「 学 ぶ 」 喜 び・「学 ぶ」楽しさ
副支 部 長 荻 川 小学校 出頭 久美子(昭和60年度)
9月末まで,当校では教育実習生を受け入れていました。初日の不安そうな眼差しとは別人のように,最終日は、眼力が増しているように見えました。自分の夢の実現のため,覚悟と不安を胸に,教育現場で子どもの前に立ち,先生として学んだ教育実習の1ヶ月。求めているもののまっすぐさは,教職員からだけでなく,子ども一人一人からも多くを学んでいるようでした。
最終日,彼女たちが教職員に学んだことを語りました。それは,言い換えれば,現場で日々教育に携わっている当校教職員が彼女たちの目にどう映っているかの評価とも言えました。そして,教職員にとっては,自らを振り返る貴重な機会でもありました。
「学」ということは,ただそこに「知りたい」「学びたい」という思いがあれば前へ進めるように思います。難しく考えずに,ワクワクドキドキする思いに正直に,まずは動いてみることだと思います。学びたい自分がそこにいて,周りを刺激し,尊敬し合って高め合うことの素晴らしさ。教育に携わる者として,そのことは大きな喜びであるはずです。
広くその機会を得ることができる「ときわ会」において,一歩前に進むことで見える世界が今とは変わるはずです。恵まれた環境をどう生かすかは自分次第です。学びを一緒に楽しめる仲間と出会えたなら,それは一生の宝です。
教育実習生の輝く瞳を見て,思いを巡らせた9月でした。