大巻中学校区は旧六日町の北側に位置し、兼業農家が主たる大巻小学校区と農家・商家が混在する五日町小学校区の二つからなる準農村型の地域である。古くからの住民が多く学校に対して協力的であり、特にスポーツ活動に熱心である。反面、学習は学校へお任せの傾向が強く、学習習慣が定着していない生徒が多い。生徒の学習意欲の向上と学習習慣の定着、そのための授業改善が長年の課題である。しかし、本校は一教科一人の小規模中学校であり、授業力向上に向けたOJTには弱さがある。わかる授業づくりを推進し学力向上を図るためには、地域の人材や関係機関と連携した研修空間を穀zし、マンパワーを取り入れることにより学校課題解決に取り組む必要がある
関係機関や地域の人材と連携した研修空間構築の取組は、校長の明確な方針とリーダーシップをもとに、近隣の教職員で組織する授業力向上実践研修会(年8回)を中核とし、市学習支援センター、市総合支援学校、保護者と連携して校内研修を進め、学校課題解決に向けた推進のエネルギーに変えることである。職員の学校課題解決に向けたやる気の高揚、共通認識の醸成、意識の継続、取組方法の交流と相互評価によるC、Aを通して協働で取組を推進する。また、授業開放の取組により『授業』をもとに職員に更なる意識改革を促すとともに、地域・保護者の信頼に応える学校づくりの具現を図る。