ときわ会を「自分のために利用する」という意識をもとう!
西蒲・燕支部長 二平 芳信(61年度)
近年、ときわ会の活動はオンラインを活用することが多くなった。ハイブリッド形式の総会や研修会、動画視聴による研修など、数年前には想像もしなかったことが、当たり前のように行われている。コロナ禍においても活動は止めないという、ときわ会の姿勢が生んだ成果といってもよいだろう。
一方で、オンラインの活用によって危惧されることが、ときわ会の根幹でもある「親睦」である。恥ずかしいことに、支部長を拝命しながら、顔と名前が一致しない支部内会員がたくさんいる。情けないと同時に会員の皆さんには申し訳ないと思っている。そこで、本年度の支部前期総会は、対面形式(出席できない理由がある会員のみオンライン)で開催してみた。しかし、いくら対面にしても、あの総会の内容だけでは、「親睦」を深めることができなかった。
「親睦」を深めるために、一番簡単でよい方法は懇親会の開催であることは間違いない。しかし、完全に新型コロナウィルスが終息していない中で、120人を超える会員が一同に集まり、飲食をすることは難しい。せいぜい、児童生徒に会わない長期休業中に、感染対策を講じた場所で、少人数・短時間開催をすることぐらいしかできないだろう。「では、どうする?」
私は、この問題の解決策が2つあると考えている。
1つ目は、「意欲的に自分にとってニーズのある研修会に参加する」ことである。本部が始めたセレクト研修の中で、参加してみたいものがあったら参加してみる(LINEを登録すると様々な研修会の案内が届く)。また、支部のマニアック研修に参加し、得意分野や趣味が同じ者同士で語り合ったり相談し合ったりする。これにより、少なくても会員同士のつながりは広がるはずである。ときわ会は、本部も支部も、やらされる研修ではなく、自分からやりたいと思う研修に参加できる体制を作り始めている。大いに利用してほしい。
2つ目は、近隣ときわ活動の活性化である。支部では、22校2教委を9つのグループに分けて、少人数で活動できる体制を整備した。これにより、近隣校のときわ会員と少人数の会合や食事会をすることが可能となった。是非とも、そこで会員の輪を広げてほしい。
「やらされる」のではなく「自ら進んでときわ会を利用し、教師としての資質を高める・人脈を広げる」という意識を今よりもつことで、ときわ会に入った意義をより感じることができるようになると考えている。