今後も英語教育の動向に注目しながら研修の機会を大切にしていきたいと思います。

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「サークル活動」
北新特別支援教育の会
新潟市立東特別支援学校
中村 義和

 北新特別支援教育の会は、新発田、聖籠、胎内、阿賀野の四つの市町のサークルです。
 障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けて、一人一人の教育的ニーズに応じた支援の在り方について研修を行っています。定期的に、実践発表や事例検討、県内の大学から指導者を招いての座談会などを実施しています。多くの会員が校種を越えて、有効な支援について熱く議論したり、日々の教育活動の中で感じている悩みや疑問点について一緒に解決策を話し合ったりしています。
 また、近年は会員外からの事例検討等の依頼もあり、地域のセンター的な役割も積極的に果たしていきたいと考えています。事例検討や相談等があればいつでも気軽に連絡をください。

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「サークル活動」
北新体育学習研究会
新発田市立東豊小学校
高橋 祐二

 北新体育学習研究会は、今から30年程前に、北新地区在住で体育科の学習指導に情熱を傾けていた数名の教師が、自主的に集まり研修を始めたサークルです。その後、体育学習についての見識を深め、教師としての技量を高めたいと望む教師が数多く結集し、研修を深めてきました。現在の会員数は、70名を超えています。会では、次の三つの理想を掲げ、教育実践や人材育成に取り組んでいます。
○体育の学習指導についての研修を積み重ね、教師としての力量を高める。
○北新地域の体育学習改善の推進役となり、各校の体育学習の充実を図る。
○研修を通しての人とのかかわりを大切にし、豊かな人間性を深める。                          この理想の実現のために、月1回の定例学習会を行い、会員の実践レポートを検討したり、年1回、中央から講師を招聘し、代表者による授業研究会を開催したりしています。
 今後も、会員一人一人、この理想を大切にし自己批正しながら日々の実践を積み重ね、教師としての力量を高めていきたいと考えています。

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「サークル活動」
二王子の会
新発田市立本丸中学校
星野 勝紀

 「二王子の会」は、新発田市・胎内市・阿賀野市・聖籠町の中学校に勤務する理科教師を中心とした研修サークルです。
 「自然に触れることを通じて、理科教師としての資質を高める」こと、そして「理科を教える者同士のネットワークを広げ、教材や地域教材に関わる情報交換を行う」ことを目的として、平成15年に発足しました。
 地域の自然の特色を活用し、生徒の自然に対する見方や考え方が豊かになる指導ができるように、地質、植物などの野外研修を行っています。
 また、教材研究を行い、教材の製作や生徒の学力向上に有効な教材の使用方法などについて検討を行っています。
 最新の情報や今日的話題の情報交換をするとともに、生徒の学力や科学リテラシーの向上につなげられるように研究を進めています。

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「サークル活動」
北新・理科を語る会
新発田市立住吉小学校
渡邊 幸太

 以前から、「理科を語る会」として活動していたサークルです。新発田市の教員が中心となり活動していました。現在は、小学校と中学校で分かれ、月に1回程度、主に新発田市を会場に活動しています。 「新学習指導要領にそった理科学習指導の工夫・改善」〜『感じ・考え・実感する』理科授業の創造〜をテーマに、指導内容の資料収集、指導案の作成や検討、教材研究、教材開発等の活動を行っています。また、クラブ活動や短時間でできる簡単実験の情報交換や実技実習など、子どもたちの理科への興味・関心がわくような活動もしています。今後、中学校理科サークルと協力・連携し、お互いに学び合う活動も始めていきます。

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「サークル活動」
北新算数・数学サークル研修会
阿賀野市立水原小学校
渡邉 正樹

 当サークルは、新発田市・阿賀野市・胎内市・聖籠町の教員を中心に、月1回集まって研修しているサークルです。若手からベテランまで多様な年代の会員がいます。誰でもいつでも気軽に参加できます。
 基本方針は、「算数・数学を学習していくことの愉しさ、充実感などを児童・生徒が味わえるように」「自分たちの授業力を高めるように」の2つです。
 今年度も各種研究会での発表をはじめとする各自の実践の指導案、研究のまとめ方、発表方法の検討会を行っています。また、昨年度はセミナーの成果発表会で、全県の会員に向けて提案授業を行いました。その他、毎年いくつかのサークル合同の研修会における授業提案も行っています。
 私たちは、児童生徒がもっと算数・数学を好きになってほしい、算数・数学を愉しんでほしいと願っています。そのために私たちができることを発信しながら研修に取り組んでいます。

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「サークル活動」
阿賀北社会科の会
胎内市立黒川小学校
本間 裕

 新発田市・阿賀野市・胎内市・聖籠町に勤務している会員を中心として、社会科に興味のある者が集まり、月1回程度の研修会を新発田市を会場に行っています。研修会では、それぞれの実践紹介や指導案検討等を行っています。社会科授業における情報交換や資料作成をしながら、社会科を熱く、気軽に語り合っています。若い会員も多く、日々の授業で悩んでいることについて、気軽に話し合うことができるところも当サークルのよさです。また、年に1回、講演会または地域巡検を行い、優れた実践を学んだり、実地見学を通して教材研究をしたりしています。今年度は講演会を計画しています。一緒に勉強したい方は、いつでもご連絡ください。
 当会の活動の様子は、毎月発行している会報で会員に知らせています。これまでの活動の様子が載せてありますので、興味のある方はご連絡ください。送付いたします。

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「サークル活動」
北新国語の会
新発田市立七葉小学校
三浦 俊昭

