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上越

「教育実践」
その気にさせてハードトレーニング
〜内発的動機付けを高め、主体的に活動に取り組む選手の育成〜
上越教育大学大学院 小千谷市立小千谷中学校
山本 仁士

 1 研究の概要
 学校教育活動として運動部活動を捉えた場合、生徒の自立や相互の連帯感、社会性の育成など、「人間的な成長」を目的として活動が行われるべきである。しかし、実際には、大会で勝利することを、指導者も保護者も、そして選手も一番に考えているという現実があるのではないか。それ自体を否定するのではなく、二つのニーズを高いレベルで融合させようと試みた。「競技力向上」には「人間的成長」が欠かせない。「人間的成長」が「競技力向上」につながるという考えのもと指導をしてきた。また「人間的成長」は曖昧な表現であるため、この研究においては、「人間的成長」を、「自ら適切に目標を設定し、仲間と協力してその目標達成に向け、主体的に活動する」という、「内発的動機付けを基にした自立型人格形成」とした。駅伝指導において、特に以下を意識して活動をしてきた。指導方針を一言で言うと「その気にさせてハードトレーニング」である。
 (1)選手を「その気」にさせるために(内発的動機付けを高めるために)
  @ 目標設定能力の向上
  A 小さな成功体験を積み上げること(自己肯定感・有用感・自尊心を育てる)
  B 連帯感の中で努力を継続させること
 (2)競技力を高めるために
  @ 様々な運動を組み合わせた「クロストレーニング」の考えで、「運動量」を確保
  A 「ドリル」化することで、生徒が自主的に取り組みやすくする工夫
  B 合宿や高地トレーニング、ウッドチップコース作成など練習環境の工夫
2 成果と課題
 選手をその気にさせる、つまり内発的動機を高めることにより、主体的に連帯感をもって練習に取り組むことでできた。その結果、練習効果が上がり、選手の潜在能力を引き出すことにつながった。もちろん「内発的動機の高まり」だけではなく、「効果的な練習方法」そのものも研究を続けてきた。平成26年には新潟県としては史上初となる全国駅伝準優勝という成果を上げることができた。また高校進学後も競技を続ける選手が多く、活躍している。さらに地元陸上競技協会と連携し、県縦断駅伝や県女子駅伝などの陸上競技協会主催の大会にも多くの選手が活躍していることで、選手の自立型人格の育成、地域とのつながりを感じる。
 これからも「駅伝」のもつ魅力を大切にしながら、人材を育成し、地域に貢献していけるよう、研鑽を積んでいきたい。

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「地域教育プログラム」
豊かな自然環境への感謝と貢献意識を高める子ども
上越市立和田小学校

 〇学校・地域の課題
 当校では、恵まれた自然環境下で教育活動が営まれてきた。しかし、前年度踏襲で大人主体の活動が進み、子どもの探究意識が途切れ、主体性が育っていなかった。
〇地域教育プログラムの概要
 地域要請事業の教育的価値を見直し、川の環境保全との関連付けを図りながら単元を再構成した。
〇成果
 学校と地域の活動目的を合致させ、子どもの新しいことへの挑戦エネルギーを引き出しながら、教育活動の充実につなげることができた。

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「サークル活動」
くびきのNET SKY
上越市立南川小学校
姥貝 栄次

  上越地区(くびきの)に勤務する教員が集い、フェイス・トゥ・フェイスで研鑚を積んでいます。勤務校は離れていますが、「くびきの」の空がつながっているように、互いの心は一つにつながっていたいという願いを込め、サークルの名称を「くびきのNET SKY」としました。
 サークル活動の目的は、指導力の向上を図り、教師としての力量を高めることです。会員数が少ないため全体で研修する教科・領域等を限定せず、会員一人一人が自分で研究テーマを決め、学習指導・生徒指導・学級経営などの研究をしています。また、会員相互の親睦を図り、人的ネットワークを広めることもねらいとしています。
 今年度は、社会科、情報教育の実践について検討し、研修を重ねています。

