夏休みに入りました。
熱中症の防止と感染症対策の両方に気を配りながら,懸命に教育活動等に取り組んでこられた数か月であったことと思います。ぜひここで少し一息を入れ,秋に向けての鋭気を十分に養っていただきたいと思います。
また,夏休み中には様々な研修が予定されていること思います。当支部においても,「オンラインによる特別支援教育研修」や「教育研究発表会に向けた事前検討会」などが計画されています。いつもより時間をかけてじっくりと学ぶことのできるこの時期の研修は,これまでの自分の取組を見つめ直したり,今後に向けての構想を練ったりする絶好の機会となります。各種研修を自分のニーズに合わせて有効に活用し,自分自身のブラッシュアップにつなげていきましょう。
さて,前期支部総会でお伝えしたとおり,支部未来図構想最終年度にあたる今年度は「支部のこれまでを振り返り,これからを考える一年」としたいと思っています。
これまで新潟西蒲支部では,地域に根ざした教育や地域と密着した各種取組を大切にしてきました。各学校では,地域の特色を生かした地域教育プログラムに積極的に取り組み,その様子や成果等の共有に努めてきました。また,「地域の宝」を整理・集約して『西蒲ノート』を作成し,地域学習を行う際の資料として西蒲区の子どもたちへの配付を続けてきました。今年度は『西蒲ノート・ウェブ版』を作成してL-Gateにアップし,タブレット端末でも活用できるようにしています。
会員が地域を知る機会として『地域遠足』や『地域貢献活動』も行ってきました。今年度は10月1日(土)に岩室地区をフィールドに,3年ぶりの『地域遠足』を実施予定です。新たな「人・もの・こと」との出会いが楽しみです。
このようにこれまで大切にしてきた教育や各種取組には,どんな意味があったのでしょうか。そして,これから,どのような意味をもつのと考えられるでしょうか。子どもたちにとって,学校や地域にとって,自分自身にとって‥。このことを意識しながら今年度の取組を進め,「支部のこれまで」を振り返っていきましょう。
今,教育も社会も,大きく変わろうとしています。そのスピードは,益々速まるばかりです。私たち教職員にも,変化と積極的にかかわり,常に最適解を探しながら取り組み続けていくことが求められています。ときわ会の活動がその支えとなれるように,会員の皆さんの今,そしてこれから先のニーズに応える支部活動を展開していきたいと願っています。
「こういう力を付けたい」 「こんな研修をしたい」 「このような支部を創りたい」
会員お一人お一人の思いや願いを大いに出し合い,新たな未来図を一緒に描いていきましょう。
これらのことについての具体的な取組は,未来図推進委員会で検討・計画中だす。予定等については改めてお知らせいたします。
今年度は,見つめ直す一年です。 新潟西蒲支部長 上澤田 誠