 私たちは、毎月第1火曜日に活動をしています。指導案の検討や授業で使える「小ネタ」の紹介、論文検討など毎月バラエティーに富んだ内容で学び合っています。
 会員内に優れた実践者がおり、毎回指導を受けることができるとともに、会員の熱心な意見交換によって得るものが多い活動になっています。「この教材で学びをつくりたいのですが…。」という一言から、示唆に富む意見・指導をたくさんいただき、授業実践できることが当サークルの自慢です。

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「サークル活動」
あすなろ会
阿賀町立鹿瀬小学校
伊藤 拓也

 あすなろ会は、阿賀町に勤務するときわの中堅若手会員を中心としたグループです。
 各学校で中心的な働きをしている中堅の仲間と若手の仲間が切磋琢磨しながら、教員としての資質や力量を向上させようと研修に励んでいます。
 今年度も、地域教育プログラムをテーマに研修を行います。具体的には、阿賀町で活躍する町おこし協力隊の方々と、町や子どもの未来について意見交換をしたり、学校や学級での地域連携の様子について報告し合ったりする等の活動を予定しています。私たちが研修で得たことを子どもたちに還元し、ふるさとを誇りに思い、ふるさとを大切にする子どもを育成したいと考えています。
 町外の先生方の参加も大歓迎です。

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「サークル活動」
三市中東理科教育研究会
五泉市立村松小学校
菊池 直和

 「いきいき、のびのびを支える教員の手だて」を研究主題とし、一人一人が自己の実践力を高めるため、主体的に研修テーマを設定して日々の指導に励んでいます。今年度は4回の定例会を計画・開催し、日々の実践の成果や課題を発表しています。発表では、新たな視点や、発表者も気付いていなかった成果も教えてもらえます。課題に対しては、参加者全員で解決法を考えたり、過去の実践例などからヒントを得たりすることができます。発表者が一番得をする会となっています。
 また、毎年野外研修を行い、地域の自然を知る機会とするとともに、各会員の見聞を広げています。昨年度は胎内星祭りに参加し、星に関する知識を深めてきました。今年度は、柏崎刈羽原子力発電所を見学し、防災教育の視点からも放射線について学びます。年に一度は野外研修を行い、理科教師としての成長を確認する機会となっています。

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「サークル活動」
西蒲・燕体育研究会
燕市立分水小学校
亀山 正

 当サークルは、体育指導に熱心に取り組む会員の集まりで、会員数は33名、年間8回程度の活動を行っています。主な会場は、燕市立分水小学校です。
 授業実践者の指導案及び論文検討では、若手・中堅・ベテランが互いの立場で自分の意見を言うことで、日々の実践の情報交換のよい機会になっています。
 さらに、年に1回、会員以外の教員にも案内を配付し、実技講習会を開催します。過去にはチアリーダーのダンス講習会や長縄跳びの研修を行いました。参加した教員からは「役に立った。また参加したい。」という声も聞かれました。
 なお、年度末には、お互いの実践を研修誌としてまとめ、今後の指導に役立てています。当サークルは、体育学習における指導力を理論及び実践の両面から学びたい方、大歓迎です。ぜひお声かけください。

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「サークル活動」
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三条市立一ノ木戸小学校
石原 淳一

 三条・見附・加茂・田上を中心に、地元に住む他地域勤務者も参加できる心地よいサークルです。理科教員としての資質向上を図ることを目標に活動しています。
 活動は不定期ですが、今年度は、8月から2月までに年間6回程度の活動を予定しています。主に三条市を会場に活動します。
 例年、教育研究発表会に向けた指導案や授業実践の検討を通して、教材や授業に関する情報交換を行い、授業力向上に努めています。その他、講師を招いて植物や地質などのフィールド研修を行ったり、理科教育に関する講演会で最新の理科教育の方向性を学んだりしています。
 年に1回は懇親会も開催し、指導者の先生も交えながら会員同士で親睦を深め合っています。

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「サークル活動」
三南体育サークル
三条市立大崎小学校
外山 良史

 本サークルは体育を中心として、教師の指導力向上を目的に今年度より活動を再開しました。小・中学校の若手からベテランがそろった、幅広いメンバーで構成され、主に授業実践の指導案検討や論文検討を行っていきます。また、体育の授業や体力向上への取組などの情報交換も行い、小・中学校の交流を通して、小中一貫教育における保健・体育指導についても研修を深めていきます。会員募集中ですので、興味関心のある方はお気軽にご連絡ください。

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「サークル活動」
三南国語の会
三条市立裏館小学校
六田 将司

 三条・見附・加茂の小・中学校の教員を中心とした国語のサークルです。月に1回程度、三条市を会場に活動しています。
 主な活動は、「指導案検討・実践発表」です。指導案検討は、構想を練る段階から相談に乗ります。小・中学校の会員それぞれの視点から意見が交わされ、活発な話合いが展開されています。実践発表は、日頃の授業実践を会員に紹介し、成果や課題を共有しています。若手からベテランまで幅広い年代の会員が集まっており、様々な視点から考えを出し合い、学び合っています。
 校種は問いません。みんなで国語を学びましょう。

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「サークル活動」
三条社会科サークル
三条市立大島小学校
和田 理

 当サークルは、50年を超える歴史ある研修サークルです。
 現在、三条、加茂、田上、燕地区の幅広い年齢層の会員が、月1回の定例会(学習会)を行い、「子どもが追求する社会科・生活科授業づくり」について、活発な議論を行っています。
 当サークルが最も大切にしていることは、「追求する子どもを育てる単元づくり」と「授業記録分析を通した子どもの事実からの学び」です。例えば、「単元目標の具現化を図るための単元展開はどうあるべきか」や「この子の発言にはどのような意味があり、教師はどう働き掛けるべきだったか」など、社会科に限らず、私たちが日々の授業実践を進めていく上で欠かすことのできない視点を学んでいます。
 今年も多くの授業研究を行います。社会科における問題解決学習を学ぶ参加者が増えることを期待しています。授業実践記録から、分析・検討を行い、豊富な顧問の先生のご指導の下、指導力の向上を目指します。

