昨年度から5,6年生の外国語活動から外国語科への移行期を迎え、時数の増加と内容の変更が行われた。これまでに比べ、現行の学習指導要領には外国語でコミュニケーションを図る基礎となる資質・能力の育成を目指すことが明記された。新指導要領では、外国語に親しむだけではなく、より活用できるようになることが求められ、自分の考えや気持ちを伝え合うことができる基礎的な力を言語活動を通して身に付けることを目指す。そこで、small talk活用することが有用だと考えられる。small talkとは、高学年新教材で設定されている活動であり、あるテーマのもと、指導者のまとまった話を聞いたり、ペアで自分の考えや気持ちを伝え合ったりすることである。small talkの中で、相手の話を聞き、それに応えるような形でやり取りの経験を積むことで、深いやり取りができるようになると考える。