受賞理由
一貫して、科学的な思考力を育むための授業はいかにあるべきかを探ることを研究のテーマとし、数々の実践を精力的に重ね、その成果を全国規模の教育誌や学会で発表し、日本科学教育学会の科学教育実践賞を受賞した。
「ものこわし」「学習の壁」を意図的に設定し、子どもたちの興味・関心を最大限に引き出している。また、「設計図」や「話合い」を有効に取り入れ、理科の学習を楽しみながら、知識・技能を確かに習得していく授業実践は、「理科離れ」が叫ばれる昨今の理科授業の改善に大きな示唆を与えるものであり、今後も理科教育の実践研究活動の発展が期待できる。