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「サークル活動」
三南算数・数学サークル
三条市立嵐南小学校
石川 岳人

 当サークルは、小中一貫教育を主に研究に取り組んでいます。数年前の市の中間発表会において授業公開にかかわった会員が複数おり、昨年度三条市で開催された小中一貫教育全国サミットにつなげることができました。小中一貫教育にかかわる算数・数学については、「私たちが市全体をリードしている」と自負しています。
 今年度は複数の若手教員が加入し、活動はますます充実しています。小中一貫教育に限らず、算数・数学教育について実践を積んでいます。今年度は、2名の教育研究発表者がおり、1学期は主題に基づく研究授業を主に行い、指導案検討を重ねてきました。この実践を基に、夏休みから9月にかけて、じっくりと論文の執筆にかかります。来年度も教育研究発表会に出る会員がおり、また、市小教研に関わる授業にも協力しています。

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「サークル活動」
加茂・田上の特別支援教育を考える会
加茂市立葵中学校
吉野 雄一

 当サークルは、加茂市および田上町の特別支援教育に携わる全ての先生方を対象に発足しました。サークルのメンバーはまだ少数ではありますが、通級指導担当や特別支援学級担当が中心となり、地道な活動に取り組んでいます。
 具体的には、通常学級の担任の先生方を対象に、支援内容の検討や個別の指導計画作成の援助を行ってきました。また、加茂・田上の若手中堅教員研修とも連携し、通常学級に在籍する児童生徒の支援の在り方について、講師を招聘した講演会等を開催してきました。
 今後は、学校生活で困っている児童生徒に対して、寄り添える教師を一人でも多く増やしていくことを目指しています。そのためにも、会員のみならず、多くの先生方に情報を発信していきたいと思います。

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「サークル活動」
はくぼくの会
見附市立見附小学校
中川 大樹

 私たちのサークルは、50年以上の歴史がある国語サークルです。活動は2か月に1回程度行っています。毎年、年度末には研究誌を発行し、平成28年度で第56号を数えました。
 サークル活動では、一人一人の個人研修テーマに基づいた実践報告や、指導案検討を中心に交流を続けています。また、教育研究発表会に向けた要項・資料の検討や模擬発表会なども行い、研修を深めています。
 国語教育に精通したベテラン教員やOB教員らと共に、幅広い知識や教材解釈、先進的な実践情報等を共有する機会もあり、充実した研修会となっています。児童生徒の国語力を高めるために、日々取り組んでいます。

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「サークル活動」
音楽を深める会
長岡市立大積小学校
黒崎 千賀子

 私たち音楽を深める会は、「多様な研修を通して授業力を高める」ことを目標に次のような活動をしています。
1 オータムコンサートへの参画・運営・出演
 計画・運営面でのコンサートづくりと表現者として演奏・出演することの両面からオータムコンサートに関わっています。コンサートに向けたセミナーで学んだ技能や指導方法を学校での指導や実践につなげるようにしています。
2 講師を招いた研修の実施
 単元づくり、授業のアイディア、教材の紹介、実践紹介など、日々の授業改善に向けた研修を行っています。2014年からは、中央から合唱指揮者の先生を招き、発声や曲想表現などの研修を実施しています。
 音楽を深める会の会員を中心に、オータムコンサートを通してネットワークを広め仲間の輪を広げています。

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「サークル活動」
生活・総合実践研究会
長岡市立福戸小学校
唐沢 実

 当会は、中越を中心とした会員が生活科・総合的な学習の時間の実践を紹介したり、講師を招いたりしながら学び合っています。
 さらに、日本生活・総合的学習学会の地方組織である、新潟県生活科・総合的学習研究会と連携をして、学びを深めています。近年は、新潟の総合学習サークルと合同で講師を招いた研修会を継続実施し、多くの参加者を集めています。
 生活科・総合的な学習の時間や地域に開かれた教育活動に興味のある方は、ぜひ私たちと一緒に語り合い、学び合いましょう。

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「サークル活動」
木曜会
長岡市立上川西小学校
樋口 大輔

 私たちのサークルは、「児童生徒の今、未来をより豊かにする国語力の育成」を研修テーマに活動しています。歴史ある「木曜会」で、昔も今も変わらずに大切に受け継がれているものがあります。それは、日頃の実践の悩みについて、集まった仲間で気軽にかつ、真剣に検討し合う精神です。会員各自が授業実践を通して相互に錬磨し合っています。
 活動内容としては、各会員が持ち寄った実践や指導案の検討、講師先生をお招きしての講演会などを行っています。今年度は、セミナー受講者の研究についての検討も行っています。
 近年、会員外の参加も増え、門戸を広くして研修をしています。また、活動の拠点である長岡には目標となるベテラン教員の諸先輩方も多くおられます。不易と流行、あるいは得意分野を生かした視点など、様々な切り口でご指導やアドバイスを受けることができることも、木曜会の魅力です。
 これからの時代を生きる子どもたちに必要な国語力は何か、その力を付けるにはどうしたらよいのかを真摯に考えながら取り組んでいます。

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「サークル活動」
長岡英語活動研究会
長岡市立与板小学校
河本 朋也

 私たちのサークルは小学校外国語活動に興味関心のある、長岡市の教員を中心に活動しています。29年度現在の会員は全員小学校の勤務です。会員一人一人が日々実践を重ね、互いに紹介したり、教材を持参したりして情報を共有しています。外国語教材「Hi、 friends!」の実践だけに限らず、児童の実態に応じた単元の開発にも努めています。明日の授業から児童が積極的にコミュニケーション活動に参加できるようなヒントを得ることができます。
 また、来年度から学習指導要領の移行期間が始まります。5・6年生の教科化、3・4年生の外国語活動に向けた活動も実践し、会員同士で情報交換をします。
 本サークルは会員数が多くはありません。共に研修を進める会員を募集しています。児童が楽しめる外国語活動を実践できるように、一緒に学びませんか。

