当センターでは、中学校の新生徒会リーダーを対象に「中学生リーダーシップ研修」を開催している。この事業では、グループワークトレーニングや生徒会行事の企画・運営の疑似体験を通して、話合いの進め方やまとめ方、行事の企画・運営の方法などを身に付けることをねらいとしている。
中学校生徒会リーダーに求められる力は様々であるが、私が特に身に付けてほしいと思っている力は、
①高いコミュニケーション能力
②多様な考えを受け入れられる受容力
③決断力
である。
なぜなら、これらの力は学校生活のあらゆる話合いの場面において必要になってくる要素であると考えるからである。
そこで、当センターで研修を受講した生徒会リーダーに対し、実際に学校に戻った後の活動の様子や、研修内容がどのように生かされたかということについての調査を行い、研修の成果と問題点を探り、研修プログラムの見直しを図りたいと考えた。
過去の参加者への追跡調査も含め、2年間の継続調査で、研究の成果を検証する。