「教師は、大いに尊敬されていい職業です」

教員免許更新制を廃止し来年４月から新たな研修制度を設ける改正法が令和４年５月11日に可決・成立しました。これにより、今年７月１日が教員免許更新制を廃止する期日として定められました。一方、教員の資質向上を担保するため、来年４月１日から新たな研修制度が始まり、校長及び教員ごとに研修記録の作成が義務付けられることになりました。

どんな研修が記録されることになるのでしょうか。４つの研修が想定されています。その中の１つに、「その他任命権者が必要と認めるもの」があります。私は、この項目に注目しています。なぜかというと、私たちの研修が位置付く可能性を感じるからです。

これまでにも本部や支部、そして年度で様々な研修が実施されてきています。今年度からは本部でセレクト研修が新たに始まりました。私はこうした研修が校長や教員の資質向上に大いに役立っていると思っています。行政が主催する研修も大切です。が、そこにはない魅力を秘めた研修が私たちの会にはあると思っています。すべてとは言いませんが、いくつかの研修が研修記録として掲載される日が来ることを心から願っています。

研修の重要性を考える時、大村はまさんの次の言葉が浮かんできます。「教師は、大いに尊敬されていい職業です。」なぜなら、教師は「自分の指導が本当に正しいか、子どもに力をつけているか、それを見極め、自分で全部責任をとっていく存在」だからです。厳しい言葉です。と同時に、鼓舞してくれる言葉でもあります。「自分で全部責任をとっていく存在」であり続けることができるように、研修をとおし相互に練磨し合いましょう。

支部長　川崎　正男（十日町中学校60年度）