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「サークル活動」
中越特別活動サークル「元気塾」
見附市立今町小学校
堀江 哲

 中越の特別活動を盛り上げ拡大していこうと立ち上げたサークルです。学級経営上の諸問題を中心に、児童会・生徒会の運営や縦割り班活動等について研修しています。内容は多岐にわたっていますが、やはり中心となっているのは学級会を核とした学級活動の在り方です。文部科学省も特別活動の指導資料を配布し、特別活動の重要性を改めて確認しています。
 議題の決定、学級会の運営、実際の話合いの進め方等、教科書のない学級活動の実践を会員が紹介し合いながら研修を進めています。また、係の編成や当番活動の進め方、朝の会や帰りの会の運営等、今悩んでいることを気軽に話し合える雰囲気があります。
 教科書のない特別活動は、自分で学ぶしかないのです。若い先生方、是非、仲間となって、学級活動、学級経営について語り合い、明日から元気に子どもと活動できる会にしていきましょう。

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「サークル活動」
中越特別支援教育研究会
長岡市立高等総合支援学校
横田 敏盛

 当研究会には小中学校の特別支援学級や通級指導教室、特別支援学校等、多様な分野で活躍する会員が所属しています。
 専門的な知見をもつ講師による講演や、会員同士による話題提供・実践発表・演習等を通して、よりよい指導・支援の在り方を追求します。 
 また、長岡市や隣接する地域には、本県の特別支援教育を支えてきた人材が豊富です。特別支援教育のパイオニアの方々より、貴重な実践や取組をお聞きし、更なる特別支援教育の発展に生かしたいと思います。

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「サークル活動」
中越ねっと『風』
長岡市立与板小学校
佐藤 貴紀

 「中越ねっと『風』」は、社会教育関係職員経験者を中心メンバーとして、平成19年度に結成されました。現在は、社会教育関係職員経験者だけでなく、社会教育に関心のある教員も入会し、会員の輪が広がっています。
 これまでの主な活動では、会員相互の実践発表や情報交換等を積極的に行っています。また、学校の教育現場から離れ、地域の公民館や図書館、博物館等の社会教育施設の視察やNPO法人関係者との情報交換も行ってきました。
今年3月、新学習指導要領公示に伴い、文部科学省から「幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領等の改訂のポイント」が示されました。そこには、改訂の基本的な考え方が述べられており、その最初の項には「子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する『社会に開かれた教育課程』を重視」することが明記されています。
 今こそ私たちと共に、社会教育の視点で「社会に開かれた教育課程」を提案できるように研修を積み重ね、学校と地域に新しい風を吹かせていきましょう。

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「サークル活動」
中越体育研究会
長岡市立黒条小学校
小出 洋介

 中越体育研究会は結成41年目、歴史と伝統のあるサークルです。
 研究主題を「子どもの願いを生かした体育授業の創造」と設定し、研修に励んでいます。会員は中越地区を中心に、広範囲にわたって活動しているため、各地区に幹事を置き、連携を図りながら、質の高い研究実践に取り組んでいます。毎年、会員が授業実践や研究論文等を寄稿し、充実した内容の研修誌を発行しています。
 当サークルでは、@授業を見る機会の充実、A会員の支援体制づくり、B専門性を高めるための学習会の3つを大切にしています。そのため、会員の体育授業を参観したり、指導案や研究発表要項の検討を重ねたり、アスリートをお招きしてご講演いただいたりと、充実した活動が行われています。
 脈々と流れる伝統を踏襲するとともに、さらなる指導力向上を目指して積極的に取り組んでいます。

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「サークル活動」
道徳教育研究サークル「こころ」
長岡市立新町小学校
山ア 鋼

 私たちは、道徳教育の今日的課題を中心に研修を進めています。
 現在は、「PISA型の道徳授業」について、大学研究機関の先生や中越道徳研究会と連携し、当初の23年度からの4年計画を、更に4年延長して30年度までの計画で研究をすすめています。24年度は、中越道徳研究会との共催で、PISA型の「道徳」について、実践発表を行いました。また、これまでの研究をとりまとめ、中間報告という形で、日本道徳教育学会新潟支部大会にて発表しました。25年度は、さらに実践を積み重ねるとともに、副読本県内版資料の編纂事業にも資料提供等を通して協力しました。26年度は、「みんなの道徳」を使ったPISA型の道徳授業を提案発表(市道研共催)しました。27年度は、日本道徳教育学会発表、教育研究発表会、スーパーセミナーでも研究の概要を発表しました。昨年度は、「道徳教育」(明治図書)に、1年間の連載企画として研究成果を発表しています。
 私たちと一緒に「新しい道徳」「特別の教科 道徳」を創っていきませんか。

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「サークル活動」
中越家庭科サークル
長岡市立山古志中学校
小林 孝子

