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外国語活動・英語

「教育実践」
小学校段階における「書くこと」領域の指導のあり方について
〜目的意識をもって自分の考えや気持ちを伝えることができる児童の育成〜
見附市立上北谷小学校
山口 和之

  新学習指導要領では、外国語科が教科化される。これまで私は、音声で慣れ親しんだ語句について、単元終末部に書く活動を設定してきた。しかし、それでは、文字を書きたいという児童の学習意欲は継続しないという課題を抱えてきた。そこで私は、バックワードデザインにより単元構成を工夫することで、目的意識をもちながら英語を書き、自分の気持ちや考えを伝えることができる児童の育成を目指した。
1 手だての有効性の検証(研究1年次)
 単元構成の中に、段階的に書く活動を位置付け、実践を行った。私が実践した「書くこと」の段階的指導とは、次のとおりである。
 @コミュニケーションを図るために必要な語句や表現について、音声で十分に【慣れ親しむ】。
 Aアルファベットの活字体を【書く】。
 B最終的な活動で児童一人一人が使用したいと考える語句を【なぞり書き】する。
 C例文を参考に、自分の気持ちや考えの単語を【書き写し】する。
 これらの「書くこと」の活動が、単元の中に段階的に設定されることで、児童は自分の考えや気持ちを書いて伝えようという目的意識を常にもち、学習を深めていく姿が見られた。
2 手だての有効性の検証(研究2年次)
 当校に勤務するALTの母国の小学校に、自己紹介の手紙を送る活動を単元に取り入れ、実践を行った。1年次の手だてに加え、2年次の研究では、特に英語特有の語順やきまりを気付かせるための手だてを導入した。視覚的支援を中核とした指導を行うことで、主語や動詞、目的語・補語といった文法用語を用いなくても、日本語と英語の語順の違いに気付く児童の姿が見られた。授業後のアンケートを分析すると、100%の児童が語順の違いに気付くことができた。また、ALTの母国の小学生に、自身のことを伝えようと目的意識をもって英語を書いたと答える児童も100%であった。
3 成果と課題
 本研究で、導入した手だては、児童が目的意識をもって自分の気持ちや考えを書く上で、有効であると立証できた。段階的に書く活動を設定し、英語特有の語順やきまりを指導する場面を設定することで、児童は確かに目的意識をもって学習を深めていた。しかし、自分の考えや気持ちを伝えるコミュニケーション手段として、小学校段階における「書くこと」の指導のあり方は、研究例も少なく、未知なる部分が大きい。今後も4技能との系統性を意識しながら、目的意識をもって自分の気持ちや考えを伝えることができる児童の育成を目指していきたい。

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「教育実践」
即興的に身の周りのものを説明する力を向上させる授業
〜知識・技能の不足を補完するインプットを通して〜
新潟市立東新潟中学校
水島 太一

 1 主題設定について
 学習指導要領改訂により、「話す」技能が「やりとり」と「発表」に分かれる。「発表」では、準備した原稿を暗記して話すのではなく、即興で身近なことについて話すことが求められている。また、生徒に実施したアンケートの中で、生徒が最も高めたいと思っている力が「即興的に説明する力」であった。以上のことを踏まえて、本研究主題を設定した。
2 手だてと研究仮説
 本研究では、身の周りのものを即興で説明する表現力と、「もっと多く表現したい。知りたい。」という意欲の、両面の向上をねらっている。講じた手だてと研究仮説は以下のとおりである。
@その場で指定されたものを相手にクイズ形式で説明する活動(Guessing Game)を、各授業の帯活動として行う。4回のGuessing Gameの後に、得てきた表現を駆使して、指定された県について即興的に紹介する帯活動(Mini Speech)を設定する。ここまでを1サイクルとし、これを4月から7月までに3サイクル行う。
A各活動をアウトプット(表現)から行わせ、うまく言えないモヤモヤ感や疑問を生じさせた上で、様々な形で必要とされる表現のインプット(表現の導入)を行う。
【研究仮説】
 「指定されたものを即興で説明する活動と、そこで不足していた表現の提示を継続的に行うことで、英語表現に対する知的好奇心と表現力が高まり、即興的に身の周りのものを紹介する力が向上するであろう。」
3 仮説・手だての有効性の検証
 4月最初と7月最終日に、「新潟県の名所名産のパンフレットを見ながら、新潟がどんな場所かを海外からの観光客に紹介しよう。」というMini Speechと同様の評価用のタスクを与えた。その様子をタブレットに保存し、4月〜7月までの手だての有効性と、即興的な表現力の向上を見取った。7月時には英語の使用量(総英文数)が平均で4月の10.4文から13.24文に上昇した。3秒以上のpause(間の長さ)に関しても4月の12.4秒から8.3秒に減り、良好な結果であった。また、生徒の活動の様子、事後アンケート、振り返りシートから生徒の意欲的な様子や向上心、知的好奇心を見とることができた。
 7月の評価タスクにおける発話スクリプトの分析より、30人中29人の生徒がこれまでインプットした表現をアウトプットしていた。以上のことより、手だての有効性と仮説を検証することができた。
4 成果と課題
 英語の使用量・間の長さ・インプットしたものがアウトプットできているか、の3観点で個々の生徒を数値化・記号化すると、97%の生徒がA、B評価であり、表現力の向上が見られた。反面、即興的な部分に焦点を当てていたため、英文の正確性を欠く表現が多く見られた。

<参考文献>「新学習指導要領の展開・外国語編」 /金子朝子・松浦伸和、明治図書

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「教育実践」
まとまりのある英文を主体的に読む生徒の育成
新潟市立亀田西中学校
間 美和

  新学習指導要領では、「コミュニケーションの目的を理解し、目的を実現するために、簡単な情報や考えなどを能動的に読み取ることができる資質・能力」の育成を目指している。
 生徒の実態から、「長文を読むことに意欲がもてない」という点と、「読み取り方が分からない」という点に着目し、まとまりのある英文を主体的に読む生徒を育てるため、三つの手だてを講じた。

(1) ジャンル準拠指導をフレームワークとする。
読み取る際にヒントとなる英文の構造・言語を、@教科書本文で理解し(学習タスク)、A本文と形式的・内容的に似た文章の読み取り(練習タスク)で理解を深め、Bテスト(評価タスク)でその定着を見取る、という指導過程を踏む。
(2) コミュニケーションを目的とするプロジェクト型の単元構成とする。
単元のゴールにコミュニケーションを図る表現活動を設定する。単元の最初に目的を生徒に明示することで、読む活動に生徒が目的意識をもって取り組むことができるようにする。
(3)「読みを助けるスキル」を取り入れる。
まとまりのある英文を読む手順・手だてを「読みを助けるスキル」としてあらかじめ提示し、生徒に読み方を意識させる。さらに「振り返り」でそのスキルの活用について生徒に振り返らせることで、生徒がスキルの活用を自分で意識して行えるようにする。

 以上の手だてを用いた結果、まとまりのある英文を読むことに生徒の意欲の向上が見られた。成功経験を積み、英語を読むことに自信をもち、意欲的に英語を読むことに取り組むようになった。
 同時に、生徒が英文を読み取る方法を身に付けることができた。一文ずつ訳す訳読式でなく、文章全体→段落→文と、構成をおさえた上で読み進めることができるようになり、概要把握の力が伸びたのは大きな成果である。

