教育データベース

1970.01.01

理科

上越

光で音を伝える教材の開発とその評価 ~中学校第1学年「光と音の性質」を事例として~

上越教育大学大学院 大谷 昌弘

“今後の理科教育では,日常生活や社会と関連付けながら,原理や仕組みの理解を深めさせ,知識を活用して思考力,判断力,表現力等を育成することがより一層求められる。そこで本研究では,学習意欲が高まるとともに事象と凸レンズがつくる像の作図を関連付けてとらえることができるようになるために,以下の2点に取り組んだ。
(1)LEDと凸レンズを用いた光通信の実験を題材として,学習に関する興味・関心を高め,知識を活用する手だてとなる教材を開発する。
(2)現象を説明したり,凸レンズがつくる像の作図を関連させて説明したりする授業を実践し,凸レンズの働きに関する知識や学習意欲への効果を調べる。
 この結果,音の性質の学習に対する興味を高めることができた。凸レンズがつくる像の位置に関する問題での正答率が増え,凸レンズがつくる像のでき方と作図を関連付けて説明できる生徒が増えた。”,令和元年度”