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「教育実践」
正しい発音・強勢・イントネーションを身に付ける指導の工夫
〜ペアによる学び合い活動を通して〜
上越市立春日中学校
太田 智哉

  航空産業の発展や通信技術の進歩に伴い、日本国内外を問わず、様々な国の人々と国際共通語である英語を媒体としてコミュニケーションをとる機会が増えてきた。英会話においてコミュニケーションが成立するためには、相手の話す内容が理解できること、自分の話す内容が相手に伝わることの条件が必要になる。そこで、重要な要素であると考えたのが発音・強勢・イントネーションである。相手がどんな語彙を使っているのかを具体的に聞き分ける力を身に付けるためには、自分自身がその語彙を正確に発音できなければならず、また相手の話す内容が意図することを理解するためには強勢・イントネーションの用法が正しく理解されていなければならないと考えている。
 しかし、発音・強勢・イントネーションに関する具体的な指導法が確立されていないこと、従来の中学校の英語教育で音声面が軽視されてきたことを挙げている研究者がおり、日本の英語教育において音声に関する指導が適切に行われているとは言えない状況があると考える。私自身もこれまでの授業を振り返ったところ、リスニング指導や発音指導にあまり時間をかけていなかったように感じている。年間指導計画に沿って教科書の内容を淡々と進めることが多く、実践的なコミュニケーションの力を身に付けるために必要な要素を私自身も軽視していたことに気付いた。
 この課題を解決すべく、限られた時間の中で行うことができ、より効果的な音声指導を目指したいと考えた。ただし、教師1人が数十人の生徒に対して個別に音声指導を行うには限界がある。そこで、生徒による学び合いの視点を取り入れ、複数人が同時に発音、強勢、イントネーションを学ぶことができる指導法を提案したい。

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「教育実践」
一人一人の主体的な学びを引き出す算数指導の工夫
〜「数と計算」領域において、問いを共有化していく解決過程〜
上越市立和田小学校
荒井 達弘

  授業の質的な改善を目指し、「主体的・対話的で深い学び」の具現化が望まれる。「数と計算」領域の単元では、教師が筆算の仕方を教え、その後は習熟問題を解決する授業が多かった。子どもの意欲や技能に差があることも課題だった。そこで本実践では、「主体的な学び」に焦点化し、「数と計算」領域の授業において、子どもの思考を予想した以下の二つの解決過程を取り入れることにした。
1 「誤答、非効率的な解法の提示」による筆算の仕方の確認
 教師が誤答や非効率的なやり方を全体の場で示す。子どもが考えそうな誤答に焦点をあて、誤りに気付かせていく。アルゴリズムの確認をすることで、大事なポイントを把握し、難しい筆算も自力解決できるようになった。内容によっては、簡単な学習問題を出し、意味理解の定着と習熟を図ることもある。
2 虫食い算の設定と提示による問いの共有化
 アルゴリズムを確認したところで、あえて少し難度の高い虫食い算を子どもに提示する。これにより、子どもは数の関連性に目を向け、異なる式もできないか意欲的に思考を始める。数の感覚を自然に養うことにもなる。

 自分自身も苦手にしていた「数と計算」領域において、こうした2段階の解決過程を取り入れることにより、主体的に算数の学びに取り組む子どもの姿を表出させることができた。今後も算数の楽しさを味わわせるために、授業の質的改善を着実に進め、「主体的・対話的で深い学び」の具現化を図っていく。

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「サークル活動」
くびきのNET SKY
上越市立南川小学校
姥貝 栄次

 上越地区「くびきの」に勤務する教員が集い、フェイス・トゥ・フェイスで研鑚を積んでいます。勤務校は離れていますが、「くびきの」の空がつながっているように、互いの心は一つにつながっていたいという願いを込め、サークルの名称を「くびきのNET SKY」としました。
 サークル活動の目的は、指導力の向上を図り、教師としての力量を高めることです。会員数が少ないため全体で研修する教科・領域等を限定せず、会員一人一人が自分で研究テーマを決め、学習指導・生徒指導・学級経営等の研究をしています。また、会員相互の親睦を図り、人的ネットワークを広めることもねらいとしています。
 今年度は、算数科、英語科の実践について検討し、研修を重ねています。

