“本研究では、児童会活動「あいさつ郵便」を通して、異年齢集団を活用し、互いに認め合う活動を繰り返し行うことで、自治的な集団として高まる姿を期待する。本校は特認校として、地域からサポートを受け教育活動が充実している。地域で自分が喜ばれると感じる活動は自己有用感を高め、積極的によい集団をつくろうとする意欲につながる。児童同士が心を許し、話し合うことで課題解決をしながら成長していこうとする自治的集団を目指す。
児童の自治的な活動を高めるために、以下の二つの手立てを講ずる。
・異年齢集団における活動で、振り返りの場での指導や支援の工夫
・個及び集団の活動を支えるスキルの適切な指導
※ 本校では、求める自治的活動の姿を以下のように定義する。
・自治的:児童が教師の指示に頼らず、自分たちで一連の活動過程(PDCA)を行い、活動をよりよいものに工夫すること
・求める自治的活動の姿:自分の所属する集団の生活を向上・発展させるために、集団の問題を明らかにし、自分たちの力で活動の方向性やルールを決定し、それに基づいてみんなが協力して目標を達成していく姿
“,令和元年度”