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「教育実践」
初めて出合う英単語を進んで読もうとする子どもの育成
〜シンセティック・フォニックスの指導を取り入れて〜
新潟市立上所小学校
渡部 香世子

  新学習指導要領では、小学校でも、新たに「読むこと」「書くこと」の2技能が加わった。外国語活動で英語でのやりとりに慣れ親しんだ英単語でも、文字として初めて見たときに児童が読むことは難しく、書くことも難しい。「読むこと」「書くこと」に対する不安を無くし、英語の学習への意欲を持続させ、中学校につなげるのが小学校の役目である。
 そこで、私は文字の音一つ一つに着目して学ぶ「シンセティック・フォニックス」の指導をしたいと考えた。その中でも、お話や文字の動作化などを取り入れ、視覚だけに頼らない、多感覚を用いたジョリーフォニックスが小学生に適しているのではないかと考えた。その1回の指導時間は15分間。当校の時程表に週3回設定されている「モジュールタイム」で実践することにした。
1 研究の実際 (研究1年次)
 外部指導者と連携した英語指導力向上事業を当校が受けた経緯から、文科省から出される年間指導計画例(暫定版)を参考に単元計画を作成した。モジュールタイムを活用し、担任する4年生児童に対して、アルファベットの小文字の学習を終えてから3回、ジョリーフォニックスの指導を行った。
 児童は、絵本の読み聞かせやアクション、いずれの活動にも反応が良かった。アルファベットには名前と違う音があることに驚く姿が見られた。文字に対するお話と動作化により、文字の音が強く印象に残ることが分かった。
2 研究の実際 (研究2年次)
 文科省より年間指導計画が出され、指導内容が明確になった。新教材We can!の音と文字の教材が単元学習の内容と関連性が薄いと感じたため、45分の流れと切り離して、音と文字の指導をジョリーフォニックスの教材を使って集中して行い、新教材の音と文字の内容に差し替えることとした。担任する6年生の自学級で実践した。多感覚を用いた学習で、子どもたちは音の読み方をよく記憶し、未習の文字も、音の読み方を組み合わせて読もうとしたり、音から文字を推測できるようになってきた。また、一文字ずつ読める文字が増えるごとに、組み合わせて読める英単語が増え、子どもたちの学習意欲の向上にもつながっている。
3 成果と課題
 10個の文字を学習した後で、未習の英単語を見せて読めるか調査した。学習した文字の音を思い出しながら、調査した全員が英単語を読もうと試み、60〜70%の児童が読むことができた。ジョリーフォニックスの指導を続けていくことで、子どもたちは未習の英単語の読みが推測できるようになることが分かってきた。
 課題は、「書く」場面でローマ字指導の影響が表れたことである。また、3年生のローマ字指導との関連も考え、校内全体で文字指導の系統性について考慮する必要を感じた。今後も実践を重ね、「読むこと」「書くこと」への不安を無くし、英語の学習に意欲をもち続ける児童の育成について研究を続けていきたい。

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「教育実践」
自信をもってコミュニケーションを図る児童の育成
〜リアクションワードの活用と指導過程の工夫を通して〜
新発田市立東豊小学校
安倍 友司

  考えや気持ちを伝え合う際に、話し手は自分の気持ちや考えがきちんと伝わっているか、聞き手は自分がしっかり話し手の内容を理解していることが伝わるか、不安な心情が生まれる。その互いの心情の不安を解決する方法がリアクションであると考えた。そこで本研究では、「話すこと(やりとり)」の中で、リアクションを取り入れ、その良さを感じさせる指導を行うことで、話し手も聞き手も安心してやりとりに取り組むことができ、自信をもってコミュニケーションを図る力を獲得することができると考えた。そこで、以下の二つの手だてを考え実践を行った。
(1) リアクションワードを活用する活動を、単元を通してゲーム活動やコミュニケーション活動の中に取り入れていく
(2) 指導過程の工夫(リアクションの良さを感じられる過程)をする

成果と課題
 リアクションは様々な活動に取り入れやすいことが分かった。ゲーム活動では教師が積極的に使い、児童に手本を見せたり使わせたりすることができる。また、コミュニケーション活動では相手に自分の思いを表すツールとして使うことができる。よって、リアクションは便利なツールとして児童に獲得させることが良い能力の一つと考えられる。また、@段階的にリアクションワードを取り入れるAコミュニケーション活動に向けた練習と実践を行うという過程は、リアクションの良さを感じさせることに有効であることが分かった。
 課題として、言語材料とうまく融合した学習内容を考えていかなければならない。また、リアクションの良さを感じさせるためには一単元だけで定着はしないため、継続的な指導が必要である。

〈参考文献〉
・田中千絵(2014)「小学校外国語活動・英語と教科としての中学校英語の在り方」
・秋田喜代美(2014)「対話が生まれる教室 居場所感と夢中を保証する授業」(教育開発研究所)
・直山木綿子(2014)「小学校外国語活動・英語のツボ」(教育出版株式会社)
・文部科学省(2008)「小学校学習指導要領解説 外国語活動・英語編」(東洋館出版)
・文部科学省(2017)「小学校学習指導要領解説 外国語活動・英語・外国語編」

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「サークル活動」
外国語教育を考える会
新潟市立鳥屋野中学校
南場 健一

 " 外国語活動における小・中学校間のよりよい接続を実現させるために、小学校教員と中学校教員とが互いに意見交換をすることのできるサークルです。また毎回教育の専門家の皆様をサークルにお招きし、最新の教育事情についての知見を深めたり、教育実践に対するご助言をいただいたりすることができます。
 「ハイフレンズ」を基にした授業構想を、小中教員とで共に立てていく研修を継続して行っています。平成32年度より小学校英語が教科化され、今まで以上に小学校教員による英語の授業力向上が求められます。また中学校教員にとっても、小学校教員からどのようにして生徒の情意性を高めるような学習課題を設定していくのかを学ぶ良い機会となっています。小中教員とが共に授業構想を練り上げていくという研修を通して、互いの教育観を共有し、よりよい小中連携を目指すことができるサークルです。
 今年度は小・学校会員が教育研究発表会で実践発表を行います。サークルとして支援していきたいと考えています。

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「サークル活動」
下越英語研究サークル
聖籠町立聖籠中学校
杉ア 勝彦

 私たちは、外国語活動に興味関心のある先生を中心に活動しているサークルです。活動の内容としては、テーマに基づいた実践を持ち寄り、有効な手だてや問題点について話し合ったり、授業構想シートを用いた授業改善の研修したりしています。また、講師を招いての講演会などを行っています。ベテランから若手の会員のネットワークもできます。今年度も「小中の連携」をキーワードに活動を進めていこうと考えています。小学校での外国語活動の実施を受け、更なる小中の連携と活動の充実が必要であると考え、小学校の先生にも声をかけています。外国語活動に興味関心のある先生から参加していただけるように計画を進めています。今後も英語教育の動向に注目しながら研修の機会を大切にしていきたいと思います。

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「サークル活動」
長岡英語活動研究会
長岡市立与板小学校
河本 朋也