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「教科等研究セミナー」
習得した知識・技能を活用する児童をはぐくむ理科指導
燕市立燕東小学校(上越教育大学大学院)
橋本 直信

  中教審の教育課程企画特別部会は、新しい時代に必要となる資質・能力の1つとして、「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」を挙げている。つまり、習得した知識・技能を活用する力が求められている。私は、次の2つの手だてを用いて実践を行った。
1 児童に見通しをもたせる課題提示と教具の工夫
 私の今までの経験では、習得した複数の知識を組み合わせて考える問題や日常生活に置き換えて考える問題になると、答えられない児童が多かった。これは、児童が学習した知識・技能をどう使っていいのか見通しをもつことができていないことが原因であると考えられる。児童は見通しをもつことができれば、課題解決に向かうことができる。そのためには、課題やその提示方法を工夫し、見通しをもたせる必要がある。また、課題を解決するためのツール(教具)があればなおさらである。そして、課題を解決していく中で、習得した知識・技能が課題の解決に役立つよさや日常生活との結びつきを実感することができると考えた。
2 自分の考えを深める3つの説明活動
 1つ目の説明活動は、個人➡班(教師)➡全体とスモールステップで行う説明活動である。班での話合い、または教師への説明を挟むことで、自分の意見に自信がもてなくても、班の友達の意見を聞いて自信を得たり、意見を変えたりしながら自分の考えを確定することができる。2つ目の説明活動は、ネームプレートを活用し、自分の立場を示して行う説明活動である。ネームプレートを活用することで、全員が自分の立場を明確にし、課題解決を行うことができる。3つ目は、班で協力し、全員が参加する状態を作り出す説明活動である。教師に説明し、合格をもらわないと実験できないというルールを作る。教師に説明する際、班の誰が指名されても説明できるようにしておくことを事前に話し、他人事ではいられない状況を意図的に作る。
 以上の3つの説明活動を状況に応じて選択したり、組み合わせたりすることで、自分の考えを深め、習得した知識を活用する力をはぐくむことができると考えた。

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「教科等研究セミナー」
考えを可視化し、文章構成の検討を促す「思考ツール」を活用した感想文指導
上越市立稲田小学校
伊藤 和人

 これまでの自身の指導を振り返ると、児童が自分の考えや主張を書き表したり他の情報と比較して異同を述べたりすることに、課題があった。また、書きたいことをどのように書いてよいか分からない児童もいた。これらは、書く内容に関する思考の方法や手順を学習する機会が少なかったことに起因する。感想文を書く前に「思考ツール」を活用し、自分の思いや考えを可視化してまとめることで、文章構成を考えて感想文に書き表すことができるようになると考えた。そこで、感想文に焦点化して書く力の向上を図った。
 「思考ツール」は、使い慣れてくることで児童にとって使いやすいように変更したり、文章構成を考えたりしやすい容易なものとなる。自分の思いや考えを可視化させ、より多く書き出すために「イメージマップ」を用い、順序や内容といった文章構成を考えさせるために「ボーン図」を用いた。
 2種の「思考ツール」を使って書かせ、児童の書いた感想文を、@相手や目的に合わせ、テーマに沿って一貫した内容で書いているか、A学んだ知識や考え方・見方を、比較・関連・分類させるなどして書いているかの2つの観点で評価した。
 実践から、「イメージマップ」は事実と感想や考えを分けて書くように二重円で可視化することで、書く内容を整理しやすいことが分かった。また、「ボーン図」は習熟が必要であるが文章構成を考える手だてとなることが分かった。これら2つの「思考ツール」を連動させて用いることで、関連して書く、分類して書くことを意識化できることが分かった。
 一方、「イメージマップ」から「ボーン図」へと移行する際に、書く目的が薄れてしまう様子が見られた。思いや考えを可視化するためには有効であるが、書くことに苦手意識のある児童には手間となってしまうことが原因である。どのように書き換えていくのか、どのような手だてをとるべきか今後探っていきたい。

