教育データベース

2016.10.11

小学校

情報教育

新潟

平成28年度

デジタルネイティブの児童の情報モラルの意識調査及び意識向上に向けた実践検証

新潟市立上所小学校 林 俊行

 総務省の情報通信白書によると、情報モラルなどの向上を図ることが重要であると示され、国全体の動きとして情報モラルの重要性が叫ばれている。また、文部科学省でも、道徳の内容の一つして情報モラルが位置付けられた。
 しかし、児童のIT環境やトラブルも日々変化している。生まれながらSNSなどのICTが生活の一部として育ってきた児童は、第二世代デジタルネイティブとも言われている。そのデジタルネイティブの児童に、どのように情報モラルの育成を図っていくかが課題となる。
 次の2点から、その課題に迫った。
1 デジタルネイティブに対する児童の情報モラルの意識調査
 インターネットを介したトラブルの認識性
 インターネットトラブルへの対応性
2 意識調査を基にした授業デザインの構築
 インターネットトラブルへの注意喚起
 インターネットトラブルの概念メタファー化による認知
 ILASを用いた情報モラル意識変容の評価
 今後も、ICT技術が進み、従来の情報モラルでの指導内容が変わらざるを得ない状況である。そこで、いかに児童の情報モラルの意識向上を図るか試みを続けていく。