支部情報BOX

2021.06.28

新潟西蒲支部

会員一人一人が主役

令和3年度の支部活動がスタートしました。

昨年度に引き続き,総会で全員が顔を合わせてスタートを切ることができなかったのは残念ではありますが,私は,昨年度のような不安を全く感じていません。今後の活動推進への期待しかありません。それは,昨年度一年間,会員のみなさんの力強い活躍を肌で感じてきたからです。

今,ときわ会の活動の様相が,少しずつ変わりつつあるように思います。これまでのように「できるだけ大勢の会員が,たくさんの機会に集まって成果をあげていく」スタイルから,「個々の会員がそれぞれのニーズに応じて取り組み,その成果を共有していく」ことにウェイトを置くスタイルへのシフトです。その中で,改めて確認できたのは,ときわ会員の人材の多様さ,豊かさ,そして,志の高さです。

昨年度の新潟西蒲支部が正にそうでした。会員一人一人が,各所属でそれぞれの課題に向き合い,地道に実践を積み重ねて各所属の取組の充実にしっかりと貢献してきた様子が,支部研修『畦道』に綴られています。

個々の実践に光を当て,その成果を共有・発信する取組も積極的に展開されました。ときわ会,初の試みとして行われたオンライン実践研修会では,当支部から2名の会員が発表を行いました。研修会第1回目で発表した漆山小学校の井上和紀先生からは,特別支援教育の魅力と奥深さを学び,最終回第4回目で発表した中之口西小学校の本間和寛先生からは,学習指導要領改訂の趣旨を生かした小学校歴史学習の在り方を学ばせてもらいました。

また,各分野で教育界をリードする取組を進めている3名の会員が,ときわスーパーティーチャーとして認証され,今年度の各種研修で,指導者として活躍していただく予定です。全県の認証者が19名でしたので,全体の約1/6が当支部の会員ということになり,新潟西蒲支部の人材の多様さ,豊かさを物語っています。

令和3年度支部経営ビジョンの取組の重点に、「『会員一人一人が主役』の支部運営」を新たに掲げました。これまで新潟西蒲支部がずっと大切にしてきた内容ですし,変革期にある今だからこそ,最も大事にしていかなければならないことだと考え,あえて,前面に打ち出すことにしました。各委員会の取組目標もすべて『会員一人一』が主語となっています。新潟西蒲支部のすべての取組は,会員のためにあります。会員のみなさんお一人お一人の自己実現や課題解決のために,支部活動を大いに活用しほしいと願っています。 

今年度も『会員一人一人の力の育成,結集,発揮』をスローガンに,皆さんと一緒に支部の取組を進めていきたいと考えておりますので,どうぞ,よろしくお願いいたします。

                                      令和3年6月

新潟西蒲支部長 上澤田 誠