誇りをもつ人が多い組織
「誇りをもつ人が多い組織ほど、ここぞという場面で強いような気がします。」
これは、ニューヨークヤンキース時代の松井秀喜選手の名言です。個人技に優れた誇り高きプレイヤーが集まり、個々の能力を最大限に発揮する。その一方で、ここ一番の勝負所ではチームプレーも徹底できる名門チームだからこそ、そうした言葉が生まれたのでしょう。どれだけ誇りをもつ人材が集っているかが、強い組織づくりには欠かせません。
組織とは、個人と共に成長していくものです。指示を待つだけではなく、自分で考える人が多く、少々のことではへこたれない組織には誇りと活力が自然と生まれます。
見附支部では、多田支部長先生の掲げる「Well-being №1の見附支部」のビジョンを受け、様々な研修を継続的に行いながら、顔が見える組織づくりを行ってきました。特に冬季研修総会では、会員が一堂に会し、各自の教科実践を切り口にしながらface to faceで語り合うよさを、改めて実感する時間となりました。まさに個々の能力を発揮し、磨き合った研修会でした。
学校では日々様々なことが起こります。どんな状況下においても教育の本質を見失わず、王道を歩んでいける教師となるべく、経験を積み上げることが必要です。「さすがときわ会員」と個々が認めていただき、ここぞという場面では連携し合う組織、それが見附支部です。
ときわ会は、人間力も育てる場です。創設150周年事業を通して、次代を担う会員が何より継承すべきことは、授業力等の指導技術だけでなく、教育に対する先達の「思い」です。次年度の式典当日に全員が集うことで、教師としての進むべきベクトルを再認識し、自分には何ができるのか、ときわプライドを確かめ合う機会にしていきましょう。
副支部長 後藤 正美