 私たちのサークルは小学校外国語活動に興味関心のある、長岡市の教員を中心に活動しています。29年度現在の会員は全員小学校の勤務です。会員一人一人が日々実践を重ね、互いに紹介したり、教材を持参したりして情報を共有しています。外国語教材「Hi、 friends!」の実践だけに限らず、児童の実態に応じた単元の開発にも努めています。明日の授業から児童が積極的にコミュニケーション活動に参加できるようなヒントを得ることができます。
 また、来年度から学習指導要領の移行期間が始まります。5・6年生の教科化、3・4年生の外国語活動に向けた活動も実践し、会員同士で情報交換をします。
 本サークルは会員数が多くはありません。共に研修を進める会員を募集しています。児童が楽しめる外国語活動を実践できるように、一緒に学びませんか。

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「サークル活動」
中越英語教育研究会
長岡市立南中学校
佐藤 正秀

 当サークルは、中越地区内のサークル(「小千谷・十日町・南魚英語を語る会」「三南英語教育を語る会」)と連携し、中越地区全体で組織を作って活動しています。中越地区のサークルが合同で研修することにより、ベテランから若手まで会員のネットワークができ、日常的に資料の共有や情報交換を行っています。
 研修会は、会員が実践したコミュニケーション活動を模擬授業で紹介したり、テーマに基づいてグループ協議を行ったりと、様々な形態で行っています。会員の多くは中学校の英語科教員ですが、各地区の小学校の先生方にも声をかけ、小中の枠を越えた活動を目指しています。
 また、昨年度より、会員外の先生方にも声をかけて研修会を行っています。会員外の先生方から参加してもらうことで、研修会がより活気に満ちたものになっています。

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「教科等研究セミナー」
会話継続目指した指導
新潟市立味方中学校
本図 直美

  次期学習指導要領では、「互いの気持ちや考えなどを外国語で伝え合う対話的な言語活動を重視する」こととしている。(中教審第197号)そこで、授業の初めに毎時行っている会話活動に焦点を当て、会話を継続させる力を養いたいと考えた。
  生徒に自己表現のためのトピックを与えて会話させても、日本語が混ざったり、伝えたい内容を表す単語がわからないとそこで止まってしまったりする姿が実態としてあった。それは、何とか英語で自己表現をしたいという情意面の欠如や、会話を継続させるための表現が身に付いていないことから起こると考えられる。そこで、次の2点からその解決に迫った。                                                       (1)「Helping listの活用」 
  生徒の会話をICレコーダーに録音し、日本語が出てしまう場面を取り出し、生徒全員で共有した。また、そのような時に英語でどう表現したらよいかが日本語と英語両方で書かれたリスト(helping list)を提示し、ペアで問題を出し合う活動をくり返し行った。また、その際に部分的にヒントをみることができるような工夫をして、段階的に覚えさせた。
(2)「さいころトーク」
  文型ドリルで出てきた表現をアレンジさせ、友達に聞きたい質問を一人6つ作らせた。「自分のことを一文で紹介してから相手に質問をする」という流れで会話するよう指示をした。4人グループを作り、さいころをふって出た目の番号の質問をグループメンバーにさせた。返答+1文、できればもっと長く会話を続ける、と回を重ねるごとにハードルを上げた。(1)のICレコーダーで会話を録音して聞かせたことで生徒が自身をメタ認知でき、それが「英語で会話をしたい」という動機付けにつながった。 また、生徒の困り感に沿った表現が提示されているので、日本語や沈黙を回避でき、流暢さを増すことができた。(2)で、聞いてみたい質問を用意させたことで情意面の向上が見れた。また、表現が苦手な生徒も仲間の発話を参考に質問に答えていた。今後、一つのトピックについて何度も会話を往復させて話せるための方策について探っていきたい。

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「教科等研究セミナー」
英語プレゼンテーションを柱にした授業の試み
村上市立山北中学校
石黒 豊

  文部科学省がH26年度に実施した英語力調査(高校3年生)では、「話すこと」に関して、英語でスピーチやプレゼンテーションをした経験が少ないということが明らかとなっている。一方で、「話すこと」のテストスコアが高いほど、授業において「英語でスピーチやプレゼンテーションをしていたと思う」生徒の割合が高いことが分かった。眞田(2010)は高等学校で英語プレゼンテーションに特化した授業に取り組んだ。実践後、眞田(2010)は「自ら情報を発信し、自分の考えを論理的に英語で発表する力が向上した(p. 161)」としている。これらのことから、当校生徒の課題である自分の考えや思いを表現することができる生徒の育成を目指し、単元を貫く言語活動として英語プレゼンテーションを設定し、その効果を検証していくこととした。
 英語プレゼンテーションは単元の目標言語材料を習得・活用する場面として設定され、生徒はプレゼンテーションの準備を進める過程で、目標言語材料も繰り返し学習した。また、プレゼンテーションに必要な技能やスライドの作成方法なども指導した。
 結果として、英語プレゼンテーションは目標言語材料の習得に肯定的な影響を与えるということが明らかとなった(p<.01)。これは生徒が単元を通じて多くのインプットが与えられ、アウトプットすることによって習得が促されたのだと考えられる。また、リハーサル時には教師からの明示的なフィードバックも与えられるため、生徒は振り返る場面が多く与えられた。従って、英語プレゼンテーションをする際には、目標言語材料と関連付けることのできるトピックを選択し、生徒がスパイラルに学習できるように単元構成をすることが大切である。
 また、英語プレゼンテーションで生徒の英語でスピーチすることに対する抵抗を和らげるとともに、英語学習に対する意欲も高めることができた(p<.01)。プレゼンテーションの準備段階ではペアで活動することが多く、協力しながら進めることが多くなる。仲間の存在が英語学習に対する意欲を高めてくれたのだろう。

〈参考文献〉
眞田弘和 (2010).「英語プレゼンテーションに特化した授業による論理的思考能力を高める試み【共同研究】」『STEP BULLETIN vol.22、 pp. 161-181』東京:EIKEN BULLETIN

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「教科等研究セミナー」
ライティング活動における正確性を支援する指導の工夫
―コレクションコードの活用を通して―
十日町市立南中学校
小磯 雅浩

 生徒たちは、ライティング活動の際に、英文に赤を入れて指導すると、添削されたとおりに一生懸命英文を直すが、英文を書き写す行為で終わってしまう。自分が書いた英文を振り返ることがなく、同じテーマでもう一度取り組んだとしても同じような間違いを繰り返し、英文の正確性の向上に繋がっていない。そこで、継続的に行う3文ライティングの活動において、生徒の英文を単純に赤で訂正して指導するのではなく、コレクションコードを与えることで、生徒の気付きを促すことができれば、自身の英文を推敲することができ、正確性が向上するのではないかと考えた。
 3つの実践を通して、以下のような手順で指導を行った。
1 英作文指導で用いるコレクションコードの提示
2 テーマに沿った3文ライティング(下書き)とコレクションコードによる添削
3 与えられたコードをヒントに、ペアで原稿の推敲
4 課題英作文や定期テストにおける3文ライティング(本番)
 直接赤ペンで修正する添削指導と、コレクションコードによるフィードバックを比べた。コレクションコードをヒントとして与えたことで、生徒たちが自分の英文をもう一度振り返ったり、ペアでの指摘によって間違いに気付いたりする様子が見られた。中学生の指導において、学習者の気付きを促す指導法として、コレクションコードの活用は少なからず有効であったと考える。