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「教育実践」
自分に合ったよりよい動きを考えながらかかわり合う子どもの育成
〜4スタンス理論を活用した短距離走とハードル走の実践〜
上越市立春日小学校
宮田 泰人

  陸上運動では、技能の向上が記録の向上に直結する特性がある。1学期に行ったリレーの学習では、バトンパスの練習に加え、4スタンス理論を用いた短距離走の走り方の指導を行った。個々に動きを意識して練習をして、多くの子どものタイムが向上した。しかし、個々の子どもの意識にまかせた学習が主になったことが課題として残った。そこで、ハードル走の単元において、4スタンス理論に基づく視点をもとに、友達とのかかわり合いを設けた。そうすることで、ハードルの技能向上に加え、ハードリングに関する思考も深まると考えた。
 具体的に以下の3つの手だてを講じた。
1 一人一人に合った場とグルーピングの設定
 子ども一人一人の体格からそれに合ったハードルの高さやインターバルの長さの目安を示し、実際に走らせ、体格に合ったハードルの練習コースを決める。また、4スタンスで同じタイプの友達とグループにして練習する。
2 身に付ける技能の段階的な授業展開
 「1台目の入り方」「振り上げ足の使い方」「抜き足の使い方」「上体の上下動の抑え方」など、子どもの実態と意識を大切にしながら、課題を設定する。
3 友達とかかわり合うための視点の明確化
 「1台目のハードルまで何歩か」「振り上げ足が真っ直ぐ上がっているか」といった一般的な視点と、4スタンス理論に基づくタイプ別の視点を場面ごとに提示し、それを基に見合う活動を進める。
 実践の結果、子どもがハードルの動作を見る視点がより明確になり、具体的なアドバイスをし合う姿が見られた。また、自分に合った動きの具体的な記述が多く見られた。そして、50mハードルのタイムが向上し、ハードリングのフォームが改善する子どもも多く見られた。

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「教育実践」
自己表現への自信と意欲を高めるペア活動と協働学習の工夫
上越市立吉川中学校
久保 成毅

  昨年度行った自己表現活動の様子から、多くの生徒が対話をしたり、その場で考えを述べたりすることができないことが分かった。もう一つの課題として、自己表現活動を行う上で、英語に自信をもてなかったり、意欲的に参加できなかったりする生徒が多くいた。原因として、その活動を見通した自己表現活動を段階的に行っていなかったことが考えられる。また、生徒が実際に英語を使って対話をする機会が少なかった。したがって、生徒は英語での会話に慣れていなかったり、やり方が分からなかったりした可能性が高い。また、生徒同士で教え合ったり、考えを深めたりする協働の場面がほとんどなく、生徒が自分の知識を使わずにいた。さらに、昨年行った自己表現活動の内容が生徒自身にとって意味があり、魅力的な活動になっていなかったと思われる。以上のことから、本実践では以下の研究仮説を立て、次の手だてを講じた。
 研究仮説:ペア活動で対話練習を日常的に行い、協働する場面を設け、生徒自身による自己表現活動への意味付けを行えば、英語の対話に対する生徒の自信や意欲は向上するであろう。
 手だて1 日常的なペア活動
 Who Am I? クイズを様々なパターンで行い、聞き手を意識した初歩的な対話練習を行った。この対話練習の延長に、My Projectの活動があるように活動の内容を工夫した。
 手だて2 協働的な学習場面の設定
 基本の対話文は暗唱させ、テストをした。その際、必ずジェスチャーをつけさせた。ジェスチャーなどはペアで考えさせた。そして、暗唱で忘れてしまうときは、ジェスチャーを交えて教え合わせた。
 自己表現活動(有名人とインタビューする人に分かれて、英語でインタビュー活動をする)の内容はお互いにアイデアを出させた。聞き手にとっておもしろく、分かりやすい内容になるようにお互いに工夫するように指示をした。そして、活動が全て終わった後には、振り返りを行い、より良い発表になるようなアイデアを共有させた。
 手だて3 自己表現活動への自己関連性
 学期末に行った自己表現活動ではインタビューをする相手として、生徒が興味のある有名人をペアで選択させた。また、その人物に近付けるための衣装やお面なども用意させ、より実際のインタビューに近付けるようにした。
 自己表現活動後に英語のスピーキングに対する自信や意欲について質問をしたところ、半数以上の生徒が肯定的な回答をした。このことから、生徒は英語を話すことに少しずつ自信を付けてきていることが分かった。

