教育データベース

2020.01.17

小学校

社会

中越

令和元年度

社会的な見方・考え方を育む授業づくりの工夫 ~「気付く」「慣れる」「生かす」の段階的な場面設定と学習シートの活用を通して~

上野小学校 大桃 光貴

“新学習指導要領において、社会的な見方・考え方は「社会的事象を見たり考えたりする際の視点や方法」と説明される。社会科入門期である小学校段階においては、問題解決に必要となる基本的な視点や方法を児童が獲得し、働かせられるようにするための具体的な指導(=社会的な見方・考え方を「育む」授業づくり)が必要であると考える。
本研究では、児童の社会的な見方・考え方の育みを「気付く」「慣れる」「生かす」の3段階で捉え、学習場面の段階的なつながりの中で見方・考え方が育まれていくように学びを構成する。またその際に、児童の思考を支援する学習シート(「見方・考え方シート」)を活用させる。
このことによって児童は、自らの中に育まれた社会的な見方・考え方を用いて社会的事象の意味を捉えたり、その見方・考え方を他の社会的事象に当てはめて考えたりしながら、問題解決を図ることができると考える。