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「教科等研究セミナー」
「どの児童にとっても楽しく分かりやすい外国語活動の指導の工夫」
〜小学校中学年の外国語活動におけるUDL〜
聖籠町立亀代小学校
高綱 敬

  2018年より、小学校中学年から外国語活動を開始し、高学年から教科として行われる。しかし、中学年の児童にとって外国語は身近ものではなく、普段から慣れ親しんでいる児童は多くない。どの児童にとっても楽しく、分かりやすい外国語活動を行うことが、積極的に互いの考えや気持ちを理解し、自分の考えを伝え合う能力の基礎となると考え、二つの手だてを考え、実践を行った。
1 毎時間、授業の始めに活動の流れをホワイトボードで示したり、前時までに行ったことのある活動を取り入れたりし、活動に見通しがもてるようにする。
2 活動に変化をもたせ、5〜10分程度の短時間の活動を組み合わせた構成の授業を行う。
 授業の流れを示したり、前時までに取り扱った活動を取り入れたりすることで、児童は活動に見通しをもって積極的に参加する姿が見られた。
 しかし、一つ一つの活動が10分を超えてくると活動に集中できなくなる児童が出てきた。また、発話する内容が文章になると、うまく覚えられず発話することに消極的になる児童が出てきた。扱う表現はなるべく減らし、簡単なやりとりで活動ができるように、短時間の活動を積み上げて、主活動に繋げられるような活動の内容と構成を錬る必要がある。児童に飽きさせず、テンポよく活動を進められるように、どのような授業の手法があるか、今後も研究を続けていきたい。

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「教科等研究セミナー」
コミュニケーションを図る意欲を高める絵本を用いた活動の在り方
湯沢町立湯沢小学校
田村 千秋

  中央教育審議会で、「中学年においては、外国語に慣れ親しみ、『聞く』『話す』の2技能を中心に外国語学習への動機付けを高めるための外国語活動を行うことが求められる。」ということが提言された。中学年における外国語活動では、興味をもって「聞く」「話す」活動を充実させていくことの重要性が高まっている。
 そこで、絵本の読み聞かせを中心にした単元を構成した。絵本は、英語が分からなくても、挿し絵を見ればある程度ストーリーを想像することができ、日本語を介さずにストーリーを頭に作り上げることができる。また、口ずさむことが簡単なリズミカルな表現が繰り返し使われていて、その表現は覚えやすく、記憶に残りやすい。以上のことから、絵本の読み聞かせを通して、「英語で何と言っているか分かった。」「やってみたらできちゃった。」という小さな成功体験を積み重ねていくことができると考え、以下の手だてを講じて実践を行った。
1 絵本のストーリーを活かしたクイズやゲーム等のコミュニケーション活動の設定
2 キーセンテンスを用いる場面に気付くデモンストレーションや絵本の読み聞かせの場の設定
 その結果、単元の導入に絵本を用いて場面設定を行い、キーセンテンスを使って児童とやり取りをしながら絵本の読み聞かせを行うことは、興味をもって聞くために有効であることが明らかになった。ただ、絵本に使われている英語表現そのままでは、コミュニケーション活動として中学年にとって難しいものもあった。そこで、活動に見通しをもち、意欲的に英語を発話したり英語を使って活動したりすることに楽しさを感じることができるよう、使用する英語表現を精選し、コミュニケーション活動を工夫していきたい。

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「教育実践」
ライティング指導における効果的なフィードバックの在り方
聖籠町立聖籠中学校
杉ア 勝彦

 1 研究主題設定の理由 
ライティング指導においては教師が添削指導に多くの時間を費やすものの、生徒のライティング力が高まった・効果があったと実感することがない。理由として、生徒が書く時点とフィードバックを受ける間には時間差があり、生徒の記憶力が薄れていることと、教師サイドで改訂方法をすべて指示するので生徒が再考する必要がないことが挙げられる。この状況を踏まえて、以下のようなフィードバックをすることで、生徒はまとまりのある文章を読み手や書く目的を意識して書くことができると考え、本主題を設定した。
2 研究仮説  
生徒がモデリングから獲得した「構成」「内容」「言語」を参考にしながら書く練習タスクを設定し、評価基準表を基にピア・フィードバックで改善の方向を明らかにし、ティーチャー・フィードバックを与え、修正したり加筆したりすれば、生徒はまとまりのある文章を読み手や書く目的を意識しながら書くことができるであろう。 
〈フィードバックの在り方〉
@ピア・フィードバック
ピア・フィードバックを行うことによって生徒は読み手を意識し、生徒同士で生徒の目線からアドバイスを与え合っていくことで、書く意欲を高めることができる。また、コメントする際は2stars and a wish(2つの良い点と1つの改善点)の双方を指摘するように指導する。グループ構成も工夫する。
Aテイーチャー・フィードバック 
各生徒に応じたフィードバックを授業内で行う。直接的フィードバックとは、主に生徒の書いた文章での使用語彙や文構造などの誤りに対して直接修正を与える方法である。低学力層の生徒に効果的である。一方、間接的フィードバックは、誤りに対して下線を引いたり、あらかじめ定めた記号等を書き込むことで、生徒が自分で考えて誤りを発見し、修正していく方法である。

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「教育実践」
「書くこと」の表現力向上を目指した指導の工夫
〜バックワードデザインによる単元計画とルーブリック評価の活用〜
燕市立吉田中学校
星 康司

 英語学習で大切なことは、コミュニケーション能力の育成だと考える。しかし、これまでの自分自身の指導を振り返ると、教科書の題材や文法について教えることが多く、生徒に自信をもって英語を使わせるための態度やコミュニケーション能力の育成の指導が不足していた。そのため、生徒に英語を使うことの成就感をもたせることができなかった。
 この課題に対し、本研究では、「書くこと」の表現力向上に目標を絞り、次の2点からその解決に迫ることとした。
1 バックワードデザインによる単元計画
 まず、単元のねらいを踏まえてゴールとなる目指す生徒像を設定する。次に、評価の観点と課題を決めて、それを生徒にも知らせる。教師は、ゴールに基づくシラバスを考え、スタートまでさかのぼって指導する内容や方法を計画する。事前に評価基準や課題を決めて、生徒と共有して学習を進めるという点が、これまでのスタートからゴールまでを示した単元計画とは逆向きである。こうすることで、生徒自身が単元の目標と現在の自身の学習到達度を比べながら、目標達成に向けて課題に意欲的に取り組み、コミュニケーション能力の向上につながると考える。
2 ルーブリック評価の活用
 単元の最初に、生徒に評価規準と基準をルーブリック形式で明示する。その単元のゴールが明確になり、生徒の自律的・主体的な学びにつながると考える。さらに、生徒が毎時間、課題の自己評価をすることが可能となるとともに、教師がコメントや添削などで課題や活動に対し、形成的評価を行うことができるので、学習の成就感が高まると考える。
 今後も、コミュニケーション能力の育成のための効果的な指導の在り方を考え、工夫し、実践していきたい。

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「教育実践」
目的意識をもち、進んでコミュニケーションを図ろうとする児童の育成
新潟市立庄瀬小学校
山際 奈穂子

