教育データベース

2016.10.11

小学校

道徳

新潟

平成28年度

問題解決的な学習を取り入れた道徳授業の指導法の工夫

新潟市立関屋小学校 滝澤 隆幸

 問題場面に遭遇した際、一つの立場からだけでなく複数の立場から問題場面について捉え、「Win-Win」の解決方法または解決までのプロセスを思考できる子どもを育てる。
 そこで、問題場面を捉える学習活動において、シンキングツールを用いて思考させることを通して問題場面を多面的・多角的に捉え、その上で最適解を吟味する授業を行う。
 そのために、次の手だてを講じて授業研究を継続する。
1 子どもが課題に向き合い、教員や他の子どもとの対話や討論などを行うことを通して、内省し、熟慮し、自らの考えを深めていく学習プロセスである「問題解決的な学習」の継続実施
2 子ども一人一人の思考を可視化し、共有化するための「シンキングツール」の使用
3 授業後、子どもに「どうしてその解決方法(または解決までのプロセス)を選択したか」を問い、子どもが記述した中にねらいとする道徳的価値が表れてるかの評価
 こうすることで、子どもは問題場面に対し一つの立場からだけでなく、いろいろな立場に立ち、問題について多面的・多角的に思考し、「Win-Win」の解決方法、または、解決までのプロセスを思考し、かつ吟味することができる。
 このような道徳授業を継続することを通して、自ら問題解決に取り組もうとする子どもを育てる。