「個のさらなる輝き」を目指して
今井 渉
見附中学校・63年度
今年度ときわ会は創設150周年の大きな節目を迎えます。記念事業のテーマは「志の継承 未来へ」です。見附支部としてもこのテーマに正対して取組を進めていきたいと考えています。
ときわ会の元会長の高橋雄一先生は、ある支部の指導の中で「150周年記念事業を通して明らかにすべきこと」として次の3点を示されました。
1 本旨のもとに、すべての会員は平等であること。価値とは、本旨の具現化にある。
2 ときわ会という集まりは、会員を下敷きにしてその上に存在する組織ではない。会員の足下に存在し、ひとりひとりの会員の教師としての生き方と発展を支援する集まりであること。
3 「真価を問う問い」への今の答えを仲間と共に検証していくこと。
心に響く深いご指導であり、特に「ひとりひとりの会員の教師としての生き方と発展を支援する集まりである」は、支部活動の根幹にかかわることとして、しっかりと受け止めたいと感じました。
見附支部は、「個の輝き」を求め続けてきた支部だと考えています。「見附は今、『個が輝くとき』」は、見附市の学校教育要覧においてタイトルになっている、市民へのメッセージです。「個の輝き」とは、子どもの輝きであるのですが、教師の輝きも含まれていると考えます。「個」を大切にし、迷いと発見の連続の中で子どもと共に歩もうとしている教師は、輝いています。
見附支部に脈々と流れている「個の輝き」を求めた先達の思いを継承し、支部会員一人一人が研修や様々な機会での語り合いを通して、個がさらに輝く支部として力強く歩みを進める1年としていきたいと考えます。