 当サークルは、中越地区の家庭科教育に情熱を傾ける教員が集い、平成24年度に立ち上げたサークルです。主に長岡市を会場に活動しています。「子どもの自立と共生に向けた生きる力を高める。」この家庭科の使命を達成するために、様々な研修を進めています。
 今年度は、8月に「タニタカフェ健康講座」と題して、研修会を行いました。平成26年に長岡市が多世代健康まちづくり事業の一つとしてオープンしたタニタカフェ。健康の三要素である「食」「運動」「休養」を良質でバランスよく実践できる健康づくりについて、タニタカフェの方々からお話をしていただき、食と健康についての理解をより深めることができました。
 今後は、11月に行われる関ブロ中学校技術・家庭科研究大会に向けて、小中連携を大切にした授業検討会、実践発表などを行う予定です。また、12月には、大学から講師をお招きし、ご指導をいただきます。
 家庭科は、小学校では5・6年生の教科であるため、学級担任が継続した研究教科としていくには難しいと思われています。中学校では、家庭科専任の教職員が少ないのが現状です。しかし、家庭科を生きる力の基盤を学ぶ「総合生活科」と捉え、すべての学年の教科・領域等の要となる教科、小・中学校の関連を意識して活動を展開できる教科であると考えています。男女や年齢、経験を問わず、より多くの方々と一緒に教材研究や授業づくりを行い、家庭科教育の裾野を広げていきたいと願っています。少しでも家庭科に興味・関心をお持ちの方、一緒にコーヒーを飲みながら、家庭科について考えてみませんか。

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「サークル活動」
新潟情報教育研究会
加茂市立須田小学校
内山 晋

 新潟情報教育研究会は、各教科・領域での授業改善を、プログラミング教育・授業のユニバーサルデザイン化の視点から、実践的提案を目指すサークルです。
 主に、長岡を拠点に、月1回程度の研修会を行っています。会員の勤務校も考慮し、ネットを活用した情報交換(教材・指導案の提供、授業公開)も予定しています。
 今年度は、「情報を活用し、自ら学び続ける児童生徒の育成」をテーマに、次のことを柱にした活動を計画しています。
1 プログラミング教育の研究
 子どもの論理的思考力を高めることを目標に、授業実践(各教科学習や総合的な学習の時間)を行います。プログラミング教育ツール「ビスケット」や「スクラッチ」を使い、指導の有効性を検証します。さらに、教育課程の中に、プログラミング教育をどう位置づけていくのかについても検討します。
2 授業のユニバーサルデザイン化
 子どもの個人差に応じたきめ細やかな支援ツールとしてのICT機器の活用法について実践を持ち寄ったり、授業参観をしたりすることで、研修を深めます。デジタル教科書を使った授業(タブレットPC活用)や、授業で活用できるツールについての情報交換を行います。
3 情報交換
 情報教育を学級や学校全体で進めていく上での効果的な方法についても研修会の折りに情報交換します。
 授業改善をするために、情報教育で何ができるか関心のある方は、一緒に学んでいきましょう。

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「サークル活動」
長岡教育相談研究会
長岡市立青葉台小学校
佐藤 大介

 平成13年に教育相談を志す教師が集まって立ち上げました。
 「決まった日に決まった場所に来れば、仲間に会える」と、毎月第3土曜日、午後3時、長岡を会場に定例会を行っています。教育相談や特別支援教育の事例検討、ピアグループ、カウンセリングなど、会員の求めに応じた研修会を行っています。
 また、年に1回、大学教員等の外部講師を招いての公開研修会も開いています。教師だけの枠を超え、保護者や地域の方々とともに学ぶ機会をつくりたいという思いからスタートしました。この研修会は、好評を博し、毎回多くの参加があります。
 「来られる時に来られる人が来る」をモットーにしている会です。興味をおもちの方は、お気軽にお越しください。

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「サークル活動」
これからの美術教育を語る研究会
長岡市立阪之上小学校
堀 和宏

 実践発表や研究発表、実技研修などを通して、これからの図工・美術教育の在り方について語り合ったり、新しい題材について情報交換したりしています。
 研修会では、図工・美術教育に携わる「仲間」として、日頃大切にしていることや困っていること、これからの図工・美術教育にかける夢などを気軽に語り合うことができます。年1回の全体研修会では、大学教授や「教材のプロ」をお招きし、実技および理論研修を行います。毎年、多数の会員が参加し、教師力・授業力を高めるとともに、自らの表現力や感性も磨いています。
 図工・美術教育に関心のある方、いろいろな実践や題材に触れてみたい方の入会を大歓迎します。経験や実績の多少は問いません。

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「サークル活動」
中越英語教育研究会
長岡市立南中学校
佐藤 正秀

 当サークルは、中越地区内のサークル(「小千谷・十日町・南魚英語を語る会」「三南英語教育を語る会」)と連携し、中越地区全体で組織を作って活動しています。中越地区のサークルが合同で研修することにより、ベテランから若手まで会員のネットワークができ、日常的に資料の共有や情報交換を行っています。
 研修会は、会員が実践したコミュニケーション活動を模擬授業で紹介したり、テーマに基づいてグループ協議を行ったりと、様々な形態で行っています。会員の多くは中学校の英語科教員ですが、各地区の小学校の先生方にも声をかけ、小中の枠を越えた活動を目指しています。
 また、昨年度より、会員外の先生方にも声をかけて研修会を行っています。会員外の先生方から参加してもらうことで、研修会がより活気に満ちたものになっています。

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「サークル活動」
長岡社会科研究会
長岡市立千手小学校
冨澤 智宏

 当サークルは中越地区で50年以上にわたるサークル活動を続けています。会員が指導案や授業実践、資料などを持ち寄り、考えを語り合ったり情報交換をしたりしています。
 今年度は、授業を語る会をメインにしながら、先日(7月29日)地域巡検を実施しました。平成30年に長岡開府400年を迎えるに当たり、市内の博物館や史跡を巡って、長岡のあゆみを再確認することができました。これからの授業実践につなげていきます。
 子ども一人一人を個として尊厳し、児童生徒の側に立つ社会科授業を目指して、日々研鑽を積んでいます。

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「サークル活動」
じねんの会
長岡市立南中学校
小林 秀樹

