教育データベース

2017.11.07

中学校

理科

下越

平成29年度

主体的・協働的な学習を通した分かる授業づくりの工夫

村上市立村上第一中学校 髙橋 一哉

 今年3月に公示された学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びを通して、基礎・基本の確実な定着を図り、新しい時代に求められる資質・能力を育成することが求められている。また、現行の学習指導要領でも生徒の主体的な学習活動を通して、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させることが示されている。
 それらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、その他の能力を育むことを重要視し、能力育成のために言語活動を充実させることが重要であるとしている。
 そこで、主体的・対話的な学びを通して、基礎・基本の確実な定着を図るために次の手だてを講じ、授業プロトコルをもとに主体的・対話的な学びが行われているか、また基礎・基本の定着が図られているか分析をした。
【手だて】
1 生徒に明確な課題を伝え、生徒と課題を共有すること
2 課題解決の方法は生徒に任せること
3 生徒の情報を共有すること
 その結果、生徒は課題を達成するために主体的に授業に取り組み、他と協力しながら学習を進めていくことが明らかになった。また、基礎・基本の定着も図られていることが分かった。

<参考文献>
西川純『すぐ分かる!できる!アクティブ・ラーニング』学陽書房、2015
水落芳明・阿部隆幸『成功する『学び合い』はここが違う!』学事出版、2014