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「教育実践」
理科を学ぶ意義と社会生活とのつながりを考えた授業の工夫
〜理科教育におけるキャリア教育の実践を通した基礎的・汎用的能力の育成〜
新潟県立柏崎翔洋中等教育学校
石田 渓介

  現代の生徒が成人して社会で活躍する頃には、生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会や職業の在り方そのものが大きく変化する可能性がある。厳しい挑戦の時代を乗り越え、伝統や文化に立脚し、高い志や意欲をもつ自立した人間として、他者と協働しながら価値の創造に挑み、未来を切り拓く力が必要になってくる。そのために、学校教育を通じて、組織的・体系的なキャリア教育の必要性が挙げられている。
 キャリア教育の中でも、私は「基礎的・汎用的能力」の育成が重要であると考えている。「基礎的・汎用的能力」として、多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら、自ら主体的に判断してキャリアを形成していく力(キャリアプランニング能力)や、仕事をする上での様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立ててその課題を処理し、解決することができる力(課題対応能力)などが挙げられる。これらは、学校教育の中ではもちろん、学校教育の後に迎える社会生活に欠かせない力であると考える。
 本校中学校2年生は「今やっている理科の学習は自分の将来や社会生活に役立つと思いますか」という質問に対して、36%の生徒(81名中26名)が「役立たないと思う」「あまり役立たないと思う」と回答している。その理由としては、「自分の将来就きたいと思う職業(文系)とのつながりを感じない」「一部の職業では役立っても、他の職業では役立たない」「理科の公式を知っていても普段の生活で考えることはない」などが挙げられた。約1/3の生徒が、学校での理科の学習と社会生活とのつながりをイメージできていないと感じている。
 そこで、本研究では、理科の学習において、キャリア教育の視点を取り入れ、観察・実験の場面で、理科と社会生活とのつながりを考えさせながら授業を展開していくことで、生徒に「基礎的・汎用的能力」を身に付けさせることを目指した。

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「教育実践」
論理的思考を伴う読解指導のあり方
上越市立稲田小学校
北澤 慶介

  叙述に即して文章を読むことは,物語文を読んでいく上で大切なことである。しかし,時系列で語られることの多い教材文の読解は,内容の読み取りに終始してしまう傾向がある。このような指導では,児童に他の作品を読むための力を付けていくことは難しい。他の作品で活用できる読みの力を育てるためには,物語文の読み方を教えなければならない。
 例えば,物語の構造を理解することで,児童は物語の展開を予想しながら読むようになり,予想と結末の違いを楽しむ習慣を身に付けていく。このように,考えながら物語を読むことは解釈の深化につながり,児童の読解力を向上させていくと考える。そこで,筑波大学附属小学校白石範孝氏の実践である「逆思考」を取り入れた読解指導を参考に,以下の仮説を立てて実践を行う。
研究仮説
 思考ツールとして,逆思考を活用しながら読解することで,児童の論理的思考力は高まり,読解力が向上する。
逆思考とは
 中心人物の心情変化の原因を読み取っていく活動である。結末部分をスタートとして,冒頭部に向かって「なぜ,そのように変化したのか。」を叙述を根拠としながら考えていく手法である。
実践の概要
@ 4年生「3つのお願い」の読解指導において逆思考を取り入れた読解活動を行う。
A 5年生「大造じいさんとガン」の読解指導において,児童が自力で逆思考を成立させるための手立ての有効性を模索する。