 長岡地区を中心として活動しています。自然に親しみ、今後の理科教育について共に考えるサークルです。春と年度末に総会を開き、年6回程度の活動について会員相互で話し合い、共通理解の基、活動しています。活動は、地域に根差した理科教育の在り方や理科の楽しさや面白さを探究することをねらいとしています。主な活動は、「授業・教材研究」と「フィールドワーク」です。授業・教材研究では、授業実践で成果のあった教材を紹介したり、研究成果を発表したりし、研鑽を積んでいます。また、教育研究発表会の検討会も兼ねて、ファシリテーションの手法を取り入れながら、学び合っています。フィールドワークでは、植物観察を兼ねた登山をしたり、水族館などの施設見学をしたりしています。
 研究教科が理科の方だけでなく、理科に興味をもっておられる方も大歓迎です。

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「サークル活動」
谷うつぎ
小千谷市立小千谷小学校
嵐 直人

 当サークルは、魚沼市と小千谷市に勤務する会員が所属し、国語科の授業づくりや取り組んだことのまとめ方(論文やレポート)について学び合っています。会員相互のニーズに見合うような研修を計画し、年間7回程度の研修機会を設けています。
 国語科教育の使命である児童生徒の「言葉の力」(言語能力)を高めるには、どのような授業を行い、実践を積み重ねていけばよいのかを考えています。「話すこと」「聞くこと」「読むこと」「書くこと」、それぞれの領域において児童生徒が自分の「言葉の力」の高まりを自覚できる授業、高まった「言葉の力」を他の教科・領域において活用できる授業を目指し、実践を持ち寄って報告したり、指導案を検討したりしています。
 また、会員だけでなく、広く会員外の参加も募って講演会を行っています。講師の先生から国語科教育の様々なことを学ばせていただいたり、学んだことを明日の実践に生かしたりしています。今年度も「人とのつながり」を大切にしながら、目の前の児童・生徒の「言葉の力」が高まり、豊かになっていくように取り組んでいます。

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「サークル活動」
魚沼社会科研究会
魚沼市立小出小学校
笠原 健児

 私たちのサークルは、社会科の指導力向上のために活動しています。授業実践、指導案検討、地域の巡検などを行っています。
 地域の小・中学校が広範囲にあるので、中央周辺を会場にするようにして、多くの人が集まりやすいようにしています。
 また、小規模校も多く、社会科を教える教員が一人しかいない学校も複数あります。そのため、研修の場が教科特有の悩みを相談したり情報交換したりする役割を果たしています。研修によって刺激を受けて、実践意欲の向上も高まっています。また、小・中学校の連携を深める役割も担っています。
 今年度は、「つなげて考え続ける子〜社会的事象へのこだわりをもち、多様な見方や考えとつなげる学びへ挑戦〜」をテーマに研修を行っています。会員の実践を基に、地域教材の良さや児童の追求の様子を学びます。
 研修を通して、互いの力量アップに努めていきます。そして、地域の児童生徒が、もっと社会科を好きになるよう研修をしていきます。

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「サークル活動」
魚沼の結晶
魚沼市立小出小学校
中村 晋二

 魚沼・小千谷地区を中心とした、理科教育のサークルです。2〜3か月に1回、不定期に年6回程度で開催しています。「科学が好きな子どもを育てる」という共通の目的の下、活動をしています。
 今年度は、実践発表とその検討に重点を置いた研修を行います。実践発表を基に、よりよい学習指導を行うにはどうすればよいか、求められる理科授業とは何かを考えるなど、一つ一つの実践を大切にして議論を重ね、より質の高い授業を目指して切磋琢磨し、授業力を高め合います。
 子どもの自然に対する素朴な見方・考え方から、主体的・対話的な学びを通して、子どもの自然についての理解を深めさせ、自然に対する見方を科学的な見方へと変えていきたいです。「科学って面白い」、「理科って楽しい」という子どもを育てたいです。

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「サークル活動」
魚沼体育の会
小千谷市立片貝小学校
坂井 正明

 魚沼・小千谷地区で唯一の体育の研修サークルで、20年以上の伝統があります。日々の実践や研究の情報交換を行うなど、着実な研修活動を進めています。また、若手は指導者から直接指導を受けながら研修を深めています。
 本年度の活動は、「明日から使いたくなる指導法」を学ぶことです。講師を招いた実技研修会を中心に、小中会員が互いに指導法を磨き、授業力向上を目指します。1月にクロスカントリースキー実技講習会を行い、2月には会員の体育実践を集約した冊子を作成予定です。小学校、中学校、特別支援学校の様々な校種で活躍するメンバー同士が互いの実践を学んでいきます。

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「サークル活動」
魚沼算数数学同好会
小千谷市立小千谷小学校
目黒 幸士郎

 今年度のテーマは「児童・生徒主体の算数・数学を目指して〜考えたくなる授業づくり〜」です。このテーマに迫るために、以下の3点で具現化を図っています。@実践発表(全会員)を中心とした一人一人の問題意識に基づいた指導力・授業力を高める研修、A管理職の先生方による算数の授業力向上のための研修会・講習会の開催、B研修誌の作成です。また、日々の授業の中で悩んでいることや、うまくいかないことなどについても共有し、よりよい手だてについて考え、話し合っています。
 「児童・生徒が算数・数学の面白さや楽しさを感じ、好きになってほしい」「児童・生徒が進んで考えをもってほしい」という願いをもちながら、会員一人一人が問題意識をもち、具体的な授業改善を図ることができるように日々研修に励んでいます。

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「サークル活動」
妻有の地域素材発掘サークル
十日町市立十日町中学校
阿部 勝良

