教育データベース

2013.09.30

小学校

中越

平成25年度

子どもが夢中になって運動し、着実に技能を高める体育授業

三条市立井栗小学校 白井 明

Ⅰ 主題設定の理由
 ボールを使ったゲームの指導においては,どの子にもその運動に必要な基本的な動きや技能をしっかり身に付けさせ,一人一人が技能の向上が見えてくるような手立てやチーム内の雰囲気をよくするための手立てを講じなければならないと考え,本主題を設定した。
Ⅱ 研究内容
 1 ラリーを続けるルールの工夫
 2 チームの雰囲気をよくするための道徳授業を生かしたコミュニケーションスキルの向上
Ⅲ実践の概要
①本実践では、どの時間も技能に関する個人及びチームのめあてを確認してから授業に臨んだ。
②本単元のチームミーティングでは,道徳授業で学習したことを生かしながらコミュニケーションを取り合ったり,チーム内のよい雰囲気を高めたりした。
 道徳授業後,児童の振り返りには、
「友達がうれしくなるような言葉をかけて、よいふんい気になるようにすることが大切だと思いました」という記述が見られた。
Ⅳ 成果と課題
 1ラリーを続けるゲームの工夫
(1) 成果
 ・連続してラリーが成功した回数  第4時の平均84回→第8時の平均174回 
 ・児童の自己評価
 「楽しかった5点」~「楽しくなかった1点」で数値化し、平均を算出。
 実践前(11月)は平均4.3であったが,第8時には4.6に伸びた。
(2) 課題
 ・キャッチしてからパスをする段階の児童が多く,ボールをたたく練習についてさらに工夫する必要がある。
2チームの雰囲気をよくするための道徳授業を生かしたコミュニケーションスキルの向上について
(1) 成果
 道徳の授業が体育で生かせたかどうかの自己評価
 生かせた24名、83%  やや生かせた2名,7%  どちらとも言えない3名,10%  やや生かせなかった0名  生かせなかった0名
 児童の記述には、
 「しっぱいしても『ドンマイ』と言ってくれてうれしかった。」
 「円じんを組んで『おー!』というと気合いが入った。」と言う記述が見られた。