本研究は、物事を即興的に説明する資質・能力を高めることを目的としている。英語を話したいと思う生徒は多いものの、中学生にとって即興的に英語を話すことは難しい。本実践では、即興的に英語を話すための資質・能力を高めるための段階的な指導の手だてに、「学習タスク」としての「教科書本文のリテリング活動」、「練習タスク」としての「ピクチャーテリング①」、「評価タスク」としての「ピクチャーテリング②(英検3級2次面接用の絵を説明する活動)」を設定した。4月と9月の「評価タスク」における生徒のパフォーマンスを比較したところ、資質・能力の高まりが確認された。