教育データベース

2012.12.14

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「南魚沼社会科研修会」研究の動向

私たち南魚沼社会科研修会は「授業をもとに社会科について話し合おう。」を合言葉に研修に取り組んでいます。

会員数14名。会員の実践発表をもとに研修を進め、他の会員の実践に学びながら自分を高めようと研修に励んでいます。一人の会員の授業実践について、構想段階から授業実践、そしてその考察、まとめまでを授業者とともに検討することで、会員一人一人の力量が高まるものと考え研修を進めています。

残念なことに、社会科研修会でありながら研修の題材となる会員の研究教科が、ここ数年社会科から離れてしまっています。以前は生活科の、昨年度からはキャリア教育の実践を題材にして研修を行ってきました。昨今、国語と算数の学力向上が大きく取り上げられるあまり、各校の研修がその教科に偏っている傾向があります。そのため、社会科を研究教科としながらも、なかなか自分の研究として実践することが難しい現状があるように思えてなりません。しかし、生活科であれキャリア教育の実践であれ、子ども一人一人の思考や学びに目を向け、その学びを支える教師の指導の在り方を考えることは、社会科の指導力の向上に必ず役立つものと信じて研修を行っています。

月一回が目処の会合も、なかなか全員集まることは難しいのですが、会を開くことが大切であります。また、南魚の地は三年で異動する人が多く、若い会員に研修の楽しさややりがいを伝えることも大切なことだととらえています。

今後も活動を盛んにしつつ、地道に活動していきたいです。