教育データベース

2015.01.23

中学校

外国語活動・英語

中越

平成26年度

情報を豊かに表現するために、思考力を働かせることができる生徒の育成

南魚沼市立大和中学校 小林 一治

 当校のNRTの結果や自分自身の今までの「書くこと」に関する指導を振り返り、本研究では、情報を豊かに表現するために、思考力を働かせることができる生徒を育成する指導の在り方を以下の2点から考えた。

1 生徒が情報を豊かに表現することができるように、思考力を十分に働かせることができるような活動を設定する。
 思考力を働かせる活動とは、考えや思い、願いを基に、論理的に考え、想像をふくらませ、直感を働かせるなどして英語で表現する活動を言う。単語や1文だけではなく、複数の文でまとまりのある内容を表現する力を高めるために、これを授業の最初に位置付けて毎時間繰り返し行う。さらに、生徒同士が互いの作品を鑑賞し、感想を述べるような場面を設定することで、次への意欲が湧き、思考力が深まっていくであろうと考えた。

2 生徒が表現力を段階的に身に付けることができるように、単語や基本文を書くことを習得する活動、思考力を働かせる活動、まとまりのある英文を書く活動をテスト期ごとに構成する。
 教科書の新出単語を身に付けることができるように、毎時間授業の始めに単語タイムを設定し活動している。また、基本文を身に付けることができるように、家庭学習として、基本文を練習するプリントを課題としている。その後、テスト期ごとにまとまりのある英文を書く活動を行っている。その指導過程を再構成し、上記2つの活動の間に、思考力を働かせる活動を設定する。テスト期ごとにこのサイクルを回すことで、段階的に表現力が身に付いていくであろうと考えた。