 十日町市、中魚沼郡一帯の地域は、「妻有(つまり)」と呼ばれており、学習材・教材の宝庫です。当サークルは、「妻有」地域の素材の潜在的な魅力を調査・追求して、児童生徒の学びの場へとつなぐ、地域教育プログラムの開発を目指しています。ベテランから若手まで幅広い仲間の集いです。
 私たちのサークル研修は、特定の教科・領域に限定せず、可能な限り多くの地域素材(人・産業・歴史・自然・芸術など)を発掘することを第一の目標に掲げています。フィールドワークに出かけたり、地域人材を招いて講演会やワークショップを開いたりして、自分の目で見、耳で聞き、手に取り、口で味わって、直に地域素材の魅力に触れます。会員以外にも、積極的にPRやアナウンスを行っていきたいと考えています。また、サークル活動を通じて、会員同士の交流はもちろん、地域との人的ネットワークを構築していくことも重要なテーマの一つです。

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「サークル活動」
まんさくの会
十日町市立南中学校
福原 朗

 津南町・十日町市の教員を中心とした理科サークルです。活動は毎月第3木曜日を基本とし、年10回程度集まり研修を行っています。
 研修の主な内容は、地域の自然観察、観察実験体験、授業案の検討です。
 当地域には、苗場山麓ジオパーク、松之山ブナ林、河岸段丘など素晴らしい自然素材が多数あります。観察会では、地域の自然に改めて感動したり、新しい発見をしたりしています。
 観察実験体験では、授業などで児童生徒の興味を引き出し、自ら「やってみよう」と思う観察実験を、講師から教えていただいています。
 そして、ここ数年最も力を入れているのが、授業案の検討です。授業の構想から実際の授業まで、意見を出し合いながら検討しています。

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「サークル活動」
とおか会
十日町市立千手小学校
尾身 聡志

 十日町市、中魚沼郡を中心とした、社会科や生活科、総合的な学習の時間の実践研修を行っているサークルです。とおか会の名称は「十日」を平仮名で表示したものです。毎月の定例会開催日を「十日」頃に計画することや研修会場を主に「十日町」に置くことにちなんでいます。 20年以上の歴史あるサークルで、地域素材や先行実践の蓄積があります。それらを生かし、当地域の社会科教育の充実に向けて活動を進めています。
「若手教職員の育成」と「中魚・十日町の特色を生かした社会科授業の展開」がキーワードです。
 サークル会員外の教職員にも声を掛け、社会科を学ぶ場としても機能できるように活動を広げています。

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「サークル活動」
特別支援教育を考える妻有の会
十日町市立ふれあいの丘支援学校
近藤 修平

 中魚・十日町地区を範囲とした、特別支援教育のサークルです。活動は、月1回、主に十日町市立中条小学校を会場に活動しています。
 当サークルでは、障害のある児童生徒への指導・支援方法だけではなく、特別支援教育の考え方、教え方、子どもの捉え方等を基本とした、通常学級における学力の向上や社会性の向上を目指した指導・支援方法について学び合っています。サークル会員による事例検討会や実践発表会だけでなく、教員が実際に抱えている困り感に対して、具体的な対応方法を示すことができる講師を招いた研修会も行っています。
 「ないと困る支援」は、みんなにとって「あると便利な支援」となります。児童生徒が「分かる・できる」を感じる授業づくり、「安心する」「居心地が良い」と感じる学習環境づくりを目標に研修を積んでいます。
 中魚・十日町地区に勤務されている方だけではなく、他の地区の方でも、特別支援教育に興味関心のある方は大歓迎です。

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「サークル活動」
妻有体育の会
十日町市立吉田小学校
田中 豪

 十日町市で体育授業の研究をしています。基本的に、1つのテーマで2年間の研究を行います。
 今年度は、中学校でのバレーボールについて研究します。妻有体育の会は、小学校での実践を多く行ってきました。その実践が中学校でも生かせるのかを研究します。研修会の内容は、指導案や授業実践の検討、本部発表に向けて要項とプレゼンテーションの検討を行っています。これまで重ねてきた研究の反省を生かし研修会を積み重ね、児童生徒の技能向上を目指していきます。多くの方と情報交換できればと考えているので、他地域の方の参加も大歓迎です。

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「サークル活動」
南魚特別支援教育研究会
南魚沼市立総合支援学校
川沼 正憲

 全国的に特別支援教育のニーズが高まっている中、平成25年度に開校した南魚沼市立総合支援学校を中心として南魚沼地域の特別支援教育を牽引するために発足したサークルです。
 幼児・児童・生徒一人一人の実態は異なっています。本人や保護者の困り感及び会員の課題解決に向けて、実態把握を行い必要な手だてを検討し実践しています。
 今年度は、南魚沼市で取り組んでいる「プレジョブ」報告会も企画しています。
 保・幼・小・中学校・特別支援学校の教員が集まり、情報交換を行いながら見識を深め、必要な手だてを検討し、幼児・児童・生徒の健やかな成長につないでいけるよう、共生社会の実現に向けて研修を行っています。

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「サークル活動」
魚沼理科サークル
南魚沼市立城内中学校
影山 裕一

 湯沢町・南魚沼市の教員を中心として、@地域のすばらしい自然に親しむこと。A理科の授業力を高めること。の2つに重点を置き、活動を行っている理科サークルです。
 特に@では、苗場山をはじめとした2000m級の山々、霊峰八海山、そして南魚沼の基盤となる魚沼層などを中心とした地域の成り立ちなどについて研修しています。
 また、Aの授業力の向上では、「指導案検討会」、「指導に有効な教材の紹介」、「指導法の紹介」など、すぐに授業に役立つ情報を各自が持ち寄りながら充実した研修会を行っています。
 私たちのサークルでは、「若手教員とベテラン教員がそれぞれ意見を出し合い、共に高め合えるサークル活動」の実現に向けて日々サークル活動の充実に向けて、取り組んでいます。

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「サークル活動」
南魚沼社会科研修会
南魚沼市立薮神小学校
鎌田 正紀

