支部情報BOX

2022.12.22

長岡東支部

副支部長 巻頭言(支部広報)

今、改めて、ともしびを胸に掲げて

 副支部長

  新型コロナウイルス感染症への対応が間もなく3年間になろうとしています。幾度となく押し寄せる感染の波を乗り越えながら、私たちは、「児童生徒の学びを止めない」の合言葉の下、教育活動を進めてきました。そして、この3年間の経験をとおして、Withコロナの学校の在り方を再構築しつつあります。働き方改革の取組と相まって、様々な学校行事や教育活動が内容や方法等を工夫し、新しい形で実施されています。

その一つに、音楽会・合唱コンクール、学習発表会があります。校種や学校規模、開催する会場によっても違いますが、以前のように学校体育館で全校児童生徒や保護者、来賓の方々が一堂に集まっての会はいまだ実施できない学校があります。私の勤務する学校でも、学年ごとに会場に出入りしての分散開催です。さらには、私は赴任して以来、体育館で全校児童が歌う校歌を聞いたことがありません。本当に寂しい限りです。

そして、ふと私は思い起こしました。「そう言えば、『ときわ会歌』をここ久しく歌っていないなぁ」と。

コロナ以前は支部の総会や研修会、年度の会でも必ず開会にあたり『ときわ会歌』を参加者全員で歌ってきました。年に歌う回数は少なくとも、その度ごとに歌詞に込められた思いに心を寄せ、意を新たにしたことが何度もあります。くしくも作詞者の河本茂先生が、私が新採用で赴任した長岡市立宮本小学校の校区にお住まいでいらっしゃいました。当時、河本先生から「君、頑張っているかね?」と笑顔で声を掛けられたことを今でも思い出します。

「ともしびを胸に掲げて、清らなる心を思う。~~」

自分にとっての「ともしび」は何か、改めて今、自分に問いながら『ときわ会歌』を歌いたいと思っています。