 外国語活動では、児童が本気で話したい、聞きたいという目的意識がなければ、進んでコミュニケーションを図ろうとはしない。
 本研究では、目的意識をもち、進んでコミュニケーションを図ろうとする児童を育成するために、以下の2つの手立てを考え実践を行った。
1 児童が自分から進んで、話したい、聞きたいと思えるように、単元の終末には本気になれる本物を取り入れたコミュニケーション活動を設定する。
2 児童が「本物を取り入れたコミュニケーション活動」に自信をもって臨むことができるような、スモールステップの慣れ親しみの活動を設定する。
なお「本物」を以下のように定義した。
@ 実際のもの
A 児童の本心(話したいこと、聞きたいこと 等)の表現
  実際に自分の口の中に入ったり、手に入ったりする本物があると、児童の本気度が圧倒的に高くなった。できる限り実際の物を活動に取り入れて実践することが望ましい。
  児童が本当に話したり、聞いたりしたいことは何なのかを見極めて、授業者が目的意識をはっきりもたせることができれば、児童は進んでコミュニケーションを図ろうとすることも明らかになった。またコミュニケーションをとる相手は学級の友だち、ALT(外国の人)、教師、家族、上級生(6年生)と様々に活動を設定することができる。ALTの出番を工夫する等して、更に生きた英語でのコミュニケーション活動を設定していくことが今後の課題である。
  終末の本気になれる本物を取り入れたコミュニケーション活動にいたるまでに、スモールステップで慣れ親しめる活動を設定していくことは有効であった。(児童の活動の様子や自己評価から)
  Hi,friends!1に示されてある活動はあくまでも例であり、それをアレンジしたり、あるいは別の活動に置き換えたりして、いかに児童の興味関心を引き、楽しく活動できるようにしていくかが、児童の普段の姿を知っている担任の工夫できるところであると考える。できるだけルールが分かりやすく、おもしろいゲームを組織する。また、表現を繰り返し聞いたり、言ったりすることができる活動を引き続き開発していきたい。

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「教育実践」
自分の英語表現を見直しながら、より良い英語表現で想いを伝えようとする児童の育成
〜PDCAサイクルを取り入れた単元構成を通して〜
柏崎市立荒浜小学校
山際 卓也

 外国語活動において、児童はチャンツやゲーム要素のある活動により意欲的に取り組むことが多い。しかし、コミュニケーションの素地を養う外国語活動では、単に英語を「好き」にさせることではなく、英語を使って「言いたいことが伝わった時の喜び」を感じさせることが重要だと考える。
  私は次の2つの手だてを用い、児童の英語表現の高まりを狙った。
1 PDCAサイクルを取り入れた単元構成
  単元の活動を計画(Plan)、実行(Do)、見直し(Check)、改善(Action)と位置づけをし、どの単元でもこのPDCAに基づいて授業を進める。その単元構成を繰り返すことで一貫性が生まれ、授業一コマごとのつながりを明確に児童に示すことができる。また、一時間の中にcheck-do-checkといった小さなサイクルを回すことによって児童の英語表現が改善される。
2 ALTからのアドバイスを基に英語表現を「見直す」活動を取り入れる。
  児童が自らの英語表現を見直そうとするには、現在の自分の表現に疑問をもつ、または「このままでは伝わらない」と感じる等、多少のつまずきが必要であると考えた。しかし、教師が「ここをこういう風に直した方が良いよ」と教えるだけでは、主体的に見直すことはしないだろう。そこで、意図的に「上手く伝わっていない」といった状況を活動に組織し、児童自身に「なぜ上手く伝えたいことが伝わらないのか」を考える場を設定する。また、見直す際の視点をALTよりアドバイスをしてもらうことにより、自分の英語表現をより実践に近い形で正確に見直すことにつながると考えた。
  平成26年に文部科学省が示しているように、2020年には外国語活動で求められる指導内容は大きく変わることが予想される。近い将来、小学校段階でもコミュニケーション能力の「素地」から「基礎」が求められていくだろう。私は、児童が「楽しかった」で終わることなく「伝わる喜び」が感じられる授業を今後も実践していく。

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「教科等研究セミナー」 
情報を豊かに表現するために、思考力を働かせることができる生徒の育成
南魚沼市立大和中学校
小林 一治

  当校のNRTの結果や自分自身の今までの「書くこと」に関する指導を振り返り、本研究では、情報を豊かに表現するために、思考力を働かせることができる生徒を育成する指導の在り方を以下の2点から考えた。

1 生徒が情報を豊かに表現することができるように、思考力を十分に働かせることができるような活動を設定する。
 思考力を働かせる活動とは、考えや思い、願いを基に、論理的に考え、想像をふくらませ、直感を働かせるなどして英語で表現する活動を言う。単語や1文だけではなく、複数の文でまとまりのある内容を表現する力を高めるために、これを授業の最初に位置付けて毎時間繰り返し行う。さらに、生徒同士が互いの作品を鑑賞し、感想を述べるような場面を設定することで、次への意欲が湧き、思考力が深まっていくであろうと考えた。

2 生徒が表現力を段階的に身に付けることができるように、単語や基本文を書くことを習得する活動、思考力を働かせる活動、まとまりのある英文を書く活動をテスト期ごとに構成する。
 教科書の新出単語を身に付けることができるように、毎時間授業の始めに単語タイムを設定し活動している。また、基本文を身に付けることができるように、家庭学習として、基本文を練習するプリントを課題としている。その後、テスト期ごとにまとまりのある英文を書く活動を行っている。その指導過程を再構成し、上記2つの活動の間に、思考力を働かせる活動を設定する。テスト期ごとにこのサイクルを回すことで、段階的に表現力が身に付いていくであろうと考えた。

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「教科等研究セミナー」 
目的意識をもち、進んでコミュニケーションを図ろうとする児童の育成
新潟市立庄瀬小学校
山際 奈穂子

  外国語活動では,児童が本気で話したい,聞きたいという目的意識がなければ,進んでコミュニケーションを図ろうとはしない。
 本研究では,目的意識をもち,進んでコミュニケーションを図ろうとする児童を育成するために、以下の2つの手立てを考え実践を行った。
@ 児童が自分から進んで,話したい,聞きたいと思えるように,単元の終末には本気になれる本物を取り入れたコミュニケーション活動を設定する。
A 児童が「本物を取り入れたコミュニケーション活動」に自信をもって臨むことができるような,スモールステップの慣れ親しみの活動を設定する。
 なお「本物」を以下のように定義した。
ア 実際のもの
イ 児童の本心(話したいこと、聞きたいこと 等)の表現
 実際に自分の口の中に入ったり,手に入ったりする本物があると,児童の本気度が圧倒的に高くなった。できる限り実際の物を活動に取り入れて実践することが望ましい。
 児童が本当に話したり,聞いたりしたいことは何なのかを見極めて,目的意識をはっきりもたせることができれば進んでコミュニケーションを図ろうとすることも明らかになった。またコミュニケーションをとる相手は学級の友だち,ALT(外国の人),先生,家族,上級生(6年生)と様々に活動を設定することができる。
 終末の本気になれる本物を取り入れたコミュニケーション活動にいたるまでに,スモールステップで慣れ親しめる活動を設定していくことは有効であった。(児童の活動の様子や自己評価から)
 Hi,friends!1に示されてある活動はあくまでも例であり,それをアレンジしたり,あるいは別の活動に置き換えたりして,いかに児童の興味関心をひき,楽しく活動できるようにしていくかが,児童の普段を知っている担任の工夫できるところであると考える。できるだけルールが分かりやすく,おもしろいゲームを組織する。また,表現を繰り返し聞いたり,言ったりすることができる活動を引き続き開発していきたい。