<参考文献>
白石範孝の国語授業の教科書 東洋館出版 白石範孝 2012


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「教育実践」
的確な実態把握に基づく個別の指導計画の作成と活用
〜複数教師で行うカード(付箋紙)の効果的な活用〜
妙高市立にしき特別支援学校
長谷川 哲

 1 主題設定の理由
 学習指導要領において、的確な実態把握を行い、個別の指導計画を作成することや個別の指導計画に基づいて行われた学習の状況や結果を適切に評価し、指導の改善に努めること等が示されている。
 しかし、前年度の個別の指導計画を参照した際に、なぜその目標が挙がってきたのかという理由を示す文言が見当たらないことがあった。また、前年度との系統性が十分に吟味されていない指導計画になることがあった。前年度の目標と異なるものになってしまい、担任によって指導の方向性が異なる。
 また、担当以外の児童又は生徒の目標や手立ては、月日が経つにつれ忘れてしまうことがあったり、学期初めに立てられた個別の指導計画を次に目にするのは学期末ということもあったりした。実態や目標、配慮事項を熟知していないがために、児童又は生徒が不適応な行動を取ったり、できていたはずの事ができなくなっていたりすることもあった。このような反省を踏まえ、複数教師で児童又は生徒の実態を捉えたり、定期的に評価し合ったりすることが必要だと感じた。
 以上のことから、本実践では、私が担任している高等部において、カード(付箋紙)を使いながら複数教師で行う実態把握(診断的評価)を中心に、形成的評価や総括的評価についても検討し、その成果を示す。また、生徒の変容やともにチームを組む教師へのアンケートから複数で個別の指導計画を作成することの有効性も明らかにしていきたい。
2 実践方法
 (1)実態把握図を作成する。
 (2)年間重点目標及び配慮事項を設定する。
 (3)各教科等の目標及び手立てを設定する。
 (4)日々の記録を共有し、学期末評価を行う。
 (5)実態把握図及び個別の指導計画の見直しを行う。
3 実践の様子と考察
 実態把握図の作成、目標設定、各教科等の目標と手立ての設定は、それぞれ生徒1名につき1時間半の時間を要した。学級を担任する職員チームの中には、初めてこの方法で行う教師もいたので、多少時間はかかったが、いろいろなアイデアを出したり、確認したりできたので、「これで良いのか。」という不安感を軽減して指導にあたることができるようになった。
 カード(付箋紙)を使用して生徒の実態をチームで共有し、チームで継続的かつ一貫性のある指導を行った結果、生徒は教師の指示や誘導に応じる力や教師に自ら要求する力が高まった。今後も個別の指導計画をチームで確認しながら、生徒の成長を促していきたい。

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「教育実践」 
働く上で必要な力の育成
〜生徒が職場で主体的に考え、意欲的に仕事に取り組む姿を目指して〜
県立吉川高等特別支援学校 
帆苅 健

 1 実践テーマ設定の理由
 当校は、軽度の知的障がいのある生徒たちが多く学んでいる特別支援学校である。職業学級在籍の生徒が多く、卒業後の就労を目指している。
 生徒が現場実習先で働く中、一般企業先から次のような生徒像を求められている。
○素直で元気良く挨拶できる。
○やる気があって一生懸命働く。
○周囲の人とうまくかかわって、自主的に考えながら行動できる。
 これを受けて本実践では、作業学習や校内実習等での清掃活動を通して、「意欲的に仕事に取り組み、周りの状況を見極めながら行動できる生徒」を育てていきたい。
2 本校の作業学習や実習について
 本校の作業学習では清掃・接客・福祉・物流等の作業種があり、3学年の生徒はこれらのいずれか一つを選択履修している。水曜日を除く平日の午後、毎日作業学習がある。水曜日は企業内実習があり、生徒は終日企業で働いている。また、春と秋のそれぞれに校内実習と現場実習がある。校内作業では作業種ごとに分かれて2週間終日働き、現場実習では2週間一般企業や施設で働いている。
3 3学年の作業学習に求められる生徒像
 本校の研究推進計画を受けて、3学年部では次のような生徒の姿を期待し研究を進めている。
○仕事の手順や時間配分を考えながら、効率よく作業を進める。
○周囲の状況に注意を向け、協力し合ったりたり助け合ったりして作業をする。
○周りの人と好ましいコミュニケーションがとれる。
4 実践の構想
 本実践では実践テーマの姿に迫るため、指導内容や手立てに次の要件を考えている。作業の見通し、自ら考える場面と内容の設定、グループ構成の工夫、話合いの場面と内容の工夫、協力・助け合いが生まれる活動内容の工夫などである。
 その要件から、以下の4項目について活動や支援の工夫をしていく。 
(1) 打合せ会、作業場所での調整ミーティング、作業終了後の反省会など、話合いの場の設定や活動内容を工夫する。
(2) 打合せ会や調整ミーティング等で使用するホワイトボードの活用方法など、教材教具の工夫をする。    
(3) 作業場所に応じた仕事の段取りができるような場の保障と清掃活動の工夫をする。
(4) 自信や信頼関係が構築できるメンバー構成の工夫をする。
 1学期が終了した現在、こうした実践を通して、生徒たちには主体的にコミュニケーションする姿が増えてきた。また、作業に工夫が生まれるようになってきた。今後さらに取組を進めて、生徒たちを伸ばしていきたい。

