教育の最前線で奮闘する皆さんへ
副支部長
4月に6年振りに学校現場に戻りました。授業をはじめとする諸活動での生徒の姿、校長室にも響いてくる歌声や楽器の音色、生徒とともに頑張る教職員の姿、時折聴こえる職員室からの楽しそうな会話や笑い声など、学校現場にいる喜びを実感しています。
その一方で、ほぼ空き時間がない状況での毎日の授業、きめ細かい生徒指導対応、放課後や休日の部活動指導などに真摯に取り組む教職員の姿に、その大変さはもとより、素晴らしさや凄さを再認識しています。
また、平日の夜や週休日等の時間を活用したり、オンライン研修を効果的に利用したりするなどして、自身の指導力や力量を高めようと努力している姿には頭が下がります。改めて学校教育は、教育の最前線で奮闘する学校現場の教職員の努力に支えられているという思いを強くしています。
これまで、「教育再生」「教育改革」といった言葉とともに、幾度となく大きな変革の波が押し寄せてきましたが、学校現場では「目の前の子どもたち」を第一に考え、教育の本質を見失うことなく、着実に歩みを進めてきました。そして、ウイルス禍の教育活動、ICT機器の効果的な活用など、喫緊の教育課題にも臨機応変に対応し、成果を上げていることも確かです。
私たちは子どもに最も身近な大人の一人として、モデルとなるような、憧れとなるような姿を示したいものです。そのために、元気な姿、明るい笑顔、楽しそうに仕事に励む様子や職員のチームワークは大切です。
まずは、自分と家族の健康と幸せを最優先。そして、一人一人が笑顔で元気に活躍するためにも、会員はもとより、自校の教職員と情報交換をしたり、互いに支え合ったりと、より一層つながりを深めたいものです。