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「教育実践」
「主体的・対話的で深い学びのある授業づくり」
~校内研修の活性化を目指した研究主任としての取組~
新発田市立第一中学校
今野 由紀子

  教育基本法はじめ各種の法令にあるように研修は教職員の必須事項であり、特に校内研修は教職員の研修の中核を担うものである。当校においては、平成26年度に「共に学び合う授業の創造」を研究主題に、生徒同士の学び合いを全教科で成立させるために授業のスタンダード化を図ってきた。そして、新学習指導要領の全面実施をひかえ、平成29年度より「主体的・対話的で深い学びのある授業づくり」を研究主題に、これまでの校内研修の在り方を見直し、活性化を図ってきた。研究主任としての取組は次のとおりである。
1 校内研修活性化のための手だて
(1)モデル授業の提示
 「主体的・対話的で深い学びのある授業」といっても、各教科や領域で受け止めが異なり、具体化に困難が生じる。そこで、研究推進部が自教科で「主体的・対話的で深い学びのある授業」の一例をモデルとして授業公開し、その公開授業に基づいて、研究協議し、理解を図った。
(2)思考ツールの紹介
 「主体的・対話的で深い学びのある授業」の実現のためには、必要な思考のためのツールが必要である。研究主任として、ホワイトボードやワークシート等の各種の思考ツールの使い方を紹介したり、教具を用意したりした。
(3)プロジェクトチームの編成
 中学校においては、教科の壁があり、教科を越えて検討することに苦手意識がある。そこで、道徳の授業において、「主体的・対話的で深い学びのある授業」の具体化に向けて、学年を単位としたチームを編成し、公開授業に向けて検討を進めた。
(4)情報提供の工夫
 情報の共有化に向けて、定期的に研推だよりを発行し、他教科の実践を学ぶことができるようにした。また、職員室の一角に「研究コーナー」を設け、授業実践の様子や最近の研修に係る情報を掲示した。
2 成果と課題
 教職員へのアンケートにより、上記の手だてが研修の活性化に効果があったことが分かった。課題としては、研修のための教職員の時間の確保が挙げられた。「働き方改革」の一層の推進を図りながら、部活動休止日の有効利用や研究推進委員会の効果的な活用が今後の課題である。

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「教育実践」
地域とかかわる学校行事への主体的な参加による子どもたちの郷土愛の育成
柏崎市立鯨波小学校
渡邊 正博

 本校では平成27年度に、学校・地域・保護者で、【鯨波小の目指す子ども像】を協議した。そこでは「たくましさのある子」「大人になっても地域行事にかかわる子」「地域とかかわれる子」の3点が共有された。
 そこで、地域とのかかわりをさらに強く、太くするために、地域とかかわる学校行事「自然体験活動」の見直しに取り組んだ。地域と協議した結果、子どもの自然体験を重視した、ダイナミックな活動を学校・地域が協働して実施することとなった。
 平成28年度、29年度の自然体験活動では、地域の方々と学校・子どもの距離が今まで以上に近くなったことは間違いない。しかし、地域と学校職員が用意し実施する活動であったため、子どもは地域の自然に触れ、地域の良さを感じるにとどまっていた。【鯨波小の目指す子ども像】につながる「郷土愛の育った子(将来、大人になって地域に貢献したいと考え、行動できる子)」になるには、地域の思いを知り、地域の方々と一緒に活動をつくっていくことが必要ではないかと考えた。
 そこで、郷土愛の育った子の育成を目指し、地域とかかわる学校行事や活動の計画段階から高学年の子どもを参画させ、行事に対する思いや願いを共有させていくことにした。そのために教務主任として、下記の二つの取組を行った。
1 学校・地域・保護者の意識をつなぐ「鯨波小学校を語る会」を通して、学校行事の見直しを図る。
2 地域と関わる学校行事や活動において、高学年の子どもが企画立案の段階から主体的に参加できるように地域との交渉や調整をする。
 取組の結果、高学年の子どもたちは、地域の自然に対する愛着だけでなく、地域の方に対する関心を高めた。また、地域への関心も高まり、地域行事に進んで参加しようとする子どもも増えた。地域の方の学校行事への参加人数が増え、子どもとの関わりを楽しむ姿も見られるようになった。さらに鯨波地区と上米山地区の地域住民の交流も図られつつある。

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