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「教育実践」 
書く力をつける指導の工夫
〜一人一人の書く力を伸ばす意見文指導モデル〜
上越市立稲田小学校
伊藤 和人

  意見文は,考えに合わせて取材をし,必要な情報を取捨選択し,筋道を通して,論を組み立てるといった総合的な文章能力が求められる文章である。子どもたちの総合的な文章能力を身に付けさせたいと考え,意見文指導の仕方について実践を繰り返してきた。国語科の学習において,「読むこと・書くこと」の複合単元は,自分の考えをもち,その考えを伝える方法を学んで書くという学習の流れから,意見文学習を行うために最適な単元であると考える。
 これまでの学習指導を振り返ってみると,『資料の文章を段落ごとに読み取り,要旨をつかんでから,考えをもつ。その考えを活かして意見文を書く。』というような流れで学習を進めていた。文章の要旨をつかむことに時間をかけていたが,意見文を書くことに関しては教材文やモデル文を参考に書いてみようというような指導をしていた。しかし,文章を書くことが苦手な子に対しても,得意な子に対しても有効な指導であるかということに課題が残る。また,子どもたちが学習後に単元でねらった力がついたと実感したり,また書きたいという意欲をもてたりする指導であったかということにも課題がある。
 そこで,「読むこと・書くこと」の複合単元における指導計画を見直し,改善したモデルプランを用いて書く力の伸びが感じられるような意見文指導を工夫していく。獲得させたい技能を含んだモデル文との比較の仕方や,書いた自分の文章を比較させる活動を工夫することで,一人一人の書く力を伸ばす指導方法を探る。

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小学校外国語活動におけるタブレット型端末活用の効果に関する事例的研究  
〜英語劇シナリオづくりにおける音声認識翻訳活動を通して〜
上越教育大学教職大学院
林 俊行

  本研究では、音声認識機能による翻訳読み上げソフトを実装したタブレット型端末により、学習者自身が日本語の台詞を英語に翻訳して英語劇を行う教育実践とその評価を行った。日本の昔話の台詞を、英語に訳して劇を行う。英語の翻訳は、4人で構成された班に1台ずつ計6台タブレット型端末(以下、iPad)を配付し、担当する台詞をiPadで英語に翻訳する。ジェスチャーを交え、チームで発表する。英語に翻訳したり発話練習したりする様子をVTRに記録し翻訳する様子を分析したり、学習者や教員に対して授業実践の事前と事後に質問紙調査を行い意識の変化について分析したりした。

その結果、学習者が英語に触れる回数を確保でき、外国語活動に対する意識が高まるなど学習者が相互に学び合い学習を進める小学校外国語活動の可能性が示唆された。また、教師が自ら英語を発音したり、翻訳したりすることの少ない学習デザインが、小学校外国語活動に対する教員の負担感を軽減することが期待できるようになった。

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