一人一人が主体的に資質・指導力を向上させる研修の推進
胎内支部 研修委員長(胎内小学校) 池田 裕之
1 はじめに
令和4年度より、ときわ会の新しい研修制度として、「ときわセレクト研修」がスタートしました。会員の希望により研修を企画・運営・参加できる研修の仕組みであり、より会員一人一人の主体的な研修への取組が可能となります。
丹後支部長の支部運営の大綱には「個々の会員が互いに力量を高め合う研修・・・やらされる研修からやりたい研修へ」とあります。「個々の会員が新しい時代の教育に『人財』としての輝きを放つために」会員個々がこれからの研修の在り方に向き合い、主体的・自主的な研修が求められます。
このことを踏まえ、支部運営の大綱「子どもを取り巻く環境の変化を前向きにとらえ、新しい時代の教育の創造を目指す研修の充実」を図るべく、以下のように研修を進めていきます。
2 今年度の研修
(1) 個人研修
授業改善に向けて、会員全員がテーマをもち、年間を通して実践を積み重ね、会員の資質・能力の向上を図ります。
①4月~8月
6月中に各自の研修計画を作成し、顧問の 指導を受けます。それに基づき授業実践を積み重ねます。
②7月31日 研修総会:グループ研修Ⅰ
教科領域で編成されたグループごとに、各自の実践をレポートや模擬授業形式で発表し合い、協議を通して実践を深めます。
③9月~11月
②の発表、協議で得た課題や改善策を基に各自の実践の改善を図ります。
④11月~12月 グループ協議Ⅱ
まとめを持ち寄り、グループで成果と課題を協議し、来年度への方向・内容について検討します。それを基に、研修誌「北斗の星」の原稿を作成します。
(2) 教育研究発表会
支部からの発表者は
外国語:きのと小学校 安倍 友司 教諭 H21年度
美 術:中条中学校 長沢 直行 教諭 H16年度
です。それぞれ、新発田市立佐々木小学校 笹木綾子教頭、中条中学校 丹後直子校長から指導していただきます。研修総会で中間発表を行います。
(3) 研修総会
今年度は7月31日(日)に研修総会を開催します。内容は個人研修グループ協議、教育研究発表会中間発表会を行います。その後、胎内市教育委員会教育長 中澤 毅様より、ご講話をいただく予定です。
例年実施している課題別研修や懇親会は、昨年度に引き続き今年度も行いません。また、状況によってはオンラインによる研修も検討中です。
3 おわりに
令和4年度 ときわ会 活動の重点と重点達成の方策には「会員一人一人が必要とする資質や指導力を向上させる研修の推進」を活動の重点として位置づけ、会員一人一人の主体的な研修への取組を促しています。
社会の変化はますます劇的で激しいものとなり、教育を取り巻く環境が大きく変化する今日、各自の研修の必要感は高まっているはずです。研修の機会を前向きに捉え、更なる研修の充実を図りましょう。