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「教科等研究セミナー」 
高学年の外国語活動へつながる中学年における外国語活動の在り方
新潟大学教育学部附属長岡小学校
清野 諒

  文部科学省から「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」が示され,新たな英語教育が本格展開されようとしている。小学校中学年から外国語活動が実施されようとしている中で,現行の学習指導要領にある「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」を図るために,今,中学年で何をしておくべきか。次の3つの手立ての有効性を探ることで,高学年の外国語活動へつながる中学年外国語活動の在り方について検証していく。
1 よりよいコミュニケーションの表現に必要感のもてる交流相手の設定
 本研究では,日常生活や学校生活に関連したコミュニケーション場面や交流相手を設定する。このことにより,必要感をもって様々な相手とコミュニケーションを図る姿が期待できる。
2 ALTやHRTのモデルを基に話し合い,よりよい表現の視点を選択する場の設定
 本研究では,ALTやHRTのモデルを基に,よりよいコミュニケーションの表現について話し合う活動を組織し,よりよい表現の視点を選択する場を設定する。このことにより,自分の目指すべき姿について見通しをもち,積極的にコミュニケーションを図る姿が期待できる。
3 よりよいコミュニケーションの表現について,相互評価する活動の組織
 本研究では,よりよいコミュニケーションの表現ができているか,仲間と相互評価する活動を組織する。このことにより,自分の表現のよさを確かにしたり,相手の表現のよさを理解したりすることができる。このような児童には,自分の表現に自信を付けたり,新たなコミュニケーションの視点に気付いたりする姿が期待できる。
これらの手立ての有効性を検証していくことにより,「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」を図るために,中学年外国語活動で大切にしたいことを探っていく。

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「教科等研究セミナー」 
ジャンル準拠ライティング指導における効果的なフィードバックの在り方
聖籠町立聖籠中学校
杉ア 勝彦

 1 研究主題設定の理由 
 ライティング指導においては教師が添削指導に多くの時間を費やすものの、生徒のライティング力が高まった・効果があったと実感することがない。理由として、生徒が書く時点とフィードバックを受ける時点との間には時間差があり、生徒の記憶が薄れていることと、教師サイドで改訂方法をすべて指示するので生徒が再考する必要がないことが挙げられる。
 この状況を踏まえて、以下のようなフィードバックをすることで、生徒は自分の思いや考えを含んだまとまりのある文を書くことができると考え、本主題を設定した。
〈フィードバックの在り方〉
@ピア・フィードバック
 ピア・フィードバックを行うことによって生徒は読み手を意識し、生徒同士で生徒の目線からアドバイスを与え合っていくことで、書く意欲を高めることができる。また、コメントする際は2stars and a wish(2つの良い点と1つの改善点)の双方を指摘するように指導する。グループ構成も工夫する。
Aティーチャー・フィードバック
 各生徒に応じたフィードバックを授業内で行う。直接的フィードバックとは、主に生徒の書いた文章での使用語彙や文構造などの誤りに対して直接修正を与える方法である。学力が低位の生徒に効果的である。一方、間接的フィードバックは、誤りに対して下線を引いたり、あらかじめ定めた記号等を書き込むことで、生徒が自分で考えて誤りを発見し、修正していく方法である。
2 研究仮説
 生徒がモデリングから獲得した「構成」「内容」「言語」を参考にしながら書く練習タスクを設定し、評価基準表を基にピア・フィードバックで改善の方向を明らかにし、ティーチャー・フィードバックを与え、修正したり加筆したりすれば、生徒はまとまりのある文章を読み手や書く目的を意識しながら書くことができるであろう。

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「教育実践」
ボトムアップのリスニング指導で文法の定着を図る工夫
〜ディクテーションとディクトグロスを通して〜
長岡市立岡南中学校
藤塚 久美

 主題設定の理由
1 聞く力を高めながら,定着しにくい文法事項の指導を効果的に行いたい。
2 段階的な指導を経て複数の技能を統合した言語活動を行い,実践的コミュニケーション能力を高めたい。
主題に迫る手立て
1 帯学習として毎時間ディクテーションを実施。
2 生徒の明示的な気づきによる文法知識の定着を促進する働きかけ。
3 単元のまとめとしてディクトグロスを実施。
 1)どの習熟度の生徒も一定の成果をあげるための教材の工夫。
 2)ディクトグロス後の活動を充実させ,文法知識の定着を高める工夫。
成果と課題
1 英語を得意とする生徒がディクトグロスに大変好意的な反応を示し,文構造や言語形式に焦点を当てた学習を行うことができた。
2 一方,英語を苦手とする生徒には課題が難しく感じられ,ほとんど成果が見られなかった。
3 現在実践中の第2実践で,特に手立て3を工夫し,ディクトグロスという活動の可能性を探りたい。

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「教育実践」
モデルの分析とパラレルな課題を通して,書く力の高まりを実感できる授業
新潟市立白根北中学校
山口 麻子

  すべての生徒に「自分にもまとまりのある文章※1を書くことができた」と実感させたい。これまで,自分の作品を仕上げ,読み手に伝える場面を学習課題として設定してきたが,「まとまりのある文章を書くことができた」と実感できない生徒の姿が多く見られた。生徒にモデル文を提示しただけでは,提示したモデル文のどこをどのように活用してよいかが分からず,ねらいに合った文章を書くポイントが理解されていなかったのである。そこで,モデル文を提示した後に生徒にモデルの分析※2をさせ,書くべき文章の型を明らかにしたり,明らかにした型を活用できるようにするために,パラレルな課題※3を設けたりした。その結果,生徒は自分の考えをまとまりのある文章で書くことができるようになり,一人ひとりに書く力の高まりを実感させることができるようになった。
@ モデルの分析
 モデル文を生徒自身に分析させる活動を通して,書くべき文章の型(構成・内容・言語)を明らかにする。明らかにした文章の型は,同時に評価の観点となり,生徒が評価の観点と基準を理解し,一貫した基準で学習を進めることができる。
A パラレルな課題の設定
 自分の作品を書く段階と総括的評価の前に,全員が同じ課題で練習する段階を設ける。実際に書くことで,文章の型をさらに理解し,自分の作品や総括的評価に向けてのスモールステップを踏むことができる。形成的評価を通して,その段階での成果と課題を生徒自身が把握し,学習に役立てることもできる。
※1「まとまりのある文章」とは,テーマに基づいて文と文の順序や相互の関連にも注意を払い,全体として内容に一貫性のある文章のこと。
※2「モデルの分析」とは,生徒に書いてほしいモデル文を提示し,構成・内容・言語を生徒自身に明らかにさせること。
※3「パラレルな課題」とは,自分の作品を書く前や総括的評価の前に,全員が同様の型で共通の文章を練習すること。

<参考文献>
・Hyland, Ken. (2004). Genre and second language writing. Ann Arbor, MI: The University of Michigan Press.
・Kuwabara, Aki. (2013) A case of study of genre-based writing instruction to Japanese junior high school. A thesis in partial fulfillment of the requirements for the degree of Master of Education Graduate School of Education Niigata University.


