一人一人は好ましい人間関係を築きたいと思っていても、毎日トラブルが起きる6年生。スキルトレーニングとサポート活動を行うピア・サポートプログラムに取り組むことにより、子どもたちが友達と仲良く、お互いを支え合うことができるようになると考えた。
スキルトレーニングは、日本ピアサポート学会から出版されている「ピア・サポートワークブック(小5~中1用)」を参考に実践した。学級活動や道徳の時間を使い、活動の終わりにはシェアリングを必ず行い、一人一人の気付きを認め合うようにした。
サポート活動は、子どもたちが自主的に1・2年生と遊ぶ活動(昼休み)と3年生に算数を教える活動(朝学習)を行った。4人のグループごとで自主的・協力的に活動した。その際、「計画→準備・練習→実践→ふり返り」を繰り返し取り組ませていった。
その結果、1年を通して、友達と仲良くする姿、友達をサポートする姿、友達のことを考えた言動をする姿が多く見られるようになった。