教師が提示した事象について,生徒が疑問をもち,教師との対話を通して,問題を見いだし,変化すること(従属変数)とその原因として考えられる要因(独立変数)の視点で事象を捉えた上で,学習課題を設定し,事象に含まれる従属変数と独立変数を構造的に可視化することのできるThe Two Question Strategy(以下2QS)に記述して仮説を立てさせる。2QSに記述した仮説を基に,同思考や異思考の生徒と交流,検討をさせることで,生徒一人一人が見通しをもって,主体的に課題解決に臨めるようになることが明らかになった。