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「教育実践」 自分の考えや気持ち、事実を英語で正しく伝えられる生徒の育成
見附市立今町中学校
徳橋 和人

 本研究は、学習指導要領で示す言語活動の「話す」領域に焦点を絞り、「自分の考えや気持ち、事実などを聞き手に正しく伝えること」ができる生徒の育成を目指したものである。 
  この姿を実現するために、私は4つの手立てを考え、実践を行った。
  1つ目は「音読の工夫」である。生徒の中には英語を使って会話をしようとすると、怖じ気づいてしまったり、恥ずかしがって流ちょうに話せなかったりする姿が見られる。自分の考えを相手に伝え、自分が知っていることを知らない人に伝えるには、まずは声量やコミュニケーションを図ろうとする態度が必要だと考え、様々な読み方で楽しく英文を読む方法を試みた。
  2つ目は「Q&Aリストを用いて、定型の疑問文に答える練習」である。聞き手はリストを見ながら練習し、慣れてきたら答えの英文を見ずに、話し手を見ながら英語で対話するようにした。また、話し手も英文を自分の聞きたいことにアレンジしたり、プラスワンの文章を加えて会話を持続、発展させたりするように促した。
  3つ目は、「円滑に会話をつなげるためのスキルを身に付けること」である。相手に自分の伝えたいことが上手く伝わらないことは実際の会話でも多く起こる。そんな時に、どのように会話をつなげば良いかを知り、相手の立場に立って会話を続けることを学習した。 
  そして最後は、「ペアによるインタビュー活動」である。授業内にペア活動を主体としたインタビュー活動を意識して取り入れると同時に、生徒の興味・関心をひくテーマ設定にしたり、インフォメーションギャップのように必要感に迫られるような課題設定を行ったりする事で、話す力の育成を目指した。
  「正しさ」については、中学校の英語学習初期においては内容面を重視し、学習が進むにつれて文法面も求めていくものとして実践を行った。これらの手立てを講じて、生徒の姿が目標とする姿にどの程度、近づいているのかを検証する。

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「教育実践」
「できる」「わかる」を実感し,進んでコミュニケーションを図ろうとする児童の育成
〜活動に必然性をもたせ,自分の伸びを実感させるための授業改善〜
柏崎市立高柳小学校
白井 啓太

 外国語活動における「楽しさ」の一つは,慣れ親しんだ英語が「話せる」こと,「聞ける」ことであると考える。文科省の直山木綿子調査官は,平成23年度に実施された「外国語活動実施状況調査」の結果から,外国語活動の授業が,ゲーム等で終わってしまっており,外国語を用いたコミュニケーションにまで至っていないと述べている。私のこれまでの実践においても,児童が考える「楽しさ」は,ゲーム自体がもつ「楽しさ」であり,英語への興味,関心につながる「楽しさ」ではなかった。それは,外国語活動の授業のねらいが児童にとって明確でなく,何ができればよいのかよくわからないまま授業に臨んでいたためだと考えた。この、課題を踏まえ,以下の2つの手立てで授業改善を行った。
ア 児童が英語を使いたいと感じる必然性のある単元構成
 反復練習ではなく,児童が「話してみたい」「聞いてみたい」と思うような活動を用意し,その中でターゲットイングリッシュや発表に必要な英語表現を獲得していくような単元構成がよいのではないかと考えた。このことが,児童の英語に対する意欲が向上し,積極的にコミュニケーションを図ることへつながることが期待される。
イ 学習の伸びを実感できる評価シートの工夫
 できるようになったことやがんばったことを記録できる振り返りシートを工夫する。記録することにより,自分の伸びを実感できる。そのことが,自信をもつことにつながり,英語への意欲,関心が高まると考える。
 以上の2つの手立てを講じ,児童に,以前の自分と比べて伸びていることを感じさせていきたい。また,覚えた英語で友だちやALTとかかわる楽しさを味わわせていきたい。児童にこのような楽しさを感じさせることにより,日常生活においても,様々な人と進んでコミュニケーションが図れる児童が育つだろうと考える。

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「教育実践」 
目的意識をもち,進んでコミュニケーションを図ろうとする児童をめざして
〜「伝えたい」「聞きたい」,自己表現と他者理解を体験する外国語活動〜
新潟市立小針小学校 
山田 里恵子

 外国語活動における自ら学ぶ姿とは,慣れ親しんだ外国語を使って自らの思いを相手に伝わるように工夫してコミュニケーションを図ろうとする姿である。しかし,高学年における週1時間の外国語活動だけでは容易なことではない。簡単な語彙や表現を使ったコミュニケーション活動の実際は,伝えたいことをどのように表現すればいいのだろうと戸惑ったり,一方通行になったりする姿が見られる。そこで,この姿を打破するために,以下の「授業を行う上で大切な4つのポイント」を踏まえた授業が有効と考え,授業を展開することとした。
【活動設定】単元で扱う語彙や表現等に出会う場面の設定
【気付き】言語や文化について気付くような活動の設定
【慣れ親しみ】児童が繰り返し話したり聞いたりしたくなる活動の設定
【コミュニケーション】児童が単元で扱う語彙や表現等を話したり聞いたりする必然性
のある活動の設定
 本研究では,上記の4つのポイントを踏まえ,目的意識をもち,進んでコミュニケーションを図ろうとする児童を育成するために,単元の活動構成のあり方に主眼を置き,実践を通した。
ア 言語や文化についての気付きをコミュニケーション活動で生かすことができるように,慣れ親しむ活動と言語や文化について気付く活動をスパイラルさせて構成する。
イ 単元の導入段階で,目指すコミュニケーションの姿を提示し,目的意識をもたせる。
ウ 児童が単元で扱う語彙や表現等を話したり聞いたりする必然性を生むために,児童のオリジナリティーを表出できるようなコミュニケーション活動を設定する。
 上記のように,授業のポイントを踏まえ,児童の実態に合った単元の活動構成を吟味して行えば,単元終末のコミュニケーション活動において,自分の伝えたいことを伝えるために言葉を使ったり,相手の伝えたいことに真剣に耳を傾けたりして,進んでコミュニケーションを図ろうとする児童を育成することができると考えた。

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「教育実践」 
学習者の意欲を高める“Hi,friends!”デジタル教材活用の事例的研究
〜小学校外国語活動における英語劇活動を通して〜
新潟市立上所小学校
林 俊行

 

 本研究は、文部科学省が作成した“Hi,friends!”デジタル教材の電子紙芝居を用いて、学習者同士が協働して英語の物語の台詞を聞き取り英語劇を行う教育実践とその評価を行った。

