教育データベース

2017.02.02

小学校

音楽

中越

平成28年度

思いや意図をもって主体的に音楽づくりに取り組む児童の育成

燕市立燕南小学校 平出 久美子

 我が国や郷土の伝統音楽に親しみ、よさを一層味わえるようにしていくことが音楽科では求められている。各教科の授業において、地域の人材・工業・商業等を教材として活用しているが、地域の伝統文化についての教材化は自校において未開発であった。そこで、地域の祭りで演奏された魅力的な和太鼓の音楽「金山神太鼓」を教材化し、児童が思いや意図をもって主体的に音楽づくりに取り組む姿をねらい実践した。                                                                             1 鑑賞と表現を関連付ける題材構成の工夫
 ①魅力的な楽曲との出合い②楽曲の魅力を探る③楽曲の魅力を生かし思いや意図をもって音楽をつくる④もう一度鑑賞曲を聴き、楽曲のよさを味わったり、自分たちの音楽づくりに生かしたりする題材構成。
2 聴き取ったことと、感じ取ったことを伝え合う活動の工夫
 地域の魅力的な楽曲を鑑賞し、 聴き取ったことと感じ取ったことを「楽曲の魅力」にまとめ、音楽づくりに生かす。つくった音楽を聴き合う場を設定し、「楽曲の魅力」がどのように生かされているか伝え合う。
3 総合的な学習の時間の学びを音楽づくりに繋ぐ
 総合的な学習の時間に発見した、地域の自慢の一つである「飛燕太鼓保存会」の和太鼓の音楽を聴き、よさを味わい、音楽をつくり上げる。総合的な学習の時間で生まれた思いと、音楽の授業で生まれた思いや意図を往還させる。
 音楽的な見方・考え方を働かせ、表現及び鑑賞の活動を通して、生活や社会の中の音や音楽と豊かに関わる資質・能力を育成できるよう、実践を積んでいく。