受賞理由
現代の子どもたちに不足している社会性に注目し、その課題克服のために教育活動全体を通して、他とのかかわり合いの場や機会を設定し、子どもたちの豊かな心の育成に大きな成果を示してきたことは高く評価できる。また、一つの教材(ひまわりづくり)に焦点付けて、数々の体験活動を仕組み、「どんな力を」「いつ」「どのように」身に付けさせるのかということを意図的・計画的に実践するとともに、同教材を他の教科の学習にも活用させるなど、豊かな体験を真の学びにつなげた実践となっている。
いくつかの実践を通して明らかになった働きかけの有効性とその要件をわかりやすくまとめている。また、他の教職員が自らの実践に生かしてみたいと思わせる興味深い実践であり、今後なお一層の活躍が期待される。