 南魚沼郡市内の小学校、中学校の社会科教師が集い、指導力の向上を目指して活動しています。
 特に力を入れていることは、地域素材の教材化についてです。南魚沼は、社会科の授業に活用することのできる、魅力的な素材に恵まれています。例えば、直江兼続の足跡、飯綱山古墳群、新田開発とコシヒカリ作り、食品加工、織物、雪国の暮らし、観光開発等々です。会員それぞれが、これらの素材を取り上げた実践レポートや教材研究の成果をまとめた資料・提案などを持ち寄り、紹介し合っています。 
 この地域は、郡市外に生活根拠地がある会員や若手が多くいます。会員が地域のことをよく知るとともに、研修のやりがいや楽しさを感じられるように活動しています。

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「サークル活動」
エグザイルスの会
柏崎市立鯨波小学校 
林 浩一

 私たちのサークルは、平成15年度に発足し、今年度で15年目を迎えます。所属会員の授業力向上を目指して、各分野のプロフェッショナルの先生方を講師にお招きし、多様な研修を行ってきました。
 今年度は、学習指導要領改訂に伴う教科指導の在り方、カリキュラム・マネジメントを中心として、研修を進めていきます。このような研修を通じて、刈羽・柏崎の未来を担う児童生徒の成長の一助となれるように活動していきます

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「サークル活動」
くびきのNET SKY
上越市立南川小学校
姥貝 栄次

 上越地区「くびきの」に勤務する教員が集い、フェイス・トゥ・フェイスで研鑚を積んでいます。勤務校は離れていますが、「くびきの」の空がつながっているように、互いの心は一つにつながっていたいという願いを込め、サークルの名称を「くびきのNET SKY」としました。
 サークル活動の目的は、指導力の向上を図り、教師としての力量を高めることです。会員数が少ないため全体で研修する教科・領域等を限定せず、会員一人一人が自分で研究テーマを決め、学習指導・生徒指導・学級経営等の研究をしています。また、会員相互の親睦を図り、人的ネットワークを広めることもねらいとしています。
 今年度は、算数科、英語科の実践について検討し、研修を重ねています。

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「ときわ教育奨励賞」
「新潟」代表の意識を大切にした豊かな人間形成に繋がる生涯スポーツの推進
〜本県自転車競技の普及・強化・発展のシステム構築を通じて〜
新潟県立はまぐみ特別支援学校
権瓶 修也

 自らの選手経験と反省をバネにして本県自転車競技の振興のために指導者・監督として尽力し、郷土愛や情熱を大切にして地域と共に未来を担う人材を育てている。
 成果主義に陥ることなく競技者の自主性・主体性を引き出すコーチングを志向した指導は、授業や部活動指導の改革に参考となるものである。

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「ときわ教育奨励賞」
子どもの「できた」「楽しい」を引き出す体育指導の工夫
〜アナロゴン(易しい類似性をもつ動き)とスポーツオノマトペの導入を通して〜
新潟市立東山の下小学校
近藤 拓自

 器械運動の技術習得に必要な基礎感覚づくりに焦点を当て、小学校低学年から意欲的に取り組ませるための手立てについて実践研究を継続している。
 各種研究会や執筆等を通して、実践に裏付けされた理論を提案するなど、若手教員の指導力向上への貢献が期待できる。
 各種研究会や執筆等を通して、実践に裏付けされた理論を提案するなど、若手教員の指導力向上への貢献が期待できる。

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「ときわ教育奨励賞」
科学的な根拠を明確にし,現象を説明できる生徒の育成を目指して
五泉市立山王中学校
荻野 伸也

 科学的な根拠をもとに現象を説明させるための手立てについて仮説検証研究を積み重ね、その成果を全国レベルの学会に発信している。
 実践研究者としての取組にとどまらず、学校や地域の理科教育の振興・発展、理科教員の指導力向上への貢献が期待できる。

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「ときわ教育奨励賞」
佐渡島内の理科教育振興に向けた取組の充実について
佐渡市立八幡小学校
大蔵 武彦

 理科教員として教材研究に励み、授業公開を通して自らの授業改善を積極的に提案しており、教育実践者としてのよきモデルとなっている。
 理科センター協力員のほか、佐渡島内の理科サークルの活性化に積極的に取り組み、理科教員の授業力向上への貢献度も高く、今後もその活躍が期待できる。

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「ときわ教育奨励賞」
喜びと夢を育み,魅力的な人に学ぶ道徳授業の実践的探求
新潟市立早通南小学校
渡邉 泰治

 魅力的な人物を取り上げたオリジナル授業を開発・実践し、子どもたちの道徳的価値への理解と強化を促している。
 ときわ道徳サークルを立ち上げ、牽引役として実践交流の場を組織したり、講師を務めたりしており、今後も、地域の道徳教育の充実・発展への貢献が期待できる。

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「ときわ教育奨励賞」
「自立と社会参加」に必要な自己決定する力の育成
長岡市立宮内小学校
金子 美也子

 心情をホワイトボードに書いて客観化する、ロールプレイで模擬体験する、当事者参加による支援会議を開催するなどにより対話的な学習を促している。
 勤務校の実践課題に対して着実な成果を上げるとともに、主宰するサークルにおいて指導者立場も担っており、特別支援学級が増加し続ける中 において一層の活躍が期待できる。

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「ときわ教育奨励賞」
比べ読み・重ね読みで一人読み
〜国語科物語文指導における多読の可能性〜
五泉市立五泉南小学校
川上 弘宜

 多読において「読みの観点」に基づいて作品の読みを深め、学ばせたい「見方・考え方」を獲得させている。
 物語文指導の視点からどの教室においても実戦可能なレベルにまで汎用化しており、多くの教師から追試・普及が期待できる。

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