 「教育の情報化ビジョン」(文部科学省2011)において、主に教員が子どもたちに指導するためのデジタル教科書を指導者用デジタル教科書、主に子どもたちが個々の情報端末で学習するためのデジタル教科書を学習者用デジタル教科書として定義づけられた。指導者用デジタル教科書を活用することについては、多くの研究から学習者の理解度や楽しさ・満足度を高めることが明らかにされている。一方、学習者が主体的に活用する学習者用デジタル教科書についての研究や実践の報告は少なく、平成23年度から施行された小学校外国語活動においての活用に関する研究や実践はほとんど検討されていない。

 以上のことにより、本研究は、小学校外国語活動において、学習者が主体的にデジタル教科書を活用する効果の検証を目的とした。なお、小学校外国語活動は各教科としての扱いではなく、文部科学省が作成した“Hi,friends!”は教材扱いとなっている。しかし、全国の公立小学校の96%が“Hi,friends!を活用しているという実態から、本研究では“Hi,friends!を教科書として捉え、“Hi,friends!”デジタル教材をデジタル教科書として定義する。

 研究の方法として、調査対象を公立小学校6学年(35名)に、週に1単位時間の授業を3時間行った。学習単元は、『Hi, friends! 2 Lesson7「We are good friends.」』を取り扱った。桃太郎の昔話を、英語やジェスチャーを用いて劇をすることが内容である。また、デジタル教科書は、デジタル教科書のデータをSDカードに移して、タブレット型端末で起動するようにした。

 その結果、学習者は協働してデジタル教科書の電子紙芝居の英語を聞き取り、その英語をもとにして、劇を行った。発音については、ALT1名と中学校英語教諭2名から、適当であると評価された。また、林ら(2013)による外国語活動へのアンケート調査、ARCS動機づけモデルに基づくアンケート(松崎2008)により、5%の有意水準で優位に向上がみられた。したがって、学習者が主体的にデジタル教科書を活用することは、外国語活動における学習者の意欲を高めることが期待できることが明らかとなった。

【参考文献】

「小学校外国語活動におけるタブレット型端末の音声認識機能による翻訳活動に関する事例的研究」林俊行・水落芳明・桐生徹・神崎弘範 日本教育工学会論文誌,36巻-Suppl,pp.45-48. 2013

「基礎的知識の定着と自己調整学習力を培うことを目的とした総合的な学習の時間の授業実践とその効果−ポートフォリオを教授ツールとして活用して−」松崎邦守 日本教育工学会論文誌,32巻-Suppl,pp.149-152. 2008


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「教育実践」 
意欲的に「話す」「書く」活動に取り組む生徒の育成  
〜学び合いの活動を通して〜
阿賀野市立京ヶ瀬中学校
富樫 慶

  英語を学習していく中で、自分の伝えたいことを英語で表現できること、つまり、英語で話したり書いたりできることが大切だと考える。なぜなら、英語が話せた、書けた、ということが実感できると喜びを感じ、学習意欲にもつながるからである。しかし、英語が苦手な生徒にとって、これまでの教師主導の一斉指導だけでは、受け身になってしまったり、学習内容がきちんと理解できなかったりして、これらの力を伸ばして学習意欲につなげることは難しい。
 そこで、グループでの生徒同士の学び合いを取り入れることで、英語を話す、書くことに自信をもたせ、意欲的に学習に取り組む生徒を育成したいと考えた。本研究では、1年生の自己紹介活動(実践ア)、グループでのクイズ活動(実践イ)において以下の手だてを講じ、実践を行う。
 手だて@として、個で書いたり話したりした英語を、生徒同士で相互評価やアドバイスをしたり、より良い内容になるように、グループで話合いをしたりする場面を設定する。
 手だてAとして、生徒同士での相互評価、アドバイス、話合いをもとに、自分の表現を振り返り、修正したり深化したりする場面を設定する。
 手だてBとして、修正、深化した表現を発表する場面を設定する。
 個で書いたり話したりした英語を、お互いに評価やアドバイスをしたり、話合いをしたりすることで、自分の英語を振り返り、より良い内容にすることができ、それを発表することで自信につながると考える。また、仲間に評価やアドバイスをする場面を設定することで、学習への意欲付けになり、より主体的に学習できると考える。
 実践アにおいては、ワークシートやアンケートの結果、授業の様子などから生徒が意欲的に活動に取り組む姿が多く見られたので、学び合いによる上記の手だては有効であった。
 実践イにおいては、これからの取組になるので現段階では検証にいたっていない。実践アの取組とも比較しながら検証していきたい。
 今後は、実践を重ねていき、学習意欲や表現力の向上に、より有効な学び合いのスタイルを探っていきたい。

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「教育実践」 
小中連携によるローマ字を活用した文字指導単元の開発研究
南魚沼市立大和中学校
廣川 統

 

 本研究では、小学校外国語活動におけるローマ字を活用した3時間からなる文字指導単元を開発した。単元を通して、ローマ字(日本語)と英語の違いについて気付くこと、アルファベットがもつ音に慣れ親しむこと、及びローマ字の定着が目標である。

 1時間目は、ローマ字がアルファベットを使用して日本語を表していることを学習した。そして、アルファベットには名前と音があること、ローマ字が母音と子音から構成されていることを学習し、子音の発音練習を行った。2時間目は、ヘボン式ローマ字について音からその意味を学習した。そして、ローマ字では使用されない4文字のアルファベット(子音)を加え、適宜日本語の音との違いを学習した。3時間目は、日本語と英語の母音の違い、リズムの違いなどを学習し、ヘボン式で自分の名前とクラスメイトの名前を読んだり書いたりする学習を行った。

 分析には、言語に対する意識の変容などを見るアンケート、ローマ字テスト、英単語の読みテスト、英語の音を認識する力に関するテストを用いた。また、学習者及び授業参観者へのアンケートを実施し分析を行った。

 その結果、本研究で開発された文字学習単元のプログラムは、児童から好意的な反応が得られ、英語の音を認識する力の向上に一定の効果があることが示唆された。また、ローマ字の読み・書き及び英語の単語の読みにも一定の効果があることが示唆された。

 本研究の文字学習プログラムは、ローマ字の活用という点で小学校国語科との連携が、また、英語の音を認識する力を高める文字指導という点では中学校外国語科との連携の可能性が期待される。


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小学校外国語活動におけるタブレット型端末活用の効果に関する事例的研究  
〜英語劇シナリオづくりにおける音声認識翻訳活動を通して〜
上越教育大学教職大学院
林 俊行

  本研究では、音声認識機能による翻訳読み上げソフトを実装したタブレット型端末により、学習者自身が日本語の台詞を英語に翻訳して英語劇を行う教育実践とその評価を行った。日本の昔話の台詞を、英語に訳して劇を行う。英語の翻訳は、4人で構成された班に1台ずつ計6台タブレット型端末(以下、iPad)を配付し、担当する台詞をiPadで英語に翻訳する。ジェスチャーを交え、チームで発表する。英語に翻訳したり発話練習したりする様子をVTRに記録し翻訳する様子を分析したり、学習者や教員に対して授業実践の事前と事後に質問紙調査を行い意識の変化について分析したりした。

その結果、学習者が英語に触れる回数を確保でき、外国語活動に対する意識が高まるなど学習者が相互に学び合い学習を進める小学校外国語活動の可能性が示唆された。また、教師が自ら英語を発音したり、翻訳したりすることの少ない学習デザインが、小学校外国語活動に対する教員の負担感を軽減することが期待できるようになった。

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