教育データベース

2013.09.26

中学校

社会

中越

平成25年度

地図を有効に活用して、地域的特色を明らかにする生徒の育成

長岡市立江陽中学校 高橋 信之

新学習指導要領の社会科改訂のポイントに「思考力・判断力・表現力の育成を重視すること」があげられる。その達成には、社会的事象や問題を「知る」(資料活用の技煤j活動とともに「わかる」(思考力)ことと「社会に生きる」(判断力)ための問題を解決していく活動、そして解決した情報を発信していく(表現力)活動が必要である。

 そこで、「思考力・判断力・表現力」を育む一つの活動として、様々な地図から地理的事象を読み取り、それを比較したり関連付けたりする、すなわち地図を有効に活用することで、世界の諸地域の地域的特色を理解することに重点を置きたい。

 地図は、問題意識のもとに選択された地理情報からなっている。情報間の関連を探ったり(読図)、関係を明らかにしたりするために情報を抽出することが「地図化」(作図)である。地図を有効に活用して、取り上げた具体的な事象をまとめることで、その地域の特色として一般化することもできる。
 さらにそれを仲間に発信したり、学び合い活動を行ったりする活動を充実させて、思考力・判断力・表現力の育成に資する。

【参考文献】
「言語力をつける社会科授業モデル」岩田一彦 米田豊 明治図書 2011