交流及び共同学習において教科の狙いに迫るためには,個々の得意なことと苦手なことを基に支援の構想を行ったり,交流する学級担任と共に単元や教材を開発したりすることが必要であると考える。対象児A児が得意である書くことを生かして板書を書き写すことの意味付けをしたり,本人にとって分かりやすい振り返り方を確認したりすることで,児童が授業の中の問いに正対し,自分なりの言葉で振り返ることができるようになると考えた。また,交流学級担任と共にA児にとっても交流学級児童にとっても分かりやすい教材を開発することで,教材を介してA児は仲間と関わることができるようになると考えた。