教育データベース

2017.02.02

小学校

新潟

平成28年度

ベースボール型ゲームにおける技能の向上と思考を促す授業の工夫

新潟市立新津第三小学校 若槻 満

 今年度の研修のテーマを「ベースボール型ゲームにおける技能の向上と思考を促す授業の工夫」とした。中学年のベースボール型ゲームでは、思い切りボールを遠くに飛ばし得点する喜びが期待できる。しかし、中学年の児童にとって、投球されたボールを打つことは難しい。また、経験差や技能差が生じやすいと考えた。そこで、ハンドベースボールの授業での技能の向上、思考を促す授業づくりの2点から、その解決に迫る。
1 技能の向上
 ハンドベースボールに必要な「投げる」「捕る」「打つ」という技能が確実に身に付くようにする。これら3つの動きを高められるように、ミニゲーム(キャッチボール競争・ゴロフライキャッチ・フリーバッティング)を設定したり、打つための補助運動を工夫したりしながら、技能の向上を図る。そして、これらの手だてが有効であったかどうかを考察していく。
2 思考を促す授業づくり
 思考を促す手だてとして、異質グループでの学習を中心に進める。試しのゲームを行い、自分たちのチームに合った攻撃や守備を考えさせ、協力し励まし合ってゲームを進められるようにする。その際、学習形態や学習カード等を工夫して、思考を促すようにする。そして、これらの手だてが有効であったかどうかを考察していく。
 上記のように、確かな技能の向上が期待できる体育授業、思考を促し学習した内容が着実に身に付く体育授業の2点に絞り、今後も体育の授業の資質向上を目指し研究を進めていく。